レアレコードのオリジナル盤の見分け方や人気の高いレアレコードを紹介!

レアレコードのオリジナル盤の見分け方や人気の高いレアレコードを紹介!

レコードには、コレクター需要が高いレアな作品があります。

特にオリジナル盤という発売された初期に製造と販売をされていたレコードは、中古市場でコレクター需要が見込まれて高い価値がつく可能性があります。

本記事はレアレコードの特徴とアーティストを紹介します。

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レアレコードの特徴

レアレコードの特徴

中古市場で価値がつきやすいレアレコードは以下の4つに該当します。

ここでは簡単に特徴をご紹介します。


・流通枚数が少ないレコード

・帯付きの日本盤レコード

・オリジナル盤のレコード

・ブルーノートレーベルのレコード

流通枚数が少ないレコード

流通数量が少なかったレコードは希少価値が見込まれます。

初回限定盤や世界の販売枚数が決まっているレコードは、入手困難となってコレクター需要が上がりやすくなります。

状態が良ければ一般的な買取相場よりも高値の価値がつく可能性があるでしょう。

帯付きの日本盤レコード

帯付きのレコードは日本で販売された作品のみに付いていて、曲の説明やキャッチコピーなどが書かれています。

帯付きのレコードは世界的に珍しく、日本盤の特徴として海外のコレクターに人気です。

また、帯にはジャケットに乗せる「被せ帯」、ジャケットが半分で切れている「半欠け帯」、歌詞と解説書とセットになった「インサート帯」の3種類あります。

帯は破損や紛失しやすいため、きれいな状態で残っている日本盤の珍しいレコードだと中古市場で価値が見込まれるでしょう。

オリジナル盤のレコード

オリジナル盤のレコードとは、レコードが発表されたときに作られたものです。

レコードにはオリジナル盤と発売済みのレコードを新たに製造した再発盤が存在し、オリジナル盤は初めて発売された作品であることから希少性が見込まれます。

イギリスやオーストラリアではレコードの発売時期が少し異なる場合があり、UK盤やAUS盤のオリジナルと呼ばれます。

再発盤よりも初盤の方が価値が高くなりやすいです。

ブルーノートレーベルのレコード

ジャズファンに愛されているブルーノートから販売された作品は高く評価されています。

ブルーノートの創設者の1人が写真家で、録音中のアーティストを撮影した写真をジャケットに取り入れたことから、ブルーノート盤はジャケットデザインに定評があります。

また、ブルーノートの創設者が多くの若手アーティストを発掘し、録音の機会を与えて、世に送り出してきた点も評価されています。

一部のブルーノート盤にはレコーディングエンジニアのルディ・ヴァン・ゲルダーが制作に携わったことを意味する「RVG(ルディ・ヴァン・ゲルダーの頭文字)」や「VAN GELDER(ヴァン・ゲルダー)」の刻印が彫られています。

