シミ汚れや虫食いのある着物は買取できる?高く売るための注意点とは

2024.10.07

着物買取 コラム
シミ汚れや虫食いのある着物は買取できる?高く売るための注意点とは
シミのついた着物でも買取可能ですか?
シミのついた着物は買取価格が下がってしまうことが多いですが、シミの程度によって買取可能なケースも多いです。専門知識を持ったバイセルの査定士が一度拝見いたしますので、まずはバイセルにお問合せ下さい。
着物を売りたいのですがシミや虫食いがあります。価値ってありますか?

たんすの中から、着なくなった着物を久々に出してみると、シミが見つかってしまった...という経験はありませんか?

「もう着る機会もないから買い取ってもらいたいけど、着物にシミ汚れがあっても大丈夫なのか」と疑問を抱いている方も少なくないと思います。

実は、着物にシミがあっても、買取可能なケースは多くあります。

シミのある着物の買取事情、シミがあっても高く売れる可能性のある着物の特徴、シミのある着物を少しでも高く売るための注意点などに加え、シミと並ぶ着物のトラブルであるカビや虫食いへの対処法についてもご紹介します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

シミ汚れや虫食いのある着物も査定してもらえる可能性大!

シミ汚れや虫食いのある着物も査定してもらえる可能性大!

中古市場で着物は常に一定の需要が見込まれるため、シミ汚れや虫食いのある着物でも査定できる可能性が十分にあります。

中古市場で着物を購入する人は、着物で日本での旅行を楽しみたい外国人や日本文化を学びたい人、洋服やバッグなどにリメイクするための生地に使いたい人まで多種多様です。

買い取った着物は、海外販路や幅広い流通ルートがある着物買取業者やレンタル着物店、中古着物店で重宝されています。

着物に価値を見出している人が多いからこそ一定の需要が見込めるので、汚れやシミがあっても査定可能な場合が多いです。

とはいえ、着物にとって好ましくない環境に長い期間保管していると、特にカビや虫食いが広範囲に広がってしまいます。

せっかく査定に出したくても、着物の状態が不安で査定金額がつかないのではと気を落としてしまうでしょう。

次の見出しでは、どのような特徴を持った着物であれば問題なく査定をしてもらえるのかをご紹介します。

シミや虫食いがあっても需要が見込まれる着物の特徴

一度買取を断られた着物でも諦めないで

シミや虫食いがある着物はきれいな着物よりも査定金額が下がる場合が多いですが、査定は可能です。

ただし、シミやその他の汚れや臭いの程度によって査定金額は大きく変動します。

理解したうえで、査定に出すことをおすすめします。

ここでは、シミや虫食いがあっても需要が見込まれる着物の特徴をご紹介します。

・サイズが大きい着物

・訪問着や振袖など格の高い着物

・人間国宝や伝統工芸品に認定された作品

・素材が正絹の着物

サイズの大きい着物

サイズの大きい着物は、購入者が自分の背丈に合わせて仕立て直しができますし、リメイクする際に使える生地が多くなるので査定で需要が高くなりやすいです。

シミがあっても、中古で購入した人がシミの部分を切り取って仕立て直しできます。

査定では着丈が160センチ以上であればシミがあっても需要が見込まれます。

一方で、着丈が140センチ以下だと着られる人が限られてしまい、一部の業者では買取が難しい場合があります。

訪問着や振袖など高く売れやすい種類の着物

どの種類の着物でも需要が高くなりやすいですが、小紋や付け下げなどの街着よりも留袖や振袖訪問着などの格の高い着物の方がシミがあっても高い需要が見込まれやすいです。

格の高い着物は新品の販売価格が高いことが多く、多少汚れがあっても一度は袖を通してみたいという方に需要が見込まれる場合があるからです。

人間国宝や伝統工芸品に認定された作品

