不要な着物は回収してもらえる?無料で回収してもらえる処分方法とは

2025.06.06

着物買取 コラム
不要な着物は回収してもらえる?無料で回収してもらえる処分方法とは

着なくなった着物をお持ちの場合「母からたくさんの着物を譲り受けたけど、どう処分したら良いか迷っている」「古い着物を回収に出したいけど、どこに頼んで良いか分からない」とお悩みの方も少なくないでしょう。

着物は数が多くなると保管に場所を取りますし、手入れなども手がかかります。

とはいえ捨てるのも忍びないので、回収に出して活用してもらえるのであれば、回収してもらいたいですよね。

本記事では、着物の回収サービスとはどのようなもので、「どこが実施しているのか」「費用がかかるのか」などを解説します。

無料で着物を回収してもらえるお得な方法、着物回収以外の着物の処分方法、古い着物の現金化方法を知りたいという方も参考にご覧ください。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。


不用品回収に出す着物にはどんな種類がある?

不用品回収に出される着物には、以下のようなものが多い傾向にあります。

  1. 親から受け継いだ着物
  2. 遺品の着物
  3. 成人式に買ってもらった振袖

着物を親族から受け継いだものの着用する機会がなく、タンスにしまったままという場合は、「高価なものだし、捨てるのは忍びない」と思うかもしれません。

また遺品として受け継いだ着物は、故人が愛用していたものとして亡くなってから数年ほど保管しておくかもしれませんが、徐々に処分を検討し始める方もいるでしょう。

そして、成人式で着た振袖は一定の年齢に達すると着なくなり、せっかく奮発して購入してもタンスの肥やしになってしまうケースも多数見られます。

どれも思い入れのある着物だと捨てる際の精神的負担が大きいので、回収業者に出すことを検討する方が多いようです。

着物を回収する方法とは

着物の回収には以下の方法があります。

  1. 自治体のごみ回収に出す
  2. 不用品回収業者に出す
  3. NPO団体に寄付する
  4. 市民団体に寄付する

ここでは、それぞれの特徴を解説します。

自治体のごみ回収に出す

着物をごみの回収場所に出しておけば、自治体の回収車が引き取ってくれます。

ただし、着物を家庭ごみとして出す際は、自治体が定めたルールをしっかりと確認してそれに準ずる必要があります。

自治体によっては、着物を含む汚れていない衣類を「布類」として出すように定めているところもあります。

分別方法を間違えてしまうと回収してもらえないので、回収場所に出す前にお住いの自治体のホームページを見ておきましょう。

着用しない着物が複数枚あったらごみに出した方がすぐに処分できますが、親族から譲り受けた着物をごみとして捨てることに抵抗があるかもしれません。

その場合は他の方法で手放すことをおすすめします。

不用品回収業者に出す

不用品回収業者は幅広いジャンルの不用品を扱っており、着物の回収にも対応しています。

引っ越しの荷物整理や断捨離、遺品整理などで出た着物などの不用品を、分別したり買取に出すのが面倒な方は、回収業者に引き取ってもらうと良いでしょう。

不用品が多数ある場合でも、積み放題に対応している不用品回収業者なら、数回に分けて自宅に来てもらう必要はありません。

ただし、着物を保管している桐箪笥も一緒に回収してもらう際は、サイズと重量に応じて料金が追加される場合があります。

着物や帯などサイズが小さい不用品だけを整理したいのであれば、不用品回収業者を使うと良いですが、箪笥や桐箱なども処分してもらうとなると想定外の出費が出てしまうかもしれません。

