骨董市で掘り出し物を見つけてみよう!有名な骨董市はどこ?
日本全国さまざまな場所で開催されている骨董市ですが、初めて足を踏み入れる方には勝手がわからず、少し勇気が必要な催しかもしれません。
しかしながら骨董市はお気に入りの骨董品に出会うための重要な場所であり、骨董ファンにとって非常に楽しいイベントです。
通常の骨董品店に比べて開放的で参加しやすいこともあり、骨董初心者にもおすすめしたい場所です。
定期的に開催されている有名な骨董市5選と、覚えておきたいマナー、掘り出し物を見つけるコツなどをご紹介します。
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骨董市とは
「骨董市」とは骨董品のフリーマーケットのようなもので、古美術・古民具・陶磁器・漆器・ガラス器などあらゆる骨董品が並べられています。
骨董として価値の高いものからガラクタに近い古道具まであるので、掘り出し物や探していた物を見つけたときには心が躍ります。
骨董市に出店したい場合には、出店申し込みをして費用を払えば誰でも出店できるところが多いです。
骨董市はいつどこで開かれるの?
骨董市は全国で行われており、定期的に開催されているものもあれば、限定的に開催されるものもあります。
また、一般的には週末に開催されることが多いですが、毎月決まった日に行われるものもあります。
開催時間としては、午前8〜10時ごろから始まって夕方まで開催というのが一般的です。
しかしながら、好事家は朝一番で駆けつけて良い品に狙いを定めますし、午後2時をまわる頃には店じまいするところも増えてくるので、多くの骨董品をゆっくり見るためには午前中の早い時間に足を運ぶと良いでしょう。
有名な骨董市5選
骨董市は全国各地で行われていますが、ここではその中でも東京都内で行われているもので、規模が大きく有名なものを5つご紹介します。
初めて骨董市に行くという人でも安心して参加できる催しになっていますので、これから骨董市に行くという人は参考にしてみてくださいね。
※ご紹介している場所・日付・料金等は、主催者により変更されることがあるので、訪れる際には各ホームページにて詳細を確認してください。
平和島・全国古民具骨董祭り
「平和島・全国古民具骨董祭り」は、日本国内で最も歴史のある古い室内骨董イベントで、東京・大田区の平和島にある東京流通センタービルで開催されています。
2019年までは年5回開催、2020年以降は新型コロナウイルスの影響もあって開催回数が減っていましたが、2023年には3月・5月・9月・12月の4回開催されます。
1回あたり3日間の開催で、日本全国から集まった200店舗以上でさまざまな珍品・貴重品に出会えます。
平和島・全国古民具骨董祭りは、半数以上が第1回目からの出店者である点も、安心して買い物できるポイントですね。
また、入場料も無料なので、初心者の方も気軽に行きやすい骨董市です。
有明骨董ワールド
「有明骨董ワールド」は、毎年1月と7月の年2回開催される日本最大規模の骨董イベントです。
東京・江東区の東京ビッグサイトを会場に、250店舗ほど集まります。
以前は「骨董ジャンボリー」の名前で親しまれていたイベントで、新型コロナウイルスの影響による2年間のお休みを経て、2022年に「有明骨董ワールド」として生まれ変わりました。
この有明骨董ワールドの特別顧問を努めているのが、ファンの間では骨董好きで知られるロックバンド・THE ALFEEの坂崎幸之助さんです。
クラシックカメラのコレクターで、自身も出店者として参加することもあるほか、2022年の第1回有明骨董ワールドでは企画展示「坂崎幸之助コレクション『黒猫奇譚』」が行われました。
有明骨董ワールドの入場料は、2023年時点で1,000円(前売り800円)です。
