甲州一分金を賢く買取してもらう方法を伝授します!
- 甲州一分金を含む古銭のコレクションを持っています。売ったらいくらになりますか?
- 保存状態や種類などにより買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
- 祖父の遺品に「一分金」と刻まれたお金がありましたが、汚れがあって読めません。価値ってありますか?
甲州一分金は現在の山梨県笛吹市周辺で、300年以上に渡って使われていた貨幣です。
甲州一分金は、金貨に打刻された額面で価値が決まる計数貨幣で、甲州一分金以外にも多くの種類が多くあります。
ここでは、お持ちの甲州一分金を買取に出したい方に向けて貨幣の特徴、種類、買取相場、高価買取してもらう方法をご紹介します。
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甲州一分金とは
甲州金(こうしゅうきん)は日本で初めて整備された貨幣制度です。
その貨幣制度に基づいて甲州一分金の他にも数種類の金貨が作られました。
甲州金は1506年〜1831年頃までの300年以上に渡って、甲斐国(現在の山梨県笛吹市周辺)で運用されていました。
表面右側には額面を示す「壱分」の文字、左側には発行を担った松木五郎兵衛の「松木」の文字、五三の桐文(きりもん)、太鼓の鋲(びょう)をイメージした偽造防止の模様があります。
なお、甲州一分金は金の純度が高くて柔らかい素材なので、削り取りなどの偽造防止するために周りに鋲を施していました。
そして、甲州一分金は裏面の上に甲斐国を示す「甲」の文字、下には種類が書かれています。
裏面にある「甲」の下に彫られている種類は「定・重・中安・下安」があり、一つの甲州一分金に一つの種類が記されています。
また、甲州金の価値は額面で決まっています。
甲州金で用いられた貨幣の単位は以下の通り「両」「分」「朱」の4進法と2進法が採用されていました。
<4進法>
- 両(りょう、1両)
- 分(ぶ、1/4両)
- 朱(しゅ、1/4分)
- 糸目(いとめ、1/4朱)
- 小糸目中(こいとめなか、1/4小糸目)
<2進法>
- 朱中(しゅなか、1/2朱)
- 小糸目(こいとめ、1/2糸目)
- 小糸目中(こいとめなか、1/2小糸目)
甲州一分金は戦国期に甲府市を中心に用いられた
甲州一分金は武田信玄の領国(甲斐国)、現在の山梨県などで戦国時代から江戸時代末期まで流通していたと言われています。
甲州金は当初、兵器や食糧の調達、寺社への寄付などの目的から高級銭貨として発行されていました。
職人による金の精錬技術は高く、甲州金は貨幣としての信頼性がありました。
武田信玄滅亡後、江戸幕府は甲州金貨の純度や規格がバラバラだったのを統一する改革を行います。
江戸幕府は1800年代で貨幣の再発行を繰り返したことで金の含有量が少なくなり、甲州金の相場は高騰して市場に出回る量が減ってしまいます。
そして、1871年の新貨条例施行に伴って甲州金は運用停止となりました。
甲州金の種類
甲州一分金以外の種類は以下の通りです。
- 一両金
- 甲州一朱金
- 甲州二朱金
- 甲州朱中金(しゅなかきん)
- 甲州糸目金
ご覧の通り、甲州金は多くの種類が存在します。
甲州金は「両、分、朱、糸目」の単位があります。
甲州金は表面の左側は「松木」の文字と桐文がありますが、右側にある単位は種類ごとに変わります。
そして、甲州一分金を含む甲州金は、裏面の上側に甲斐国を示す「甲」の文字、下側に種類があります。
一両金は露一両(つゆいちりょう)と駒一両(こまいちりょう)の2つがあります。
露一両は天正〜江戸初期に作られて重さは15gほど、縦20mmほどあります。
甲州の貨幣制度の最上級の品質で、金の純度は80%です。
駒一両は金の純度が50%ほどと言われています。
甲州一朱金は「定・重・無背・忠・中安・下安」といった種類があります。
なお、「無背」は何も彫られていません。
甲州一朱金は重さ1g未満の円形で、裏面に何が彫られているかによって買取価値が異なります。
甲州二朱金は「中安・下安」という種類が代表的です。
甲州二朱金は重さが約2g、単位は一分金の1/2で一両の1/8です。
裏面は上に「甲」、下に「安」の文字があります。
甲州朱中金は小さくて四角い形をした角朱中です。
甲州朱中金の種類は「シ・重・定」があり、単位は一分金の1/16分です。
甲州糸目金は甲州朱中金と同じく小さくて四角い角朱中です。
なお、糸目とは「お金に糸目はつけない」という言葉の由来です。
甲州糸目金の単位は1両の1/64で、重さは0.2gほどと軽いです。
甲州一分金を高価買取してもらう方法
甲州一分金を高く買い取ってもらうには「どこで買い取ってもらうか」と「古銭の品質」によって異なります。
