日本で洋楽が売れない要因や歴代セールスランキングを紹介!

日本で売れる音楽はJ-POPが全体の9割を占めており、洋楽はほとんどありません。
一方で、諸外国ではヒップホップやレゲエ、カントリーミュージックなど多種多様な音楽ジャンルがチャートインしており、自国の音楽に偏っている日本の音楽文化は特殊といえます。
では、なぜ日本ではJ-POP以外の曲が売れないのでしょうか。
この記事では、日本で洋楽が売れない理由を解説します。
レコードの買取に関するお知らせ
LP盤のみの買取となります。
状態やジャンルによっては、お値段が付かないものもございます。
内容により宅配査定・店舗査定をご案内する場合がございます。
目次
日本で洋楽が売れない要因
日本では洋楽があまり売れない傾向があり、2022年のオリコンCD売上TOP25内に洋楽は一曲もランクインしていません。
洋楽が売れない要因について、以下から解説していきます。
国内志向が強い日本の音楽環境
日本の音楽環境はもともと国内で自己完結するよう作られていることが、洋楽が売れない要因の一つといえます。
日本人好みの音楽を作れば、日本の市場だけである程度の売上が確保できます。
「日本人が好む音楽を作る→日本国内で売れる→また日本人好みの音楽が作られる」というサイクルが繰り返され、国内で作られた音楽に偏るようになっていきます。
歌詞を重視する日本
日本人は、曲より歌詞を重視して音楽を選ぶ傾向があります。
「歌詞がわからないから洋楽は聞かない」という意見も多く、日本で洋楽が売れない要因の一つと考えられるでしょう。
共感できる歌詞から勇気をもらっている人が多く、特に恋愛をテーマにした楽曲が売れやすいようです。
日本・韓流アイドルの台頭
日本には独特なアイドル文化があり、ジャニーズやAKB、韓流アイドルなどが根強い人気を誇っています。
現代のアイドルはEDMやラップ、ギターロック、ヘビメタと、音楽ジャンルを問わずさまざまな楽曲を取り込み、日本独自のアイドル文化を築き上げました。
アイドルたちが提供するさまざまな音楽ジャンルが受け入れられることで、洋楽への志向が薄れているといえるでしょう。
洋楽を知るきっかけがない
新曲のJ-POPの多くは、CMやドラマとのタイアップにより人気が出ています。
メディアで頻繁に流れる楽曲は耳にする機会が多い一方で、洋楽はなかなか知るきっかけがありません。
「音楽配信サービスで知れる」という意見もありますが、AIがおすすめするのは自身の好みに近い楽曲のため、普段からJ-POPを聴いている人に洋楽はなかなか届かないのです。
歴代洋楽セールスランキング
過去、日本ではどのような洋楽が人気だったのでしょうか。
歴代のオリコン洋楽シングル売上を見ると、ランキングは以下のようになっています。
歌手 | CDタイトル | 売上 | 枚数 | |
---|---|---|---|---|
1位 | ダニエル・ブーン | ビューティフル・サンデー | 192.4万枚 | 1972年にR・マックイーンとともに制作された国際的ヒットソング。 |
2位 | セリーヌ・ディオンwithクライズラー&カンパニー | トゥ・ラヴ・ユー・モア | 126.4万枚 | 日本のドラマ「恋人よ」の主題歌。葉加瀬太郎とともにワールドツアーで披露されたことでも有名 |
3位 | マライア・キャリー | 恋人たちのクリスマス | 109.4万枚 | SoftBankのCMソング。フジテレビ「29歳のクリスマス」主題歌で有名になったクリスマスソングの定番。 |
4位 | ホイットニー・ヒューストン | オールウェイズ・ラヴ・ユー | 81万枚 | ワイモバイルのCM曲であり、映画「ボディガード」のテーマソング。 |
5位 | サイモン&ガーファンクル | サウンド・オブ・サイレンス | 81万枚 | 初期S&Gの代表曲。幻想的なサウンドと哲学的な歌詞、二人のハーモニーが特徴。 |
レコードにおいては売上が好調

