460年以上の歴史を持つ千總(ちそう)の着物はなぜ高い?着物の魅力と買取相場とは?
- 千總の着物を買取してほしいです。いくらになりますか?
- 拝見してからの判断となりますが、極端に状態が悪くなければよい価格がつく場合があります。お電話・メールよりお問い合わせください。
- 祖母から貰った千總の着物があります。価値はつきますか?
日本には有名な着物ブランドがいくつか存在します。
そのなかでも多くの着物ファンが一度は着たい憧れのブランドとして「千總(ちそう)」の名前が挙がります。
千總は百貨店や呉服店などに出店している高級着物です。
室町時代の創業から460年以上続く着物ブランドですが、ブランドの特徴や製作方法を知らない方は多いかもしれません。
千總は査定でも需要が見込まれます。
着物をお持ちの方はどれくらいの買取相場が気になりますよね。
本記事では千總の特徴、製作方法、買取方法、少しでもお得に売る方法をご紹介します。
お問い合わせ・無料相談はこちら
電話から相談する
0120-612-773
通話料無料・24時間365日受付中
メールから相談する
お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
千總とはどのような着物ブランドなのか
千總は1555年室町時代に創業し、460年以上もの歴史を持つ老舗の着物ブランドです。
人生の節目に着ることが多い晴れ着や格式高い盛装の製作、そのほか天然素材を用いた和装のアクセサリーをプロデュースしています。
着物は古典文様をベースに女性を引き立てる華やかな色彩と柄を採用しています。
千總の着物は直営店で手に入りますが、全国の販売店への卸販売も行っていますので取扱店ならどこでも購入できます。
千總の図案家によるデザインや友禅染の技術を活用して、様々な分野とのコラボレーションも積極的に行っています。
例えば、サントリーとのコラボレーションでは「サントリー・シングルモルトウイスキー 山崎」と「サントリー・シングルモルトウイスキー 白州」のラベルをデザインしました。
ラベルと同じデザインで染め上げた生地を制作し、業界内外から注目を浴びました。
千總では呉服店には自分の背丈に合う着物がない、店頭に並んでいる着物には好みの柄がないといったお悩みを抱える方のために、完全オーダーメイドにも対応しています。
自分だけの着物を手に入れたい方からの需要が根強くあります。
千總の着物はなぜ高いのか?
千總では様々なデザインの着物を販売していますが、着物ブランドとしてはどのような特徴があるのでしょうか。
代表的な理由を2つ紹介します。
着物の着用シーンはさまざまですが、成人式、七五三、結婚式などで魅力的にみせたい、他にはない着物が欲しい方は技術力や表現力が高い千總の着物を選んでいます。
蓄積された図案から作られる表現力の高さ
千總には着物の図案を製作する図案室があり、明治時代から図案家が受け継いできた約2万点にもおよぶデザインを保管しています。
図案家と職人が連携することで全ての着物に納得のいく表現ができます。
図柄が細かく描かれているのが特徴で、滑らかな曲線で仕上がる着物は千總でしか体感できません。
一部の着物ブランドでは手作業からデザインツールの使用やインクジェットでの染色などに変えているところもありますが、千總は現在でも防染糊で分葉の輪郭を描いて、内側から染料を入れていくという独自の技法が使われています。
こうして出来上がった着物は、愛好家からは絵画のようだと魅了されています。
国産の絹を使っている
千總の着物は最低でも100万円以上、最高で400万円以上の着物が販売されています。
着物が高額になる理由は国産の絹を使っていることと日本で作っているからです。
千總では友禅の色合いや模様、着心地などのトータルバランスを保つために、京都の丹後地域にある機屋(はたや)でオリジナルの白生地を織っています。
絹の原料となる蚕を育てて、繭から糸を紡いで生地を織る、染色する工程を全て日本で行っています。
また、千總では珊瑚や螺鈿(らでん)などの希少な国産の天然素材を使ったアクセサリーも作っており、こちらも日本で職人が1点ずつ作っています。
アクセサリーの価格は100万円以上するものが多く、けしてお手頃価格とは言えません。
千總の着物の買取価格の相場は?
「成人式のお祝いで千總の振袖を買ってもらったけれど、高価すぎて着る機会がない」と、着用するタイミングがなくて困っていませんか。
高価すぎて処分するのに忍びない着物は、着物買取店の査定に出してみましょう。
千總の着物は状態や種類にもよりますが、数万円から200万円前後などで取引される場合があります。
特に振袖は成人式などで数回しか着ていなければ状態がきれいなので、中古市場での需要が高くなりやすいです。
着用頻度が低い千總の着物をお持ちなら、なるべく状態が良いうちに査定に出すことをおすすめします。
千總の着物をお得に売る方法
千總の着物を少しでもお得に売るには何をすると良いでしょうか。
ここでは主に2つの方法があります。
証紙と一緒に査定に出す
千總の着物を購入すると「京友禅協同組合連合会」の証紙がついてきます。
証紙は品質を保証するためについているので、査定で千總の着物を売る際は証紙も一緒に提示することをおすすめします。
証紙がなくても査定可能ですが、あったほうが評価が上がりやすくなります。
着物の状態がいいうちに早めに売る
千總のみならず着物の査定では状態をくまなくチェックします。
着物の状態が良いほど査定金額が高くなりやすいです。
千總の着物は絹でできているので、経年劣化により虫食いと黄ばみ、カビ、シミができる可能性が高いです。
どれだけ高価な着物でも状態が悪くなったら査定金額が下がりやすくなります。
もう着ない千總の着物をお持ちなら状態を確認して、目立つ汚れがなければ早めに売ってしまいましょう。
不要になった千總の着物を売るならバイセルへ!
千總の着物を売るなら、できる限り高く評価してくれる買取業者を選びたいですよね。
査定基準は買取業者によって異なりますが、千總の価値を十分に理解して適正な金額をつけてくる買取業者を選ぶべきでしょう。
バイセルは着物買取の専門家による適正な査定には自信があります。
千總以外にも人間国宝に認定された作家やコレクター需要が高い作家着物の買取も積極的に行っています。
千總の着物が好きな方は他のブランドの着物もお持ちだと思います。
同じく着用頻度が少なければ出張買取を利用してまとめて査定に出すこともできます。
バイセルをぜひご利用ください。
より詳しい情報を知りたい方はこちら
着物買取をもっと見る