プラチナ750(Pt750)とは?買取価格の決まり方と高く売るコツを解説
- プラチナ750のアクセサリーを手放したいです。相場はいくらですか?
- プラチナ750を含むプラチナの相場は日々変動しているほか、箱や保証書など付属品の有無によっても買取価格は変わります。プラチナ買取の専門知識を持ったバイセルの査定士が一度拝見しますので、お電話・メールよりお問合せ下さい。
- 昔購入したpt750のアクセサリーを持っています。価値はつきますか?
実はプラチナは日本で特に人気が高く、日本は中国・インドと並んで世界最大級のプラチナ消費国となっています。
そんな日本で生まれたプラチナ750(Pt750)というプラチナをご存じでしょうか?
Pt750の概要や特徴に加え、買取価格の決まり方や高く買取してもらうためのコツなどをご紹介します。
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目次
プラチナ750(Pt750)とは プラチナだけどプラチナではない?
プラチナ750(Pt750)とは、プラチナを75%と、他の金属(割り金)を25%混ぜて作ったプラチナ合金のことです。
プラチナ750であることは「Pt750」の刻印で表されます。
Pt750の「Pt」とはプラチナを意味し、次の「750」はプラチナの純度を千分率で表現しています。
Pt750などのプラチナ合金を作る際の割り金にはパラジウム・ルテニウム・イリジウムなどの白金族のほか、銅・コバルトなどが使われます。
日本では純度85%以下のものはプラチナと表記できない
プラチナをジュエリーに使う際には国際的な決まりにのっとらなければなりません。
海外だと、純度95%以上のプラチナを使わないと、商品に対して「プラチナ」と表記できないという決まりがあるのです。
しかし前述のように日本は世界最大級のプラチナ消費国なため、日本は国内で独自の基準を設けています。
日本では純度85%以上のプラチナを使わないと商品に対して「プラチナ」と表記できないという基準です。
つまり、Pt750はプラチナを主とした合金ではあるのですが、純度が85%より低いため、Pt750のジュエリーは厳密には「プラチナ」と表記できないことになります。
なぜPt750のように純度を下げる?
ではなぜ「プラチナと表記できない」という枷がありながら、Pt750のように純度を下げて利用するのでしょうか。
それは、プラチナは金と同様に粘度が高くて柔らかい金属だからです。
柔らかいゆえに衝撃に対して非常に弱く、純プラチナはすぐに変形してしまうなどジュエリーとしては強度が足りません。
また、宝石を付けるなどの繊細な加工を保つのも難しくなります。
そこで、パラジウムなどの割り金を混ぜることによって強度を高め、ジュエリーとして利用するのに適した硬さを作り出しているのです。
また、プラチナは高価ですから、割り金を混ぜることによって製造コストを下げ、純プラチナで作るよりも安価に販売することもできます。
また、純プラチナはやや黒みがかった色であるため、割り金を混ぜることで色合いを良くしているという側面もあります。
プラチナの純度にはどんなものがある?
日本の基準で「プラチナ」と表記できるものには、大きく分けて4つの純度があります。
Pt1000(Pt999) | 純度ほぼ100% |
Pt950 | 純度95% |
Pt900 | 純度90% |
Pt850 | 純度85% |
これらの種類はプラチナの純度が高いため、価値も高くなりやすいです。
お持ちのプラチナ製品にこれらの刻印があれば、買取に出してみると高い価格がつくかもしれません。
本当の純プラチナは存在しない
純プラチナは柔らかくて衝撃に弱いため、アクセサリーやジュエリーとしてではなく、インゴット(延べ棒)として使われるのが一般的です。
ところがプラチナインゴットの刻印を見てみると、純度の表示が「9995」(または「99.95」や「999.5」)と書いてあります。
これは純度99.95%を表す刻印です。
そのため「純プラチナではないのではないか」と思われるかもしれませんが、実は現在の科学技術では純度100%のプラチナを作るのは不可能なのです。
どうしてもわずかに不純物が入ってしまうため、安定して生産できる純度としての限界である「9995」が、プラチナインゴットの純度として刻印されています。
そのことを反映して、インゴット以外の純プラチナ製品でも、Pt1000ではなく「Pt999」という表記をされることが多くなってきました。
Pt1000とPt999で表記は違いますが、両方とも同じ純度を表しています。
Pt750の買取価格はどのように決まる?