人間国宝や伝統工芸品に認定された作品は、付加価値となって査定金額が高値になりやすいです。

シミがあっても価値を反映した査定金額をつけてくれる可能性があります。

証紙落款などがあると作家本人の作品であることを証明できると、査定がスムーズに進みます。

素材が正絹の着物

着物の素材も、査定で価値を判断する材料です。

ポリエステルやウールの着物よりも正絹の着物の方が、査定で需要が見込まれやすいです。

ただし、正絹の着物は自宅での洗濯が難しく、シミが繊維に染み込んで落とせなくなる可能性があります。

ポリエステルや麻などと異なって正絹はシミの範囲が広いほど査定金額が下がりやすくなってしまいます。

シミ汚れや虫食いがある着物を少しでもお得に売るためのポイント

シミ汚れや虫食いがある着物を少しでもお得に売るためのポイント

シミや虫食いがある着物を少しでもお得に売るにはどこに気をつけたらいいでしょうか。

ここでは査定に出す前に心がけたいことをいくつかご紹介します。

・汚れを自分で落とそうとしない

・査定前にクリーニングに出さない

・胴裏を交換しない

・着物の買取業者を利用する

汚れを自分で落とそうとしない

シミがついた着物を少しでもお得に売りたくて、自力でシミを落としてから査定に出そうと考えているのかもしれません。

しかし、着物のシミを自力で落とすことはおすすめできません。

特に正絹の着物はデリケートな素材なので、自宅で洗濯をしたり擦り洗いをすると生地を傷めてしまい、査定金額が下がる可能性が高いです。

シミを薄くしようと強く押さえて洗う、叩き洗いなども避けてください。

また、熱湯をかける、洗濯洗剤を使うことも生地を傷める原因になり得るので使わないようにしましょう。

自分で何とかするよりも、シミがついたまま状態で査定に出すことをおすすめします。

査定前にクリーニングに出さない

自分で着物の汚れを落とすことを避けた方が良いのなら、クリーニングに出してきれいにしようと思う方はいるでしょう。

しかしながら、これも避けた方が良いでしょう。

着物によっては査定金額よりもクリーニング代の方が高くなってしまい、せっかく売っても手元に現金が残らない場合があります。

綿やポリエステルの衣類とは異なり、着物専用のクリーニング店があるほど汚れを落とすには高度な技術が必要で、一般的なクリーニング店よりも割高であることが多いです。

また、着物専用のクリーニング店でも担当者の技量によって出来栄えに差が出ることがあります。

不安な方や高い料金を払うのに躊躇する方は、シミのついたまま査定に出すことをおすすめします。

胴裏を交換しない

着物の裏地や胴裏にシミがある時に、胴裏を新品に交換してから買取に出す方もいますが、これもクリーニング同様に損をしてしまう可能性があるのでおすすめできません。

胴裏の生地代と交換代で数万円かかってしまうこともあり、多少状態が良くなったとしてもそれだけの買取金額アップは見込めない場合が多いでしょう。

やはり、まずはそのままの状態で査定に出してみるのが得策と言えます。

着物の買取業者を利用する

着物の価値をしっかりと見てもらうには、着物の買取実績が豊富な業者を選びましょう。

着物の査定に関して高い専門性を持ち、豊富な査定実績がある買取業者であれば、査定士が在籍しているはずですから、シミがついた着物でもしっかりと見てくれます。

着物を扱うリサイクルショップでもシミのついた着物を査定してもらえますが、状態や種類、付属品の有無などを踏まえて査定金額を出すわけではない場合があります。

着物に価値があるかどうかに関係なく、1キロ単位で査定金額が決まるリサイクルショップもあり、専門知識を持った査定士がいる可能性は低いでしょう。

シミがついた着物でも査定金額がつく可能性はありますから、少しでもお得に売るために価値を判断してくれる着物の買取業者を利用しましょう。

着物を売る前に買取業者の口コミをチェックしよう!

