ダンスミュージックのレコード買取相場は?高額買取してもらうためのポイントも
2022.04.26
レコード買取
「所有しているダンスミュージックのレコードを売却したい」「新しいレコードを購入するための資金にしたい」など、レコードを売却する動機はさまざまです。
しかし、いざ売却しようとすると買取価格の相場がわからず、適正価格で買い取ってもらえないかもしれないといった不安もあるでしょう。
この記事では、ダンスミュージックの種類と、レコードの売却方法を紹介します。
初めてレコードを売却する方でも安心できるようわかりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
目次
ダンスミュージックとは
ダンスミュージックとは、ダンスのBGMとして使われる音楽または踊るための音楽です。
特定の音楽ジャンルではなく、複数の音楽ジャンルを総合する概念といえるでしょう。
古くは古代ギリシャ時代から始まったと見られ、クラシックに移り変わり、メヌエットやワルツが台頭します。
そのあとの社交ダンスの発祥にともない、スイングジャスがダンスミュージックとして人気を集めました。
それから、ロックンロールやロカビリーが流行し、ソウルミュージックやリズム&ブルースを中心にディスコが全盛期を迎えます。
ディスコの全盛期からレゲエやR&B、ヒップホップが流行となり、それ以降には電子音楽が普及しハウスなどに広がっていったのです。
このように、ダンスミュージックといえる音楽は幅広く、多様なものといえるでしょう。
ダンスミュージックのおもな種類

前述のとおり、ダンスミュージックには複数の種類があります。
ここでは、代表的なものとして、ヒップホップ・R&B・ハウス・レゲエ・ディスコを紹介します。
ヒップホップ
アメリカのニューヨークを中心に広がったヒップホップは、音楽ジャンルであり、文化でもあります。
音楽としてのヒップホップは、ラップのイメージが強いかもしれませんが、ブレイクダンス、DJプレイ、グラフィティなども合わせたものが、文化としてのヒップホップです。
R&B
R&Bは「リズム&ブルース」という言葉を略したもので、リズムやビートに乗りながら、ブルースやゴスペルに影響された曲を歌うスタイルです。
定義は人によって異なりますが、クラシックなどを除く、黒人による大衆音楽がR&Bと呼ばれます。
ハウス
ハウスは電子音楽の一種で、4つ打ち(バスドラムにより一定間隔で打ち鳴らされるリズム)が基本です。
リミックスやサンプリングといった方法を活用し、打ち込みで音楽をつくります。
クラブでDJが流している、4つ打ちのダンスミュージックがハウスといえるでしょう。
レゲエ
レゲエはジャマイカ発祥の音楽です。
ベースはシンプルで、ギターのリズムは裏拍で刻み、民族楽器のボンゴやジャンベで音楽にアクセントを付けています。
ヒップホップと比べ、穏やかなリズム感で、ゆったりとした楽曲なのが特徴です。
ディスコ
ディスコミュージックの音楽的特徴は、4つ打ちのビートにノリの良いベースラインとパーカッションがファンキーに絡む点です。
名前の由来は、フランス語で「レコード置き場」を意味する「ディスコティーク」だといわれています。
ヒップホップレコードの買取相場
ダンスミュージックの音楽について理解したところで、ヒップホップレコードの買取相場をチェックしてみましょう。
ヒップホップレコードはアーティストにより買取相場が変動し、DJのリミックス版でも買取価格が高値になっているパターンもあります。
THE ROOTS
アメリカのヒップホップグループである「THE ROOTS」は生の演奏にこだわり、アルバムごとに異なるカラーを打ち出す人気グループです。
アルバム『Illadelph Halflife』の買取価格の相場は数千円前後 となっています。
De La Soul
「De La Soul」はニューヨーク出身のヒップホップグループです。
デビューしてから現在まで、ニュースクールの代表格として長きにわたって活躍しています。
レコード盤は現在でも高額で販売されており、買取価格の相場も高めに設定されています。
『STAKES IS HIGH』というアルバムのDJ SPINNAのリミックスや、USオリジナル版の『3 FEET HIGH AND RISING』は買取価格が数千円など、どのアルバムも高額で買い取ってもらえる可能性が高いといえるでしょう。
