ゴヤールのバッグや財布はなぜ高い?富裕層を魅了するマーカージュアートも紹介
フランスの高級ブランド「ゴヤール」は、多くの富裕層を虜にしています。
とはいえ、シャネルやルイ・ヴィトンのような高級ブランドほどの知名度はありません。
それにもかかわらず、なぜゴヤールはこれほどに人気があるのでしょうか。
今回はゴヤール製品が高いにもかかわらず人気の理由や、ゴヤールの代表的なサービスである「マーカージュアート」について紹介します。
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ゴヤールのバッグや財布が高い理由
ゴヤールのバッグは、キャンバス素材である「サン・ルイ」でも、20万円以上の高値で販売されています。そもそもゴヤールの製品は、なぜそれほどに高いのでしょうか。
いくつかの理由があるので、それぞれ見ていきましょう。
150年以上の長い歴史がある
ゴヤールの製品が高い理由としてまず挙げられるのは、その長い歴史です。
1792年にゴヤールの前身となる会社が創業し、1834年には現在の本店と同じ場所に店舗を構え、今もなお存続しています。
1910年創業のシャネルや、1854年創業のルイ・ヴィトンよりも遥かに古い歴史を持っていることがわかります。
1891年には、英国王室やロシア皇帝、ホワイトハウスなどの公式的な納入業者の地位を築き、20世紀以降は多くのセレブに愛用されるブランドとなりました。
1998年には買収劇などもあったものの、それは同社の業績を好転させることとなります。
このように、一流ブランドとして長年存続してきたという信頼性が、ゴヤールの大きな魅力だといえるでしょう。
富裕層向けの販売戦略をとっている
ゴヤールは原則実店舗のみで販売されているため、実店舗を訪れた人だけがゴヤールの製品を手に入れられます。
日本で展開されているゴヤールのブティックは、2023年7月現在で、東京に2店舗(日本橋タカシマヤS・C 本館、伊勢丹新宿)、大阪に2店舗(うめだ阪急、大阪タカシマヤ)、京都に1店舗(京都タカシマヤ)、名古屋に1店舗(ジェイアール名古屋タカシマヤ)の計6店舗のみです。
また、ゴヤールでは19世紀以降の顧客名簿を今でも大切に保管し、顧客との特別な絆を保ち続けています。
そうした富裕層向けの販売戦略が功を奏し、ブランドの価値や希少性が増していると考えられます。
また、ゴヤールでは、物理的に遠くにいてブティックに来られない人のために、遠隔販売を実施しています。
ただし、これはオンライン販売ではないので注意が必要です。
職人のよるハンドメイド
ゴヤールの製品は、細部まで職人の手で作られています。
とりわけトランクはカルカソンヌにある170年以上続く工房で製造されており、各トランクには製造番号と職人のイニシャルが記載されています。
何世代にもわたって受け継がれてきた、職人たちのクラフトマンシップと技術の結晶が、ゴヤールのトランクなのです。
また、これらの技術はハンドバッグやトートバッグ、財布といった皮革製品にも活かされています。
こだわりの素材を使っている
ゴヤールの製品には、「ゴヤールディン」という特別な素材が使われています。
リネンとコットンをベースにコーティングされたこの素材は、いかだ乗りたちが着用していた伝統的な生地のプータングリスに由来しています。
この素材の製造方法は門外不出となっており、その秘密は厳重に守られているのです。
第二次世界大戦後にゴヤールディンキャンバスは一時生産が中止されていましたが、1998年にジャン・ミシェル・シニョルが会社を引き継いだ際に復活しました。
ゴヤールを代表するサービス「マーカージュアート」
ゴヤールには、世界中のセレブを魅了する「マーカージュアート」というサービスもあります。
マーカージュアートとは、自分好みのイニシャルや模様を選んでオリジナルの製品をオーダーできるサービスのことです。
このサービスは、創業者であるフランソワ・ゴヤールがもともといかだ乗り職人の家系であったことに由来しています。
当時のいかだ乗り職人たちには、所有者を識別するために丸太に印を付ける伝統があったのです。
ゴヤールはこの伝統を、自ら製造したバッグにも適用しています。
ゴヤールではオンラインシミュレーターを提供しており、それを使えば事前にどのようなデザインになるかを確認できます。
ここからは、マーカージュアートが多くのセレブたちを魅了している理由を解説します。
カスタマイズのバリエーションが豊富
マーカージュアートのイニシャルのフォントには2種類あり、それぞれ20色(基本色16色とメタリック4色)を入れることが可能です。
加えて、それらの色を使ったストライプや「ミレジム」と呼ばれるその年限定の特別な図案を挿入できます。
フォントのサイズは4種類あり、アルファベット文字や数字、記号、縁取り文字を入れられます。
フルネームで名前を入れたり、イニシャルだけ入れたりするのもよいでしょう。ストライプについても、1本から複数本まで好きな本数を選べます。
マーカージュアートをすれば、持ち主の個性と好みを表現した世界で唯一のゴヤール製品が手に入るでしょう。
情熱的な職人による「アート」である
マーカージュアートは、機械で入れられるわけではありません。
制作はメゾンの伝統を受け継いだ熟練の職人たちが、天然顔料をベースに独自の色を使用して一つひとつ描いています。
いうなれば、完成したマーカージュアートはどれも芸術品なのです。
色あせないパーソナライゼーションアートは、まさにメゾン・ゴヤールの精神だといえます。
多彩なアイテムにマーカージュを行なえる
マーカージュアートはハンドバッグやクラッチバッグなど、さまざまな製品に施せます。
このこともまた、マーカージュが持ち主だけの特別なアートとなる理由です。
ゴヤールは中古市場でも高く売れる?
中古市場の買取価格は、需要やコンディション、付属品の有無などの要素で変わってきます。
そのため、ゴヤールだからといって必ずしも高く売れるとは限りません。
しかし、ゴヤールは中古市場でも人気があるのは確かです。
そのため、もしも自宅に不要なゴヤール製品があるなら、査定に出してみるとよいでしょう。
高価で買い取ってもらえるポイントはいくつかあります。
きれいな状態であったほうが査定価格は高くなる可能性があるため、査定に出す前に軽くお手入れしておくのがおすすめです。
購入時の付属品がある場合には、それも一緒に査定に出しましょう。
ブランド品は新作が出ると価値が下がる傾向にあるので、不要な場合はなるだけ早く査定に出すことが重要です。
また、買取業者の選び方にもコツがあります。買取実績が豊富な業者や、鑑定士が在籍している業者を選ぶことが大切です。
そのほか、査定料や出張費がかからないところを選んだほうが、結果的に高く売れる可能性があります。
バイセルでは、ブランド品に詳しい査定士が適正な査定価格をご提示します。
また、バイセルは査定料だけでなく、出張料や宅配買取の際の送料も無料です。
汚れているものや型落ちしたものでもご相談ください。
おわりに
ゴヤールは、前身となる会社が創業した1792年以来、150年以上もの歴史を誇ります。
クラフトマンシップと一人ひとりの顧客に寄り添うサービスで、世界中のセレブたちから愛されて続けているブランドです。
中古市場でも人気が高く、期待した以上の値段で買い取ってもらえる可能性があります。
自宅に不要なゴヤール製品があるという方は、この機会に査定に出してみましょう。
その際は、実績豊富で査定料無料のバイセルにぜひお問い合わせください。
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