千円札の価値が1,000倍に?プレミア価格がつくエラー紙幣やレアな古銭などを紹介

2023.05.30

古銭買取 コラム
エラー紙幣の買取価格は?価値の高いエラー紙幣や珍しい紙幣を紹介
まずはじめに

エラー紙幣」と呼ばれる、驚くべき価値を持つかもしれないお札をご存知でしょうか。

我々が日々の生活で使っているお札は、国立印刷局の徹底した管理の元で製造されています。

当然厳しい製品検査を経て発行されるのですが、その中でもごく稀に印刷ミスなどのある不良品が流通してしまうことがあります。

エラー紙幣とは、製造過程で出てしまったいわば「不良品」で、通常であればまず出回ることはありません。

このようにエラー紙幣は非常に珍しいものであるため、古銭コレクターの間では「幻の紙幣」として高い人気があり、古銭買取市場では高値で取引されるケースも多いです。

エラー紙幣などの希少な紙幣の種類や特徴についてご紹介します。

エラー紙幣を持っているので売りたいです。いくらになりますか?
エラー紙幣の種類や状態により査定価格が変動しますので一度拝見いたします。まずはバイセルにお問合せ下さい。
祖父から珍しい千円札を譲り受けました。価値ってありますか?

掲載品の買い取りに関するお知らせ

一部掲載品については買い取りが難しい場合がございます。
詳しくはオペレーターまでお問い合わせください。

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

エラー紙幣は破れたり汚れたりしている紙幣と何が違うの?

エラー紙幣は破れたり汚れたりしている紙幣と何が違うの?

エラー紙幣といわれて、皆さんはどういった紙幣を思い浮かべますか?

破れたり汚れたりしていて、自動販売機では使えないような紙幣のことも、たしかに「エラー」と呼べなくはないように思います。

ですが、「破れたり汚れたりしている紙幣」と「エラー紙幣」は全く違うものです。

ではどのような違いがあり、エラー紙幣とはどのようなものなのでしょうか。

破れたり汚れたりしている紙幣

破れたり汚れたりしている紙幣は、製造時点ではきれいな紙幣で、流通後に使用される過程で破れや汚れが起こった紙幣のことです。

エラー紙幣ではありません。

破れや汚れの見られる紙幣は銀行に持って行けばきれいな状態のものに「交換」してもらえます。

交換時の注意点

交換にはいくつか条件があります。

3分の2以上残っているなら「全額交換」、5分の2以上残っているものは「半額」で交換してもらえます。

しかし、それ以下なら紙幣として認められず交換もされません。(※1)

※1 参照元:日本銀行が行う損傷現金の引換えについて

エラー紙幣

エラー紙幣とは、製造過程で印刷ミスや断裁ミスが起こったにも関わらず、国立印刷局内のチェックも通過して流通してしまった極めて珍しい紙幣のことです。

破れていたり汚れていたりするものとは違い、製造過程で起こったトラブルによる変形や印刷ミスのあるお金は希少価値の高いものとしてコレクターから高い人気があります。保存状態などにもよりますが、買取市場では非常に高い価格で取引されるケースも多いです。

エラー紙幣は通常どおり使うこともできる紙幣ではありますが、その多くはコレクターが大金を払ってでも欲しがるような珍品です。

そのため、多くの方がエラー紙幣なんて自分には関係ない一部のコレクターが持っている希少な紙幣だろう程度に捉えていらっしゃるかもしれません。

ですが、エラー紙幣は様々な偶然が重なった上で出回っている紙幣で、その背景や経緯を知ると、皆さんの周りに存在していてもおかしくありません。

まさにエラー紙幣とは、身の回りにあるかもしれない「ロマンのある紙幣」なのです。

偽物のエラー紙幣には注意

エラー紙幣には非常に高く買取されるものも存在するのですが、その価値の高さゆえに偽物が出回っているという問題もあります。

例えば、印刷面を何かで擦って、色を薄くするなどの手口があるようです。

当然ながら人工的に作られたエラー紙幣には額面通りの価値しかありませんので、エラー紙幣をコレクションしたいという場合には注意が必要です。

エラー紙幣にはどんな種類がある?

