世界5大ウイスキーとは?産地や特徴の違い、銘柄(種類)を紹介

2024.08.26

お酒買取 コラム
世界5大ウイスキーとは?産地や特徴の違い、銘柄(種類)を紹介

ウイスキーは、自宅に1本でもボトルがあれば、ストレートやロック、お湯割りからカクテルまで、その日の気分に合わせてさまざまな楽しみ方ができます。

メジャーなお酒ではあるものの、普段飲んでいるウイスキーの種類について、詳しく説明できる人はあまりいないでしょう。

この記事では、世界でも特に人気のあるウイスキーの種類について、産地や特徴、銘柄などを紹介します。

この機会にぜひ、お気に入りのウイスキーについて、理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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世界5大ウイスキーと代表的な銘柄

 世界5大ウイスキーと代表的な銘柄

「世界5大ウイスキー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

世界中で製造されているウイスキーですが、その中でも特に生産量が多く、高品質かつ知名度が高い5つの国と地域で製造されているウイスキーのことを、「世界5大ウイスキー」と呼びます。

具体的には、以下の5つです。

  1. スコッチウイスキー
  2. アイリッシュウイスキー
  3. ジャパニーズウイスキー
  4. カナディアンウイスキー
  5. アメリカンウイスキー

それぞれの生産国・代表的な銘柄は以下の表のとおりです。

         
スコッチウイスキー アイリッシュウイスキー カナディアンウイスキー アメリカンウイスキー ジャパニーズウイスキー
生産国 イギリス・スコットランド アイルランド共和国・北アイルランド カナダ アメリカ 日本
代表的な銘柄 ●ジョニーウォーカー
●バランタイン
●シーバスリーガル など
●ジェムソン
●カネマラ
●ブッシュミルズ など
●クラウンローヤル
●カナディアンクラブ
●カナディアンミスト など
●ジャックダニエル
●ジムビーム
●メーカーズマークなど
●山崎
●白州
●知多
●響 など

それでは、産地ごとに詳しく見ていきましょう。

スコッチウイスキー

スコッチウイスキーは、イギリスのスコットランドで生産されているウイスキーです。

歴史が長く伝統あるウイスキーで、2009年に定められた法律上の規則では、その他のウイスキーより少々厳しい条件が設けられています。

糖化から熟成まで全ての工程がスコットランドで行われたウイスキーのみ、スコッチウイスキーと認められます。

スコッチウイスキーは、大麦麦芽を原料として単式蒸留器を使用して製造した「モルトウイスキー」、トウモロコシや小麦などを原料として連続式蒸留で製造した「グレーンウイスキー」の2種類があります。

さらにモルトウイスキーは、一つの樽で熟成されたものだけを瓶詰めした「シングルカスク」、一つの蒸留所で製造されてものだけを瓶詰めした「シングルモルト」、複数の蒸留所で製造されたものを混合して瓶詰めした「ブレンデッドモルト」の3種類に分かれます。

ここからは、スコッチウイスキーの代表的な銘柄と特徴を紹介します。

ジョニーウォーカー

ジョニーウォーカーは、スコッチウイスキーの中でも特に知名度の高い銘柄です。

レッド、グリーン、ブルーなど種類によってラベルの色が違いますが、象徴的なのはブラックラベルです。

シングルモルトとグレーンウイスキーをブレンドしており、甘いバニラがほのかに感じられる果実味の強い香りと、クリーミーかつスパイシーな香り、スモーキーな後味が特徴になります。

通常のブラックラベルは700mlボトル2,000円台で購入できますが、創業者ジョン・ウォーカーの生誕200周年を記念し4,000本(日本国内では100本)限定で販売された「ジョニーウォーカー ブルーラベル 200周年記念 アニバーサリーパック」は大変希少なため、現在では高額な値段で取引されることもあります。

バランタイン

バランタインは、「ザ・スコッチ」とも呼ばれることのある王道のスコッチで、複数の蒸留所のウイスキーをブレンドして作るブレンデッドウイスキーです。

内側を焼いた樽で熟成させた「バレルスムース」や、熟成年数ごとに販売されていますが、ベストセラーは「ファイネスト」でしょう。

バニラや蜂蜜のような甘い香りに、軽すぎず重すぎない豊かで滑らかな味わいと、複雑でまろやかな後味が特徴です。

「ファイネスト」のメーカーの希望小売価格は700mlボトルで1,500円台(税抜)ですが、30年熟成させた「バランタイン30年」は、700mlボトルで希望小売価格88,000円と高価です。

