アナログレコードの魅力とは?メリット・デメリットや必要な機材を紹介

デジタル機器で気軽に音楽を楽しめるようになった昨今、アナログレコードの価値が再認識されています。
アナログレコードには、どのような魅力があるのでしょうか。
今回は、アナログレコードの魅力について掘り下げ、メリットやデメリットについても解説します。
アナログレコードを聴くために必要な機材も紹介しているので、アナログレコードに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
見直されるアナログレコードの価値
1980年代初頭までは多くの人がアナログレコードを利用し、音楽といえばレコードプレイヤーを使って聴くのが一般的でした。
しかし、1982年にCDが販売開始されて以降はCDがアナログレコードのシェアを上回るようになり、レコードの勢いは衰えていったのです。
時代はアナログからデジタルへ移り変わり、アナログ文化は衰退したかに思われました。
そんななか、実は近年アナログレコードの魅力が再認識されています。
実際、日本でのレコード生産数は大幅に伸びており、楽曲のリリース時にアナログレコードを出しているアーティストもいるほどです。
CDにシェアを奪われ、一時は廃れていくと思われたレコードでしたが、レコードの魅力に魅せられ、今でも実際に手に取って楽しむ人が増えています。
アナログレコードの魅力3選

現代で再認識されているアナログレコードにはどんな魅力があるのでしょうか。
ここからは、アナログレコードの魅力を紹介します。
魅力1:音質の良さ
アナログレコードの音質が良いといわれる理由は、アナログで収録することでCDには含まれない高い周波数の音を記録しているためです。
人間が聴き取れる範囲の音(可聴域)は、20Hz~20KHzといわれています。
CDは人の可聴域に合わせてサンプリング処理されているため、20KHz以上の高周波数領域の音はカットされているのです。
聴き取れない周波数の音であれば、カットされていても問題ないのかもしれません。
しかし、20KHz以上の音をカットすると、音の響きややわらかさが失われてしまうともいわれています。
アナログ収録ならではの音質が楽しめるというのは、アナログレコードの魅力といえるでしょう。
魅力2:所有欲を満たせる
近年、デジタル化にともなってスマートフォンやタブレット、パソコンなどのデバイスに楽曲を入れて持ち運ぶことが一般的になりました。
SpotifyやApple Musicなどのサブスク利用者が増えており、データ化された楽曲を好きなときに楽しめる時代です。
しかし、データとしてダウンロードした楽曲には、実際に触れられるような「形」はありません。
アナログレコードには「形」があり、実際に手に取って触れられます。
所有している感覚を味わえたり、モノの暖かみが感じられたりするのは、アナログレコードならではの魅力といえるでしょう。
音楽を聴くまでの手間
アナログレコードを聴くには、レコードをプレイヤーにセットしてからスイッチを入れ、針を落としてボリュームを調整するといった工程が必要です。
また、盤面に傷を付けないようにセッティングしないと、レコードを傷めるおそれがあります。
簡単に再生できて気軽に音楽を楽しめるスマートフォンやタブレットとは違い、アナログレコードは毎回ジャケットから取り出してプレイヤーにセットしなければならず、再生するまでに労力がかかるのです。
しかし、音楽を気軽に楽しめる時代だからこそ、ひと手間をかけて「不便さ」を楽しむことこそがアナログレコードの醍醐味といえます。
アナログレコードのデメリット
ここでは、アナログレコードのデメリットを解説します。
レコードやレコードプレイヤーのメンテナンス
レコードはホコリや傷、手垢などがあると上手く再生できないことがあるため、定期的にメンテナンスが必要です。
レコードをメンテナンスする際は、クロスやクリーナーを使って丁寧に拭きます。
また、扱う際にはレコードを落とさないよう、細心の注意を払わねばなりません。
レコードプレイヤーも定期的にメンテナンスしないと、故障の原因につながることがあります。
ホコリや汚れに注意して、手入れを忘れずに行ないましょう。
このようなメンテナンスが必要なことはデメリットでもありますが、手間暇がかかるからこそ、アナログレコードに愛着が湧くポイントでもあるといえます。
音楽を聴くまでにかかる費用が高い
アナログレコードを再生するには、レコードプレイヤーやアンプ、スピーカーといった機材を準備する必要があります。
レコードを聴くにはまず、必要な機材をそろえるところから準備が必要になるため、初心者にとっては少しハードルが高いかもしれません。
機材の種類によってはかなり高額になるなど、周辺機材にある程度の費用がかかる点はアナログレコードのデメリットといえるでしょう。
初心者必見】アナログレコードで音楽を聴くために必要なもの