1980年代初頭には多く普及していたアナログレコードですが、CDが発売されて以降、売上は低迷し続けていました。
しかし、近年ではアナログレコード人気が復活し、2020年にはアメリカでアナログレコードの売上が34年ぶりにCDを超えたとニュースになりました。
日本では2018年に、ソニー・ミュージック・グループが29年ぶりに自社での一括生産を再開しています。
ここからは、アナログレコード人気が再燃した理由を見ていきましょう。
若者のレコードブーム
レコード人気再燃の要因の一つが、若者を中心に起こったレコードブームです。
動画投稿アプリ「TikTok」などで1970年代、1980年代に流行ったシティポップが若者の間に広まり、その音の良さが好まれレコードが入手されるようになりました。
レコードならではの手間も若者にとっては斬新に感じるようで、慎重に針を置いて最初から最後まで通して聴くのが、音楽好きにとって至福の時間になっているといえそうです。
音楽業界では再プレス盤を発売したり、現代のアーティストの新譜をレコード盤で出したりして、レコード人気を後押ししています。
自宅でレコードを楽しむ人が増えた
新型コロナウィルスの流行も、レコードブーム再燃の理由の一つです。
コロナ禍で在宅時間が大幅に増えたことから、自宅では手間をかけてレコードを聴いてみたいという人が増えたといえそうです。
レコードプレイヤーは5,000円程度から手に入るため、おうち時間にレコードを取り入れやすかったとも考えられるでしょう。
レコードのなかにはプレミア価値がつくものも
アナログレコードのなかには、プレミア価値がつくものもあります。
高く買い取りされるレコードには、大まかに以下の特徴があります。
再プレスした限定盤
発売から何十年も経ったレコードを最新技術で再プレスした限定盤が発売されており、高値がつきやすくなっています。
また発売当時には人気のなかったレコードも、近年のレコードブームの再燃で高く評価される可能性があります。
ジャズやロック
ジャズやロックは世界的に人気の高い音楽ジャンルです。
さらに日本人のジャズは和ジャズとも呼ばれ需要が高まっており、買取相場が高くなっています。
帯やシュリンクがついたレコード
購入後に破棄されることが多い帯や、シュリンク(新品のレコードジャケットに施されるフィルム膜)がついたままのレコードは付加価値が上がる傾向があります。
帯は日本にしかない文化のため、海外からの人気により高値で取引されるのです。
未開封や状態が良いレコード
レコードが普及していた1980年代頃から数十年が経過した現在、状態の良いレコードは数が少なくなっておりプレミアがつくことがあります。
状態次第では、同じタイトルのレコードでも値段に何十倍もの差がつくこともあるようです。
見本盤・限定盤・廃盤などのレコード
ラジオ局や販売店にしか提供されていない見本盤は、希少価値が高くなります。
また、限定盤や短期間で内容が変更になり市場に出回っている数がごく少ないレコードは、プレミア価値が高まります。
レコードを良い条件で買い取ってもらうコツ

価値のあるレコードをさらに良い条件で買い取ってもらうためには、以下3つのコツを意識してみましょう。
状態良く保管し買取前に掃除する
レコードの保存で気をつけたいのが湿気です。
レコードを良い状態のまま保つため、日の当たらない風通しの良い場所に保管しましょう。
直射日光が当たってダメージの大きいものや、ジャケットにカビが生えているものは査定では減額対象になってしまうため、注意が必要です。
また、査定に出す前にほこりや皮脂の汚れを掃除すれば、高値になる可能性もあります。
一方で、掃除によって傷がついてしまう場合もあるため、無理のない範囲で行ないましょう。
付属品をつける
帯の有無で、レコードの価値が何十倍も変わることがあります。
他にも購入時についていた歌詞カードなどの付属品があれば、一緒に査定してもらいましょう。
レコードをまとめて買い取ってもらう
1枚では価値のつかないレコードも、複数枚まとまると金額をつけてくれることがあります。
買い取りに出す場合は、できるだけまとめて依頼しましょう。
洋楽のレコードの買い取りならバイセルにお任せください
バイセルは、テレビCMも放送されている買取店です。
モットーは「早く、高く、出張買取」で、レコードを含む累計買取実績は業界トップクラスです。
バイセルではこれまでに、ロックやパンクなどさまざまなジャンルのレコードを買い取らせていただきました。
ジャケットの折れや汚れ、盤の傷、帯の汚れや破れ、カバーの欠品や破損のあるレコードも買い取りできる可能性があります。
定期的に行なわれる買取額アップキャンペーンを利用すれば、より高額の査定になる可能性があるのでぜひチェックしてみてください。
バイセルの買取方法には以下の3つがあります。
出張買取
出張買取は離島を除く日本全国に対応可能で、出張料や査定料、キャンセル料はかかりません。
お申し込み時に設定した日時に、担当者が現地まで伺い査定を行ないます。
買取金額に納得いただければ、その場で現金をお支払いします。
店頭買取
バイセルの店舗は宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府にあります。
事前予約なしでご利用いただけますが、予約があれば待ち時間は発生しません。
身分証を確認後、買取金額に納得いただければその場で現金化となります。
宅配買取
宅配買取では、送料無料の宅配キットに品物をつめて送るだけでご利用いただけます。
品物が到着後に査定を行ない、買取金額に納得いただければご指定の銀行口座にお振込みとなります。
無料宅配キットのサイズは、4種類からお選びいただけます。レコードの破損を防ぐ緩衝材とともに必要な数をお申し込みください。
バイセルを利用した人の口コミ
バイセルの利用者からは「丁寧な対応で良かった」「値段にもしっかり説明してくれました」「安心して任せられました」とのコメントが多数寄せられています。
おわりに
数十年の時を経て、アナログレコード人気が再燃しています。
若者からの人気も高まっており、高価格で取引されているものも多く存在します。
昔のレコードが若者へ出回ることで、過去に流行った洋楽を知ることもあるでしょう。
いつか若者の間で、昔の洋楽が流行る日が来るかもしれません。
ご不要となったアナログレコードがあれば、買取実績豊富なバイセルにぜひご相談ください。専門知識と確かな技術をもった査定士が、まごころを込めて査定いたします。

より詳しい情報を知りたい方はこちら
レコード買取をもっと見る