シーバスリーガル

シーバスリーガルは、世界100か国以上に輸出されており、品評会でも最優秀金賞を受賞するなど、国際的に人気の高いウイスキーです。

熟成年ごとに販売されていますが、特に販売数の多いスタンダードは「シーバスリーガル 12年」になります。

ハーブや蜂蜜、柑橘系フルーツの香りに、リッチな果実味とナッツを感じられるクリーミーでまろやかな味わい、長くやわらかな後味が特徴です。

「シーバスリーガル 12年」の参考価格は700mlボトルで2,400円ほどですが、現在は閉鎖された蒸留所で製造されたウイスキーを含む最高級ブレンデッドの限定品「シーバスリーガル アイコン」は、700mlボトルで500,000円(税抜)で販売されました。

アイリッシュウイスキー

アイリッシュウイスキーは、ウイスキー発祥の地とも言われるアイルランド共和国と北アイルランドで生産されたウイスキーです。

穀物を原料とし、アイルランド共和国と北アイルランド内の倉庫で、木樽で3年以上熟成させています。

スコッチウイスキーで紹介したモルト・グレーン・ブレンデッドウイスキーの他に、「ピュアポットスティルウイスキー」という種類もあることが特徴的です。

ピュアポットスティルウイスキーとは、ピート(野草や水生植物などが炭化した泥炭)で香りづけをしていないモルトと、未発酵の大麦を主な原料として単式蒸留器で3回蒸留したウイスキーのことを言います。

オイリーで穀物を強く感じられる味わいです。

ここからは、アイリッシュウイスキーウイスキーの代表的な銘柄と特徴を紹介します。

ジェムソン

ジェムソンは、アイリッシュウイスキー出荷量の7割を占めるメジャーなウイスキーです。

一度ビールを熟成させた樽を使ったカスクメイツや、黒焦げにした樽で熟成させたブラックバレルなどもありますが、王道は「ジェムソン スタンダード」でしょう。

ブレンデッドウイスキーで、ほのかなフローラルに香ばしくまろやかな香り、ナッツやウッディを感じるなめらかな味わい、スムースで余韻が残る後味が特徴です。

「ジェムソン スタンダード」は700mlボトルで参考小売価格は2,500円ほどですが、シェリー樽で12年以上熟成させた原酒をブレンドした「ジェムソン 12年スペシャルリザーブ」は2014年に終売しており希少価値が高いため、700mlボトルで数万円を超える価格で取引されています。

カネマラ

カネマラはクセが少なく飲みやすいとされるアイリッシュウイスキーですが、原料にピートを使用したカネマラは、独特なスモーキーさが特徴のウイスキーです。

アイルランドのクーリー蒸溜所で造られており、原酒は内側を炙ったバーボン樽で熟成させているため、樽の香味も感じられます。

シェリー樽とバーボン樽で熟成した原酒をブレンドしたディスティラーズエディションや、ピートが効いたターフモアなどの種類がありますが、王道は「カネマラ オリジナル」です。

4・6・8年熟成のモルトをブレンドしたもので、スモーキーでフルーティーな香りに、蜂蜜やバニラ、チョコレートのような甘い味わい、ドライで涼やかな後味が特徴です。

「カネマラ オリジナル」は700mlボトルで4,620円ほどですが、12年熟成させた「カネマラ 12年」は700mlボトルで7,000円ほどと、オリジナルよりも高値で販売されています。

ブッシュミルズ

操業しているアイリッシュウイスキー蒸溜所の中で、最古の歴史を持つブッシュミルズ蒸溜所で造られるウイスキーです。

原料は、アイリッシュウイスキーで使われることが多い未発芽を使用せず、ノンピート麦芽のみのモルト原酒を使用しています。

シェリー樽とバーボン樽で熟成した原酒をブレンドしたブラックブッシュや、熟成年ごとのウイスキーがありますが、スタンダードは「ブッシュミルズ アイリッシュウイスキー」です。

