エルメスはなぜ高いのか?5つの理由や人気のモデル、買取価格アップのポイントを解説!

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エルメスの財布はいくらで買取してもらえますか?
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昔貰ったエルメスの財布があります。価値はつきますか?

エルメスといえば、男女問わずあこがれる高級ブランドの一つでしょう。

エルメス製品はバッグや財布、靴といった革製品やジュエリー、洋服、スカーフ、食器など多岐にわたって展開しています。ブランド力の高さともによく話題となるのがその価格です。

なかには高級車やマンションを購入できるほど高額なもの製品もあり、「なぜこんなに高額なのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。

本記事ではエルメスが高額な5つの理由とともに、おもなジャンルの人気モデルや買取価格アップのコツを紹介します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

エルメス買取の基本

エルメス買取の基本を知るため、まずその歴史をみていきましょう。

エルメスの創業者のティエリ・エルメス氏がフランス・パリに開いた小さな馬具工房から始まりました。

上質な素材で機能性に富み、かつ洗練されたデザインの高級馬具は評判を呼び、高い技術が1867年パリ万国博覧会での受賞につながりました。

跡を継いだ2代目はオーダーメイドを開始し欧州全域にエルメスの名を知らしめました。

世界大戦を経て人々の生活様式が変化した1900年代、エルメスも3代目のエミール・エルメス氏によって大きな変革を遂げます。

鞍や馬具だけでなく、皮手袋やバッグ、財布などの皮革製品の製造・販売を開始し、今のエルメスの礎を築いたといわれています。

その後、エルメスはジュエリーや時計、サンダル、スカーフ、ネクタイ、アパレルなど幅広いジャンルの製品を手がけるようになり、ブランド力を高めていきました。

このように歴史と高品質な素材、確かな技術に裏づけされたエルメスは中古市場でも高い人気を誇っています。

限定品やバーキンやケリーといったバッグ類は買い取りが強化されている場合が多く、なかでも年間生産数が決められているといわれるバーキンは使用感があっても買い取りが期待できるでしょう。

エルメスはなぜ高い?価格が高い5つの理由

エルメスはなぜ高い?価格が高い5つの理由

それではエルメス製品が高い理由を項目別に詳しく紹介しましょう。

長い歴史によるブランド

前項で紹介したように約200年にわたる長い歴史によって積み重ねてきたブランド力が挙げられます。

フランスの王侯貴族に向けた高級馬具から始まったエルメスには「高貴な方が使用する上質なブランド」というイメージが定着しています。

その後、革製品やジュエリー、アパレルと多岐にわたるジャンルへと展開していくなかで、高級ブランドのエルメスはあこがれであり、所有していることがステータスともなってきたのではないでしょうか。

ブランド力とステータスが価格に反映されているといえるかもしれません。

職人による手作業

エルメスは創業時から自社一貫生産で製造・販売。

革製品や時計、アクセサリー、ウエア、家具などのホームコレクションそれぞれに専門の職人がいます。

なかでもバッグはすべてパリの工房で職人の手作業によって作られていることも大きなポイントでしょう。

機械による大量生産ではなく、熟練の職人が1つの製品に対して、手縫いを含む手作業で作り上げます。

さらに仕上げまでの全行程を一人で行なっているのもエルメスのこだわりでしょう。

革素材は気温や湿度によって素材が微妙に変化するため、慎重に取り扱いながら作業していきます。

かなりの時間と労力を要するため、大量生産が難しく、希少価値が高いことも高額になる理由といえるかもしれません。

革製品には品番ではなく、製作した職人の刻印が入ります。

「世界に1つだけ」であるかのような、特別感も味わえるでしょう。

また1927年に初めて発売されたジュエリーも2000年代以前は職人の技術が多く取り入れられていました。

生産ラインが確立された今では見られないような斬新なデザインも多く、近年エルメスのヴィンテージ・ジュエリーも注目を集めています。

高品質の素材

選び抜かれた大理石やカシミア素材を使用したホームコレクションといったように、エルメスはすべての製品において「高品質」にこだわっています。

エルメスの革製品は最高品質の革を製造するフランスの老舗卸売業者「タナリー・デュ・プイ社」と同社から独立した「アノネイ社」から最高級品を仕入れ、気温などによって劣化が起こらないよう厳重に保管されています。

