常滑焼の買取価格を高めるコツや人気の高い作家を紹介!
常滑焼はコレクターから人気があり、買取市場でのニーズが高いといわれています。
人気作家のものならさらに高値がつくことが期待できるため、ご自宅に常滑焼の品物が眠っているという方には、売却の検討をおすすめします。
この記事では常滑焼の人気作家、買取価格を高めるコツ、おすすめの売却方法などをご紹介します。
常滑焼の品物をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みください。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
常滑焼とは?
常滑焼とは、愛知県常滑市とその周辺を含む知多半島内で焼かれる焼き物を指します。
焼き物の代表的な産地は常滑のほか、越前、瀬戸、信楽、丹波、備前があり、いずれも中世から現在まで生産が続く歴史ある土地です。
これらは「日本六古窯(にほんろっこよう)」と呼ばれ、2017年に日本遺産に認定されました。
「常滑焼といえば、赤色の焼き物」と思い浮かぶ方も多いでしょう。
これは朱泥焼と呼ばれ、鉄分を多く含んだ「朱泥(しゅでい)」という土を使うことで、赤褐色の作品になるのです。
このほかにも、火色焼や白泥焼のような朱泥とは違った成分の土を使った、赤褐色以外の焼き物もあります。
常滑焼の急須は、重要無形文化財に登録されています。
常滑焼で使われる朱泥は耐水性に優れ、吸水しにくいため、急須には最適です。
また、常滑焼の急須で淹れたお茶は、お茶の渋みや苦みがないまろやかな味になるといわれます。
これは、朱泥の鉄分がお茶のタンニンと反応するためです。
現代では、従来の赤褐色の常滑焼だけではなく、モダンな色使いで現代の食卓に合う作品が作られ、若い世代からの人気も集めています。
人気が高い常滑焼作家5選
具体的にはどのような作家の常滑焼が人気なのでしょうか。ここからは5名の常滑焼の人気作家をご紹介します。
山田常山
1924年に愛知県常滑市に生まれ、1946年、父である二代山田常山に師事します。
1961年に三代山田常山を襲名後、フランス第3回ビエンナーレ国際陶芸展名誉最高大賞受賞、日本陶磁協会賞受賞など、数々の賞を受賞しました。
1994年に朱泥急須で愛知県指定無形文化財保持者に、1998年には常滑焼(急須)で愛知県で初めて国指定・重要無形文化財保持者(人間国宝)として認定されています。
山田常山氏が作る急須は実に100種類以上の形があるといわれ、古典的なものやモダンなものなどさまざまです。
山田宝生
1950年愛知県常滑市生まれ、愛知県立常滑高校窯業科卒業後、1971年宝生陶房を設立しました。
1987年には第一回日本煎茶工芸展文部科学大臣奨励賞、第三賞陶芸展入選など多くの受賞歴があります。
2001年には韓国で開催された世界陶磁器エキスポ2001に出品しています。
山田宝生氏の作品は花鳥風月の絵柄が細かく彫刻された急須などがあり、端正でこだわりを持ったもの造りで有名な作家です。
吉川雪堂
吉川雪堂氏が作る朱泥の急須は、一切の凸凹がない滑らかで美しいフォルムが特徴です。
そして丹念に仕上げ磨きをしているため、艶やかです。
兄で彫刻師の吉川壺堂が急須に細やかな彫刻を入れた作品もあります。
彼が作る茶漉しにも注目してください。
限られた範囲のなかに500個近い穴を手作業で1つずつほぼ等間隔に開ける、まさに職人技です。
村越風月
1950年愛知県常滑市生まれ、1965年三代山田常山氏に師事します。
日本伝統工芸展に入選10回、第42回伝統工芸陶芸部会展「日本工芸会賞」受賞、日本煎茶工芸展第一席文部大臣奨励賞(第七回展)受賞、東海伝統工芸展入選20回、長三賞陶芸展入選20回など、数多くの賞を受賞しています。
作品はロクロ中心で作成されている急須が多く、朱泥を使った味わい深い作品が特徴です。
炭化によって赤褐色と黒の2色で作られた急須も有名です。
森下宗則
1954年愛知県常滑市生まれ。1981年第10回長三賞陶業展最高賞受賞、2000年第29回長三賞陶業展・長三賞受賞、2003年第17回日本煎茶工芸展にて日本煎茶工芸協会賞受賞など数々の賞を受賞しています。
朱泥の急須や湯のみに、桜や梅などの花や幾何学文様を彫刻刀で施した美しい作品が特徴です。
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お申し込みフォームへ常滑焼の買取価格を高めるコツ
常滑焼の作品を高く買い取ってもらうためのコツはあるのでしょうか。具体的に説明していきます。
有名な作家が作成したものか調べる
