ロレックスのバックルにはどんな種類がある?特徴や価値を解説

2024.03.04

時計買取 コラム
ロレックスのバックルにはどんな種類がある?特徴や価値を解説

ロレックス(ROLEX)といえば、数ある時計ブランドの中でも人気・知名度が高く、高級時計の代名詞とも言える存在ですよね。

そのロレックスが「腕時計とオーナーを結び付けるための象徴的なパーツ」として重視しているのが、バックルです。

ロレックスのバックルやブレスレットにはどのような種類があるのか、バックルの種類によって腕時計の価値は変わるのか、ロレックスを安心して売るための買取業者の選び方など、ロレックスのバックルと買取の情報についてご紹介します。

まずは無料査定しませんか?

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

24時間365日受付中・携帯からも通話料無料

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

ロレックスのバックルにはシングルロックとダブルロックがある

ロレックスのバックルにはシングルロックとダブルロックがある

ロレックスでは「数多ある時計の部品の中でも、ブレスレットを手首に装着するときの留め具であるバックル(クラスプ)ほど触れる機会の多い部分はない」「バックルは腕時計とオーナーを結び付けるための象徴的なパーツだ」として、バックルを非常に重要視しています。

そんなロレックスのバックルには、大きく分けてシングルロックとダブルロックの2パターンがあります。

ロレックスのシングルロックバックルは、デイトジャストやオイスターパーペチュアルのようなドレスウォッチ全般と1990年代中盤以前のスポーツモデルで採用されており、お馴染みの王冠マークが入っています。

1990年代中盤以前のモデルでは、カチッとはめるだけのシンプルなシングルロックが多く使われました。

それ以降、現行のシングルロックバックルでは、可動式のロックが付いたより扱いやすいシングルロックが採用されています。

シングルロックにはダブルロックと比べて外れやすいという弱点はありますが、シンプルなデザインでドレスウォッチとの相性が良く、使いやすさという点でも大きなメリットがあります。

