日本人形って価値はあるの?人形の種類と売る時の3つのコツをご紹介!

日本人形の買取相場はいくら?人形の種類と高く売る3つのコツをご紹介!
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「人形を買い集めていたが、今では押し入れにしまいっぱなしになっている…」「不要となった日本人形を持っているけど、愛着があるので捨てるのは気が引ける…」という方もいるでしょう。

そのような方には、お持ちの人形を買取へ出すことをおすすめします。

本記事では日本人形の解説から、さらにはフランス人形やぬいぐるみなどの価値についても徹底的に解説しています。



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日本人形の定義と歴史

日本人形の定義と歴史

日本人形とは、一般的に和服を着て日本髪を結うなど、日本の伝統的な風俗を表した人形を指します。

時代や用途によって姿形は変化し、今ではさまざまな種類が存在します。

元々は江戸時代に娘が嫁ぐ際、災厄を身代りさせるために、人形を婚礼の家財道具として扱っていたと言います。

日本人形の名づけについては、1927年に日本がアメリカへ市松人形を贈呈する際、「日本人形」と説明文を添えた手紙がきっかけでした。

日本人形のなかでも節句に飾る人形は分業制で作られており、各部位の専門工芸師が手がけた部品を、人形着付師が仕上げるという製作手順です。

日本人形の種類と作家ものそれぞれの価値

日本人形の種類と作家ものそれぞれの価値

日本人形は非常に種類が多く、それに伴い人形作家も多数存在します。

日本人形の主な種類は以下の通りです。

五月人形 市松人形 御所人形
雛人形 こけし人形 博多人形
木目込人形 サクラビスク(和製ビスク) からくり人形
蠟人形 竹田人形 衣装人形
桐塑人形 時代人形 文楽人形
三折人形 抱き人形 自由人形
加茂人形 嵯峨人形 鳴き人形
紙塑人形 京人形 奈良人形

有名な人形作家は以下の通りです。

平安一水 加藤鞆美 平田郷陽
平田陽光 鹿児島寿蔵 野口光彦
岡本庄三 岡本卯三郎 佐藤丑蔵
山本福松 瀧澤光瀧斎 松乾斎東光
大木平蔵 永徳斎 岡本玉水
伊藤久重 川上南甫 竹内益次郎
藤村明光 藤村光環 松乾斎

