人形作家の初代・辻村ジュサブローの着物の価値は?買取相場はどれくらい?
- 辻村ジュサブローの着物を持っています。売ったらいくらになりますか?
- 保存状態や種類により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
- 祖母から辻村寿三郎の着物を譲り受けました。価値ってありますか?
着物デザイナーは日本国内に数多く存在していますが、その中でも有名なのが辻村ジュサブローです。
辻村ジュサブローがデザインを手掛ける着物はどれも高級品ですが、具体的に売却をするとどれくらいの値が付くのでしょうか。
今回は買取を検討されている方が気になる、辻村ジュサブローの着物の買取価格について詳しく見ていきましょう。
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目次
辻村ジュサブローとはどのような人物なのか
初代・辻村ジュサブロー(本名:辻村壽三郎)は1933年11月、錦州省朝陽に生まれて少年時代を中国で過ごしました。
実家は料亭で小さいころから着物や端切れに親しんでおり、物心がついたころには人形を作っていたと言われています。
1944年、辻村ジュサブローは11歳で日本に渡り、戦時中は広島県内で過ごしました。
三次中学校では演劇部に入って、卒業後は演劇サークルを結成し、三次劇場と東座で看板絵を描いていました。
1954年、母の死をきっかけに役者を目指して上京しましたが、頼りにしていた俳優の河原崎国太郎からは役者に進む道を認めてもらえず、河原崎の紹介で小道具などを製作する企業に就職しました。
人形製作は寺山修司主宰の劇団「天井桟敷」などを担当していたようです。
辻村ジュサブローが生涯の仕事に人形作家を選んだのは、小道具会社への就職がきっかけと言われています。
1959年に独立後、辻村ジュサブローは26歳で創作人形の会社を立ち上げました。
幼いころから創作人形が趣味だったジュサブローのセンスはすぐに開花し、1961年第13回現代人形美術展では人形作品「八百屋お七」が入選したことでその名が業界内に広まりました。
1973年、NHK人形劇「新八犬伝」の人形美術に抜擢されて注目を浴び、功績が認められて1975年には芸術選奨新人賞を受賞しました。
1978年、辻村ジュサブローは蜷川幸雄演出の舞台「王女メディア」や「近松心中物語」のアートディレクターを務め、映画「魔界転生」では衣装デザインも手掛けるようになりました。
その後も人形師、映画や舞台で人形製作、着物や舞台衣装の作家として活躍の場を広げて、夢だった役者としては成功しなかったもののトーク番組に出演するなど、辻村ジュサブローという名を日本中に広めることに成功しています。
2023年2月に三次市内の病院で心不全のため89歳で亡くなりました。
現在は二代目・辻村寿三郎の川崎員奥が製作をしています。
辻村ジュサブローがデザインする着物はなぜ人気なのか
生前、初代・辻村ジュサブローは着物のデザインも多数手がけており、現在でも人気を博しています。
着物の製作を外部に委託することはなく1人で全ての工程を手掛けているため、流通量は少ないとされています。
希少性の高さが人気を集めている理由の一つです。
辻村ジュサブローがデザインする着物は1点物で、同じデザインを量産することはほとんどないでしょう。
他にはないデザインの着物を手に入れたい方からの人気は絶大で、価値が高いとされています。
辻村ジュサブローがデザインをする着物はどれくらいの買取相場?
初代・辻村ジュサブローがデザインする着物は愛好家から絶大な人気があります。
どれくらいの値が付くのか気になっている方は多いのではないでしょうか。
初代・辻村ジュサブローの着物の買取相場は状態や種類などによって変わりますが、着物と帯ともに1万円〜5万円が相場です。
帯でこれほどの値が付くので、いかに初代のデザインが人気であるかが分かります。
初代は2023年に亡くなり、同じ着物が製作されることがないので、状態や種類によっては高値で売れる可能性があります。
あくまでも買取相場ですから必ずしも高値がつくとは限りませんが、査定で価値が認められる傾向にあります。
実際の査定金額を知りたい方は査定に出してみましょう。
査定に出す際には購入時についてきた箱や証紙などの付属品を一緒に出すと、コレクター需要が高くなりやすいです。
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初代・辻村ジュサブローの着物は査定で価値を認められる可能性が高いです。
査定に出すなら着物の価値をしっかりと見てもらう必要があります。
着物を査定に出すなら買取実績が多く、安心・安全に利用できるようにフォロー体制が整っている業者に依頼すると良いでしょう。
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