余市ウイスキーを定価で購入するには?特徴や希少価値の高いおすすめ銘柄6選
「余市ウイスキーは定価で買えるの?」
「余市ウイスキーの価値が気になる」
お酒をコレクションするのが趣味の人の中には、このような疑問を感じている人もいるでしょう。
2024年現在、余市ウイスキーは原酒不足により定価での購入は困難です。
しかし、蒸留所などで直接購入するなどの方法は存在します。
本記事では、余市ウイスキーの購入事情やおすすめの銘柄を解説します。
価値の高い銘柄などがわかるため、ぜひ最後までお読みください。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
余市ウイスキーは滅多に定価で買えない!
余市ウイスキーは、現在定価で買えることは滅多にありません。
理由は、原酒不足によるものです。実際に「竹鶴17年」などのニッカウイスキーは、2020年3月を持って販売を終了しています。
年代の表記されていない「ノンエイジ」と呼ばれるシングルモルト余市であれば、定価4,500円(税込)で購入可能です。
しかし出荷本数を絞っているため、気軽に購入するのは難しいでしょう。
余市ウイスキーは年代が表記されているものほど価値が高いですが、年代物は2015年に生産を終了しています。
そのため現在ご自宅で年代物の余市ウイスキーを保有している場合は、大きな価値がつく可能性があります。
余市ウイスキーとは?
余市ウイスキーとは、北海道の余市蒸留所で作られたウイスキーの名称です。
「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝が開いたニッカウイスキー最初の蒸留所で、スコッチウイスキーの本場であるスコットランドに似た気候のもと、本格的な味を提供し続けています。
余市蒸留所のウイスキーは力強く重厚な味や香りが特徴ですが、その秘密は蒸留方法にあります。
世界でも珍しい石炭直火蒸留で、焦げからできる香ばしさを実現し、唯一無二のウイスキーを作り出しているのです。
余市ウイスキーの特徴は、以下の表をご参照ください。
容量 | 700ml |
---|---|
アルコール度数 | 45% |
香り | ● やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ ● 豊かな果実香の調和 ● 穏やかで心地よいピート感 |
味わい | ● オークの甘さとしっかりとしたピート感 ● 麦芽の香ばしさとオレンジのような果実の味 |
余韻 | あたたかなオークの甘さとスモーキーさがゆっくりと持続する |
余市ウイスキーを定価で購入する方法
冒頭でもお伝えしたとおり、余市ウイスキーは現在入手困難な品種です。
定価で購入したいのであれば、余市蒸留所に出向くのが確実といえます。
しかし余市蒸留所は北海道にあるため、多くの方は買いに行くのが難しいでしょう。
買いに行けないという場合は、酒屋の抽選販売などのイベントをチェックするのがおすすめです。
酒屋では不定期ですが抽選販売などを行っており、当選すると買える可能性があります。
なおAmazonや楽天などの通販サイトで売られているケースもありますが、定価ではない可能性が高いです。
余市ウイスキーのおすすめ銘柄
余市ウイスキーのおすすめ銘柄を6つ紹介します。
- シングルモルト余市
- シングルモルト余市10年
- シングルモルト余市12年
- シングルモルト余市15年
- シングルモルト余市20年
- シングルモルト余市 リミテッドエディション
味や香りなどの特徴を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
シングルモルト余市
「シングルモルト余市」は、余市蒸留所が販売しているウイスキーの中で最もスタンダードな商品です。
年数表記のないボトルを「ノンエイジ」と呼びますが、2023年3月時点で一般販売を行っているシングルモルト余市は、すべてノンエイジです。
シングルモルト余市は、ソルティでピートの効いた個性的な味わいが特徴。力強さと繊細さの両方を持っており、絶妙なバランスが魅力です。
ストレートやロックはもちろん、ハイボールなどさまざまな飲み方を楽しめます。
シングルモルト余市10年
「シングルモルト余市10年」は、シングルモルト余市にも見られるソルティさ、ピートのスモーキーさはそのままに、熟成を重ねた商品です。
熟成させることにより、バナナや洋梨のようなフルーティな味わいを楽しめます。
シングルモルト余市10年は2015年に一度終売しましたが、2022年には国内9,000本限定で再販されました。