NPO団体に寄付する

NPO団体では寄付を目的に着物を回収し、寄付された着物を国内外に物資として提供しています。

NPO団体ごとに回収後の着物を利用する目的が異なります。

状態が著しく悪くない着物であれば、受付対象としている団体が多いようです。

また、着物以外にも帯・下駄・足袋・扇子などの小物も回収対象です。

回収した着物は主に児童養護施設や難民、学校などに送られます。

利用時には、団体に送った着物や寄付金がどのように扱われるのかが知れるので、安心して着物が寄付できるでしょう。

NPO団体に寄付するまでの流れ

NPO団体の着物を寄付する方法は、不要な着物をダンボールに入れて発送するか、団体の事務所に持ち込むかの2つがあります。

ここでは「宅配業者を利用して着物を発送するまでの流れ」をご紹介します。

  1. 団体の問い合わせフォームから着物寄付回収の依頼をする
  2. 宅配業者が来たらダンボールを渡す
  3. 送料や寄付金を支払う

まず、利用したいNPO団体のホームページにアクセスして、お問い合わせフォームに必要事項を記入して申し込むと団体から伝票が届きます。

着物をダンボールに入れて伝票を貼り付け、宅配業者に集荷を依頼しましょう。

集荷は沖縄や離島も含めて対応しており、全国から不用品を送れます。

団体が宅配業者を手配する場合は、その業者が来てからダンボールを渡すだけなので自分で業者を探さずに済みます。

団体によっては発送する前に銀行振込か支払伝票で寄付金を支払う必要があるので、申し込み前に確認しておきましょう。

寄付金には送料、仕分けの手数料、募金などが含まれています。

ポリオ・はしかなどのワクチンへの募金活動も行っているNPO団体では、着物回収に必要な料金の中にワクチンへの募金を含んでいます。

市民団体に寄付する

遺品整理などで出てきた着物は、市民団体にも寄付できます。

市民団体の中には、古着や古布を集めてリサイクル業者と再利用に向けた活動をしているところもあります。

たとえば、回収した着物の販売会を開いて、売上の一部を支援金に回すなどの支援を通じて、次に使ってくれる人のもとに届けています。

市民団体も汚れが酷くない着物であれば、基本的にはどのような着物も引き取り可能としているところが多いです。

市民団体への着物の寄付は、送料は自己負担ですが、寄付金はかからないでしょう。

市民団体に寄付するまでの流れ

市民団体に着物を寄付するには、回収拠点を探して持ち込みます。

市民団体は複数の回収拠点を転々としているため、日程によって回収拠点が異なります。

そのため、利用したい市民団体のホームページを確認して、住まいの地域にいつ回収が来るのかを確認しておきましょう。

自宅近くに回収拠点がなければ、市民団体宛てに寄付したい着物を送れば受け取ってくれます。

寄付する前に各市民団体のホームページで寄付する方法を確認しておきましょう。

回収された着物の使い道とは?

不用品回収業者・NPO団体・市民団体に回収された着物は、状態と種類によって仕分けされ、状態の良いものはそのまま再利用され、汚損や破損が激しくて着るのが難しければリメイクしてから再利用されます。

