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美しく見える「着物美人」を目指しましょう!黄金バランスから学ぶ目からウロコの着付けのコツ

2022.11.18

着物買取 コラム
  美しく見える「着物美人」を目指しましょう!黄金バランスから学ぶ目からウロコの着付けのコツ

着物の着こなしにも黄金バランスがあります。

黄金バランスに基づいた美しい着物姿のシルエットを作り、着物に着られるのではなく、着物を着こなしている様に着付けることを目指しましょう。

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着物姿がキレイに見える黄金バランスのポイントは?

着物姿がキレイに見える黄金バランスのポイントは?

着物の黄金バランスは衿に浮きがなく、着物がからだにフィットしていて、余分なしわもなく前後とも着物姿の全体のバランスが整っていることがポイントです。

下記6点に注意してみましょう。

➀出来上がりの着姿の頭の頂点から帯の上線までと帯の上線から床までの割合を3:7にまとめる着付けをすることで黄金バランスを作ります。

➁衿合わせは首回りをすっきり見せ左右対称に合わせ、中心がずれていないこと。

➂裾は、裾すぼまりのシルエットを作る。

➃おはしょりの見える長さは帯の下線から7~8センチ程に。布目はまっすぐにして、しわをなくして整える。

➄前から見える、衿合わせの中心・帯揚げ・帯締めの結び目が体の中心に揃っている事。

➅後ろ姿から見える帯のお太鼓の山がまっすぐ背中に付き、お太鼓の下線から下に見えるたれ先は手の指一本分程の長さにする。

このような「着物美人」を目指して着付ける箇所ごとにポイントを注意して着付けていきましょう。

下記ではポイントごとに美しく見えるコツを紹介します。

美しく見える着付けのコツ~最も大切なベースづくり~

メイクの下地作りやお料理の下ごしらえと同じように、綺麗な着物姿を仕上げるのに一番重要なのは、着物姿のベースを作る「補整」です。

文字にあるように補って整える「補整」のものです。

タオルやコットン、ガーゼ、市販の補整道具などを使用し、自分の体のくぼんでいる箇所だけに補正を入れていきます。

例えば、ウェスト、腰パットをつける部分、背中、胸元をなるべく体の凹凸を無くすように補整します。

大事なポイントは、決して「補充」をして入れすぎないようにしてください。

出来上がった補整の体に、長襦袢・着物・帯を着付けていきますので、最初から補整を入れすぎると着付けが終わると太って見えてしまいます。

着物のおはしょりの重なる部分や・帯の巻かれている胴の箇所は引き算の感覚で少し少なめにしておきましょう。

美しく見える着付けのコツ~長襦袢~

長襦袢に衿芯を入れて軽くなじませて準備をしておきましょう。

最初に、背中心がずれないように後ろ中心線を長襦袢の上からクリップで軽く中の補整をはさんで止めておくと中心がずれないので衿合わせがしやすくなります。

長襦袢の衿合わせは、首を長く見せる様に衿山をなるべく首にかぶらないように合わせ、左右対称に衿合わせを決める、衣紋の抜きの目安は握りこぶし一個ほどにします。

長襦袢と体の間に空気が入らないように紐を締めたあとは、長襦袢にできた「しわ」をきれいにとりましょう。

空気が入っていると衿が動きやすくなりますので、体に長襦袢をフィットさせるのがポイントです。

しわをきれいにとってから伊達締めを締めます。

美しく見える着付けのコツ~着物~

長襦袢まで整うと着物は長襦袢に添わせるように着付けていきます。

裾決めは、下前を斜めに少し上げて全体的に裾すぼまりのシルエットを作ります。

着丈は、後ろは床すれすれ、上前の前幅は足の甲すれすれ、衽(おくみ)幅は少し上げて腰紐をしっかり結びます。

腰紐の位置も重要です。着物が自分に合っていないと腰ひもの位置によってはおはしょりが短くなったり、長すぎたりします。

基準は腰骨より3cm~5cm上がったところで紐を締めると良いでしょう。

紐の位置が高すぎるとおはしょりの長さがが短くなり、低すぎると長くなります。

自分の着物に合わせた腰紐の位置を覚えておくと良いでしょう。

次に、胸元の衿合わせを決めていきます。

ここでも、長襦袢と着物の間に空気が入らないようにしわを伸ばしながら空気の入ったしわを取ることを忘れないように心がけましょう。

長襦袢の半衿は、見せ幅を左右均等に出すように決め、胸紐を締めます。