彼が録音した音は臨場感に溢れ、音質が良いと高評価を得ています。

レアレコードの見分け方

レアレコードの見分け方

オリジナル盤のレアレコードを見分けるポイントはいくつかあります。

ここではジャケット・レコード盤・音質の3項目において見分けるポイントを紹介します。

ジャケット

まずはジャケットでレアレコードを見分ける方法です。ジャケットを見るときは、以下の3つを確認してみてください。

コーティングカバーの材質

コーティングカバーとはジャケットを保護するために表面に施された被膜です。

主にビニールによるラミネート被膜か、ニス塗りによるニスの被膜に分かれます。

コーティングカバーの種類はレコードによって違うため、オリジナル盤がどの種類なのかを調べて確認しましょう。

スパインの形状とタイトルの記載

スパインとはジャケットの背表紙です。

通常スパインにはアーティスト名やタイトル、製造番号などの情報が記載されているため、オリジナル盤と比べて配置やフォントに相違がないかを確認しましょう。

住所の記載

オリジナル盤のレコードのジャケットにはタイトル裏面の最下部に住所が書かれています。

記載がなければオリジナル盤ではないでしょう。

レコード盤

マトリックス番号

マトリックス番号(マトリックス・ナンバー)とは、レコード盤のラベル近くに刻印された製造番号を指します。

マトリックス番号が若いものほど、初期に製造されたものである証明になります。

ラベルの文字

レコード盤の中心に貼られているラベルの文字が鮮明か、オリジナル盤と比べて配置やフォントに相違がないかを確認しましょう。

音質

オリジナル盤の価値が高いとされる理由の一つに、通常盤よりも音質が良いといわれている点が挙げられます。

現在のようにデジタルデータを扱えるようになる前は、磁気テープにレコーディングを行なってマスターテープとしていました。

アナログである磁気テープは、レコードの再製造を繰り返すうちに劣化します。

そのため、何度も使用されたマスターテープから製造された通常版よりも、劣化していないマスターテープで製造されたオリジナル盤のほうが音質が良いとされています。

レアなレコードのうち中古市場で人気の高いアーティスト

レアなレコードのうち中古市場で人気の高いアーティスト

珍しいレコードのうち、中古市場で人気の高いアーティストを紹介します。

Bill Evans / Portrait In Jazz

ピアニストのビル・エヴァンスが1960年に発表した「Portrait In Jazz(ポートレート・イン・ジャズ」は、彼がアメリカのジャズレーベル・リバーサイドから出した同時期に作品のうち特に有名なアルバムです。

状態が良いオリジナル盤は中古市場で高値が期待できるでしょう。

1983年に発売された再発盤「Original Jazz Classics(オリジナル・ジャズ・クラシック)は有名ではありますが、オリジナル版よりも価値が下がる傾向にあります。

Donald Byrd / Byrd In Flight

「Byrd In Flight(バード・イン・フライト)」は、ブルーノートで長年活躍していたトランペット奏者のドナルド・バードが1960年に発売しました。

テナーサックスにハンク・モブレーを、アルトサックスにジャッキー・マクリーンを迎えた名盤です。

同レコードは入手自体が難しく、きれいな状態ならコレクター需要が期待できるでしょう。

ビートルズ / ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」は初期のビートルズの魅力が詰まったアルバムで、ビートルズの初主演映画「A Hard Day's Night」のサウンドトラックに採用されています。

同アルバムは4トラックのレコーダーを使った多重録音が特徴で、特に帯付きや歌詞カード付きならコレクター需要が高いでしょう。

中古市場ではビートルズ’65、イエスタデイ・アンド・トゥデイ、プリーズ・プリーズ・ミー、ザ・ビートルズも高い需要が見込まれます。

JOHN COLTRANE / Blue Train

「Blue Train(ブルートレイン)」は、サックス奏者のジョン・コルトレーンがブルーノートからリリースした唯一のジャズレコードです。

トランペット奏者のリー・モーガンと、トロンボーン奏者のカーティス・フラーと3管編成で吹いている名作です。

コルトレーンの重厚なテナーと、リー・モーガンの素晴らしいトランペットソロが高い評価を受けています。

John Coltrane / A Love Supreme

1965年に発表したジョン・コルトレーンの「A Love Supreme(至上の愛)」は、承認・決意・追求・賛美の4部で構成されています。

同作品のオリジナル盤なら入手が難しいため、コレクター需要が高くなるでしょう。

レッド・ツェッペリン / Ⅲ

「Ⅲ」は「Immigrant Song(移民の歌)」「Since I've Been Loving You(貴方を愛しつづけて)」など人気曲を収録した、レッド・ツェッペリンの3枚目のアルバムです。

