エルメスのアパレル商品の買取相場と高額買取してもらう方法
エルメスはブランドが好きな人であれば一つは持っているでしょう。
しかし、長い間クローゼットに入れたままにしていると、品物の状態が悪くなっているかもしれません。
使わなくなったエルメスを売るには、どのような方法で買い取ってもらい、どうすれば高く売れるのでしょうか。
今回の記事は、エルメスの人気商品、買取相場、買取方法、高く買取してもらうポイントをご紹介します。
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目次
エルメスとはどのようなブランドか?
1873年にティエリ・エルメスがパリで馬具工房として、エルメスを開業しました。
創業時よりエルメスは開発から販売までの工程を本社で管理し、職人の卓越した技術によって、高品質な商品と確固たるブランドイメージを作り上げてきました。
1880年にブティックの移転と同時に、業者への卸しだけでなく顧客への直接販売を開始して、一般層へブランドの知名度を広げます。
1892年には「バーキン」の原型となる馬の鞍を入れるためのカバン「オータクロア」を発売します。
その後、1900年にナポレオン3世やロシア皇帝ニコライ2世へ、馬具と鞄の売り込みに成功し、エルメスは発展を遂げます。
一方で、3代目のエミール・モーリス・エルメスは、アメリカで乗用車の普及が始まったことから馬車文化の衰退と自動車産業の発展を予見して、皮革製品や腕時計、スカーフ、香水などにも事業を展開します。
そして、1920年に自社内でハンドバッグ部門を新設します。
エルメスが初めてバッグにファスナーを用いたことがきっかけで、シャネルがスカートにファスナーを使ったと言われており、ファッション界の大きな功績として語り継がれています。
1951年に創業者の3代目であるエミール・モーリス・エルメスが死去し、ロベール・デュマ・エルメスが4代目として就任しました。
ロベールはスカーフに力を注いでおり、今までの木版技法からシルクスクリーンによる技法を取り入れました。
スカーフに80色程度の精密なプリントができるようになり、美しい発色が人気になりました。
1984年にエルメスの一番有名なコレクション「バーキン」が発売されました。
バーキンは、エルメスの5代目であるジャン・ルイ・デュマが、航空機で偶然隣の席になった歌手のジェーン・バーキンにバッグのプレゼントを申し出たというエピソードから生まれました。
エルメスの人気アパレル商品とは?
エルメスのアパレル商品は、どのジャンルでも人気な傾向があります。
その中でも特に持っている人が多いアパレル商品をご紹介します。
エルメスのバッグ「エブリン」
「エブリン」は1987年に、デザイナーのエブリン・ベルトランが手掛けました。
エブリンは、馬の道具入れを収納するためのバッグとして発表され、内ポケットがない肩掛けタイプのバッグです。
エブリンの象徴は、バッグの中央にある大きなHマークです。
また、エブリンは見た目は変わりませんが、年々使いやすく改善されています。
初代エブリン(エブリンI)は馬具を入れるためのバッグなので、普段使いできる形状ではなく、バッグ内側の仕切りや内ポケットもありません。
そして、肩にかけるストラップが調整できないという改善点もあったといわれています。
2代目エブリン(エブリンII)は2006年に発売され、内ポケットがなくなった代わりに背面にポケットが着けられており、使いやすさが劇的に向上しました。
ただし、この時もストラップの調整ができない仕様になっています。
3代目エブリン(エブリンIII)では、ストラップの調整ができるようになりました。
発売当初から愛用していた人は、ストラップの改善に大変喜んだことでしょう。
なお、3代目エブリンは5年程前から製造されている現行のデザインです。
エブリンのサイズは「TPM」「PM」「GM」があり、それぞれ横幅が違います。
「TPM」は横幅16.5センチで、財布やハンカチなど必要最低限の小物を入れる大きさです。
「PM」は横幅28センチで、TPMより一回り以上大きいです。 「GM」は横幅32センチで、容量も大きいです。
国内では日本人の体型にフィットする「PM」が、新品の取引でも買取市場でも人気です。
エルメスのスカーフ「カレ」
カレは1937年に誕生したシルクで作られたスカーフで、カレとは縦90cm×横90cmの正方形のスカーフを意味します。
カレのコンセプトは「短く、的確で、輝きがある」で、スカーフに描かれる絵と同等にコンセプトも大切にしています。