それでは日本人形の代表的な種類について、それぞれの特徴と価値、有名作家についてわかりやすく解説します。

お持ちの人形がどの種類でどのくらいの価値があるのか把握しておきましょう。

五月人形

※バイセルでは五月人形の買取が難しい場合がございます。

五月人形とは、男の子の誕生を祝うとともに、健やかな成長を願って5月5日の端午(たんご)の節句に飾る人形です。

凛々しい表情のものよりも、可愛らしい顔つきで小さい子供が好みそうな人形の方が、需要が高い傾向にあります。

五月人形には、鎧がない兜のみの「兜飾り」、兜・鎧・弓矢・太刀がセットの「鎧飾り」、甲冑をまとった男の子の人形の「人形飾り」の3種類があります。

子供には人形飾りが人気ですが、実際に購入する親から人気なのは、自宅での飾りやすさなどから兜飾りと言われています。

特にケース入りの場合は保管や出し入れがしやすく、人気があります。

五月人形の有名作家には、京甲冑界の代表とも言われる平安一水や、古代甲冑研究の第一人者とされる加藤鞆美などが挙げられます。

市松人形

市松人形は着せ替え人形の1種で、男女それぞれあり、女の子はおかっぱ頭で男の子は頭髪が筆で描かれているのが一般的です。

存在感がある市松人形は、和室に限らず、洋室にも合うと言われることもあります。

名前の由来は江戸時代にまでさかのぼり、当時人気だった佐野川市松という名の歌舞伎役者を模したことから「市松人形」という名前になったと言います。

「佐野川市松のような綺麗な女の子になるように」という願いを込めて、市松人形を贈ることもあったようです。

その後、市松人形はおもちゃから芸術品に変わり、国際的な贈答にも用いられるようになっていきました。

市松人形の有名作家には、人間国宝の認定を受けた平田郷陽や、その弟で町の人形師として活躍していた平田陽光などがいます。

御所人形

御所人形は、宮中の慶事・出産・結婚などの祝い事の際に飾られる人形で、主に幼児の厄払いとしての役割をもちます。

3等身の幼児の裸人形であることと、白い絵の具の重ね塗りによって出来上がる透き通るような白い肌が特徴です。

御所人形は、大名への返礼品としても用いられていたため、この名称が付いたという説があります。

江戸時代より宮廷や公家などで愛用されていたので、昔から高貴なものと捉えられていたようです。

雛人形

※バイセルでは雛人形の買取が難しい場合がございます。

雛人形は3月3日の桃の節句に行われる、女の子の健やかな成長を願う行事「雛祭り」にて飾られる人形です。

元々は平安時代の貴族の子どもたちが行っていた「ひいな遊び」という、ままごとや人形遊びが「雛祭り」の原型と言われており、江戸時代には庶民にも普及していきました。

当時の雛人形は、姿・顔立ち・衣服などによって何種類かに分けられており、時代と共に変化していきます。

特に雛人形で有名なのは、無形文化財に指定された技術を受け継ぐ原孝洲や、270年の伝統技法を受け継ぐ真多呂人形などがあります。

雛人形の主な種類を、作られていた時代が古い順番にご紹介します。

寛永雛(かんえいびな)

1体が片手に載るほどの小ぶりなお雛様で、女雛は両手を広げて手先がなく、男雛は髪を植えずに墨で描かれている。

享保雛(きょうほびな)

寛永雛と同様のサイズから大きいものまで様々。面長な顔と切れ長な目が特徴。

次郎左衛門雛(じろうざえもんびな)

団子のような丸い顔と釣り目、鉤鼻が特徴で、京都で作られ始めたお雛様。

有職雛(ゆうそくびな)

少し面長で白いなめらかな肌に、公家の服装を忠実に再現しているのが特徴のお雛様。

古今雛(こきんびな)

女雛の冠などの装飾が豪華になり、容姿も美しくなった、写実的なお雛様。

こけし人形

※バイセルではこけし人形の買取が難しい場合がございます。

こけし人形は、球形の頭と円柱の胴だけで成る、木製の人形です。

顔の部位、髪、着物などは絵で描かれています。

江戸時代末期から主に東北地方で作られているこけし人形は、産地や伝承経緯などによって10種類以上に分けられ、それらを「伝統こけし」と呼びます。

さらに戦後、全国の観光地などでお土産品として普及していった「新型こけし」と呼ばれるものもあります。

博多人形

※バイセルでは博多人形の買取が難しい場合がございます。

博多人形は素焼き土人形で、福岡県の博多で作られてきた伝統工芸品です。

慶長の昔、福岡舞鶴城築城の際に藩公に人形を献上したのが、博多人形の始まりとされています。

その後、博多人形はさまざまな名匠によって改良され、受け継がれてきました。

博多人形は日本の伝統文化や歴史に関するものを表す種類もあり、それを部屋に飾ることで日本やその地域の伝統を継承していくという意味合いもあるのかもしれません。

ちなみに、博多人形の種類はいくつかあり、代表的な種類は以下の通りです。

美人もの

博多人形の代表格とも言え、端麗な表情や姿が印象の博多美人を表す人形。

武者もの

黒田武士や鏡獅子など、力強い印象の男性ものの人形。

能もの

能や歌舞伎などを再現した人形。

わらべもの

五月人形としても飾れる、男の子や女の子などの人形。

日本人形以外の人形の価値

日本人形以外の人形の価値

日本人形以外のぬいぐるみやフランス人形などは、買取市場ではどのような価値が付けられるのでしょうか。

日本人形以外の主な人形の種類は以下の通りです。

ぬいぐるみ キャラクタードール フランス人形
ビスクドール フィギュリン(磁器人形) オートマタ
球体関節人形 創作人形 ブリキのおもちゃ

これらの種類の人形は、業者によって買い取っているところもあります。

このなかでも特に「この人形も売れる?」という質問が多い人形の種類について、解説していきます。

ぬいぐるみ

自分の子ども、または自分が子どもの頃に愛用していたぬいぐるみを捨てられずにいる、という方もいるかと思います。

有名なぬいぐるみのブランドには、シュタイフやリキッドブルーなどが挙げられます。

また、エルメス、ルイヴィトン、グッチなどもぬいぐるみを販売しており、このような有名ファッションブランドもののぬいぐるみであればブランド品としての価値も付加されるでしょう。

