中国骨董品の代表的な種類7選!本物の特徴や高価買取のポイントを解説

中国骨董品の代表的な種類7選!本物の特徴や高価買取のポイントを解説

「中国骨董品ってどんなものがあるの?」

「中国骨董品の高価買取のポイントを知りたい」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

中国骨董品には、絵画や陶磁器などさまざまな種類が存在します。

本記事では中国骨董品の種類ごとの特徴や、高価買取のポイントについて解説します。

本物の特徴や高価買取のポイントがわかれば、お手持ちの中国骨董品がどのくらいの価値があるのかの目安になります。

買取をご検討の方は、ぜひ最後までお読みください。

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中国骨董品とは?代表的な種類7選

 中国骨董品とは?代表的な種類7選

「中国骨董品」には明確な定義はありませんが、約6000年前に祭祀(さいし)で使うために青銅器を制作したのが始まりといわれています。

美術品から陶磁器まで、さまざまなものが存在しますが、代表的な種類は以下の7つです。

  1. 陶磁器
  2. 絵画
  3. 掛け軸
  4. 青銅器
  5. 文房四宝
  6. 緞通
  7. 玉器

1つずつ特徴や有名な作品を解説します。

陶磁器

陶磁器は中国骨董品の中でも深い歴史があり、誕生は10,000年以上前の新石器時代までさかのぼります。

新石器時代は彩陶文化と呼ばれており、赤っぽい陶器の素地を磨いて酸化マンガンや代赭石(たいしゃせき)で焼いた「彩文土器(さいもんどき)」などが作られていました。

その後も時代に合わせてさまざまな陶磁器が制作されましたが、中でも有名なのが「青磁(せいじ)」や「白磁(はくじ)」です。

青磁は、青磁釉(せいじゆう)を施した磁器で、淡い青色や緑色に発色したものです。

碧玉(へきぎょく)や翡翠(ひすい)に似ている点が特徴です。

白磁は、白素地に無色の釉薬(ゆうやく)をかけた磁器を指します。

透明感のある乳白色で、美しい光沢となめらかな手触りが魅力です。

どちらも当時の貴族たちに愛されており、現在もコレクターから高い注目を集めています。

陶磁器については以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ併せてお読みください。

中国陶器の価値とは?歴史や時代別の特徴、代表作品、高価買取のポイントを解説

絵画

中国骨董品における絵画は、以下のジャンルが該当します。

  1. 山水画
  2. 彩色画
  3. 人物画
  4. 花鳥画
  5. 水墨画

この中でも墨一色で濃淡を表現する水墨画は、世界的に高い評価を受けており、高価買取が期待できます。

絵画は作者によっても価値が異なる点が特徴です。

特に以下の画家の作品は高値で取引される傾向にあるため、ぜひお手持ちの絵と照らし合わせてみてください。

  1. 顧愷之
  2. 白雪石
  3. 董寿平
  4. 呉鎮作
  5. 呉道子
  6. 呉昌碩
  7. 黄秋園

掛け軸

掛け軸とは、仏間・応接室などに飾る絵や文字を記した巻物です。

特に中国掛け軸の歴史は古く、仏教の礼拝用として1000年以上前から制作されていました。

掛け軸は作品のジャンルによって、価値が異なります。主な掛け軸の種類は以下のとおりです。

  1. 山水画
  2. 神仏画
  3. 花鳥画
  4. 水墨画
  5. 美人画
  6. 風景画
  7. 静物画

中でも山水画や花鳥画などは高い人気を誇っています。

また、人気作者が手掛けた掛け軸はコレクター需要があるため、高値で取引されやすいです。

青銅器

青銅器とは、銅と錫(すず)や鉛の合金で作られる置物や食器などを指します。

青銅器は、約3000年前の殷(いん)や周などの古代王朝で活発に制作されていました。

神々をもてなすための特別な器とされ、複雑なデザインと機能性の高さが特徴です。

青銅器は歴史が非常に古いため、作者不明のケースが多いです。

しかし、殷王朝後期の首都といわれる「殷墟」からは、殷璽(いんじ)という印章が発見されています。

一見よくわからない青銅器でも、印章や何かしらのサインが掘られていることもあります。

作家物であれば価値が見込めることもあるので、価値が気になる場合は一度プロに見てもらうと良いでしょう。

文房四宝

文房四宝とは、以下の4つの道具の総称です。

  1. 硯(すずり)

どれも書道で使用する道具で、水墨画や掛け軸の制作にも欠かせないものとして高値で取引される場合があります。

特に硯は劣化しにくいため、高値がつきやすい傾向にあります。

他の道具は、発色や素材の良さなどによって価値が変動しやすいです。

文房四宝は中国骨董品の中でも注目度の高い作品のため、状態が良ければ高値での売却も見込めるでしょう。

緞通

緞通(だんつう)とは、手織りの絨毯のことです。

中国で作られる「中国緞通」は、大きな花柄模様と両端に房が取り付けられています。

素材はウールやシルクで厚みがあり、しっとりふんわりした肌触りが魅力です。

また、柄を浮き彫りさせる「カービング」という技法を用いており、そのデザイン性の高さでも人気を集めています。

緞通は約2300年以上前、秦漢時代の王宮で使用されたのが始まりです。

明朝時代以降の1600年〜1800年ごろに生産されたものは、高値で取引される傾向にあります。

玉器

玉器とは、軟玉(なんぎょく)やネフライトと呼ばれる石を使った飾り・置物を指します。

主に王家や貴族たちの間で使用されており、権威を表す象徴やお守り的な役割を持っていました。

玉器は原料の影響で半透明〜不透明のものが多いです。

また、軟玉やネフライトは柔らかく加工がしやすいため、さまざまな形の玉器が存在します。

価値は状態や希少性などによって異なるため、気になる方は一度プロに査定してもらうのがおすすめです。

中国骨董品の代表的な特徴とは?