R&Bレコードの買取相場
続いて、R&Bレコードの買取相場を見てみましょう。
R&Bレコードで買取価格の相場が高いのは、全スタジオ・アルバムのリマスターBOXを発売した「Sade」です。
Sade
2020年に発売されたリマスターBOXにともない、UKオリジナル盤は5千円前後 の買取価格が付いています。
この他にも、アルバムがリリースされた当初の初期版で、状態の良いものであれば通常より高い買取価格が設定されています。
ハウスレコードの買取相場
クラブでDJが音楽を流す際に使われるハウスレコードは、レア作品でも買取価格の相場は低めです。
Frankie Knuckles
Frankie Knucklesはハウスミュージックの源流をつくり、「ハウスの父」と呼ばれた人で、グラミー賞にも輝いています。
代表曲は『Your Love』です。
ハウスではメジャーといえるレコードでも、全般的に買取価格の相場は低く、高くても2~3,000円程度 となっています。
レゲエレコードの買取相場
ボブ・マーリーの世界的な成功により、日本でもレゲエレコードの人気が高まりました。
レゲエはジャマイカで発生した音楽ですが、アメリカやアフリカなどのさまざまな音楽を取り入れて発展しています。
レゲエレコードの買取価格の相場は、ヒップホップやR&Bと同様です。
ただし、流通数の少ない初期版やすでに廃盤になっているものなどの希少価値の高いものは、高値で買い取りされています。
ボブ・マーリー
ボブ・マーリーは世界中に多くのファンが存在し、彼の考え方や音楽は多くの人に影響を与えたといわれています。
ジャマイカのオリジナルシングル盤には高値が付き、1万円前後で買い取りされています。
ジミー・クリフ
ジミー・クリフはジャマイカ出身のアーティストで、レゲエ界の重鎮といわれています。
ボブ・マーリーに比べると買取価格は安めになり、数千円程度が相場といえるでしょう。
ディスコレコードの買取相場
SOULやR&Bのほか、レアグルーヴ、ジャズ・ファンク、ファンクなど、ディスコレコードのジャンルは多岐にわたります。
レコードの買取相場は数百円~数千円 と価格に差があります。
レアグルーヴは希少価値の高いレコードで、市場に流通していないものには数万円の高額買取価格が付く場合もあります。
Norman Connors
Norman Connorsは、アメリカ出身のジャズドラマーです。
買取価格は国内流通版と海外輸入盤により異なりますが、数千円程度になります。
ダンスミュージックのレコードを高価買取してもらうポイント

ダンスミュージックのレコードを高価買取してもらうポイントを説明します。
まず、レコードを買取してもらう際、レコードに詳しいバイセルへ査定に出しましょう。
バイセルは、ダンスミュージックのレコードに詳しいプロが査定するので、買取価格は公正に判断されます。
オークションでは相場がわからない状態での取引となり、相場よりも安く取引されてしますおそれがあります。
そのうえ、傷やシミの有無でトラブルに発展しかねないため、オークションでの出品はなるべく避けたほうがよいでしょう。
どのような方法で売却するとしても、高価買取を狙うにはレコードの状態が重要です。
傷や汚れが付いていると価値が下がってしまうため、レコードはきれいな状態で保管しておくと高価買取につながります。
また、複数枚レコードを持っているのであれば、1枚ずつ買い取りしてもらうのではなく、まとめて買い取りしてもらうのがおすすめです。
おわりに
レコードを売却する場合、複数ある買取店のなかでも、売却するレコードの音楽ジャンルに関して詳しい店舗かどうかを事前にチェックしましょう。
レコードの価値はアーティスト、発売日、レコードの制作国、シングルかアルバムか、など、さまざまな条件で決まります。
また、保存状態により大きく買取価格が異なることも覚えておきましょう。
実際に売却する際は、フリマアプリやオークションサイトを利用するのも方法の一つですが、高価買取を狙うには、バイセルに依頼するのがおすすめです。
店頭に持ち込むほか、出張買取、宅配買取が利用できることもあります。
まずはレコードの買取に実績のあるバイセルに相談して、お手持ちのレコードの価値を知るところから始めてみてください。
今回紹介した知識をしっかり身に付けておけば、きっと不適切な評価で安く買い取りされてしまうことを避けられるでしょう。