無名な作家が作った常滑焼よりも、有名な作家が作った常滑焼のほうに高い価値が認められ、高値で売れます。
作家のサインである「落款」や「銘」は、共箱や作品の底部分に記されている場合が多いため、売却前に一度調べてみることをおすすめします。
共箱の有無を調べる
購入時の共箱の有無で買取価格に大きな差が出ます。
常滑焼は共箱に作家の「落款」や「銘」が入れてあることが多く、その作品の証明書のような役割を果たすこともあるのです。
また、説明書や証明書などの付属品があれば、捨てずに取っておきましょう。
常滑焼の入手経路や時期などを明確にしておく
お持ちの常滑焼の入手経路や時期がわかれば、売却時に説明できるようにしておきましょう。
ご自分で作家から直接購入したものであれば安心ですが、オークションや知人から譲られたものであれば、偽物の可能性も否定できません。
そのため入手経路や時期がわかるとスムーズに鑑定作業に入れ、正確な査定につながるのです。
常滑焼を売却するおすすめの方法
それでは、常滑焼をどこで売却するのが良いのでしょうか。おすすめの方法を2つご紹介します。
買取業者
買取業者で常滑焼を売却するメリットは、プロの鑑定士により正しい価格で値付けをしてもらえる点です。
なかでも、骨董品を多く取り扱う買取業者をおすすめします。
そのほうが、豊富な常滑焼の知識を持つ鑑定士がいる可能性が高く、これまでに多くの作品を鑑定した経験と実績があるため、より適正な価格を提示してもらえるでしょう。
オークションやフリマサイト
オークションやフリマサイトを使うと気軽に常滑焼を売却できます。
新品から中古品まで出品できたり、自分で値付けできたりする自由さが魅力です。
ただし、常滑焼の深い知識がないと、正しい値付けはできません。
特に年代物の常滑焼は定価もなく、プロでない限り調べられる情報も限られます。
もし、お持ちの常滑焼に希少価値があり、高価で売れるものであったとしても豊富な知識と経験なしに適正な値付けは困難でしょう。
適正な価格で納得して買い取ってもらうためには、買取業者をおすすめします。
常滑焼の買い取りならバイセルにお任せください
常滑焼の買い取りなら、骨董品の査定経験が豊富なバイセルにお任せください。
バイセルでの買取方法は「店舗買取」「出張買取」「宅配買取」からお好きな方法を選べます。
店頭買取
売りたい品物が軽量で、すぐに査定結果が知りたい方は、店舗買取をおすすめします。
バイセルは全店駅から徒歩圏内の好立地にあるため、ショッピングついでに立ち寄れます。
来店の時間予約ができるため、待ち時間もありません。
プライバシーに配慮された個室でじっくりと相談でき、直接査定士に疑問点や不安なことを質問できるのが店舗買取のメリットです。
宅配買取
「家から出るのは面倒だが、自宅に人が来るのは嫌」という方は、宅配買取がおすすめです。
バイセルの宅配買取は、送料と査定料金が無料、段ボールなどを自分で用意しなくても梱包キットを送付してもらえるため便利です。
商品到着から一週間以内に電話で査定結果のお知らせがあり、金額に納得しなければ商品は返却いたします。
ただし常滑焼は割れ物なので、緩衝材で包んだり段ボールのなかで動かないように固定したりするなど、発送中に破損しないよう注意して梱包しましょう。
出張買取
バイセルの出張買取は、査定士が自宅に伺い、その場で査定や買取を行なうシステムです。
常滑焼のほかにも多くの品物を査定してもらいたい、店舗に行くのが面倒という方におすすめです。
申し込みは電話・メール・チャットの3通りから選べ、最短で即日の訪問が可能です。
査定士は査定スキル、ビジネスマナーやコンプライアンス遵守など厳しい基準をクリアした者だけなので、安心して査定を任せることができます。
査定金額に納得すれば、振り込みを待つことなくその場で現金化できる点もメリットでしょう。
まとめ
常滑焼は「日本六古窯」の一つで日本遺産にも認定された、今もなお人気のある焼き物です。
人気作家の常滑焼は高値がつきやすいため、箱や作品の底にある「落款」や「銘」で作家名を確認してみましょう。
共箱があることや入手経路や時期などがわかれば、より適正な査定につながります。
常滑焼はオークションやフリマサイトなどでも売却することができますが、適正な値付けには常滑焼の深い知識が必要であり、素人には困難です。
「本来ならばもっと高値で売れたのに……」などと後悔しないためには、専門買取業者に査定の依頼をおすすめします。
バイセルでも常滑焼の買い取りを行なっていますので、売却をご検討の方はぜひ一度バイセルにご相談ください。
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