ウイスキー倉吉(松井酒造)の評判は?種類・価格や買取市場での人気を解説
ウイスキー倉吉は、豊かな自然の恵みを生かした品質の高さが人気のジャパニーズウイスキーです。
鳥取県の倉吉蒸留所を中心に造られており、ウイスキー愛好家の間では世界的に高く評価されています。
ウイスキー倉吉の特徴や種類に加え、世界的な評判の高さ、価格、買取市場での人気などについてご紹介します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
ウイスキー倉吉とは
ウイスキー倉吉とは、鳥取県の松井酒造が製造するウイスキーの人気ブランドです。
ウイスキー倉吉には、モルト原料のみを使用した「マツイピュアモルトウイスキー 倉吉」や「シングルモルトウイスキー 倉吉」、長期熟成の「倉吉18年」などがあります。
松井酒造が製造
松井酒造は、大阪と鳥取に本社を構える酒造メーカーです。
ウイスキーの製造免許を取得したのは2015年と最近ですが、1910年(明治43年)の創業から酒と醤油の醸造業を営んできました。
現在はウイスキーのほかにもビール・梅酒・焼酎などを製造しており、ウイスキー倉吉のほかにも「米焼酎倉吉」や「マツイ梅酒」などの人気商品を造っています。
鳥取県内に4つの工場を有しており、その中でも代表的なのが倉吉蒸留所です。
ウイスキー造りに適した倉吉蒸留所
ウイスキー造りにとって重要なのが、豊かな水と土壌であると言われます。
鳥取県倉吉という土地には、大山山系の美しい自然環境と、降水量の多さに支えられる豊富な水量とがあります。
また、鳥取など日本海側の気候は寒暖差が大きく、ウイスキーを熟成する環境に適していると言われます。
栄養価にとんだ土壌でろ過された雪解け水は、軟水の中でも非常に低い硬度でウイスキーの素材の旨みを引き出す特徴があります。
このようにウイスキー造りに適した環境を持つのが、松井酒造の倉吉蒸留所です。
ウイスキー倉吉の特徴
ウイスキー倉吉はジャパニーズウイスキーの中でも比較的新しいブランドですが、その高い品質から国内外で注目を集めています。
ウイスキー倉吉の魅力としては、シェリー樽・バーボン樽・ワイン樽などさまざまな種類の樽で熟成された原酒をブレンドした、複雑な味わいが挙げられます。
また、柑橘類やトロピカルフルーツのようなフルーティーな香りも特徴で、口当たりがまろやかなのも人気の理由です。
スタンダードな「ピュアモルトウイスキー 倉吉」をはじめ、倉吉蒸留所の原酒のみを使用した「シングルモルトウイスキー 倉吉」、シェリー樽で熟成させた「倉吉 シェリーカスク」、長期熟成の「倉吉8年」「倉吉12年」「倉吉18年」など、現行品だけでも12種類のラインナップが揃います。
ウイスキー倉吉って美味しいの?気になる評判を紹介
ウイスキー倉吉を実際に飲んだことのない人の中には、「本当に美味しいの?」と気になる人もいるでしょう。
ここでは、倉吉ウイスキーの世界での受賞歴から、ウイスキー業界におけるウイスキー倉吉の評判を見ていきましょう。
ウイスキー倉吉の受賞歴
倉吉ウイスキーは、発売以来数々の国際的なコンペティションで受賞しており、その高い品質が世界からも認められています。
主な受賞歴は以下の通りです。
2019年 | ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)で「倉吉」がワールド・ベスト・ジャパニーズ・シングルモルト・ウイスキー(5年未満)を受賞 |
---|---|
2020年 | インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)で「倉吉」が金賞を受賞 |
2021年 | サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)で「倉吉ピュアモルト」がダブル金賞を受賞 |
2022年 | インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)で「倉吉ブレンド」が金賞を受賞 |