フルーティーでスパイシーな香りに、蜂蜜の甘さを感じる穏やかで温かみのある味わい、すっきりとした後味が特徴です。

「ブッシュミルズ アイリッシュウイスキー」は700mlボトルで参考小売価格1,920円ですが、シェリー樽とバーボン樽で最低19年熟成させた原酒をブレンドし、さらにマディラワインの熟成に使用した樽で2年間熟成させた「ブッシュミルズ シングルモルト12年」は高額で取引されることもあります。

ジャパニーズウイスキー

ジャパニーズウイスキーは日本で生産されるウイスキーです。

スコッチウイスキーを手本に、スモーキーさを抑えて、より日本人の口に合うように作られています。

世界の伝統的なウイスキーと比較するとまだ歴史が浅いウイスキーですが、その品質や味は国内外で高く評価されており、原酒不足に陥るほどです。

ベンチャーウイスキーも多く、現在国内は100か所以上の蒸留所が存在しています。

ここからは、ジャパニーズウイスキーの代表的な銘柄と特徴を紹介します。

山崎

山崎は、1923年に着工した日本最古のモルト蒸溜所、京都府の山崎蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。

ワイン樽熟成モルト原酒とミズナラ樽熟成したモルト原酒をブレンドした山崎は、イチゴやサクランボのような果実の香りに、蜂蜜を感じるなめらかな口当たり、バニラやシナモンの甘い後味が特徴です。

スタンダードな山崎は700mlボトルで希望小売価格は4,500円ですが、酒齢25年以上の希少な厳選されたモルト原酒をブレンドした「山崎25年」は、700mボトルで希望小売価格は160,000円と高価です。

白州

白州は、南アルプスの山々の麓、山梨県北杜市の白州蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。

すだちやミントのような爽やかな香りに、ほのかな酸味を感じるすっきりとした軽快な味わい、スモーキーでありながらキレの良い後味が特徴です。

スタンダードな白州は700mlボトルで希望小売価格は4,500円ですが、酒齢25年を超える貴重な白州モルト原酒を吟味・厳選した「白州25年」は、700mボトルで希望小売価格は160,000円と高価です。

響は、山崎・白州の蒸溜所で造られたモルトウイスキーと、知多の蒸溜所で造られたグレーンウイスキーを掛け合わせたブレンデッドウイスキーです。

ローズやライチに熟成した樽の香り、蜂蜜の透き通った甘さやオレンジピールチョコレートのような味わいに、優しく繊細な後味が特徴的です。

スタンダードな響は700mlボトルで希望小売価格は5,500円ですが、酒齢30年を超えるモルト原酒・グレーン原酒をブレンドした「響30年」は、700mボトルで希望小売価格は160,000円と高価です。

カナディアンウイスキー

カナディアンウイスキーは、カナダで生産されているウイスキーです。

主な原料は、トウモロコシ、ライムギ、オオムギ・コムギの麦芽。700l以下の樽で最低3年以上熟成させて造ります。

カナディアンウイスキーの特徴は、その多くが2つの原酒をブレンドさせていることです。

トウモロコシを主原料とした癖が少ないベースウイスキーと、ムギ類を主原料とした香りなどが個性的なフレーバリングウイスキーをブレンドしています。

ここからは、カナディアンウイスキーの代表的な銘柄と特徴を紹介します。

クラウンローヤル

クラウンローヤルは、当時のイギリス国王ジョージ6世への献上品として造られたウイスキーです。

カナダのマニトバ州ギムリ蒸留所で造られています。

スタンダードは「クラウンローヤル」で、バーボンに似たフルーツやバニラの甘い香り、クリーミーでコクがあり滑らかな味わいに、長い余韻が楽しめる味わいが特徴的です。

「クラウンローヤル」は700mlボトルで参考価格3,600円ほどですが、上位ランクに位置する「クラウンローヤル XO」や、ライ麦を原料とした「ノーザン・ハーベスト ライ」は、スタンダードボトルよりも高値で、箱や巾着付きのものは高級感もありギフトにも向いています。