一方のダブルロックは、1990年代中頃からスポーツモデルに使われるようになった新しいバックルです。

ダブルロックの特徴はなんといっても、ロックを二重にしたことで外れにくくなっていることです。

スポーツなどの激しい動きに耐えられるよう設計されており、簡単に時計が外れてしまう心配がありません。

デザインの面では、ダブルロックバックルには王冠マークに加えてタイル模様が入っているものもあります。

シングルロック同様にダブルロックも年々進化を続けており、より堅牢なもの、使いやすさの観点からバックルが小さめになっているものなどのバリエーションがあります。

オイスターロックとグライドロック

オイスターロックとグライドロック

ロレックスのバックルロックには、「オイスターロック」と呼ばれるものと「グライドロック」と呼ばれるものの2種類があります。

「オイスターロック」はロレックスの基本となるバックルロックで、ブレスレットを確実に固定してくれる堅牢さが特徴です。

ロレックスでは、オイスターブレスレットをはじめとした多くのブレスレットにオイスターロックを採用しています。

洗練された滑らかなデザイン、操作性の高さ、安全性と、ロレックスの技術が込められたこだわりのバックルロックだと言えます。

一方の「グライドロック」は、エクステンションシステムが搭載されているタイプのバックルロックです。

このグライドロックの技術はロレックスが特許を取得しています。

グライドロックでは、エクステンションシステムによって工具を使わずにブレスレットの長さを2mm間隔で、最大約20mmまで調整することができます。

このグライドロックは、ダイバーズウォッチであるサブマリーナやシードゥエラーなどに装備されていることが多いです。

グライドロックのエクステンションシステムによって、ダイビングスーツの上からでも快適に装着できるように調整することができます。

ロレックスのブレスレットの種類

ロレックスのブレスレットの種類

ロレックスが重要視するバックルですが、そのバックルを搭載するパーツであるブレスレットにも、数多くの種類があります。

ここでは、ロレックスの腕時計で使われているブレスレットのうち、代表的な種類についてご紹介していきます。

ジュビリーブレスレット

ジュビリーブレスレットは、1945年のデイトジャスト発売に合わせて登場したブレスレットで、ロレックスを代表するブレスレットの1つです。

金属製で5つのブロックが連なっていることから、5列(5連)ブレスレットとも言われます。

コマの1つ1つが小さいため腕に馴染みやすく、ドレッシーな印象から老若男女問わず広く愛されています。

ジュビリーブレスレットに使われている素材としては、ステンレススチールやイエローゴールド、エバーローズゴールドなどが挙げられます。

ジュビリーブレスレットに使われるコンシールドクラスプ

ジュビリーブレスレットに使われることの多い特徴的なバックルとして、シングルロックの1種である「コンシールドクラスプ」があります。

ブレスの切れ目をなくすことで、締めたときにまるでバックルが無いかのように見えるデザインとなっており、よりドレッシーさに特化しています。

バックルのつなぎ目部分に装飾として王冠マークが配されていることから、「クラウンクラスプ」とも呼ばれます。

フリップロックブレスレット

ロレックスのフリップロックブレスレットは、サブマリーナーやヨットスターなどのスポーツタイプに採用されているブレスレットです。

堅牢なオイスターロックのダブルロックバックルが採用されており、ダイビングなどのタフなシチュエーション、激しい動きにも耐えられるブレスレットとなっています。

外れにくさと安定感のある着け心地を求めるなら、非常に適したブレスレットだと言えるでしょう。

オイスターブレスレット

オイスターブレスレットは、1930年代後半に発表されたロレックスを代表するブレスレットの1つです。

1つ1つのブロックが大きい3連リングで構成されており、堅牢さが特徴となっています。

カジュアルでありながら、真ん中の列のブロックは鏡面仕上げとなっており、高級感も感じられます。

サブマリーナ・デイトナ・エクスプローラーなど、ロレックスでも定番の人気モデルに使われており、「ロレックスと言えば」でオイスターブレスレットを想像する人も多いのではないでしょうか。

