京焼の買取相場は?高く売る秘訣と高く売れる作品をご紹介
- 京焼の作品をいくつか持っています。いくらで買取してもらえますか?
- 作家や作品、製作年代などにより買取価格は異なります。一度拝見致しますのでお電話・メールよりお問い合わせください。
- 祖母から譲り受けた京焼の作品がたくさんあります。価値は付きますか?
京都で焼かれる「京焼」は、買取市場でどれほどの価値があるのでしょうか。
京焼と清水焼は同じかどうかに触れながら、京焼の定義と買取相場を解説します。
京焼の有名作家とその作品、そして高く売るために知っておきたい3つのポイントについてもご紹介します。
京焼の買取を検討している方は、よくある質問と併せてご一読ください。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
京焼とは?
京焼とは江戸時代から京都で作られている焼物の総称です。
茶の湯が盛んに行われるようになった江戸時代初期頃から使われるようになりました。
京焼には、清水焼、粟田口焼、八坂焼、音羽焼、御室焼、御菩薩池焼、修学院焼などが含まれ、清水焼は清水寺の参道の五条坂で作られていました。
約400年で京焼の生産地域が広がって技法が多様化したことで、現在は京都の焼き物全般を京焼・清水焼と呼んでいます。
京都では平安時代から須恵器などが生産されていました。また、陶磁器は安土桃山時代から江戸時代初期の頃にかけて作られ始めました。
茶の湯が盛んになるにつれて茶道具や器の生産量が増えていき、茶人を中心に大名などに献上されるまでに発展しました。
京焼作家のうち特に有名なのは野々村仁清です。
赤色系の絵付けは調合や焼成が難しいとされていましたが、野々村仁清は日本で初めて成功しました。
京焼の有名作家
京焼を手掛けた主な有名作家をご紹介します。
お持ちの作品の作家が当てはまる場合は高値で売却できるかもしれません。
査定に出すことをおすすめします。
野々村仁清(ののむらにんせい)
野々村仁清は江戸前期の陶工であり、瀬戸での轆轤(ろくろ)の修行後、1640年代に仁和寺門前に御室窯を開きました。
轆轤を巧みに操る技法と、優雅さ・華麗さを備えもつ上絵付けで人々を魅了しました。
野々村仁清は、主に蒔絵(金・銀などを蒔き付けた装飾)を用いた色絵陶器を手掛け、茶道具などを制作していました。
中でも「色絵藤花文茶壺」は白釉地の上に藤の花や葉が繊細に描かれており、京風文化を象徴する作品とも言われ、静岡県にあるMOA美術館に所蔵されています。
他にも重要文化財指定の作品である、金彩を用いた「色絵法螺貝香炉」や彩色を控えめにしてシラサギを再現した「銹絵白鷺香炉」などが挙げられます。
尾形乾山(おがたけんざん)
尾形乾山は江戸中期の陶工・絵師であり、京都の呉服商「雁金屋」の生まれです。
野々村仁清の色絵陶器に影響を受け、兄であり画家でもある光琳に絵を学び、1699年に鳴滝泉谷で開窯しました。
尾形乾山作品の特徴は、琳派(りんぱ・江戸時代の装飾芸術の流派)の画風を模した高雅な絵付けです。
尾形乾山作品には、懐石道具である「色絵菊図向付」や、色鮮やかな絵付けが印象の「色絵龍田川文鉢」などがあります。
また、光琳との合作も多く残しており、「銹絵鶴図角皿」では乾山が詩を、光琳が絵を手掛けました。
高橋道八(たかはしどうはち)
高橋道八は、江戸後期より代々襲名されている伝統的な京焼の窯元です。
初代は粟田口に開窯し、現在では9代目まで続いています。
中でも2代目仁阿弥道八(にんあみどうはち)は、青木木米らとともに京焼後期を代表する名工として名を馳せています。
茶道具をはじめとする煎茶道具、置物などを主に制作し、仁清、乾山などの京焼の名工たちの写しを得意としていました。
漆黒に銀色の結晶が光る「道八黒」と呼ばれる釉薬を完成させ、それを活かした作品「黒釉宝尽し水指」「黒釉紅葉茶碗」などが有名です。
他にも高橋道八作品には、「色絵蔦茶碗」「色絵手付菊之図鉢」「染付松竹梅文香炉」などが挙げられます。
中古市場で需要がある京焼作家
他にも中古市場で需要がある京焼作家は、永楽善五郎、永楽即全、二代・久世久宝、三代・久世久宝、五代・三浦竹泉、六代・清水六兵衛、青木木米、尾形乾山、奥田頴川、高橋道八、仁阿弥道八、三浦竹泉、久世久宝、清水六兵衛などがいます。
京焼の買取相場
京焼は作者・作品・製作年代などによって買取相場が異なります。
京焼の代表的な作家で作品の状態が良ければ、数万円から数十万の価値がつく場合があります。
ただし、買取業者ごとに査定基準は異なるため、相場よりも実際の金額が低くなる場合があります。買取相場は参考程度にしておきましょう。
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京焼を高く売るためのポイント
価値ある京焼を売るのであれば、どうせなら少しでも高く買取に出したいですよね。
京焼を高く売るために知っておきたいポイントを、大きく分けて3つご紹介します。
・骨董品に詳しい買取業者を利用する
・現存数が少ない・初期に作られた京焼
・共箱などの付属品があれば査定金額が上がるかも?