カナディアンクラブ

カナディアンクラブは約160年の歴史を持ち、世界150か国以上で人気を集める、カナダのオンタリオ州ウィンザーで製造されているカナディアンウイスキーです。

スタンダードな「カナディアンクラブ」は、キャラメルやバニラ、スパイシーな香りに、ほのかにオークとバニラを感じる味わい、クリーンでドライな後味が特徴的です。

「カナディアンクラブ」は700mlボトルで参考価格1,500円ほどですが、良質のオーク樽で20年以上熟成させた「カナディアンクラブ20年」は通常ボトルよりもやや高価で販売されています。

カナディアンミスト

カナディアンミストは、カナダのオンタリオ州カナディアンミスト蒸留所で製造されています。

軽くてマイルド、口当たりがよく飲みやすいため、カクテルのベースとして使われることも多いウイスキーです。

バニラやブラウンシュガーの香りに、オークを感じる柔らかくて軽い味わい、涼やかな後味が特徴的です。

スタンダードな「カナディアンミスト」は750mlで参考価格1,500円ほどですが、アメリカ限定の一層リッチでまろやかな「ブラックダイヤモンド」はやや高値で販売されています。

アメリカンウイスキー

アメリカンウイスキーは、アメリカ合衆国で生産されているウイスキーです。

他の国のウイスキーの多くは軟水で仕込まれますが、アメリカンウイスキーは硬水で仕込まれることが多いことが特徴的です。

アメリカンウイスキーは、原料と熟成樽によって次の5種類に分類されます。

バーボンウイスキー トウモロコシが51%以上、内側を焦がした新しい樽で熟成
コーンウイスキー トウモロコシが80%以上、古い樽または内側を焦がしていない樽で熟成
モルトウイスキー 大麦が51%以上、内側を焦がした新しい樽で熟成
ライウイスキー ライ麦が51%以上、内側を焦がした新しい樽で熟成
ウィートウイスキー 小麦が51%以上、内側を焦がした新しい樽で熟成

ここからは、アメリカンウイスキーの代表的な銘柄と特徴を紹介します。

ジャックダニエル

ジャックダニエルは、アメリカのテネシー州で製造されているアメリカンウイスキーです。

世界中のウイスキーの中でもトップクラスの販売数を誇り、アメリカを代表するウイスキーとして有名です。

スタンダードな「ジャックダニエル ブラック(OLD №7)は、バニラやキャラメルの甘い香りに、バランスがとれたまろやかな味わい、ソフトで軽快な後味が特徴的です。

通常ボトルは700mlボトルで参考小売価格2,550円ですが、厳選された樽で2度目のチャコールメローイングと熟成を経た「ジャックダニエル ゴールド」はやや高価で取引されることが多いです。

また、世界的に有名なアメリカの歌手・俳優であるフランク・シナトラの生誕100周年を記念して数量限定販売された「ジャックダニエル シナトラセレクト」はさらに高値で取引されています。

ジムビーム

ジムビームは世界120か国以上で人気があり、バーボンウイスキーの代表格も言えるウイスキーです。

アメリカのケンタッキー州で製造されており、200年以上の歴史があります。

スタンダードな「ジムビーム」は、バニラやキャラメル、コーンの香ばしさに、穀物やオークの味わい、甘味とキレのある後味が特徴的です。

通常ボトルは700mlで希望小売価格1,690円ですが、2つの樽を使い2度熟成させた「ジムビーム ブラック」は700mlボトルで希望小売価格3,080円と、通常ボトルよりも少々高価で販売されています。

メーカーズマーク

メーカーズマークのバーボンウイスキーは、ジムビーム同様アメリカのケンタッキー州にあるメーカーズマーク蒸留所で製造されています。

バーボンの原料は一般的にライ麦ですが、メーカーズマークでは冬小麦を使用しています。

スタンダードな「メーカーズマーク バーボンウイスキー」は、オレンジやバニラ、蜂蜜の香りに、複雑で繊細な小麦の甘味を感じる味わい、柔らかくしなやかな後味が特徴的です。

通常ボトルは700mlで希望小売価格3,080円ですが、限定生産で無濾過・樽出し原酒の「メーカーズマークカスクストレングス2023」は700mlボトルで7,000円を超える価格で販売されていました。

5大ウイスキーは日本が言い始めた!?

