昔のお金って価値はあるの?知っておきたい古銭の種類や歴史を紹介!
クローゼットの整理をしていたら、ジャケットのポケットに500円玉が入っていた。そんな経験したことはないでしょうか?少し得した気分になりますよね。
もしそれが実家の納屋で、見たこともないような古いお金だったらどうでしょうか。恐らく古銭などの昔のお金に詳しくない方は、価値が分からず捨ててしまうかもしれません。
実は昔のお金は現在でもコレクターが多く、モノによっては驚くような高額で取引されていることもあります。
ここでは、昔のお金の価値や種類について、起源や歴史を交えてご紹介したいと思います。
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目次
昔のお金の起源や歴史
私たちは普段あたりまえのようにお金を使っていますが、お金が浸透するまでにはさまざまな歴史がありました。
この歴史を知ると、お金に対する考え方が少し変わるかもしれません。
お金が生まれた起源
まだお金が誕生していなかった時代、人々は自給自足で食糧を確保し、足りないものは物々交換で手に入れていました。
しかし、交換したものが必ずしも自分の欲しいものとは限りませんし、自給自足ができる人とできない人では価値も釣り合いません。
そのため、人々は当時価値があるとされていた塩や貝、砂金、布などをもとに、自分が欲しいものと物品交換をするようになりました。
そして、最終的に平等な価値を持つ貨幣(お金)を使うようになったのです。
日本の貨幣制度のはじまり
日本では、708年に作られた和同開珎が最初のお金だといわれていましたが、それ以前に富本銭が存在していたことが分かっています。
10世紀半ば頃までは物々交換の文化が残っていましたが、徐々に薄れてゆき、1601年に徳川家康によって貨幣制度が統一されました。
貨幣制度が統一された当初は金・銀貨が発行され、徳川家光の時代になってからは銭貨の鋳造がはじまり、金・銀・銭の3種が基本貨幣となったのです。
つまり、現代のお金の基盤は江戸時代に構築されたものだといえるでしょう。
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お申し込みフォームへ昔のお金のなかで今も使える硬貨と紙幣の一覧
昔のお金には「今も使えるお金」と「今は使えないお金」という2種類に分類され、使えないお金に関しては法律で利用停止されているため買い物で支払おうとしても使うことができません。
現在も使用できる古いお金の種類を硬貨ごと、紙幣ごとに発行年代に合わせて紹介します。
現在も使用可能なお金(硬貨)
昔のお金で現在でも使えるのは5円、10円、50円、100円、500円硬貨のみとなり、1円未満の硬貨は使用できません。
以下のもの以外に記念貨幣(硬貨)もありますが、記念貨幣は自動販売機で使えない場合があります。
硬貨額面 | 図柄 | 発行開始日 |
---|---|---|
500円硬貨 | 桐 | 昭和57年 |
100円硬貨 | 桐、稲穂、鳳凰 | 昭和57年、昭和34年、昭和32年 |
50円硬貨 | 菊、菊(穴なし) | 昭和34年、昭和30年 |
10円硬貨 | 平等院鳳凰堂 | 昭和26年 |
5円硬貨 | 稲穂等、国会議事堂 | 昭和24年、昭和23年 |
現在も使用可能なお金(紙幣)
現在では、1円〜500円は硬貨となっていますが、以下のものなどは紙幣で使用することが可能です。
紙幣名称 | 肖像画 | 発行開始日 |
---|---|---|
1万円券 | 福沢諭吉、聖徳太子 | 昭和59年、昭和33年 |
5千円券 | 新渡戸稲造、聖徳太子 | 平成16年、昭和32年 |
2千円券 | 守礼門 | 平成12年、昭和59年 |
千円券 | 伊藤博文、聖徳太子 | 昭和38年、昭和25年 |
5百円券 | 岩倉具視 | 昭和44年、昭和26年 |
百円券 | 板垣退助、聖徳太子 | 昭和28年、昭和21年 |
50円券 | 高橋是清 | 昭和26年 |
10円券 | 国会議事堂 | 昭和21年 |
5円券 | 彩紋 | 昭和21年 |
1円券 | 二宮尊徳、竹内宿祢、大黒像、竹内宿祢 | 昭和21年、昭和18年、明治18年、明治22年 |
昔のお金に共通している高値になる条件とは?
