【ベルナール・ビュッフェ買取まとめ】人気作品・買取相場・査定ポイントまで!
2022.04.22
骨董品買取
人々を魅了してやまない独自の世界観をもったベルナール・ビュッフェ(Bernard Buffet)の作品は、買取市場でも人気が高いと言われています。
ベルナール・ビュッフェ作品の買取を検討中であれば、買取価格や買取方法について気になるかと思います。
ベルナール・ビュッフェとはどんな人だったのか、また人気の作品、買取相場、市場価値についてご説明します。
さらに、おすすめの買取方法についてや、ビュッフェ作品の高額査定ポイントもご紹介します。
目次
ベルナール・ビュッフェについて

ベルナール・ビュッフェは、1928年にパリで生まれ、10代の頃から既に展覧会に作品を出展していました。
1948年、20歳でクリティック賞(批評家賞)を受賞し、早熟の芸術家として世に知れわたりました。
ビュッフェの作品は、黒い線が印象的なモノトーンに近い色彩と錯覚的な作風が特徴です。
ビュッフェ自身を含む人々が感じる恐怖や不安を描き出しており、1950年代の戦後には多くの共感を呼びました。
「私は絵を描くことしか知らない」「絵の中に自分自身が埋没してもよい」と語っているほど、絵を描くことに全てを捧げていました。
しかし1958年30歳だったビュッフェは当時モデルをしていたアナベルと結婚し、作風にも変化が現れました。
色彩は以前よりもカラフルになり、アナベルをモデルに描かれた画も多く残されています。
ビュッフェが用いた技法は?
少年時代から芸術家として名をはせていたベルナール・ビュッフェは、様々な技法を用いて独自の芸術を表現していました。
ビュッフェが作品を創り上げるのに用いていた主な技法は、以下の通りです。
・油彩
・版画
・水彩画
・インク
・デッサン
・彫刻
主に市場に出回っているビュッフェ作品は「版画」で、銅板に鋭い刃物で直彫りする「ドライポイント作品」と、水と油の反撥作用を利用した「リトグラフ作品」があります。
特にドライポイントは「線の画家」とも呼ばれる彼の鋭角的なデッサンに適しており、多くの傑作が残されています。
ベルナール・ビュッフェの人気作品

1999年、71歳で亡くなったベルナール・ビュッフェですが、50年の画家人生の中で約8000点もの作品を残しました。
どの作品もビュッフェならではの魅力が詰まったものになっています。
ビュッフェ作品の中でも、いくつか人気の作品をご紹介します。
バラ
多くの花や生き物を描いてきたビュッフェですが、その中でも人気の作品は「バラ」です。
無駄がないようなデザイン構成と、中央に大きく描かれた鮮やかな赤色の薔薇が印象的です。
薔薇を題材にした作品はいくつかありますが「バラ」は、ビュッフェを代表するモチーフとも言えます。
そのことから「ベルナール ビュフェ」と名づけられた品種の薔薇も存在するほどです。
ニューヨーク
ビュッフェは、特定の都市を題材にしたシリーズ作品をいくつか手掛けていました。
初期の代表的なニューヨークシリーズの他にも、パリシリーズ、サンフランシスコシリーズなどがあります。
資本主義の象徴であるニューヨークのビル群がビュッフェらしい太く黒い線で描かれ、見る人を彼の世界観へと引き込むような名品です。
エッフェル塔
「エッフェル塔」はその名の通り、ビュッフェが生まれたパリのシンボルであるエッフェル塔を描いている、パリシリーズの作品です。
パリシリーズは、初の連作カラーリトグラフ作品で、パリの名所を切り取ったような美しい構図が印象的です。
ベルナール・ビュッフェ作品の買取相場は?