革は牛やワニ、ダチョウ、トカゲなど多様で、牛革だけでも数種類あります。

使用されている革によって価格は変わります。

手厚いアフターケア

修理やメンテナンスといったアフターケアの手厚さも製品の価格の高い一因でしょう。

たとえばバッグの場合はファスナー交換やステッチ補修などを行なえます。

革製品だけでなく、時計やジュエリー、ウエアなどそれぞれの製品のアフターケアも備えています。

エルメスは高い技術を持つ修理職人のアトリエを世界中に設けており、たとえ壊れたとしてもプロの職人の手で修理してくれます。

長期間使い続けられるため、何代にもわたって大切に使っているというケースもあるといます。価格以上の価値があるといえるかもしれません。

需要と供給のバランス

長年、需要が供給を大幅に上回っている状況にあります。

先ほど述べたように革製品は手作業であり量産が難しく、特にエルメスを代表的するバッグの一つであるバーキンは年間生産数が決められているとされています。

それゆえ正規販売店でも入荷のタイミングは限られた顧客に案内されるともいわれています。

つまり、お金があってもすぐに購入できる品ではないのです。

だからこそ「絶対に手に入れたい」とい思う人がより増えるのでしょう。

需要と供給のアンバランスはまだ続きそうです。

エルメス製品が高く売れる理由

人気ブランドのなかでもエルメス製品は高く売れる傾向にあります。

これまで紹介したブランド力や品質の良さ、高い技術力はもちろんですが、入手困難であることが大きな理由として挙げられるでしょう。

エルメスは中古品であっても入手しづらく、なかなか手に入れられません。

新品正規販売店にいつ入荷されるかさえもわからない状況が続いているといいます。

こういった理由から価値が落ちにくいといえるでしょう。

また「エルメスカラー」と呼ばれるバリエーション豊富な色合いやデザイン性の高さに注目が集まりがちですが、高級馬具店から始まったブランドらしく耐久性にも優れています。

中古市場において重要なポイントではないでしょうか。

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エルメス財布の定番モデルや人気モデル

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エルメスにはジャンルごとに人気モデルが数多く存在します。

革製品の場合、使用する素材によって希少価値や価格も変わります。

バッグや財布、ジュエリーの定番・人気モデルについてみていきましょう。

バッグの定番モデル・人気モデル

1950年代末、ハリウッドのスターからモナコ公妃になったグレース・ケリーさんが妊娠中のお腹を隠したことから有名になったバッグ、ケリーをはじめ、エルメスを代表的するモデルがそろっています。

今回は実用性の高い4種を紹介します。

バーキン

ケリーとならび、エルメスで高い人気を誇るバッグです。

1984年にイギリス出身の俳優ジェーン・バーキンさんが機内で隣り合わせたエルメスの会長、ジャン=ルイ・デュマ氏に母親になったばかりの自分に合った普段使いできるバッグがないとこぼしたことから作られました。

持ち手が2本あり、ベルトを留めずにトートバッグのようにも使えます。

サイズ展開は5センチ刻みでおもに横幅25センチから50センチまであります。

小柄な日本の女性に人気の25や30を選べば、カジュアルにも品よくきれいにも見せられます。

コンスタンス

1967年にエルメスの会長であるジャン=ルイ・デュマ氏が新進気鋭の女性デザイナーにデザインを依頼して誕生したショルダーバッグです。

当時懐妊していた女性デザイナーの娘の名前が付けられています。

フラップ(蓋)の中央に金具であしらわれた大きな「H」の文字が印象的で、H型の留め金のバネ機構を使って開閉します。

四角いフォルムはエレガンスでありながらスポーティーさも感じさせる実用的なバッグ。

第35代アメリカ大統領、ジョン・F・ケネディ夫人、ジャクリーンさんの愛用品としても知られています。

ボリード

1923年の誕生から100年もの間、人々に愛されている歴史あるモデルです。

3代目のエミール・エルメス氏の発案によって世界で初めてハンドバッグにファスナーを搭載した画期的なバッグで人気を博しました。

当時の車の円形トランクにおさまる丸みを帯びたフォルム、凸型のハンドルには大勒やハーネスと同じステッチが施されています。

機能性と耐久性に優れ、ストラップもついていることから日常使いや旅行バッグとしても愛されてきました。

当時は「ブガッティ」と呼ばれていましたが、他ブランドがブガッティ型のバッグを発売し始めたことから、差別化を図るために改名しています。

ピコタン

馬の飼い葉入れからインスピレーションを得たエルエスならではのモデル。

1枚革で素材を活かした切りっぱなしの縁が特徴的です。

バケツ型のフォルムにハンドルが付いたシンプルなデザインで物が取り出しやすく、エルメスらしくカデナ(鍵)が取りつけられています。

物が出し入れしやすく、小ぶりなタイプでも使い勝手が良いことも近年人気を呼んでいる理由の一つでしょう。

現在ピコタンは廃盤となり、2003年にリニューアルされた後続ラインの「ピコタン・ロック」が発売されています。

財布の定番モデル・人気モデル

毎日使用する財布を選ぶ際、デザイン性はもちろん、収納力も選ぶうえで大きなポイントでしょう。

エルメスらしい、機能性に富んだモデルを紹介します。

ベアン

ベアンはH型金具が付いた長財布で、エルメスの財布のなかでも高い人気を誇る定番の財布です。

無駄のないデザインやスリムさから想像できない収納力が魅力で、H型金具と素材の組み合わせで印象も大きく変わります。女性だけでなく男性からも人気です。

ドゴン

コンパクトな見た目に負けないくらいの収納力を持ち、開閉はボタン式となっています。

エッジの効いたデザインの多いエルメスの中でドゴンはやや丸みを帯びた形が印象的です。

アザップ

財布の周りをぐるりとファスナーで囲まれたラウンドファスナータイプの財布で、内側にはポップでカラフルな色合いが使っていて飽きのこないデザインが印象的です。

ケリー

エルメスの有名バッグ・ケリーの名が記されたウォレットは、ケリーバッグのデザインがそのまま盛り込まれ、収納力と機能性に富み、ひと目見ただけでエルメスとわかる素敵な財布です。特に稀少なため入手困難です。