シミのついた着物でも査定ができそうかどうかを調べる方法として、買取業者の口コミサイトを有効活用しましょう。

口コミに記載されている内容は実際に査定を利用した人の声です。

買取業者の口コミに「汚れた着物でも売れた」「シミのある着物でも査定してくれた」といったコメントが書かれていれば、査定に出しても問題ないとみていいでしょう。

査定を断られた着物でも諦めないで!

シミ汚れや虫食いがある着物を少しでも高く売るための注意点

査定を断られた着物でも、別の買取業者に持ち込んだら売れる場合があります。

買取業者ごとに中古市場で再販価値があると認める基準が異なるので、お持ちのシミがついた着物でも売れる可能性はあります。

着物を得意する買取業者であれば幅広い販路を持っているので、査定を断られたら諦めずに別の買取業者に相談をしてみましょう。

シミや汚れのついた着物は買取実績が豊富なバイセルにおまかせ!

シミのあるものを含めて着物を売るならバイセルにお任せください。

バイセルは着物を中心に全国で買取サービスを提供し、多数のお客様・リピーター様からご指名をいただきました。

その結果、2015年〜2023年の累計で3,700万点以上の買取実績を積み上げることができました。

バイセルの査定士は、高い専門知識と豊富な査定経験を生かして着物の価値を判断します。

きれいな着物はもちろん、シミ、シワ、カビ、日焼け、虫食いが目立つ着物も査定します。

「違う業者に断られた着物がある」という方はバイセルの無料査定をお試しください。

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カビが着物についたらどうすれば良い?

カビが着物についたらどうすれば良い?

シミと同じく着物についてしまうことが多い汚れにカビがあります。

カビは着物についた汚れを栄養分にし、湿度が60%〜70%の環境で繁殖します。

そのため、クローゼットやタンスに保管したままにすると空気が滞留して湿気がこもりやすくなり、湿度を上げやすくなります。

落としていないファンデーションや食べこぼしはカビの栄養源となります。

特に正絹の着物はカビが生えやすいです。

カビの繁殖を抑えるには月1回は虫干しをする、保管場所を換気する、たとう紙に包む、保管場所に除湿剤を置くなどが挙げられます。

軽いカビは落とせる場合が

軽度なカビは自力で落としてみましょう。

着物用ハンガーにかけて、乾いた布で軽く払うとカビが目立たなくなる場合があります。

バイセルの下記の記事には、カビの色別の対処法や自宅でできるカビ取りの手順、やってはいけない応急処置、カビの予防法などを詳しく紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

着物に虫食い穴ができてしまったら?

正絹やウールの着物は、虫食いが起こりやすい素材です。

虫干しを怠った場合に虫が発生しやすくなる傾向にあります。

着物に虫食い穴ができてしまった場合は、どうすればよいのでしょうか。

対処法をまとめました。

小さな虫食い穴は当て布で補修する

数ミリ程度の小さな虫食い穴なら、共布(着物と同じ布)を裏から当てて目隠しをする修復が可能です。

共布がない場合は、同系色の布をあて布に使います。

穴より一回り大きめにあて布を切り、穴を裏側からふさいだのちに、アイロン接着テープを重ね固定し、虫食い穴を目立たなくさせる方法です。

熱に弱い正絹やウール素材の場合は、低温でも接着できるテープを使用してください。

目立つ虫食い穴は専門業者に依頼する

大きな虫食い穴は、あて布の方法で修復しても目立ってしまいます。

5ミリ以上の一目でわかる大きな虫食い穴の場合、専門業者に修繕を依頼するのが最善です。

着物にできた虫食い穴は、「かけつぎ(かけはぎ)」という技術が用いられ、着物の共布を使ってすべて手作業で修復が行なわれます。

見た目を損なうことなく穴が修復されるので、再び着る場合にもおすすめです。

しかし、修復作業は手作業になるので完了まで時間がかかることや、穴が大きくなるほど費用が高額になるので、早い段階でかけつぎを依頼することが得策でしょう。