フォークやブリティッシュ・トラッドの要素を取り入れた楽曲もあり、レッド・ツェッペリンの意外な一面を発見できる1枚となっています。

八木正生 / セロニアス・モンクを弾く

八木正生は日本にジャズが根づいていなかった時代に活躍していたミュージシャンです。

「セロニアス・モンクを弾く」は1960年にジャズピアニストの八木正生が発売しました。

1970年~80年代に再発盤を複数回発売し、1960年発売のオリジナル盤の希少性が高まっています。

荒井由実 / ひこうき雲

「ひこうき雲」は1973年にリリースした荒井由実のデビューアルバムです。

歌謡曲やフォークが主流の時代に、洋楽のテイストを加えたメロディが注目を集めました。

同曲は荒井由実の同級生が病死したことをきっかけに制作され、作詞と作曲を荒井由実が、編曲を後に夫となる松任谷正隆が担当しました。

スタジオジブリの映画「風立ちぬ」の主題歌に採用され、一気に知名度が上がりました。

今日までに複数のバージョンの再発盤が登場し、ロングセラー作品となっています。

初盤のジャケットは、表に「ALFA(過去にあったレコード会社名)」の印字、背表紙に「荒井由美」の名前の誤植、銀色の帯が特徴です。

中古市場では高い価値が期待できるでしょう。

お持ちのレアなレコードの価値を下げないために

お持ちのレアなレコードの価値を下げないために

レアレコードをお持ちなら価値を下げないために適切に保管しましょう。

ここではレコードの正しい保管方法を簡単に紹介します。

直射日光を避けて、湿度の低い場所で保管する

レコードには主に塩化ビニールが使われています。

この素材は熱による変形が起きやすく、レコードを直射日光や暖房の近くなどの高温になりやすい場所を避けて保管しましょう。

また、湿度の高い場所ではレコードにカビが発生することがあります。

室温との差が気になる場所、押し入れや窓の近く、倉庫の保管は避けましょう。

レコードは立てて保管する

レコードは横にして積み重ねると、盤面に歪みが生じてしまいます。

レコードを保管する際は、必ず立てて収納するようにしましょう。

レコードを立てる際も、極力斜めにならないよう垂直を保つことが大切です。

内袋と外袋でレコードを保護する

レコードを保管する際は、盤面を保護する内袋に入れてからレコードジャケットにしまうようにすると、汚れの付着や傷の発生を予防できます。

また、レコードジャケットの上から外袋のビニールカバーをかぶせると、レコードジャケットの傷や色あせを防げます。

レアなレコードの買取ならバイセルにお任せください

レアなレコードの価値を知りたくなったらバイセルにお任せください。

バイセルは安心して買取を利用していただけるよう様々な取り組みを行なっています。

ここでは、不要なレコードをバイセルに売るメリットを簡単にご紹介します。

利用する際の手数料がすべて無料

バイセルはどの買取方法を選んでも、査定料、出張料、梱包キットと送付時の料金は全て無料で利用できます。

売却をしようか迷っている方は査定のみの利用もできます。

買取実績が豊富

バイセルには、レコードを含む累計3,700万点以上(2015~2023年の合計買取数)の豊富な買取実績がございます。

レコードはもちろん、着物・切手・ブランド品・時計・金・プラチナ・宝石・お酒・骨董品・金券・カメラ・楽器・家電など幅広い品物の買取に対応しているため、多くの品物をまとめて査定に出すことも可能です。

多数の買取実績を持つ査定士が、お持ちのレコードの価値を判断いたします。

安心してお任せください。

お申し込みから査定完了までのサポートが万全

バイセルは利用者の安心と安全を第一に、コンプライアンスを遵守したサービスを徹底しています。

査定士が提示する金額や説明に納得するのが難しい場合は、無理に売却しなくてもかまいません。

また、出張買取を利用した方には査定終了後にオペレーターからフォローコールをします。

査定士が利用者の自宅から退出したら、バイセルのコンプライアンス専門部署より電話で査定の感想について簡単にお聞きします。

査定時に気になったことがありましたらオペレーターに感想をお伝えください。

さらなる改善に活用いたします。

豊富な買取方法がある

バイセルでは以下の買取方法を利用者の都合に合わせて選べます。


・出張買取:売りたいレコードの枚数が多いときに自宅で査定ができる

・宅配買取:梱包キットにレコードを入れて送付する。集荷に来るので自宅でできる

・持ち込み買取:バイセルの店舗に立ち寄って利用できる。全店舗に個室を完備