平山郁夫の買取相場は?本物の絵画・リトグラフの値段と高く売るための査定ポイント

昭和から平成の日本画壇を牽引した巨匠・平山郁夫(1930-2009)。シルクロードや仏教をテーマにした幻想的な風景画は、没後もなお美術品買取市場で絶大な人気を誇ります。
「自宅にある平山郁夫の絵は本物だろうか?」「リトグラフや原画の現在の買取価格相場を知りたい」とお考えの方も多いでしょう。平山郁夫の作品は、希少価値の高い原画(肉筆)から、流通量の多い版画まで幅広く、その種類によって査定額は大きく変動します。
本記事では、平山郁夫の代表作や最新の買取相場、本物を見分けるポイント、そして高価買取を実現するための業者選びのコツを詳しくご紹介します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
「バイセル」の査定士として、月間120件以上の査定、年間では1,000件以上のお客様対応の実績があります。豊富な経験をもとに 12カテゴリ、19品目と幅広い知識を有しています。その中でも着物・ブランド品の査定が得意です。 また、多数のメディアに出演させていただいた経験もあり、様々な角度からリユース業界に貢献したいと思っています。当記事のお品物へのご相談がございましたら、バイセルへお気軽にお申し付けください!
目次
平山郁夫とは:祈りと文化財保護に捧げた生涯
平山郁夫は、日本を代表する日本画家であり、東京藝術大学学長や日本美術院理事長を歴任した教育者・文化保護の先駆者です。
1930年に広島県瀬戸田町(現・尾道市)に生まれ、中学3年生の時に広島で被爆。この壮絶な体験からくる原爆後遺症の恐怖と「平和への祈り」が、彼の創作活動の原動力となりました。1959年に発表した「仏教伝来」で画壇に衝撃を与え、その後は玄奘三蔵の足跡を辿るシルクロードの旅をライフワークとしました。
彼の功績は画業に留まらず、ユネスコ親善大使としてバーミヤン大仏やアンコールワットなど、世界中の滅びゆく文化財の保護に尽力し、1998年には文化勲章を受章しています。
平山郁夫の代表作品と芸術的価値
平山郁夫の作品は、独自の柔らかなタッチと「平山ブルー」と称される澄んだ群青色が特徴です。買取市場で特に需要が高い代表作をご紹介します。
仏教伝来(1959年)
平山郁夫の出世作であり、被爆による死の恐怖の中で「生きた証を残したい」と描き上げた渾身の一作。玄奘三蔵がインドから仏典を持ち帰る姿を描き、その後のシルクロード・シリーズの原点となりました。
入涅槃幻想(1961年)
院展で大観賞を受賞した代表作。涅槃に入る釈迦を幻想的に描き、平和の象徴である鳩が舞う姿が印象的です。プロの画家としての地位を不動のものにした重要作です。
大唐西域壁画(2000年奉納)
奈良・薬師寺の玄奘三蔵院伽藍に納められた、全長49メートルに及ぶ大壁画。制作期間約20年、スケッチ4,000枚という膨大な熱量を注ぎ込んだ、平山郁夫の集大成と言える作品です。
シルクロードを行くキャラバン(東・太陽/西・月)
晩年の代表作であり、買取市場でもリトグラフ等で最も人気の高いモチーフです。灼熱の太陽(オレンジ)と、静寂の月夜(ブルー)の対比が美しく、砂漠を進むラクダの姿は平山郁夫の代名詞となっています。
【最新】平山郁夫作品の買取相場と値段の目安
平山郁夫作品の価格は、原画(肉筆)か版画か、また保存状態や図柄によって大きく異なります。
| 作品の種類 | 特徴 | 買取相場目安 |
|---|---|---|
| 原画(肉筆画) | 本人が直接描いた一点物。希少価値が極めて高い。 | 100万円 〜 1,000万円以上 |
| 版画(リトグラフ等) | シルクロードや薬師寺など。流通量が多く売却しやすい。 | 1万円 〜 30万円前後 |
| 水彩・スケッチ | 下絵や小品。図柄の完成度によって変動。 | 10万円 〜 80万円前後 |
※上記は2025年最新の参考価格であり、作品のサイズやモチーフ(ラクダ、富士山、月など)によって変動します。特に「月夜のキャラバン」を描いたブルーの作品は高値がつきやすい傾向にあります。
「自分の持っている絵が本物かどうか、いくらで売れるのか知りたい」という方は、美術品買取のバイセルにお任せください。
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お申し込みフォームへ平山郁夫の本物を見分ける・査定で高く売る4つのポイント
平山郁夫作品は非常に人気が高いため、精巧な複製画も多く存在します。高く買取してもらうために重要なチェックポイントを解説します。
1. 真贋の証明:鑑定書とシールの有無
原画(肉筆)の場合、東京美術倶楽部などの公的な鑑定機関による「鑑定証」が付属しているかが重要です。また、額の裏側にある「共シール」(作家の署名と作品名が入った紙)は本物の証拠として高く評価されます。
2. 版画の価値:エディションナンバーとサイン
リトグラフやシルクスクリーンの場合、余白部分に「△△/〇〇」といったエディションナンバー(通し番号)と平山郁夫の自筆サインがあるかを確認してください。番号が若ければ良いというわけではありませんが、これらがないものは「単なる印刷物(複製品)」とみなされ、査定額が下がる場合があります。
3. 保存状態(シミ・ヤケ・カビ)
日本画は湿気や日光に弱く、紙にシミやカビが発生したり、色が褪せたり(ヤケ)していると減額対象となります。額に入れて大切に保管し、無理に掃除をせずそのまま査定に出すのがコツです。
4. 付属品(共箱・額縁)の完備
作品を収める「共箱(ともばこ)」や、購入時の保証書、特定のブランド額などは、コレクションとしての価値を高めます。付属品がすべて揃っている完品状態は、高額買取への近道です。
平山郁夫の買取業者選び:なぜ「出張買取」がおすすめなのか
日本画は非常に繊細で、持ち運びの際に衝撃で額が割れたり、湿気の変化で作品が傷んだりするリスクがあります。また、平山郁夫作品のような高額品を店舗へ持ち歩くのは防犯上の不安も伴います。
バイセルの出張買取が選ばれる理由
- プロの鑑定眼:平山郁夫作品の真贋や最新の相場に精通した査定士が、一点ずつ丁寧に鑑定します。
- 運搬不要で安心:査定士が自宅に訪問するため、重い額装作品を運ぶ必要がなく、破損のリスクを最小限に抑えられます。
- 各種手数料が無料:査定料、出張料、キャンセル料はすべて無料。提示された価格に納得がいかなければ無理に売る必要はありません。
「平山郁夫 買取 おすすめ」の業者を探しているなら、日本画の豊富な買取実績を持つバイセルにご相談ください。
平山郁夫と仏教・シルクロードの深い結びつき
平山郁夫の作品価値を理解する上で、彼とシルクロードの関係性は欠かせません。
彼は「仏教伝来」以降、150回以上もシルクロードを旅し、その距離は地球数周分にも及びました。過酷な砂漠を越え、仏教が東の果てである日本に伝わった道を描くことは、原爆で失われた多くの命への鎮魂であり、人類の平和への祈りでもありました。この精神性が、作品に時代を超えた普遍的な価値を与えており、現在も「平山郁夫シルクロード美術館」等で大切に継承されています。