カレのサイズは4種類ほどありますが、特に90センチ四方の正方形のスカーフは、エルメスのスカーフラインの定番となっています。
また、カレは素材にシルクが使われており、滑らかな触り心地です。
サイズ90の「インドの狩猟」はインドの狩猟の様子を色鮮やかに細かく描かれており、インドの絨毯を彷彿させます。
赤、青、茶色など男女問わず付けられるデザインが多いことが特徴です。
サイズ45のガヴロッシュ「馬着とともに」は、2019年の春夏コレクションで登場しました。
エルメスのシンボルである馬のデザインが中央に描かれたスカーフで、エルメス愛好家からの人気が高いです。
カラフルからシックまで、様々な色味の馬着を見につけた馬が描かれているなど、カラーバリエーションが多いことが特徴です。
エルメスの財布「ベアン」
エルメスの財布のシリーズには、人気で定番の「ベアン」があります。
ベアンシリーズの中でも、大きく分けて「ベアン」「ベアンスフレ」「ベアンコンパクト」の3種類があります。
ベアンは、ジャケットの内ポケットにすんなり入るくらい薄手の長財布です。 サイズはおおよそ縦10cm、横18cm、奥行き2cmあります。
ベアンにはカード入れが5つでポケットも2つあり、スリムなうえにしっかり収納もできます。
小銭入れは出し入れしやすいファスナーになっており、その機能性の高さも男女問わず人気の理由です。
ベアンスフレはベアンよりも収納を増やした長財布です。 サイズはおおよそ縦10cm、横18cm、奥行き3cmあります。
ベアンスフレにはマチがついていて紙幣や領収書、カードなどを収納できるようになりました。 マチがあるお札入れの部分は100枚以上も収納できます。
ベアンコンパクトは、ベアンを二つ折りにして持ち運びしやすくした財布です。 サイズはおおまかに縦9cm、横12cm、奥行き2cmあります。
ベアンコンパクトはカード入れが4つと内ポケットが2つあるので、コンパクトながらもレシートやカードを分けて保管ができます。
さらに、お札入れの部分も大きく開くのでスムーズに出し入れできます。
コンパクトなので、あまり大きい財布を持ち歩きたくない男性にも人気があります。
エルメスの人気商品の買取相場
エルメスの人気商品である「エブリン」「カレ」「ベアン」は、それぞれ種類や年代、保存状態によって買取相場が異なります。
エブリンは数万円から数十万円が買取相場です。
エブリンのGMとPMは9万円で、PMは最高で19万円で買い取られたケースがあります。
カレは数千円から数万円が買取相場です。 サイズ90が15,000円ほど、サイズ40は6,000円ほどで買い取られたケースがあります。
ベアンシリーズは数万円から数十万円が買取相場です。
ベアンスフレのオーストリッチ ルージュエキゾチックは新品で30万円、オーストリッチブルーブライトンはきれいな状態の中古で5万円で買い取られたケースがあります。
エルメスの買取方法
エルメスのエブリン、カレ、ベアンは新品でも高価格です。
高額で購入したエルメスの商品ですから、たとえ使わなくなってもできれば高く売りたいところでしょう。
ここでは、エルメスの買取方法を以下の3つに分けてご紹介します。
・リサイクルショップを利用する
・ネットオークションやフリマアプリを利用する
・ブランド品を扱う買取業者を利用する
リサイクルショップを利用する
リサイクルショップで買取してもらうと、買取金額が低くなりがちです。
なぜなら、リサイクルショップは汎用性のあるマニュアルによって査定をするため、ブランド品に特化した査定基準を厳密に設けているわけではありません。
リサイクルショップは、ブランド品以外にも日用品など多くの品物を査定しています。
より多く査定をするために、汎用性のあるマニュアルを使って効率的にこなしているのです。
しかし、ブランド品に特化した査定基準を設けていないあまりに、品物の価値や中古市場での需要に合わせての査定が不十分になり、買取金額が低くなってしまう恐れがあります。
ブランド品は状態以外にも年代、型番、限定物、人気シリーズによって買取相場が変動するものです。
高く買い取ってもらうには、これらを見極めて査定をしてもらうことが重要です。
そのため、リサイクルショップでの買取は、あまりおすすめできません。
ネットオークションやフリマアプリを利用する
エルメスの品物は、ネットオークションやフリマアプリを使って売ることができます。
しかし、個人間での取引のためトラブルが起きやすいことがデメリットです。