 中国骨董品の代表的な特徴とは?

中国骨董品には、残念ながら本物と判断できないものが存在します。

当然ながらそういった場合は価値がほとんどつかないため、本物かどうかを見極めるポイントを理解しておきましょう。

  1. 落款(らっかん)があるかどうか
  2. 年代に適した作り方・形かどうか
  3. 素材が本物かどうか

それではそれぞれ詳しく解説します。

落款(らっかん)があるかどうか

落款とは、作者が作品に署名・捺印をすることです。

落款は本物である証拠となるだけでなく、コレクター受けも良いため、高価買取が期待できます。

著名作家が手がけた絵画や掛け軸などの作品には、裏面に落款が記されていることもあります。

また陶磁器などは木箱に落款があるケースも多いです。

ただし、中には本物そっくりに落款が施されている可能性もあります。

本物かどうかを正しく判断するためには、骨董品を熟知した査定士に見てもらうのがおすすめです。

年代に適した作り方・形かどうか

中国骨董品には、製作年代ごとに当時のトレンドを反映したデザインや素材などが使われています。

そのため年代と作り方が一致していない場合は、本物と断定できない可能性があります。

骨董品の製造年数は、本体あるいは箱などの付属品に記載されているケースが多いです。

一度お手持ちの骨董品の製造年代をチェックし、時代にあった作り方や形かどうかを確認しましょう。

素材が本物かどうか

骨董品の偽物は、本物よりもチープな素材で作られている可能性が高いです。

主に高値がつく骨董品の素材としては、以下が挙げられます。

  1. 象牙
  2. 珊瑚
  3. 翡翠など

一例として、象牙の贋作にはレジンや石などを混ぜた練物を使用していることがあり、本物と比べて質感・艶感が異なります。

また、珊瑚や翡翠の贋作にはガラスやプラスチックが用いられることがあり、本物と比べて内包物が全くなかったり反対に気泡が多すぎるという特徴があります。

ただし、中には本物の素材そっくりに作られた作品も存在するため、注意が必要です。

一般人が見分けるのは難しいので、プロの査定士に鑑定してもらいましょう。

中国骨董品を高価買取してもらうための4つのポイント

中国骨董品を高価買取してもらうためのポイントは、以下の4つです。

  1. 保存状態が良い
  2. 年代が古い
  3. 付属品がきちんと揃っている
  4. 複数の買取業者から見積もりを取る

それぞれ解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

保存状態が良い

中国骨董品は歴史が古いため、ある程度の経年劣化は仕方ありません。

しかしキズや汚れがない骨董品であるほど、高価買取してもらえる可能性が高まります。

最適な保存方法は骨董品によって異なりますが、暗くて涼しいところや箱などに入れておくのがおすすめです。

また、査定前には作品の汚れを柔らかい布などで優しく拭き取り、少しでもきれいな状態にしておきましょう。

年代が古い

年代が古い骨董品は現存数が少ないため、希少価値が高まります。

さらに状態が良ければ、高価買取が期待できるでしょう。

作品が作られた年代は、本体や付属品などに記載されているケースが多いです。

古い年代であれば価値が見込めるので、一度査定に出してみることをおすすめします。

付属品がきちんと揃っている

作品本体以外にも、外箱や鑑定書など付属品が揃っていると、高価買取につながります。

特に作家の名前などが書いてあるものは、その作家が作品を手がけた証拠になりうるので大切に保管しておきましょう。

また、「必要な付属品なのか」「その作品の付属品なのか」迷った場合は、一度すべての付属品を査定に出すのがおすすめです。

一見価値のないような付属品が、高価買取につながったというケースも存在します。

複数の買取業者から見積もりを取る

価値算定の基準が違う理由から、同じ作品でも買取業者ごとに査定額が異なるため、複数社から見積もりを取ると良いでしょう。

買取業者に査定を依頼する際は、骨董品の買取実績が豊富なところを選ぶのがおすすめです。

バイセルは中国骨董品の買取実績が豊富で、深い知識を保有している査定士が多数在籍しています。

お見積りだけでも歓迎ですので、お気軽にご利用ください。

まとめ

「中国骨董品」にははっきりとした定義はありませんが、絵画や陶磁器などさまざまなものが該当します。

骨董品によって特徴や高価査定のポイントが異なるため、ぜひ本記事で解説した内容を参考に、お手持ちの作品を照らし合わせてみてください。

また、骨董品の買取を検討している場合は、正しく価値を見極めてもらうためにも実績豊富な業者に依頼するようにしましょう。

バイセルでは、骨董品の買取実績が豊富です。

出張料・査定料・キャンセル料などの各種手数料は無料なので「試しに査定だけ」という場合にも、余計な費用をかけずにお持ちの作品の価値を知ることができます。

ご自宅の骨董品を一度査定してほしいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。