ベルナール・ビュッフェはフランスを代表とする画家であり、数々の賞を受賞してきました。
世界的に個展が開かれるなど、彼の作品は買取市場でも高い評価を得ています。
ビュッフェ作品であれば、数十万円ほどの買取額が期待できることもあります。
作品によっては数百万円の高値が付くこともあるかもしれません。
主に高額とされる作品の買取事例は以下の表の通りです。
ただし、実際の作品の状態に買取額が大きく左右されるため、参考までにご覧ください。
作品名 | 買取事例 |
---|---|
チェッカーと鳥 | 約700万円 |
鳥 | 約100万円 |
サントロペ | 約20〜30万円 |
ニューヨークNo.2 | 約15〜20万円 |
バラ | 約15〜20万円 |
なるべく高く売るために、作品の種類以外にも知っておくべきポイントがあります。
これから説明する絵画に関するおすすめの買取方法や高額査定ポイントを事前に確認しておきましょう。
ベルナール・ビュッフェ作品を売るなら詳しいバイセルへ!

ベルナール・ビュッフェ作品を売る方法としては、いくつか方法がありますが、絵画に詳しいバイセルの利用がおすすめです。
ベルナール・ビュッフェをはじめとする絵画は、細かい査定ポイントによって、買取額が算出されます。
そのため、絵画に関する専門知識や買取経験が豊富な査定員が在籍している、バイセルに査定を依頼するのが得策と言えます。
ネットオークションやリサイクルショップの利用は?
絵画を売る方法としては、絵画の買取経験豊富なバイセル以外に、ネットオークションやリサイクルショップが挙げられます。
一見容易に利用出来そうな売り先ですが、これらの方法はおすすめできません。
まずネットオークションの場合、個人間でのやりとりとなるため、何か問題が発生しても自己責任となることがあります。
入金確認がとれなかったり、商品到着後のクレームが入ったりと、出品者が自身でトラブルを解決しなくてはいけない場面に出くわしてしまうかもしれません。
一方で、リサイクルショップは個人間取引ではありません。
しかし、専門の買取業者のようにプロの査定員が常にいるとは限らないので、お持ちの作品の価値を低く見誤られてしまう恐れがあります。
これらを考慮すると、絵画を売るには絵画に詳しい査定員が在籍しているバイセルが適していると言えます。
ベルナール・ビュッフェ作品の高額査定ポイント

ベルナール・ビュッフェ作品を査定に出す際に、高額査定ポイントとなるのはどのような部分なのでしょうか。
主にポイントとなる部分をご説明しますので、お持ちの作品が該当するかどうか、事前に確認しておくと良いでしょう。
人気の作品である
ビュッフェ作品をはじめとする人気画家の絵画は、人気が高い作品であるほどコレクター需要が高くなります。
そのため、買取市場での相場も高くなる傾向にあります。
お持ちの絵画が人気作品の場合、インターネットで調べれば買取相場や買取実績が掲載されていることがあります。
買取額のおおまかな目安を知っておくために、事前に調査しておくのも良いかもしれません。
状態が良い
買取市場でも需要が高いビュッフェ作品ですが、劣化・変色・カビなどが激しく見られるものは、買取額が下がってしまうことがあります。
基本的に美術品の査定では、保存状態が大きく査定額を左右するので、厳しくチェックされることが多いです。
湿度・温度がなるべく低めで、直射日光の当たらない所で飾るか、保管をしましょう。
作者のサインがある
ベルナール・ビュッフェの作品の中でも、サインが入っている物であれば、より価値が高くなります。
サインは作中や隅に書かれていることがほとんどですが、場合によっては額縁や箱などに書かれている場合もあるので、確認しておきましょう。
また、サインの他にも直筆でエディションナンバーが書かれていると、価値が高くなる傾向にあります。
エディションナンバーは基本的に「〇/〇〇」のように「製作数何枚中の何枚目」か分かるようになっています。
サインやエディションナンバーは、製作年代によって書き方が異なることもあるので、一度プロの査定員に見極めてもらうと良いでしょう。