しかし現在は流通していないため、手に入れるのは困難でしょう。
シングルモルト余市12年
「シングルモルト余市12年」は、余市蒸留所のなかでも12年以上熟成された原酒のみを使用した商品です。
シングルモルト余市10年と比較すると、フルーティさが強く、スモーキーさやソルティさはマイルドになっています。
穀物系の優しい甘みとフルーティさ、スモーキーさとソルティさすべてのバランスが取れたウイスキーとして人気を集めています。
残念ながらシングルモルト余市12年も2015年に終売しており、現在は流通していません。
シングルモルト余市15年
「シングルモルト余市15年」は、余市蒸留所で15年以上熟成された原酒飲みを使用しています。
2015年の終売前までは一般販売されていたため、保有している方もいるのではないでしょうか。
シングルモルト余市12年のバランスの良さをパワーアップさせた商品で、熟成感はもちろん、フルーティさ・スモーキーさなど、全部のフレーバーがきちんと感じられる点が特徴です。
バランスの良さと深みのある複雑な味わいで、余市ファンの中では人気の高い銘柄として知られています。
シングルモルト余市20年
「シングルモルト余市20年」は、シングルモルト余市シリーズの中で最も熟成年数の長い商品です。
20年以上熟成された希少な原酒のみを使用しています。
シングルモルト余市20年は、圧倒的な香りと熟成感、蜜のように円熟した上品な味わいが特徴。
ソルティさやスモーキーさはマイルドですが、フルーティさの良いアクセントとしてかすかに感じられます。
現在は原酒不足のため終売していますが、余市ファンからの人気が高く、再販が期待されています。
シングルモルト余市 リミテッドエディション2019
「シングルモルト余市 リミテッドエディション2019」は、余市の姉妹蒸留所である「宮城峡蒸留所」の50周年を記念して販売された商品です。
ホテルやバーの経営者などを相手に販売され、2019年発売当時は約30万円(参考価格)で取引されていました。
1960年代から2000年代までの5つの原酒がブレンドされており、余市の力強い味わいに加えてビターチョコやピートのスモーキーな余韻が感じられます。
またフロスト加工された黒いボトルも限定感があり、黒いラベルに白いロゴの高級感溢れるデザインが目を惹きます。
余市ウイスキーに関するよくある質問
余市ウイスキーに関するよくある質問に回答します。
余市ウイスキーはどこで買える?
余市ウイスキーが購入できる場所は、主に以下の3つです。
- 余市蒸留所
- 酒屋
- 通販サイト
定価で購入したいなら、余市蒸留所に買いに行くのが確実です。
しかし遠いという方は、酒屋のイベントなどをチェックすると良いでしょう。
Amazonや楽天などの通販サイトでも購入できますが、定価ではない可能性があります。
余市と宮城峡のどちらが美味しいですか?
余市と宮城峡は味や香りが異なるため、どちらが美味しいと感じるかは人によって異なります。
それぞれの味や香りの特徴は、以下のとおりです。
香り | 味わい | 余韻 | |
---|---|---|---|
余市 | ● やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ ● 豊かな果実香の調和 ● 穏やかで心地よいピート感 |
● オークの甘さとしっかりとしたピート感 ● 麦芽の香ばしさとオレンジのような果実の味 |
あたたかなオークの甘さとスモーキーさがゆっくりと持続する |
宮城峡 | ● りんごや洋梨のようなフルーティさ ● 甘く華やかな花の香り ● 樽由来のやわらかなバニラの香り |
● ドライフルーツのような味 ● 滑らかな口当たり |
麦の甘さとほのかなビター感、穏やかな樽香が優しく広がる |
余市は重厚感があるため、ウイスキーそのものをしっかりと楽しみたい方におすすめです。
一方甘めなウイスキーやまろやかな味わいが好きな方は、余市よりも宮城峡のほうが美味しいと感じる可能性があります。
ニッカウイスキー余市は試飲できますか?
試飲は余市蒸留所のみでできます。
無料ガイド付き見学に参加された方に限り、1人3種類、各1杯の試飲が可能です。
なおレストラン及びミュージアム内の有料テイスティングバーは、予約不要で利用できます。
まとめ
余市ウイスキーは原酒不足のため、現在は定価での購入が難しい商品です。
終売してしまった銘柄も多いですが、今でも根強い人気を誇っているため、シングルモルト余市15年や20年などは買い取りで価値が付く可能性があります。
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