現在も使える「旧一円玉」「旧百円玉」「ギザ十」は、査定に出す、額面よりもわずかに高くなる程度で高額で取引される傾向は見られません。
ただし、「穴なし」や「穴ずれ」の五十円玉や五円玉などの「エラー硬貨」はコレクターが多く、査定金額は高くなることがあります。
昔のお金は、きれいな状態で且つ希少性のある種類だと高値が見込まれます。
基本的には未使用品であることが必須の条件となっており、使用されたものであると額面以下になってしまいます。
価値の不明な昔のお金を見つけたらバイセルが価値をお調べします
昔のお金の多くは時間の経過とともに少なからず劣化します。
不用意な取り扱いによって価値の低下を招く可能性があるだけでなく、場合によっては価値がなくなってしまう恐れもございます。
もしご自宅で価値の不明な昔のお金を見つけたらバイセルへお問合せください!
バイセルの査定士なら昔のお金が何の種類でどんな価値なのかをしっかりお調べできます。
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お申し込みフォームへ日本最古のの近代金貨とは
日本の近代金貨は明治四年(1871年)、明治政府によって発行されたものが最古とされています。
明治時代には金本位制度が確立され、金貨は銀行が発行する日本銀行券と交換できるようになり、価値が保証されるようになります。
その後貨幣制度の改正に伴って金貨は種類を減らし、昭和初期には貨幣の歴史から姿を消すこととなりました。
昭和七年発行の「二十円金貨」
近代金貨は旧一圓、旧二圓、旧二十圓金貨などの種類がありますが、なかでも非常に高額で取引されている金貨は、昭和七年発行の「二十円金貨」です。
明治30年〜昭和7年まで発行された新二十円金貨は、状態によっては数万円の価値がつくといわれています。
さらに昭和7年の二十円金貨は1月のみで、20日間しか発行されていなかったので、流通量は至極少なく、幻の金貨と呼ばれています。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
コレクター人気があって高値になりやすい江戸・明治時代の銀貨
江戸時代には、秤量銀貨として「丁銀」や「豆板銀」と呼ばれる銀銭や、「明和五匁銀」「文政一朱銀」「天保一分銀」などの定位貨幣も流通していました。
江戸時代の銀貨は、歴史的価値が非常に高くてコレクターが多いです。
明治時代の貿易銀、一円銀貨、旭日竜50銭銀貨
さらに、明治時代には現在もコレクターに人気で、中古市場でも活発に取引されている銀貨が多く登場します。
日本においては「貿易銀」がアメリカ、イギリスとの貿易通貨として発行されました。
八咫烏10銭銀貨
「八咫烏10銭銀貨」は大正7年〜8年のみの発行で、数十万円以上の価値がつくことがあります。
戦後の銀の不足や紙幣の台頭に伴い、昭和41年をもって通常銀貨は姿を消すことになりました。
金貨、銀貨は状態や種類によっては非常に高い価値で取引されているので、ぜひ査定に出すことをおすすめします。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
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海外の昔のお金も高値になるの?
価値が高いのは、日本の古いお金だけではありません。
海外の古いお金にもかなり高値なものがあるので、そのなかから代表的な3つをご紹介します。
オーストリアラクサルペ山荘記念ターレル銀貨
1877年に100枚限定で発行されたお金です。
フランツ・ヨーゼフ1世の弟のカール・ルートヴィヒが、ラクサルペ山に山荘を建てたことを記念して発行されました。
コレクターの間では「100万円越えの価値があるお金」として知られています。
ツイン・カレンシー・コイン
第二次世界大戦の際に、連合軍の給与として作られたお金です。
外国人兵士とインド人兵士のどちらにも支払いができるよう、1枚で「1ドル」と「2.5インドルピー」の通貨単位を持っています。
ラムダカット角型クリッペ金貨・地球上の羊
1700年にドイツで発行された四角形の記念金貨です。
ラムダカットは丸形が一般的ですが、緊急対応用の通貨が必要になった際に形成の手間を省いて作られたため、四角形になっています。
そのため、希少性が高く、鑑定では高値がつくことがあります。
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おわりに
普段、何気なく使っているお金にもさまざまな歴史や背景があり、だからこそ価値が高まるのでしょう。
そう考えると、お金の見方が少し変わってくるのではないでしょうか。
希少価値の高いお金は、日常生活のなかにもたくさん潜んでいます。
見つけた際に、そのお金の歴史を調べてみるのもおもしろいかもしれません。
たとえ、価値がないように思えるお金でも査定で高値がつくケースは多くあるので、まずは古銭買取業者への査定依頼を行なってみるとよいでしょう。
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