ジュエリーの定番モデル・人気モデル

近年、エルメスのジュエリーが注目されています。

あこがれの高級ブランドだけに「バッグは手が届かない」という方も、バリエーション豊富なジュエリーは、素材を選べば比較的手に入れやすいかもしれません。

初めてのエルメスをジュエリーから始めてみたい方に定番・人気の4種を紹介します。

シェーヌ・ダンクル

1937年、3代目の娘婿でのちに4代目となる建築家のロベール・デュマ氏がノルマンディー海岸を散策中、係留された船から着想してデザインしたエルメスを代表するジュエリーモチーフの一つです。

船を岸につなぎとめる錨の鎖をイメージしたデザインは美しく実用的。1938年にシルバー製ブレスレットの発売を皮切りにさまざまな素材やフォルムで作られています。

ケリー

元ハリウッドスターでモナコ王妃のグレース・ケリーさんが愛用したことから名付けられたベルト付きの台形型バッグ、ケリーをモチーフにしたジュエリーです。

2000年代にデザイナーのピエール・アルディ氏がベルトや留め金部分などケリーならではのモチーフをジュエリーに落とし込みました。人気の高い製品です。

コリエ・ド・シアン

フランス語で犬の首輪という意味を持つモチーフ。1927年、ベルトを探していたある女性顧客が犬の首輪を引き伸ばすよう依頼。

エルメスが丸みを帯びたピラミッドモチーフのスタッズとリングをあしらったベルトを新たにデザインしたことから誕生しました。

のちにこのモチーフのブレスレットが生まれました。

今はリングなど多く展開しています。男性からも人気の高いモチーフです。

エクスリブリス

日本語で「蔵書印」を意味する、これぞエルメス、というモチーフです。

高級馬具製造から始まったエルメスのロゴでもおなじみの四輪馬車と従者が描かれ、中央に大きくHのイニシャルが象徴的にデザインされています。

エルメスの蔵書印のモチーフをコンテンポラリーに再解釈し、数百年前に編み出されたスタンピング技術を引用しているといいます。

シンボリックなデザインは大人の男女にも愛されるでしょう。

エルメスの製品を売るときに失敗しない、査定額アップのために

エルメスの製品を売るときに失敗しない、査定額アップのために

買取価格の高いといわれるエルメですが、メンテナンスも行わず何年も使い続けているとしたら、査定額アップは難しいかもしれませんね。

次のポイントをチェックしてみましょう。

箱や保証書(ギャランティカード)の有無

エルメスの財布を新品で購入した際、箱やギャランティカードといった付属品が一緒についてきます。なかにはこの付属品を捨ててしまう方もいるようですが、買取価格のプラスになるので必ず残しておきましょう。

特にエルメスのようなハイブランドは、売りたいアイテムに付属品がないために価格が大きく変わる、可能性もあります。

ギャランティカードが本物の証明となるため、スムーズにに査定してもらえます。

売るタイミング

多くは時期を問わず安定した人気があります。エルメスのような希少価値の高いブランドの限定モデルは高値になりやすい傾向にあります。

発売後すぐに売却すると高値になるかもしれません。

製品のモデルや状態

期間限定で発売されたモデルはもちろん、定番も安定した人気で買い取りにおいて需要があります。

中古市場においても製品状態は、きれいに越したことはありません。

なかでも革製品は使い込むうちに劣化しがちです。

製品はは査定前に状態をチェックしてやわらかい布などで拭いておきましょう。

ブランド買取に強い業者を選ぼう

エルメスは買取市場において人気の高いブランドです。

しかし業者によって買取条件は多少の違いがあります。

必ずしも満足いく価格になるかどうかというのはお店によって変わります。

買取業者はリサイクルショップや、エルメスの買い取りに特化した専門店などさまざまです。

数店に見積もりをしてもらい、比較してみましょう。

すぐに売る予定がなくても、所有するエルメスの製品がどれくらいの値段になるのか、知っておくのも良いのではないのではないでしょうか。

おわりに

あこがれの高級ブランド、エルメスの製品は希少価値が高く、アイテムによっては正規販売店といえどもいつでも購入できるものではありません。

中古市場も品薄で価格が高騰していますので、しばらく使っていないエルメスの製品がある方は、豊富な買取実績のあるバイセルにご相談ください。

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