それでは詳しく解説します。
骨董品に詳しい買取業者を利用する
京焼を売るなら骨董品に詳しい買取業者を使うことをおすすめします。
京焼をはじめとする骨董品の専門知識を有した査定士が在籍しており、査定士は保存状態、中古市場での需要、作家の知名度、希少性などを含めて価値を見極めます。
骨董品に詳しい買取業者なら、お持ちの京焼の価値を適正に判断できるでしょう。
専門業者なら有名・無名問わず中古市場で需要の需要を見込める場合には、査定金額をしっかりとご提示します。
少しでもお得に京焼を売るなら骨董品に詳しい買取業者に依頼しましょう。
京焼を売るならバイセルの出張買取がおすすめ
京焼を売るなら骨董品買取実績多数のバイセルがおすすめです。
バイセルでは手数料無料で出張買取を提供しています。
「集めている骨董品をまとめて売りたい」「大きさと形が違うので、買取店に持ち運ぶのが面倒」という方は出張買取なら自宅にいたまま全て売却できます。
ご希望によっては玄関で査定できるので、前もって自宅をきれいにする必要はありません。
バイセルではお問い合わせから最短即日でご自宅に伺います。
出張買取の詳細を知りたい方は以下のページからご覧ください。
現存数が少ない・初期に作られた京焼
京焼をはじめとする伝統工芸品は、製造年代が古いほど価値があると認められやすいです。
京焼が作られ始めた当時の作品は残存数が少なく、希少価値を評価される可能性が高いでしょう。
良い状態で残っている京焼なら高値で売れるかもしれません。
共箱などの付属品があれば査定金額が上がるかも?
高級品や有名作家の作品には、共箱、共布、説明書、証明書などの付属品が付くことがあります。
共箱とは作品を納める桐箱で、作家名や窯名、作品名などが墨書きされたもので、提示すれば本物の作品であると証明できる場合があります。
付属品が全て揃っているとコレクター需要が上がりやすく、高値で売れる可能性があります。
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京焼買取でよくある質問
京焼を買取に出す際によくある質問について、Q&A形式でご紹介します。
参考にしていただき、疑問をなるべく解決した状態で買取に望んでいただければと思います。
Q. 共箱がないんだけど査定してくれる?
A. 骨董品買取のバイセルであれば、共箱がない骨董品でも査定は可能です。
また、時代が古すぎる場合は共箱そのものが存在していなかった可能性があります。
入手時より共箱がなく古そうな京焼の場合は、歴史的価値が望めるかもしれないので、査定士に見てもらうことをおすすめします。
Q. 作家が分からない京焼でも見てもらえる?
A. 骨董品買取のバイセルには、京焼に詳しいプロの査定士がいるため、作家不明の京焼でも見極めます。
「無名の作品と思っていたら実は有名作家の作品だった」ということもあり得るため、まずはバイセルにご相談ください。
Q. 汚れている京焼でも買取は可能なの?
A. 京焼をはじめとする骨董品は、綺麗な状態である方が、買取額が高くなりやすいです。
しかし、有名作家ものなどであれば、汚れていても買取が可能となることもあります。
汚れている京焼でも諦めずに買取業者に査定依頼してみましょう。
Q. 京焼の他にも売りたい焼き物があるけど買い取ってくれる?
A. 骨董買取のバイセルであれば、京焼以外の焼き物も取り扱っていることが多いので、ほとんどのところで買取が可能です。
また、売りたい品物の量が多い場合は、自宅で査定を受けられる出張買取を利用すると良いでしょう。
Q. 査定料や出張料はかかるの?
A. 手数料の有無は、買取業者によって異なるでしょう。
せっかく買取に出すなら、手数料を引かれた額でなく、純粋な査定額を受け取りたいですよね。
なるべく査定料・出張料・キャンセル料などがかかるかどうか、買取業者のホームページ等で確認してから査定依頼するのが得策です。
ホームページを見ても分かりづらかったり、不安という方は、直接電話で問い合わせてみるのも良いでしょう。