おはしょりの始末を綺麗にするために、下前のおはしょりを内側におりあげておきます。

脇のだぶる所も綺麗に始末しましょう。このだぶりを無くすには「身八つ口」(みやつぐち)の始末をします。

「身八つ口」とは、着物の身頃(みごろ)の脇の開きの部分で、13cm~15cm開いている部分を言います。

身八つ口の始末とは、開いている部分を前後に合わせて後ろ向きタックを取りながら脇で胸紐より下の脇線を下に引きます。

引きすぎると手が上がらなくなるので注意してください。全体的に胸紐上の個所はしわをなくし長襦袢にフィットさせます。

皆さんが苦手とされる個所として最も多いのが、「おはしょり」の整え方です。

最初に後ろおはしょりの背中心を腰紐下の背縫いの縫い目に合わせおはしょり下線をまっすぐにして長さを決めます。

次に前の裾合わせをした際のおくみ線とおはしょりのおくみ線を合わせて長さを決めたらおはしょりの下線をまっすぐにして脇で余分を納めて伊達締めを締めます。

出来上がった着物姿の全体を鏡で見て次のポイントを確認しましょう。

➀長襦袢と着物の衿合わせの中心がそろっている

➁おはしょりにしわがなくおはしょりの下線がまっすぐに横一直線になっている

➂おくみ線があっている事。

➃着丈の後ろの長さ、前の長さを確認

➄胸元と背中に空気が入っているしわがない事。

美しく見える着付けのコツ~帯~

帯には、長さの違う名古屋帯・袋帯の種類があります。

帯によって出来上がるお太鼓部分が一重か二重によって変わります。

また、名古屋帯・袋帯の用途は様々ですのでTPOに合わせて揃えておくと良いでしょう。

帯は下線を締めることを意識して巻いていきます。お太鼓を作る帯枕にはガーゼを付けて枕全体を背中に付け、お太鼓の山の裏の部分のしわを取りガーゼを前へもっていきます。

結んだガーゼ紐は帯の内側の胸元へしっかり落とします。

帯揚げは、布を少し引き気味に結ぶとしわもなくきれいに結ぶことができます。

後ろから回してきた帯締めは、自分の体より前へ強く引き緩まないようにしっかり締めます。

出来上がった帯揚げと帯締めの中心は一直線になるように揃えておきましょう。

下線を意識して締めることで体にフィットします。

帯枕を付けたガーゼの結び目を前帯の内側にしっかり落とすことで背中に帯枕がピタッとつきます。

着物姿を美しく見せる立ち方

着物を着た際は、いつもより動作をゆっくりし、大きく手を上にあげたり、肘をはったりせず、歩幅も小さく歩きましょう。

正面に立つより少し左側を斜め前にして立つことを意識してください。

着物の柄は上前見頃から後身頃につながっているので左前に立つことで着物の柄もきれいに見えます。

足元は左足を半歩下げてつま先を内側にむけて右足の土踏まずに軽くつけます。

背筋を伸ばし、背中からそる立ち方ではなく、体の重心を両足のつま先に持ってくるときれいな姿勢になります。

左ひざを軽く曲げるときれいに見えます。

手は「へそ」の位置あたりで軽く指先を揃え両手を合わせておきましょう。

まとめ

 まとめ

綺麗な着物姿で「着物美人」の出来上がりです。

着物を着るということは不思議と姿勢も正され、内面も女性らしくなる魔法のファッションだと思います。

「着物を着る」ということで、今までとは違う新しい自分発見ができるかもしれません。

日頃から着ることが少ない着物かもしれませんが、着物に着られるのではなく着物を着こなしている「着物美人」を目指していただきたいと思います。

そのためには着付けの技術だけではなく、内面から出る美しさを着物姿でも表現していただけることを願っています。

日本人の感性や価値観などは、時代の社会的背景によって変化してきていますが、自然を愛し「心遣い」「奥ゆかさ」などは、着物の柄にも象徴的に描かれている様に私たち日本人が昔から持っていた心として持ち続けていきたいですね。

記事監修者
杉山 幸恵

杉山 幸恵

着付け師

株式会社 アントワープブライダル 代表取締役。野村證券株式会社勤務後、着付け教室で着付けを修得し、講師・着付け師のキャリアを積み、2007年に株式会社アントワープ ブライダルを設立。「晴れの日の上質」をコンセプトに、年間1000件以上の一般着付け・婚礼着付け、ヘアメイク、ブライダル プロデュースを手がける。着付け師歴35年のキャリアの中で、一般女性から著名人・女優まで、のべ1万件以上の実績を誇り、近年は、TV CMや雑誌でのスタイリング・着付けに関しても定評がある。

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