新しいブランドながら、すでにこれだけの受賞歴があるというところからしても、世界のウイスキー市場におけるウイスキー倉吉の評判の高さがうかがえます。
ウイスキー倉吉の種類
ウイスキー倉吉には、製法や熟成年数などの違いによっていくつもの種類のウイスキーがあります。
ウイスキーは熟成させた年数や蒸留所の場所、熟成に使用した樽の種類によって香りや味、色味までも変化するため、年代別で違った楽しみ方ができるのがひとつの醍醐味です。
ここでは、買取市場でも人気の高いウイスキー倉吉の代表的な種類についてご紹介します。
ピュアモルトウイスキー 倉吉
「ピュアモルトウイスキー 倉吉」は、ウイスキー倉吉の中でも最もスタンダードな銘柄と言えます。
ホワイトオーク樽で3年以上熟成させたモルト原酒を中心にした、モルト100%のウイスキーです。
柔らかで香ばしく爽やかなモルトの香りがあり、口に含むとレーズン・ナッツ・バニラといったバランスの良い酸味・苦味・甘味の調和が広がります。
ピュアモルトウイスキー 倉吉シェリーカスク
「ピュアモルトウイスキー 倉吉シェリーカスク」は、松井酒造のモルト原酒をシェリー樽(シェリー酒の熟成に使用した樽)で熟成させたウイスキーです。
シェリーカスクならではの、果実やチョコレートのような甘い香りが特徴です。
レモングラスのような柑橘系の酸味としっかりマッチして、バランスのとれた香りや喉越しが楽しめます。
ピュアモルトウイスキー 倉吉8年
「ピュアモルトウイスキー 倉吉8年」は、ホワイトオーク樽で8年以上熟成させたモルト原酒を使用した、長期熟成のウイスキーです。
ドライオレンジを思わせるような麦芽香と甘くかぐわしい果実香が特徴です。
口に含むとバニラやナッツといった香ばしさの中にも甘さが際立つ風味で、口当たりはとても柔らかです。
ピュアモルトウイスキー 倉吉12年
「ピュアモルトウイスキー 倉吉12年」は、ホワイトオーク樽で12年以上熟成させたモルト原酒を使用した、長期熟成のウイスキーです。
口に含むと、ナッツやアーモンドの香りとどっしりとした麦芽香が口いっぱいに広がります。
程よいバニラやレーズン・ほのかなスモーキーさも感じられ、甘さ・ビター・酸味のバランスが際立つ年代物です。
ピュアモルトウイスキー 倉吉18年
「ピュアモルトウイスキー 倉吉18年」は、ホワイトオーク樽で18年以上熟成させたモルト原酒を使用した、長期熟成のウイスキーです。
長期熟成を感じさせる最高峰の深い芳醇な香りが印象的です。
口に含むと蜂蜜の甘美な味わい、優雅で深みのあるバニラのまろやかな甘さ、スモーキーさとスパイシーさが入り混じった複雑な味わい、余韻としてミントの爽やかさが感じられます。
ブレンデッドウイスキー 倉吉シェリーカスク12年
「ブレンデッドウイスキー 倉吉シェリーカスク12年」は、厳選された国産のモルト原酒・グレーン原酒をシェリー樽で長期熟成させたブレンデッドウイスキーです。
シェリー樽由来の、バランスの取れた柑橘系の甘味と酸味が特徴です。
短期熟成では味わえない濃厚かつ芳醇な香りの余韻が長く続きます。
シングルモルトウイスキー 倉吉
「シングルモルトウイスキー 倉吉」は、倉吉蒸留所で蒸留したモルト原酒のみを使用したシングルモルトウイスキーです。熟成にはホワイトオーク樽が使用されています。
モルトの甘くフルーティーな香りと、爽やかでビターな風味が特徴です。
ウイスキー倉吉 免税店限定デザインボトル
ウイスキー倉吉には、免税店限定で販売されている特別デザインのボトルがあります。
それぞれ日本らしいデザインとなっており、日本のお土産にジャパニーズウイスキーを求める観光客などから人気となっています。
種類 | 限定デザイン |
---|---|
ピュアモルトウイスキー 倉吉 | 丹頂鶴、梅の花 |
ピュアモルトウイスキー 倉吉シェリーカスク | 舞妓、金閣 |
ピュアモルトウイスキー 倉吉8年 | 甲冑の武士 |
ピュアモルトウイスキー 倉吉12年 | 伝統模様に桜の花 |
