レコードの歪みは直せるのか?歪む原因や修復方法を解説!
懐かしのレコードに針を落とすと音程がズレていて、レコードを確認したら歪みを発見し、泣く泣く処分をしたという経験はありませんか。
本記事ではレコードを歪ませない方法、修復する方法、保管方法などをご紹介します。
レコードを大切に保管したい方は本記事を参考にしてください。
レコードの買取に関するお知らせ
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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
レコードの歪みが与える影響
レコードの盤面が平らだと針は均等な時間をかけて再生されます。
しかし、レコードが歪んでいると針が音を拾いづらくなってしまい、途中で針や音が飛んだり音程が変わったりします。
この現象を盤反り(ばんそり)といい、何らかの原因によってレコードが曲がったり、反ってしまったりする状態を指します。
レコードが歪むと針に負担がかかり、摩耗が進むことで針の寿命も短くなってしまうのです。
レコードが歪む原因
レコードは保管の仕方を間違えると簡単に歪んでしまいます。
それを知らずにいると、いつの間にかレコードを歪ませてしまい後悔することになるでしょう。
ここではどのように保管すると歪ませてしまうのかをご紹介します。
平置きでの保管
平置きとは書店で人気の本が積まれているような置き方のことです。
レコードを平置きにすると、積み重ねた重さで歪みが発生しかねません。
レコードの厚さは1.5mm〜2.0mm程度と薄く、数枚ならともかく何枚も重ねると重さで歪んでしまい、割れてしまう可能性もあります。
そのため、平置きよりも縦置きに保管をして反りを防ぎましょう。
直射日光に当たる場所での保管
レコードに直射日光を当てるのは厳禁です。
レコードに使用されている塩化ビニル樹脂は軽くて燃えにくい性質がありますが、膨張率が高く熱や太陽光で変形しやすいです。
直射日光による熱はレコードの変形を引き起こし、ジャケットの表紙の日焼けの原因にもなります。
レコードの歪みを修復する方法
レコードが歪んでしまうと諦めて捨ててしまう方がいますが、歪んだレコードも修復できるかもしれません。
確実に修復できるとは限りませんが以下2種類の方法を試してください。
ガラス板を使用う
平面のガラス板を2枚と、雑誌などの重石となるものを用意します。
レコードをガラス板で挟み、その上に重石となる雑誌などを積み重ねてください。
約1週間〜2週間この状態で保管すると、歪みが直ることがあります。
ポイントは全体に重さが乗るようにするため、レコードよりも一回り大きいサイズのガラス板を使用すること。
ただし、確実に直るわけではない点に注意してください。
修復の専門業者に依頼する
専門業者に依頼する場合、レコードに熱を通しつつ均等に圧をかけることで、元の状態に戻すディスクフラッターという機械を使用します。
必ずレコードが直るわけではありませんが、お椀状のふくらみは比較的直りやすいといわれています。
ただし、塩化ビニル樹脂ではないソノシートやSP盤など、材質によっては修理できないレコードもあります。
修理に出す際は、対応可能かどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
レコードが歪まないための保管方法
レコードは熱や湿気ですぐに状態が悪くなるため、保管する際はデリケートな扱いが要求されます。
主に注意すべき点はレコードの歪みとカビの発生です。
これらに配慮すればその分長持ちし、お気に入りのレコードを長く楽しめます。
直射日光に当たる場所や湿度の高い場所で保管しない
先述のとおり、レコードは熱に弱いので直射日光に当たらないようにすることはもちろん、熱を帯びる暖房器具などの近くにも置かないようにしましょう。
太陽光はジャケットの日焼けの原因にもなるので、保存状態の悪化を招きます。
また、湿度の高い場所での保管もおすすめしません。
直射日光を避けて押し入れや日光の当たらない窓の近くに保管すると、外気温と室温との差で結露が生じてカビの原因になります。
レコードは温度変化が少なく、湿度が上がりすぎない生活空間などで保管しましょう。
レコードを重ねず立てて保管する
レコードを平置きすると歪みの原因になるので、必ず縦置きで保管しましょう。
ただし、縦置きにする際にレコードが斜めに傾いていると、部分的に負荷がかかり歪んでしまいます。
レコードが変形しないように、保管の際は垂直に立てることが重要です。
ジャケットに湿気がたまらないように通気性にも配慮すると、カビの発生も予防できます。
歪んでしまったレコードもバイセルにお任せください
どんなに保管の仕方に注意を払っていても、経年劣化などでレコードが歪んでしまう場合があります。
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