アナログレコードを聴くために必要なものは、以下のとおりです。
- レコードプレイヤー
レコード盤を回転させて信号を読み取る機材。
- レコード針とカートリッジ
回転するレコードの溝に沿って信号を読み取る役割を持つ部品。
- アンプ
音信号を増幅してスピーカーへ送る機材。
- フォイノコライザー
レコードから出力された音の出力レベルを下げる役割と、記録された周波数を復元する弥割を持つ機材。
- スピーカー
受け取った信号から、最終的に音を出す機材。
これらすべてがそろってはじめて、ようやくレコードを聴く準備が整います。
初心者の場合、カートリッジ付属のレコードプレイヤーや、フォイノコライザーアンプを内蔵したスピーカーなど、一体化したものが手軽でおすすめです。
拡張性の高い機材を選ぶと、あとからカスタマイズしやすくなります。
カスタマイズしたくなったときのことを考えて、拡張性の高い機材を検討してみましょう。
不要になったレコードはどうすれば良いのか?
不要になったレコードがある場合、どうすれば良いのでしょうか。
ここでは、レコードを手放す方法を紹介します。
フリマやリサイクルショップで売る
手軽な方法として、フリマやリサイクルショップで売る方法があります。
フリマアプリを使えば、自分が設定した価格で簡単に出品できます。
しかし、自分で適正価格を見極めて価格設定する必要があり、交渉に対応する手間がかかることや、売れるまでに時間がかかることも念頭に置くべきです。
すぐに売りたいならリサイクルショップで売却する方法もありますが、レコードの正しい価値を見極めて買い取ってくれるかどうかは、店員の目利き次第であるといえます。
レコード買取の専門業者に買取依頼を出す
不要になったレコードを、レコード買取の専門業者に査定してもらう方法もあります。
レコード買取の専門業者なら、レコードの適正な価値を見極めたうえで、価格の提案を受けることができます。
適正な価格で納得して買い取ってもらうためには、レコードの買い取りを行なっている専門業者に依頼するのがおすすめです。
不要になったレコードやプレイヤーはバイセルにお任せください
不要になったレコードやプレイヤーをお持ちではありませんか?
バイセルなら以下の3つの買取方法のなかから、お客様に合った方法でレコードを買い取ります。
店頭買取
査定したい品物を、お客様ご自身で店舗にお持ちいただく買取方法です。
バイセルは全店舗が最寄り駅から徒歩圏内にあるため、お気軽にご利用いただけます。
事前に予約しておけば待ち時間なしで利用可能ですが、予約なしで来店していただいても構いません。
出張買取
出張買取は、ご自宅にいながらレコードの査定を受けられる買取方法です。
バイセルでは離島を除き、全国どこでも出張買取を行なっています。出張料など各種手数料は無料です。
宅配買取
宅配買取は、品物を専用のキットに詰めて送っていただくだけの買取方法です。
近隣に店舗がない場合、なかなか買い取りに出す時間が取れない方などに適しています。
査定料・送料・宅配キットなどの手数料は無料です。
バイセルでは、お問い合わせからアフターサービスまで徹底サポートしています。
ご相談だけでもお気軽に利用可能なので、買い取りを考えているレコードをお持ちであれば、ぜひバイセルの利用を検討してみてください。
おわりに
今回は、アナログレコードの魅力について解説しました。
アナログレコードを聴くには、周辺機器をそろえたり、メンテナンスが必要だったりと準備や手間がかかります。
しかし、手軽に音楽を楽しめる現代だからこそ、労力をかけることでレコード1枚1枚と向き合える濃密な時間となるのではないでしょうか。
音楽をじっくり楽しみたい方は、ぜひアナログレコードを手に取ってみてください。

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