オイスターフレックスブレスレット

オイスターフレックスブレスレットは、ロレックス初のラバーが取り入れられたブレスレットとして知られています。

ヨットマスターに取り付けるブレスレットとして、2015年に登場しました。

オイスターフレックスブレスレットでは、チタン・ニッケル合金のブレードを「エラストマー(弾性が豊かなゴム状の高分子化合物)」でコーティングしています。

この製法により、ラバーの柔軟で快適な装着感がありながら、金属製のブレスレットに匹敵するほどの耐久性を実現しています。

オイスターフレックスブレスレットに使われている技術は全てロレックスが独自に開発したもので、時計業界でも大きな注目を集めています。

プレジデントブレスレット

プレジデントブレスレットは、ロレックスの最高級モデル・デイデイトに合わせて開発されたブレスレットで、ロレックスの女性用モデルで多く採用されています。

「プレジデントブレスレット」という名称は、デイデイトが発売された当時のアイゼンハワー米大統領に贈られたというエピソードに由来します。

その後、アメリカ大統領にはデイデイトを贈るのがひとつの伝統となり、デイデイトとプレジデントブレスレットには「成功者の証」というイメージが定着しました。

プレジデントブレスレットの特徴は半円形の3連リングで、側面から見ると半円形のブロックが連なっている様子がよくわかります。

この横から見たときの形がかまぼこに似ていることから、プレジデントブレスレットは「かまぼこブレス」の愛称で呼ばれることもあります。

真ん中のブロックは鏡面仕上げとなっており、優雅な高級感を醸し出しています。

トリドールブレスレット

トリドールブレスレットは、ロレックスの最上位モデルであるデイトジャスト用に考案されたもので、ジュエリー感覚で着けることもできる装飾性豊かなブレスレットです。

「トリドール」とはトリコロールのことで、「3つの色を組み合わせた」という意味があります。

外側にホワイトゴールド、内側にホワイト・ピンク・イエローゴールドがグラデーションで配され、高級感と美しさは数あるブレスレットの中でも随一といえます。

パールマスターブレスレット

ロレックスのパールマスターブレスレットは、1992年発売のパールマスター専用のブレスレットとして登場しました。

パールマスターは文字盤やベゼルにダイヤモンドをはじめとした多彩な宝石が散りばめられた最高級モデルで、中には1,000万円を超えるような高価なモデルも存在します。

そのパールマスターに装着されるパールマスターブレスレットは、5連リングで構成されていて丸みを帯びた柔らかいシルエットになっているのが特徴です。

角張った箇所がないので装着感が良く、包み込むように手首にフィットしてくれます。

表面は光沢が少ないマットな仕上がりになっていることも特徴のひとつです。

イエローゴールド・エバーローズゴールド・ホワイトゴールドのいずれかのみが素材として使われ、5連リングの両側外から2番目の列にダイヤがびっしりと並んでいる特別仕様のパールマスターブレスレットもあります。

ダミエールブレスレット

ダミエールブレスレットは、ロレックスの人気クラシックモデル・チェリーニ専用に考案された細かい網目状のブレスレットです。

チェリーニは、イタリアルネッサンス期に活躍した金細工師ベンベヌート・チェリーニにちなんで名付けられたドレスウォッチです。

そのため、チェリーニに使われるダミエールブレスレットにも主にイエローゴールドが使用され、ドレスウォッチの優美さをさらに引き立てるその繊細なフォルムとなっています。

なおチェリーニには、光沢あるレザーにK18などのDバックルが装備されたミラニーズブレスレットなど、ダミエールブレスレットのほかにも数多くのブレスレットが組み合わされています。

リベットブレスレット

リベットブレスレットは、ロレックスの古いモデルで採用されていたアンティーク感溢れるブレスレットです。

現行モデルでは使用されていませんが、アンティークロレックスファンには今でも根強い人気があります。

リベットブレスレットはステンレスの板を組み合わせて作られている3連リングのブレスレットで、ピンをサイドでかしめているのが特徴です。

このかしめによって、アンティーク感溢れる独特の雰囲気が醸し出されていると言えるでしょう。

板巻ブレスレット

ロレックスの板巻ブレスレットは、ステンレスの板を巻いて作ったコマで構成されているブレスレットです。

板を巻いて作っているため、側面から見るとコマが「卵焼き」のようにも見えるのが特徴的です。

重量が軽く、長い時間つけても疲れづらいことがメリットですが、耐久度が低いため現行モデルでは使われていません。

アンティークウォッチにのみ見られるレアなブレスレットとして、アンティークロレックスファンから根強い人気があります。

レザーベルト

ロレックスの時計では、ほとんどの場合に金属タイプのブレスレットが採用されているため、レザーベルトが使われているモデルは僅かです。

ロレックスのレザーベルトでは「クロコダイルレザー」が使われており、革ならではの上品さと上へのフィット感が味わえます。

デフォルトでは金属ベルトが使われているモデルの中にも、レザーベルトにドレスチェンジすることが可能なものがあり、いつものロレックスとは違う趣を楽しむこともできます。

ブレスレットのサイズはどのように選べば良い?

ブレスレットのサイズはどのように選べば良い?