ピュアモルトウイスキー 倉吉18年 | 富士山、丹頂鶴 |
ウイスキー倉吉の価格
ここからは、ウイスキー倉吉の価格についてご紹介していきます。
ウイスキー倉吉の代表的な銘柄の希望小売価格・容量・アルコール度数は以下の通りです。
種類 | 名称 | 価格(税込) | 容量 | 度数 |
---|---|---|---|---|
マツイピュアモルトウイスキー | 倉吉 | ¥3,960 | 700ml | 43% |
マツイピュアモルトウイスキー | 倉吉シェリーカスク | ¥4,400 | 700ml | 43% |
マツイピュアモルトウイスキー | 倉吉8年 | ¥8,250 | 700ml | 43% |
マツイピュアモルトウイスキー | 倉吉12年 | ¥11,000 | 700ml | 43% |
マツイピュアモルトウイスキー | 倉吉18年 | ¥27,500 | 700ml | 43% |
マツイブレンデッドウイスキー | 倉吉シェリーカスク12年 | ¥8,800 | 700ml | 43% |
マツイシングルモルトウイスキー | 倉吉 | ¥4,950 | 700ml | 43% |
海外の品評会で上位を受賞した長期熟成ものは、市場での取引価格も高い傾向があります。
特に「倉吉18年」は27,500円(税込)と、松井酒造の他のウイスキーに比べて高価です。
また、「倉吉」「倉吉シェリーカスク」「倉吉8年」「倉吉12年」「倉吉18年」にはそれぞれ200mlボトルもあり、700mlボトルの1/3ほどの価格で販売されています。
ウイスキー倉吉はお酒買取でも人気
近年、ジャパニーズウイスキーの人気は世界的に上昇しており、需要拡大によって原酒が足りなくなっている銘柄も多数あります。
その希少価値もあって、買取市場におけるジャパニーズウイスキーの人気は非常に高くなっています。
国際的なコンペティションで多数の受賞歴があるウイスキー倉吉も、やはり世界的に買取市場での人気は高まっています。
バイセルでも、倉吉を含むウイスキーの買取実績は数多くございます。
以下の2つのページでは、様々なウイスキーの買取相場に加え、バイセルでの実際の買取例、バイセルのウイスキー買取をご利用になったお客様の声についても記載してございます。
参考までにぜひご覧ください。
ウイスキー倉吉を売るならバイセルへ
ウイスキー倉吉などの価値あるお酒を売るならバイセルへお任せください。
バイセルは日本全国を対象にお酒などの出張買取サービスを提供しており、たくさんのお客様・リピーター様からご指名をいただいてまいりました。
その結果、2015〜2023年の合計で3,700万点以上の買取実績を積み上げることができました(当社調べ)。
バイセルの査定士は、高い専門知識と豊富な査定経験を生かして、ウイスキー倉吉をはじめとしたお酒1点1点の価値を正確に鑑定します。
バイセルの出張買取は、手数料完全無料です。
「試しに査定だけ」といった場合にも料金の心配なくご利用いただけますので、まずはお気軽にバイセルの無料査定をお試しください。
より詳しい情報を知りたい方はこちら
お酒買取をもっと見る
こんなコラムも読まれています
- サントリー「山崎12年」の買取相場はなぜ高い?より高く売るコツもご紹介
- ウイスキー「響30年」の買取相場は?種類ごとの価値や高く売るコツ
- 有名ビンテージウイスキーの買取相場は?高く売れやすい銘柄をご紹介
- 海外ウイスキーの買取相場は?高く売れる種類と買取時の注意点を解説
- 古酒の買取相場は?古いウイスキーやブランデーを高く売るポイントとは
- キリンウイスキー富士山麓の定価は5,500円(税込)!販売終了で値上がりはする?
- 余市ウイスキーを定価で購入するには?どこで買えるかを解説
- 竹鶴が高価買取される理由は?買取相場や高く売るポイントなどを解説
- イチローズモルトの買取相場は?高く売れる種類と買取のコツをご紹介
- ウイスキー「軽井沢」の買取価格は?相場と高く売るポイントをご紹介