骨董グランデ
「骨董グランデ」は、「骨董ジャンボリー」から「有明骨董ワールド」とともに枝分かれした骨董イベントです。
有明骨董ワールドとは時期をずらして、4月と10月に開催されます。
場所は同じく東京ビッグサイトで、入場料は2023年時点で1,000円(前売り800円)です。
出店数は和洋合わせて200店ほどと言われています。
骨董ジャンボリーから2つの骨董市に分かれて開催されているので、以前よりも出店数・来客数が分散され、比較的ゆっくり買い物できるでしょう。
大江戸骨董市
「大江戸骨董市」は、有楽町・東京国際フォーラムの地上広場で毎月第1・3日曜日に、そして原宿・代々木公園ケヤキ並木で不定期に開催される日本最大級のアウトドア骨董市です。
月2回というハイペースで開催されていながら、出店数は150〜250店舗と多いです。
年代や洋の東西を問わずにさまざまな骨董品がないまぜになって並んでいる様は壮観で、さらに開放感あふれる広場という立地もあいまって独特の雰囲気があります。
海外メディアでも取り上げられたことから、骨董好きの観光客や外国人バイヤーも訪れる骨董市となっています。
入場料は無料で、東京国際フォーラムの地上広場での開催では11時頃から混雑が予想されるので、開催開始の9時頃から訪れると比較的ゆっくり見られるでしょう。
富岡八幡宮骨董市
「富岡八幡宮骨董市」は、東京・江東区の下町、門前仲町の富岡八幡宮で行われるアウトドア骨董市です。
基本的には毎月第1・2・4・5日曜日に開催され、古道具はもちろん、書籍・おもちゃ・着物など100店舗以上の幅広い出店があります。
毎月第1日曜は西洋の品、第2日曜は東洋の品を中心に出店しているので、目当ての骨董ジャンルによって参加日程を検討してみると良いかもしれません。
下町の骨董市であるうえに開催日が多いことから都合が合いやすく、入場も無料なので骨董市初心者でも気軽に見に行きやすい骨董市と言えるでしょう。
東京蚤の市
「東京蚤の市(のみのいち)」は、立川市・昭島市にまたがる国営昭和記念公園のゆめひろばで行われる骨董イベントです。
通称「宝島」とも呼ばれ、ヨーロッパの蚤の市をモチーフに1年のうちに2回開催されています。
250店舗ほどが参加し、日本の骨董品から北欧雑貨、花々までが並びます。
フードやドリンクなども売られ、ワークショップやライブステージもあるので、子供から大人まで幅広く楽しめるイベントです。
東京蚤の市の入場料は、当日券が2,000円で、オンラインで購入すれば1,500円に割り引かれます。
こちらでご紹介した骨董市以外にも、都内では赤坂・渋谷・表参道・代官山といった都心でも開催されています。
ご自身の行きやすい場所や日程に合わせて、ぜひ一度骨董市に参加してみてはいかがでしょうか。
骨董市で覚えておきたいマナー
オープンな空間で気軽に見ることができる骨董市ですが、ある程度のマナーを押さえておくことで出店者や常連客から好感をもたれ、より有意義に楽しむことができるでしょう。
まず、店のスペースを出入りするときは店主に一言あいさつをしましょう。
品物を見るときも勝手に触らずに、必ず声掛けしてから見せてもらうようにします。
骨董品は制作から長い年月を経て壊れやすくなっている場合もあるので、触る際には丁寧に取り扱い、両手で持つか片手で下を支えるようにします。
取っ手のあるものは、劣化や修復で強度が落ちていることもあるので、取っ手だけを持つようなことは避けましょう。
また、骨董市では品物が下に並べられることもあります。
立ったままで見たり持ったりすると、万が一物を落とした際に品物が壊れる危険性が高くなるので、なるべく低い位置で品定めしましょう。
身だしなみや手荷物はどうしたら良いの?
