
西洋画の買取を検討している方は「手元にある西洋画はいくらくらいになるだろう」「どんな西洋画なら高く売れるだろう」と疑問が浮かんでくることもあるでしょう。
本コラムでは。西洋画の概要・買取相場・買取査定ポイントをご紹介していきます。
西洋画を少しでも高く売るためにも、参考にしてみてください。
西洋画について

西洋画とは「西洋様式で描かれた絵画」を指します。
画家は外国人に限らず、藤田嗣治・浅井忠・青木繁などの日本人画家も、西洋画を描いています。
現在では、技法・材料が多岐に渡るため、西洋画と日本画との区別も付きづらいとされています。
骨董市場における西洋画の価値は画家・作品によって様々で、有名画家の作品であれば数億円を超え、無名作品であれば数千円か又は値が付かないこともあるでしょう。
西洋画の歴史は古く、世界中で生み出されているので、正しい価値を見極めるのは難しいです。
素人が聞いたことのない作品であっても、絵画コレクターの間では有名であったり希少である場合もあり得るのです。
西洋画の買取相場はどれくらい?

美術品買取市場における西洋画の買取相場はどれくらいになるでしょうか。
買取市場で出会うことのある有名作家の作品について、おおまかな買取相場をまとめました。
表をご参照ください。
作家名 | 買取相場 |
---|---|
藤田嗣治 | ~1000万円前後 |
浅井忠 | ~20万円前後 |
青木繁 | ~20万円前後 |
アンディ・ウォーホル | ~2000万円前後 |
ベルナール・ビュフェ | ~2000万円前後 |
ポール・アイズピリ | ~200万円前後 |
マルク・シャガール | ~2000万円前後 |
李禹煥(リー・ウーファン) | ~2000万円前後 |
※上記の相場表は、あくまで目安です。あくまで作家の中でもっとも人気のある作品の相場を記載しております。美術品の状態によってはお値段が付かない場合もございます。
※査定させて頂く美術品などの状態次第では、買取相場は上記に比べて大きく変動しますのでご了承ください。
※美術品に汚れや傷などがある場合には、額面を下回る買取価格となる場合もございます。
※弊社基準により一部の美術品は査定対象外となります。
買取市場で出会うことのある作品であっても、中には2000万円という価値のつく作品もあります。
アンディ・ウォーホル、ベルナール・ビュフェ、マルク・シャガールといった近~現代の海外人気作家の作品は特に高い需要があり、買取相場も高くなりやすいようです。
西洋画の主な査定ポイント4つ

西洋画をより高く売りたいと考える方は、買取額を決めるのに重要となる査定ポイントを押さえておきましょう。
主な西洋画の査定ポイントを4つご紹介します。
・画家
・保存状態
・種類
・付属品
それでは、詳しく解説していきます。
画家
誰が描いた西洋画かという点は、買取額に大きく影響してきます。
たとえばピカソやゴッホなどが描いた画となれば、世界的にも需要が高いため、買取額に期待できると言えます。
お持ちの絵画を手掛けたのは誰なのか、確認できるのであれば、事前に把握しておくことをおすすめします。
保存状態
西洋画をはじめとする絵画の買取において、本体の状態も重要な査定ポイントの1つです。
汚れ・シミ・破れなどが見られるような絵画は、買取額が低くなることがあります。
ホコリなどが付いていたら、買取査定前に、優しく拭き取っておくようにしましょう。
種類
西洋画の種類は、油絵・水彩・パステル・デッサンなど様々で、それぞれに技法が複数存在します。
どの種類の絵画が、どのような技法で描かれたかによっても、買取額が異なってきます。
絵画などの骨董品を専門に取り扱っている買取業者であれば、全ての種類について熟知しているでしょう。
そのため、まずは専門の買取業者に査定依頼してみることで、お持ちの絵画の査定額の基準が分かるかもしれません。
付属品
西洋画は、付属品も一緒に買取査定に出すことで、評価が高くなりやすいです。
西洋画の付属品には、箱・額縁などが挙げられます。
次に絵画を買う人のことを考えたときに、箱があることで保管ができ、額縁があることですぐに飾ることができます。
そのため、再販時の需要が高まるので、自然と買取額も高くなるでしょう。