ロレックスの腕時計を購入する際、ブレスレットの適正サイズとしては、装着時に腕とベルトに人差し指が1本入る程度と言われています。

それよりも大きいと腕時計の装着が安定しませんし、反対に小さくて腕に密着しすぎると、汗などの影響で劣化が進むスピードが早まってしまうこともあります。

また、人間の腕はその日のコンディションや時間帯によって、むくみなどの影響でサイズが多少変わるものですので、その意味でも少しの余裕を持たせたサイズにするのがおすすめです。

ただしこれはあくまでも目安で、「スポーツ時に使用するのでフィット感が強い方が良い」や「大きめのブレスレットで余裕を持って着けるのが好み」など、用途や好みに合わせて工夫する必要があります。

ロレックスの時計を購入する際にはモデルごとのブレスレットサイズや、バックルでのサイズ調節の可否などを事前に確認しておき、自分に合うものを選びましょう。

また、ブレスレットの幅も着け心地に大きく関わってきます。

ブレスレットの幅はラグ幅によって決まりますので、こちらも事前に確認しておくと良いでしょう。

バックルの違いでロレックスの買取価格が変わる?!

バックルの違いでロレックスの買取価格が変わる?!

ロレックスの腕時計では、同じモデルでもマイナーチェンジによってバックルが変遷している場合があります。

分かりやすいのがスポーツウォッチで、1990年代中盤にシングルロックからダブルロックに変更されたものが多くありました。

ほかにも例えばオイスターパーペチュアルなら、シングルロックの形状が変わったり、鏡面仕上げだったのがサテン仕上げに変わったりしています。

デイデイトでは、シンプルなシングルロックからコンシールドクラスプに変わったという大きな変化がありました。

このような変遷によるバックルの違いが、ロレックスの買取価格にも大きく影響するということが、過去の買取市場における取引例に見られます。

基本的にはより機能の高い新しいバックル(現行モデルに使われているバックル)がついた時計の方が、高く買取されやすいようです。

例えばスポーツウォッチでシングルロックのものだとダブルロックのものに比べて買取価格が下がってしまうことがあり、買取店によっては「旧ブレスレットはマイナス〇〇円」などと明記している場合もあります。

このように、特に製造期間中にバックルの変更があったであろう1980年代〜2000年代にかけて発売されたロレックスの買取では、バックルのタイプや形状についても注意が必要です。

高く売るにはコマ数を揃えておくことも大切

ロレックスを買取に出す際にもう1つ注意したいのが、ブレスレットのコマが全て揃っているかどうかです。

モデルやブレスレットの種類によって基準となるコマ数があります。

例えば、デイトナ(40mm)のオイスターブレスレットならコマ数13、デイトジャスト(41mm)のジュビリーブレスレットならコマ数24となっています。

このコマ数が全て揃っているかどうかはロレックス買取における査定ポイントの1つであり、全て揃っているとより高く買取される可能性があります。

反対に、購入時にサイズ調整のためにコマ数を減らして、外したコマを捨ててしまったというような場合には、買取価格は下がってしまう可能性があります。

ロレックスを買取に出す際にはお手持ちの時計の型番のコマ数を調べて、コマが全て揃っているか確認してみましょう。

ロレックスを売るなら時計の買取実績豊富なバイセルへ

ロレックスを売るなら時計の買取実績豊富なバイセルへ

ロレックスといえば高級腕時計の代名詞とも言えるブランドで、時計買取市場においても非常に高い価値を認められています。

価値の高いロレックスを売る際には、安心して任せられる買取業者を選ぶことは重要なポイントになります。

ロレックスの価値は、そのモデルの人気や希少性、保存状態、バックルやブレスレットの種類、中古市場の動向といった様々な専門知識を高いレベルで持っていなければ正確に見極めることができません。

ロレックスを本来の価値に見合った価格で売りたいなら、やはりロレックスをはじめとしたブランド時計の買取実績が豊富な買取業者に任せるのが安心でしょう。

バイセルは時計を中心とした買取サービスで全国のお客様からご指名いただき、時計の豊富な買取実績を積み上げてまいりました。

高い専門知識と査定経験を持ったバイセルの査定士が、ロレックス1点1点の価値をしっかりと見させていただきます。

バイセルの出張買取はお電話1本、手数料完全無料で日本全国への出張買取に対応しております。

ぜひ1度お気軽にお試しください。