キャラクタードール

キャラクタードールとは、アニメ・ゲーム・映画などのキャラクターをモチーフとした人形で、フィギュアとも言われます。

1990年代頃より秋葉原を中心に売られ始め、たちまちブームとなり、コレクターが急増しました。

買取市場では、キャラクタードールの中でもバーチャルアイドルものを高額買取している傾向にあります。

また、限定ものや、メーカーと芸能人などがコラボしたキャラクタードールなども価値が高いとされていることがあります。

フランス人形

フランス人形は、英語で「ビスク・ドール(bisque doll)」と呼ばれ、基本的には頭部を陶磁器で作った女の子の西洋人形を指します。

素焼きの磁器製であったため、「ポーセリン・ドール」「チャイナ・ドール」などと呼ばれることもあります。

フランス人形の定義は明確ではありませんが、19世紀のフランスで作られた女の子の人形や、ロココ調のドレスを着た女性の人形を指すことが多いです。

有名なフランス人形メーカーは、ジュモーやブリュ・ジュンなどがあり、作家であれば戦後の一時期名をなした川崎プッペや英国のキャロル・スタントンなどがいます。

また、製造より100年以上が経過したフランス人形を「アンティーク・ドール」と言い、希少性が高いため、より価値の高いものとなります。

お持ちのフランス人形がアンティークものがどうかが不明確な場合は、プロの査定士に見極めてもらうことをおすすめします。

フィギュリン(磁器人形)

フィギュリンとは、陶磁器で作られた人形を指します。

基本的には成形・色付けなどの工程を手作業で行うため、手間のかかる作品です。

フィギュリンブランドとしても有名なリヤドロをはじめ、有名食器ブランドのマイセンヘレンドなどが制作しています。

人形買取のよくある質問

人形買取を初めて検討しているという方は、いくつか疑問点が思い浮かぶこともあるでしょう。

人形買取でよくある質問をQ&A形式で解説します。

Q.昔集めていた日本人形やビスクドールを売りたいです。バイセルでは買取できますか?

A.大変申し訳ありませんが、バイセルでは日本人形(ひな人形・五月人形・博多人形・こけしなど)の買取は難しい場合がございます。

ただし、ビスクドールやフィギュリン(磁器人形)は承っておりますので、ご用命の際はぜひご利用ください。

Q.バイセルで買い取りできない人形の種類は何ですか?

A.ひな人形・五月人形・博多人形・日本人形・こけし・テディベア・動物のぬいぐるみといった特定のアニメ・ゲームキャラクターと無関係な人形・ぬいぐるみは買取対象外となります。

Q.人形の塗装が剥がれていたり、衣装が色あせているなど、状態が悪いと買い取ってもらえませんか?

A.バイセルでは日本人形は扱っておりませんが、ビスクドールやフィギュリンなどであれば状態が悪いものでも査定を行っております。

状態次第にはなりますが査定額が付くケースもございますので、一度査定にお出しください。

Q.説明書や箱などがない人形でも買い取ってくれますか?

A.バイセルは、説明書や箱などの付属品がそろっていない人形もお取り扱いしております。

「付属品がないから…」と諦めずに、ぜひバイセルまでご相談ください。

Q.作家が不明な人形でも買い取ってくれますか?

A.バイセルでは日本人形の取り扱いはございませんが、作家が不明なビスクドールやフィギュリンも査定いたします。

購入時期や人形の状態などがわかれば、査定士にお伝えいただくことで査定がスムーズに進みやすいです。

Q.人形はどうやって買い取ってもらうのが良いのですか?

A.ビスクドールやフィギュリンなどの人形の買取においては、持ち運びにかさばったり店舗までの移動が面倒という方もいらっしゃるでしょう。

そのような場合にはバイセルの出張買取をおすすめしております。

バイセルの出張買取をご利用いただければ、ご自宅にて買取に出したい人形をご用意いただくだけで、査定・買取が手軽に済ませられます。

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