「世界5大ウイスキー」という概念はいつからあるのでしょうか。

1970年代から1980年代には「世界5大ウイスキー」という言葉が使われていたと言います。

そもそも、日本製ウイスキーに比べてスコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアンは歴史が古く、知名度も高いものでした。

当時は日本製のウイスキーは諸国へ輸出されていたものの、ほかの産地のウイスキーと並ぶほど評価が高くありませんでした。

ではなぜ「世界5大ウイスキー」にジャパニーズウイスキーが位置するかというと、「世界5大ウイスキー」と言い始めたのは日本人であるとされています。

おそらく、ジャパニーズウイスキーをほかの評価が高いウイスキーと並べて「世界5大ウイスキー」と呼ぶことで、認知度・信用度を上げようと考えていたのでしょう。

見事日本人の戦略が成功し、今では日本のウイスキーも世界で高い評価を受けています。

ジャパニーズウイスキーの功績

1929年に国内で初めての本格国産ウイスキーである「サントリーウヰスキー」、通称「白札」が発売されました。

90年代にバブルが崩壊し、日本は大不況を迎え、ウイスキー業界も大きく落ち込みます。

ただし原酒がなくなることを避けるため、ウイスキーの製造をやめることなく、生産量を少なくすることでウイスキー産業を続けていました。

その後2001年に、アジア最大級のウイスキー品評会である東京ウイスキー&スピリッツコンペティションにて、ニッカウヰスキーの「シングルカスク余市10年」とサントリーの「響21年」がそれぞれ1位2位に輝いたのです。

これを機にジャパニーズウイスキーは諸国の品評会でも受賞し始め、今では「世界5大ウイスキー」に称されることに誰も疑問を持たなくなりました。

その後2009年のハイボールブームや、ウイスキー造りを舞台にした朝ドラなどが良い影響を与え、一度衰退した日本のウイスキーの消費量が世界的に見ても回復しています。

現在ではジャパニーズウイスキーは、品質の高さが世界で評価され、安定した需要を保っています。

近年人気が高まっている海外ウイスキー

ウイスキーの産地の中でもやはり「世界5大ウイスキー」に名を連ねる5ヶ国は世界的にも名高いですが、ほかにもウイスキーの産地として評価され始めている国があります。

中でも注目されている国についてご紹介します。

台湾

台湾のウィスキーは急速に評価を高めており、代表的な蒸留所(銘柄)にはカヴァラン(カバラン)などがあります。

カヴァランは数多くの国際的な賞を受賞していて、特に定番のシングルモルトウイスキーが注目されています。

世界5大ウイスキーには入らないものの、「ニューワールドウイスキー」などとも呼ばれ、世界的に注目されています。

インド

インドは非常に豊かなウイスキー市場を持ち、代表的な蒸留所(銘柄)にはアムルットやポールジョンなどがあります。

高品質なシングルモルトウイスキーを生産していますが、インドウイスキーはほぼ自国でウイスキーを消費していることから、まだあまり知名度が高くないと言われています。

中でも、数々の賞を受賞したアムルットや、高品質のシングルモルトを造るポールジョンは、世界から高い評価を受け始めています。

オーストラリア

オーストラリアは、新しい酒造りの国として多様なウイスキーを生産しています。

特にメルボルンにある蒸留所(銘柄)スターワードなどが高評価を受けています。

スターワードで造られるウイスキーは、ワインが沁みた赤ワイン樽を用いて熟成させているので、ワインの風味が楽しめるのが特徴です。

スウェーデン

スウェーデンウイスキーのパイオニアである蒸留所(銘柄)マックミラは、スカンジナビアの自然を活かした独特のフレーバーで注目を集めています。

最新の技術で人にも環境にもやさしいウイスキー造りを目指しています。

2012年にはイギリスのインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションにて、ヨーロピアン・スピリッツ・プロデューサー部門の金賞と銀賞を受賞しています。


まとめ

 まとめ

今回は5大ウイスキーについて紹介してきました。熟成年数はもちろんのこと、産地によってもウイスキーは味わいや香りなど特徴がさまざまです。

それぞれの違いなど、ちょっとした知識があると今まで以上にウイスキーを楽しんで味わえるでしょう。

初心者でも挑戦しやすい価格のウイスキーも多くありますが、一方で限定品など希少価値が高く、プレミアがつくウイスキーもあります。

いただきものやお家に眠っているウイスキーがあれば、買取査定に出してみるのもおすすめです。

バイセルではお酒の買取も行っているので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。