耳付きエラー紙幣
耳付きエラー紙幣の一例。
耳付き」部分とは画像では左側の箇所を指す。
印刷ミスの1000円札
1000円札の日本銀行券表記の右側に「インクのようなにじみ」が見られる。

エラー紙幣には具体的にどのような種類があるのでしょうか。

これまでに発見されているエラー紙幣の種類と特徴は以下の表の通りです。これまで発見されたエラー紙幣の特徴を見てみましょう。

エラー名称状態
印刷ミス印刷が欠けており絵柄の一部が空白、または絵柄が片面のみの状態
裏写り紙幣の裏側に印刷されるはずのデザインが、表側に印刷されている
印刷ずれ絵柄がずれて重なったりして印刷されているもの
耳付き紙が折れたまま断裁した場合などに起こるもので、紙幣の角にカットされていない余分な紙が残ったもの
記号違い紙幣の下部に記載されているアルファベットと数字が表と裏で異なっている(通常は一致)
メクレ破けてめくれてしまっている紙に、誤ってそのまま印刷されてしまっている

これらのエラー紙幣は本来であれば発行前のチェックの段階ではじかれるため、一般には流通しないはずのものです。

しかし、時にチェックを逃れてそのまま流通してしまうことがあります。

そのため非常に珍しいものとしてコレクターからの人気が高く、非常に高い価値を認められることがあるのです。

もしお持ちの紙幣がエラー紙幣だった場合、

額面の何倍もの価値」を有するプレミア紙幣である可能性があります。

もしもエラー紙幣を発見したら、破れたり汚れたりしている紙幣のように銀行で交換するのではなく、まずは買取業者に査定を依頼して価値を調べてみましょう。

これってエラー紙幣かも?そんな時は今すぐバイセルが査定します!

希少性の高いエラー紙幣の中には、それと気づかれずに一般流通しているような場合もあります。

もしかしたらあなたのお財布の中に紛れているかもしれません。

これってエラー紙幣かも?と気になる紙幣がございましたら、今すぐ古銭買取のバイセルへご相談ください!

手数料完全無料で、古銭の買取経験豊富な査定士がお持ちの紙幣のエラーの有無や隠された価値を見極めます!

まずは無料査定しませんか?

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

24時間365日受付中・携帯からも通話料無料

エラーは紙幣だけじゃない!硬貨(コイン)にも存在するエラー

エラーは紙幣だけじゃない!硬貨(コイン)にも存在するエラー

貨幣の製造過程で偶然に生まれてしまうエラーですが、これは紙幣に限ったことではありません。

硬貨(コイン)にも「エラー」のあるものは存在しており、そういったエラーコインにもコレクターは数多くいます。

エラーコインの種類やその特徴について、代表的なものを見てみましょう。

穴あきエラーの50円玉
穴なし」と呼ばれるエラー硬貨の代表といえる50円玉。
コレクターに人気なエラー硬貨。
穴ずれエラーの50円玉
穴ずれ」エラーの50円玉。
穴が塞がった状態もエラーの中では有名
古銭画像 エラー名称 状態
穴なし 穴なし