自分が寄付した着物がどのように使われるのか、どこに寄付されるのか気になりますよね。

ここでは回収された着物の使い道をご紹介します。

国内外の学校や児童養護施設などに寄付される

NPO団体や市民団体は、回収した着物を児童養護施設等に寄付しているところが多いです。

児童養護施設で育った新成人に、寄付で集めた振袖を着て記念撮影をプレゼントしている団体もあります。

国内でリユースされる

回収された着物の一部は、フリーマーケットやリサイクルショップなどを通して国内でリユースされることもあります。

NPO団体では、着物回収とともに慈善事業を行っていて、回収した着物の売上を支援活動のための基金に利用しています。

古布取り扱い業者を通じてリサイクルされる

汚れが酷くてそのまま着ることが難しい着物は、古布取り扱い業者を通じてリサイクルされ、リメイクあるいは端切れとして再利用されます。

状態の良くない着物でも処分せず、徹底的に再利用するのが、NPO団体などが行う着物回収の特徴です。

着物を処分・回収してもらいたいなら「買取」が便利

不要になった着物を回収したり再利用したりするサービスは、着物を捨てるのは心苦しいと感じている方にとってはありがたいでしょう。

しかし、依頼をする際に送料や仕分け手数料などがかかったり、梱包と集荷依頼を自分でする手間がかかります。

回収以外に着物を手放す方法には、「買取」が挙げられます。

着物を買取に出す方法としては、以下が挙げられます。

  1. リサイクルショップ
  2. オークションやフリマアプリ
  3. 着物の買取業者

お持ちの着物の状態やご自身の都合によって、どこに売るのかを判断しましょう。

ここではそれぞれの特徴を簡単にご紹介します。

リサイクルショップで売る

リサイクルショップは、着物を店頭に持ち込んでその場で売却できます。

しかし、リサイクルショップなどは着物の価値を見ずに重量で金額を決める査定方法を取り入れているところがあります。

そのような店舗だと、価値が高い着物でも、非常に安価で買い取られてしまう可能性が高いです。

また、着物1枚で約1kgあり、自分で店舗に持ち運ぶのが負担になってしまいます。

リサイクルショップは店舗数が多くいため、住まいの近くにあれば気軽に利用できますが、着物買取に特化していないことが欠点でしょう。

オークションやフリマアプリで売る

不要になった着物はオークションやフリマアプリでも売れます。

自分で希望売却価格を決めて出品でき、買い手がつけば、着物を梱包・発送して処分が完了します。

しかし、購入希望者からの値下げ交渉や到着後のクレームなどがあれば対応しなくてはならず、トラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありません。