ネットオークションサイトは、サービスの利用者に品物を売買する場所を提供しているだけです。
もし利用者間でトラブルが起きても、仲裁に入ってくれるケースはほとんどありません。
トラブルが起きた場合はサイト内にある「トラブルが起きた場合」や「よくある質問」といった項目に、自分でアクセスして解決する必要があります。
そのため、「入金の確認が取れないから発送できない」「届いた品物が破損していた」などのトラブルが起きないように、注意を払ってネットオークションを利用しなくてはなりません。
また、一部のフリマアプリには独自のルールを設けているところもあります。
この独自ルールとは、利用者たちが広めたもので、アプリ運営者は関与していません。
独自ルールの一例には、他の人が購入できないように品物の画像に購入予定者の名前を書いて取り置きすること、出品者のプロフィールを必ず読むこと、購入前に出品者へ一言メッセージをすることなど複数あります。
独自ルールの中にはアプリの利用規約に違反しているものもあります。
しかし、独自ルールに従わなくてはクレームに発展する場合があるので、心的負担なくエルメスを売りたいのであればネットオークションの利用は避けた方がいいでしょう。
ブランド品を扱う買取業者を利用する
エルメスを売りたいのであれば、ブランド品を扱う買取業者の利用をおすすめします。
ブランドを扱う買取業者は、リサイクルショップのような汎用性の高いマニュアルは使わずに、あらゆるブランド品に熟知した査定士が適正な買取金額を出します。
例えば、スカーフの査定基準には「年代ものや限定品などの希少価値はあるか」「買取市場で需要があるか」「人気のあるサイズか」「色焼けやシミ、ほつれはあるか」「シルクの滑らかさは損なわれていないか」「香水やタバコの臭いが染み付いていないか」があります。
買取業者はブランド品の査定のポイントや、品物の種類における幅広い知識を有して、1点1点丁寧に査定をしてくれます。
ですから、リサイクルショップのように汎用性の高いマニュアルによって、買取金額を低く提示されてしまう不安もなくせるでしょう。
エルメスを高く買取してもらうポイント
エルメスを買い取ってもらうには、少々手間がかかりますが準備をすることがあります。 以下、2つのポイントをご紹介します。
・保存状態をきれいに保つ
・付属品があるかどうか
保存状態をきれいに保つ
エルメスはブランド市場で高い人気を誇るので、使用感があっても高値で売れる可能性があります。
しかし、保存状態を良くすると、さらに買取金額が高くなることが期待できます。
バッグや財布などに起こりやすい型崩れは、使用感が一番わかりやすく出てしまいます。
エルメスのベアンならポケットにかさばる物を入れずに、不要なレシートなどは抜いて置くと形をキープできます。
さらに、日本は湿気が多いので、エルメス製品にカビが発生する恐れがあります。
カビを防ぐためにも、ベアンやエブリンには小さな乾燥剤を入れておくことをおすすめします。
また、エブリンの素材は雄牛の革です。
牛革は傷や擦れには強いですが、長年使っているとカビが出たり臭うことがあります。
カビが生えてしまったら、バッグ用のお手入れブラシや乾いた布で、カビの表面を丁寧に落とします。
濡れた布で拭くとバッグに水分が付いてしまい、カビがまた繁殖する可能性があるので気をつけましょう。
付属品があるかどうか
エルメスを新品で買った場合には付属品が付いてきます。
エブリン、カレ、ベアンの付属品には、箱、保存袋、説明書が挙げられます。
ブランド品の付属品が付いていると新品に近い状態になり、中古市場で需要が高くなる傾向があります。
保存状態がよく付属品が揃っていれば買取金額はより高くなる可能性もありますが、付属品がなくても査定には出せます。
付属品があれば、まとめて査定に出せるよう、品物と一緒に保管をしておきましょう。
エルメスの買取はブランド品を扱う買取業者に任せよう
エルメスは、1873年にパリで開業した世界的に有名なブランドの一つです。
エルメスはバーキンをはじめ様々なジャンルの品物を手掛けており、バッグ、財布、小物はどの種類をとっても愛好家がいます。
エルメスの中でも古くから人気のあるエブリン、カレ、ベアンがあります。
中古市場でも需要のあるこの3つは、ブランド品を扱う買取業者に査定をしてもらえば、品物の状態に合わせた買取金額を出してくれます。
査定に出す前には高く買い取ってくれる方法を事前に知って、お手入れをしておきましょう。
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