骨董市へ初めて行くという方は、身だしなみや手荷物についても少し悩んでしまうかもしれませんね。
服装としては、スカートよりもパンツの方が好ましいです。
なぜなら、品物が下に並べてあると、スカートの裾が品物に当たって倒れてしまうことがあるためです。
さらに、大きな荷物や傘などを持っている場合は、品物に当たってしまわないよう、事前にコインロッカーなどに預けておきましょう。
もし店主の許可が取れれば、貴重品以外の荷物なら隅に置かせてもらって良いかもしれませんね。
また、時計や指輪なども、品物を傷付ける可能性があるので外しておくと安心です。
うっかりしがちなのが胸ポケットです。
ライターや携帯電話を入れていて、かがんだ瞬間ポケットから滑りおちて品物に当たってしまう恐れがあります。
胸ポケットには、重いものを入れないように注意しましょう。
掘り出し物を見つけるコツ
骨董市で掘り出し物を見つけるために、まずいろいろな品物を見て自分のアンテナに引っかかるものを探しましょう。
欲しいものが特に決まってない場合でも、品物を見ていくうちに自分の好みがはっきりしてきます。
わからないことがあれば、素直に店主に聞いてみましょう。
品物について店主と会話を楽しんだり、値段交渉してみたりと、骨董品を介してのコミュニケーションも骨董市の楽しみの1つと言えます。
最初は興味のなかった品物でも、店主の話を聞いているうちに魅力的に思えてくるというのも、骨董市のあるあるです。
また、骨董品初心者のうちは、なるべく高額品の購入は控える方が安心かもしれません。
お小遣い程度の予算から始め、徐々に経験を積むことで骨董に対する知識が備わってくるでしょう。
骨董市を楽しむためのQ&A
骨董市に初めて参加する方は、骨董市の楽しみ方や、お気に入りの品物の見つけ方などが分からないこともあるでしょう。
骨董市に参加するときによくある疑問とその回答を通して、骨董市をより楽しむためのポイントをご紹介します。
Q.骨董市には何時頃に行くのがベスト?
A.大規模な骨董市には熟練のコレクターやプロのバイヤーも多く集まるため、良いものは朝イチに売れてしまうこともよくあります。
参加する骨董市の開催時間を事前に調べておき、開始時刻の少し前くらいに到着するのがおすすめです。
Q.骨董市はどうやって回れば良い?
A.まずはぐるっと1周、全体を見て回るのが賢明といえるでしょう。
そして気になったところを2周目でじっくり見ると、見る角度が変わって見え方が違ってくるという楽しみがあります。
もちろん、1周目ですごく好きな骨董品に出会えた場合には、売れてしまう前にその場で購入するのがおすすめです。
Q.自分好みの骨董品を見つけるコツは?
A.金銭的に「価値がありそうかどうか」という観点で判断するのではなく、自分の感性で気に入ったものを買うのがおすすめです。
そうして気に入って購入した自分だけの骨董品には愛着が湧きますし、その骨董品がどういうものであるか調べて、何が気に入ったのかを考えてみることで、新たな発見や学びがあるでしょう。
Q.骨董市で価格交渉はしても良い?
A.値引きしてもらえるとは限りませんが、基本的に価格交渉はOKである場合が多いです。
価格交渉も含めた出店者とお客さんとのやり取りは、骨董市の醍醐味の1つになっています。
ただし、極端な値下げ交渉は嫌がられる場合が多いので注意しましょう。
さいごに
骨董市巡りが趣味になると、あちこちの店を見て回るだけで相当の距離を歩きますが、好きなものを見ているのでさほど疲れも感じません。
たくさんの店舗を見て回っているうちに「思わず買いすぎてしまった」というのも、骨董市ではよく聞く話です。
コレクションが増えすぎたり、お財布が寂しくなってきたら、不要となった品の買取を検討することがおすすめです。
もし不要な骨董品の買取なら、骨董買取でおなじみのバイセルへぜひご相談ください。
バイセルであれば、お持ちの骨董品の価値を、骨董を熟知しているプロの査定士が見極めます。
まずはどんどん骨董市へ足を運んで、「自分自身が楽しむこと」「色々な骨董品の魅力を知ること」が大切です。
より詳しい情報を知りたい方はこちら
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