Pt750などのプラチナ製品の買取において、買取価格に直結するのが世界的な「プラチナ相場」です。
プラチナは、世界的な需要と供給のバランスから「1gあたりの相場」が日々変動しています。
この相場を基準にして、各買取業者が「1gあたりの買取価格」を日々決定しているのです。
インターネット等を使えば、プラチナの純度別に1gあたりの取引価格を簡単に調べられます。
Pt750の1gあたりの価格にプラチナ部分の重量を掛けることで、お持ちのPt750製品の貴金属としてのおおよその価値を計算することができます。
もちろん、プラチナジュエリーで宝石がついている、有名ブランドのプラチナアクセサリーでデザインに需要があるといった場合には、プラチナ自体の価値にその分がプラスされることになります。
このプラスアルファの部分を含め、お持ちのプラチナ製品の正確な価値を知りたい場合には、プラチナ製品を取り扱う買取業者に査定を依頼してみるのが確実です。
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お申し込みフォームへPt750をより高く買取してもらうコツ
Pt750などのプラチナ製品は素材自体に価値があるものですから、せっかく売るならなるべく高い価格で買取してもらいたいですよね。
ここでは、Pt750をはじめとしたプラチナ製品を少しでも高く売るためのコツを3点ご紹介します。
- プラチナ相場が高いタイミングで売る
- 傷・錆び・黒ずみなどに注意する
- 箱や保証書などの付属品も一緒に査定に出す
プラチナ相場が高いタイミングで売る
プラチナの市場価格は、世界的なプラチナ相場と連動して日々変動しています。
買取当日のプラチナ相場によっては査定額が大きく変わることもあるため、売却するタイミングは重要なのです。
プラチナ相場が高くなっている時にお持ちのプラチナ製品を売却することで、より高い価格で買取してもらえる可能性があります。
そのためPt750など買取を検討しているプラチナ製品がある場合にはプラチナ相場を定期的にチェックし、価格が高くなった時を狙って売りに出すというのが1つのポイントです。
プラチナ相場はインターネットでも簡単に調べることができますので、日々の動向を確認してタイミングを見極めましょう。
傷・錆び・黒ずみなどに注意する
プラチナという素材自体の価値ではないのですが、プラチナジュエリーとしての需要を考えたときには保存状態も重要なポイントの1つになってきます。
お持ちのプラチナ製品に傷や錆び、黒ずみが発生していると、買取価格が下がってしまう可能性があるでしょう。
保管の際に他のジュエリーと一緒にしていると、宝石等が当たって傷がついてしまう恐れがあります。
1つずつ箱に収めて保管してあげるのが良いでしょう。
また、プラチナ自体は錆びにくい金属ですが、汗などが付着したままにしていると、割り金の部分に錆や黒ずみが発生する場合があります。
着用したあとはこまめに拭いて、綺麗な状態を保てるようにしましょう。
箱や保証書などの付属品も一緒に査定に出す
Pt750などのプラチナ製品を買取に出すときには、購入時についてきた箱や保証書などの付属品も一緒に査定に出しましょう。
これらの付属品があることによってプラチナが本物かどうか客観的に証明できるため、買取市場における信頼性が増します。
そのため買い手がつきやすく、買取業者としても積極的に買取することができるのです。
また、ブランドジュエリーではコレクターやファンにとっても、ブランドオリジナルの付属品が揃っているかどうかは重要なポイントになります。
少しでも高く売るためには、購入時の付属品を大事に保管しておくようにしましょう。
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