5円硬貨や50円硬貨などの穴あき硬貨に見られるエラーで、本来開いていなければならない穴が完全に塞がっています。

5円硬貨や50円硬貨などの穴あき硬貨に見られるエラーで、本来開いていなければならない穴が完全に塞がっています。

穴ずれ 穴ずれ

同じく5円硬貨や50円硬貨に見られるエラー。
穴の角度がずれてエラーになります。

同じく5円硬貨や50円硬貨に見られるエラー。
穴の角度がずれてエラーになります。

角度ずれ 角度ずれ

硬貨の表面と裏面の模様の角度がずれてしまったエラー。
昭和40年代の10円硬貨に多く見つかっています。

硬貨の表面と裏面の模様の角度がずれてしまったエラー。
昭和40年代の10円硬貨に多く見つかっています。

刻印ずれ 刻印ずれ

硬貨の絵柄がずれてしまったもので、ずれ幅が大きい程希少価値があります。

硬貨の絵柄がずれてしまったもので、ずれ幅が大きい程希少価値があります。

影打ちエラー 影打ちエラー

硬貨の表面や裏面、両面に同じ刻印がなされ、さらに別の硬貨の絵柄がコインされてしまったものです。

硬貨の表面や裏面、両面に同じ刻印がなされ、さらに別の硬貨の絵柄がコインされてしまったものです。

裏写りエラー 裏写りエラー

本来両面に刻印されるそれぞれの刻印が重なって刻印されたエラーです。

本来両面に刻印されるそれぞれの刻印が重なって刻印されたエラーです。

ヘゲエラー ヘゲエラー

硬貨の一部がはがれてめくれたり、形状がいびつになってしまったものです。

硬貨の一部がはがれてめくれたり、形状がいびつになってしまったものです。

こちらも紙幣同様に、製造過程でのミスが気づかれず、そのまま流通してしまったものです。

「珍しいコイン」というのはそもそも収集対象として人気があり、エラーコインも古銭買取市場で非常に需要が高くなっています。

エラーコインの買取について詳しくは、下記のページをご参照ください。

エラー紙幣以外にもある価値が高い紙幣

エラー紙幣以外にもある価値が高い紙幣

エラー紙幣は非常に珍しいため希少価値が高く、買取市場でも高く買取されやすいです。

ということは、そうそう簡単に見つかるものではないとも言えます。

しかし、仮にエラー紙幣を見つけられなくても、特別な価値がつく珍しい紙幣は他にもあります。

例えばお釣りでもらった千円札や、お財布の中にある1万円札にも、条件によっては高い価値がつく可能性があるのです。

ぞろ目など紙幣の記番号に注目

紙幣の記番号とは、紙幣の肖像画が印刷されている面の2箇所(左上と右下)にある、アルファベットと数字から構成されている記号のことです。

この記番号に特定の特徴がある紙幣は、希少価値が認められて買取市場で高く買取される可能性があります。

高く買取されやすい記番号の特徴は以下の通りです。


  • ・ぞろ目(6桁の数字部分がすべて同じ数字で構成されている)
  • ・000001のように数字が1桁
  • ・100000などのキリの良い番号
  • ・A212713Aなど、Aで始まりAで終わる記番号(AA券)
  • ・ZZ444806Zなど、ZZで始まりZで終わる記番号(ZZZ券)
  • ・U122221Dのように数字部分がサンドイッチ状になっている(両端が同じ数字で、中の4桁も同じ数字)
  • ・C123456Tのように、数字部分が連番(階段)になっている


これらの特徴がある紙幣をお持ちなら、古銭を専門とする買取業者に依頼することで高く買取してもらえるかもしれません。

ぜひ1度、古銭買取のバイセルの無料査定で価値を確かめてみてください。

まずは無料査定しませんか?

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

24時間365日受付中・携帯からも通話料無料

エラー紙幣を見つけたらまずは価値を確かめてみましょう

エラー紙幣などの紙幣の買取では、保存状態が買取価格に大きく影響してきます。

エラーや珍しい記番号がある紙幣で、未使用など保存状態が良いものであれば、高く買取してもらえる可能性は高いでしょう。

反対に、珍しい紙幣であっても破れや汚れ(エラーに関係ないもの)があるなど保存状態が良くないと、買取価格は下がってしまう恐れがあります。

紙でできている紙幣は保管に気をつけていても経年劣化を完全に避けることはできません。

もしエラー紙幣などの珍しい紙幣をお財布の中などに見つけたら、状態が悪くなる前にまずは価値を確かめてみることをおすすめします。