梱包と発送も自分でしなくてはならず、不要な着物が何枚もあったら発送作業だけでも労力を要します。

さらに着物の価値に見合った説明文や金額で出品しないと、いつまでも買い手がつかない場合もあります。

一度出品した品物は、いつ売れるかわからないので、出品停止をするまでずっときれいに保管しておかなくてはならないのも注意点です。

遺品整理を早く終わらせたいのに、保管しておくのが煩わしい方は、他の処分方法を選びましょう。

着物買取業者を利用する

着物はオークションやリサイクルショップでも売ることはできるのですが、おすすめなのは着物買取業者の利用です。

着物買取業者の中には出張買取サービスを提供しており、それを利用すれば自宅まで業者が着物を回収しに来てくれます。

バイセルでは出張料無料で、査定員が最短即日でご自宅まで伺います。

古い着物でも丁寧に査定し、価値が見込める場合はしっかりとお値段を付けさせていただきます。

不要な着物の処分・回収なら、ぜひ一度バイセルにご相談ください。

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着物買取業者を利用するメリット

着物を処分・回収してほしいという方に買取がおすすめですが、買取業者を利用するメリットをご紹介します。

  1. 高価な着物かどうかを見てもらえる
  2. 手数料がかからない
  3. 出張買取を利用すれば大量な着物を便利に処分できる

それでは詳しく解説します。

高価な着物かどうかを見てもらえる

丈が長い、有名作家もの、伝統工芸品、正絹で作られている着物などは、状態が良ければ高く売れる可能性があります。

リサイクルショップなどで売ると、正確に価値を判断してもらえるか不明です。

着物を多数扱う買取業者であれば、細かい査定基準をもとに、高価な着物かどうかを判断して査定額を割り出します。

査定士は中古市場で需要が見込まれる着物に熟知しており、大切にしていた着物でも安心して委ねられるでしょう。

手数料がかからない

着物買取業者の中には、買取にまつわる手数料を無料にしている業者も多々あります。

不用品回収業者やNPO法人での着物回収は送料などの費用がかかりますが、手数料を無料にしている着物買取業者を選べば、余計な出費を抑えることができます。

出張買取を利用すれば大量な着物を便利に処分できる

遺品整理などで大量の着物を片付けたいときに便利なのが、買取業者の出張買取です。

自宅にいながら査定の予約から買取までを完了でき、重い着物を買取店まで持ち運ぶ必要もありません。

着物と一緒に和装小物もついでに査定に出せば、点数に応じて査定金額が高くなります。

利用の際に各種手数料がかからない買取業者がほとんどなので、安心してご利用ください。

着物買取なら全国で買取実績豊富なバイセルへ

バイセルは着物を中心に日本全国で買取サービスを提供し、たくさんのお客様・リピーター様からご指名をいただいてまいりました。

その結果、2015〜2023年の累計で4,300万点以上の買取実績を積み上げることができました。

バイセルの査定士は、豊富な着物買取の知識や査定経験を生かして、着物1点1点の価値を正確に査定いたします。

着物の処分をお考えなら、まずは着物の買取実績が豊富なバイセルの無料査定をお試しください。

古い着物やシミのある着物も丁寧に査定いたしますので、諦めずにご相談ください。

以下の着物買取ご紹介ページでは、高く買取されやすい着物の具体的な種類や、買取相場、バイセルでの実際の買取例などをご確認いただけます。

ぜひ参考にご覧ください。

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着物を少しでも高く売るための3つのポイント

着物買取において、少しでも高く買取してもらうにはいくつかのポイントがあります。

着物を少しでも高く売るために知っておきたいポイントを3つご紹介します。

  1. 着物をきれいな状態で保存しておく
  2. 証紙や落款などの付属品を保管しておく
  3. 帯や和装小物も一緒に買取に出す

それぞれ詳しく解説します。

着物をきれいな状態で保存しておく

着物の買取価格を大きく左右する要素として、着物の保存状態があります。

新品に近いようなきれいな状態で保存されている着物なら、着物買取でも高い価値がつきやすいでしょう。

反対に、カビや虫食いが発生していたり、シミやシワが見られるような保存状態だと、買取価格が下がってしまうでしょう。

着物の保存状態を悪くしないためには、湿気の多い場所には保管しない、湿気を吸ってくれるたとう紙に包んで保管する、着物を傷つける原因となるような小物類とは分けて保管する、湿気の多い季節を過ぎた夏と冬の年2回程度虫干しをする、といったような対策が有効です。

証紙や落款などの付属品を保管しておく

新品の着物の購入時には、伝統工芸品や有名産地ものの着物なら証紙が、有名作家ものの着物なら落款が付いていることが多いです。

証紙からは生産地や織り元、伝統工芸品であるかどうかなどを知ることができ、落款は着物作家の作品であることが証明できます。

証紙や落款が付いていることで着物の価値に対する信頼性が上がるため、買取市場での需要も増します。

そのため、買取業者としても価格をつけやすくなるのです。

証紙や落款がある場合には大切に保管しておき、買取の際には忘れずに提示するようにしましょう。

和装小物も一緒に買取に出す

使わなくなった帯留め・下駄・羽織・かんざしなどの和装小物が手元にある場合には、着物と一緒に買取に出すのがおすすめです。

和装小物は、着物・帯よりも中古市場での人気が低いため、どれほど有名ブランドの商品で保存状態が良くても、数百円~数千円ほどの査定金額にしかならないケースが多いです。

「下駄だけ」「羽織だけ」と単体で買取に出すよりも、着物とセットで査定に出した方が買取額がつきやすく、単体時よりも割高な金額で買い取ってもらいやすいでしょう。

和装小物は、着物を売るタイミングでまとめて出すのがおすすめです。

着物の処分でよくある質問:Q&A

最後に、着物の処分に際してよくある質問をまとめました。

参考までにぜひご覧ください。

Q.着物を無料で回収してもらえるところはある?

A.不用品回収業者を利用する場合は、業務として着物回収を行っているため、どうしても費用がかかってしまいます。

NPO法人等に寄付する場合にも、「近くに拠点があって直接持ち込める」ということでない限り、送料や寄付金などがかかってしまうでしょう。

「着物を捨てることなく、無料で回収してもらいたい」と考えるなら、各種手数料を無料にしている買取業者バイセルにお任せください。

場合によっては、無料回収どころか高く売れる可能性もあるかもしれませんよ。

Q.汚れている着物や古い着物は買取には出せない?

A.価値の高い着物であれば、古かったり汚れがあったりしても買取価格がつく可能性は十分にあります。

着物買取のバイセルでは、古い着物やシミ・シワ・臭いなどのダメージがある着物でも喜んでご相談を受け付けております。

実際に価値がつくかどうかは個別の判断に成りますが、まずはバイセルの無料査定をお試しください。

Q.着物を誰かに譲るときに気をつけることはある?

A.着物を誰かに譲るときには、あらかじめ綺麗にしておくことをおすすめします。

汚れが付いたままの着物を渡してしまうと、貰った人が着る前にクリーニングに出す必要があります。

着る前に手間や費用がかかるとなると、せっかく譲った着物も着用するためのハードルが高くなってしまうでしょう。

また、趣味の違う着物を譲ってしまった場合にも、やはり着用のハードルが高くなります。

現物を見てもらう、着物の状態やデザインを事前に伝えるなどしたうえで、欲しいと言ってくれた人に譲ると良いでしょう。

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