それでは、どのようにしたら買取金額が上がる可能性があるかをご説明します。
古銭はオークションに出品するよりも買取業者に査定をしてもらう
甲州金には多くのレプリカが市場に出回っています。
オークションに出品されている甲州金は、出品者が真贋を見極める技術がない場合が多く本物だという確証がないため、レプリカが多い傾向にあります。
もしお持ちの甲州金を本物かレプリカか分からないまま出品してしまうと、落札者とトラブルに発展する可能性が考えられます。
加えて、オークションですと古銭の価格の付け方も専門知識のない出品者に委ねられてしまいます。
さらに、オークションは古銭の価値を反映させた価格設定ではなく、本来ならば価値が高いかもしれないのに低く見積もられている恐れがあるからです。
したがって、オークションではその古銭の適正価格とは程遠い価格を付けて出品してしまうケースがあるのです。
一方、古銭の買取業者に査定依頼をすれば、甲州金の種類と保存状態によって何十万円という買取金額を出してもらえる可能性があります。
きちんと古銭の価値を見出してもらうには、古銭買取業者に査定をしてもらいましょう。
買取業者の査定士は古銭の状態、発行年数、柄、重さ、彫られている文字、需要があるか、エラーコインかどうかなどのポイントによって買取額を算出してくれます。
本物の甲州金となれば高い価値で買い取ってくれる傾向が高いです。
古銭の本来の価値について知らないままオークションに出品することは得策ではないでしょう。
そのため、古銭を手放したいなら古銭の買取業者に任せることをおすすめします。
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古銭の保存状態がいいもの
古銭は保存状態がきれいなほど高値で買い取ってもらえる確率が上がることが期待できます。
古銭を少しでも高値で買い取ってもらうには保存方法を覚えておきましょう。
古銭を買取業者の査定に出す際には鑑定書や古銭が入っていた箱を用意して、できる限り購入当時に近い状態や保管されていたままの状態にしておきます。
甲州金でも新品に近い美品には、本物だと認められた鑑定書が付いているものもあります。
買取業者に古銭を査定依頼する際に、鑑定書も一緒に提示すれば、買取額がアップすることが期待できます。
また、古銭の保存の仕方で注意することは「傷や汚れを付けないこと」です。
古銭はいびつな丸い形をしているものも多数ありますが、年月の経過によってできた汚れや形状の変化も価値の一つとされています。
「査定に出す前にきれいにしておかなくては」というお気持ちは理解できますが、金の純度が高い古銭の場合は、周りをヤスリなどで削らないようにしましょう。
古銭に傷が付いてしまうと、買取金額が下がってしまう恐れがあるからです。
そして、いびつな丸い形をした古銭を収納するのにはコインアルバムが最適です。
コインアルバムに貼り付けてあるポケットは、コインよりも一回り大きく四角い形をしているため、いびつな丸い形をしていてもスムーズに出し入れできます。
アルバムの種類によってポケットの数や大きさは違うので、購入する際には実物を確認してからが良いでしょう。
コインアルバムは文具店や雑貨店などで販売されています。
現在の古銭の状態を保つためにも査定前に準備しておきましょう。
エラーコインといった希少性が高いもの
甲州一分金をはじめとする甲州金には「逆打ち」されたエラーコインが存在します。
エラーコインとは貨幣を製造する工程で何らかのミスによって生まれた不良品の貨幣ことです。
逆打ちとは「傾打ずれ」とも言い、古銭の表裏のデザインがずれている状態です。
古銭の表面はデザインがずれていなくても、裏面の角度が少しずれているものがあります。
古銭のデザインが少しずれているだけだと、収納しているまま気づかない方もいらっしゃるでしょう。
甲州一分金だけではなく、どの古銭にもエラーコインが存在する可能性が高いです。
エラーコインが見つかれば、通常の古銭より数倍から数十倍の買取価格が付くと言われるほどです。
また、傾斜がずれているほど希少価値が上がり、高く買い取ってもらえる可能性が上がります。
甲州一分金の買取で気を付けるべきこと
甲州一分金は「保存状態」や「どのような買取業者を選ぶか」によって買取相場が違ってきます。
ここからは、自分の都合に合う買取業者を選ぶには何をすると良いのかをご紹介します。
複数の買取業者に査定をしてもらう
あらゆる買取業者から自分の条件に合う選択をすることはとても負担です。
納得のいく選択をするためには複数の買取業者に査定をしてもらって、それぞれのサービスの違いを把握しておきましょう。
複数の買取業者に査定をしてもらうと「サービス内容の比較ができる」「予約から買取契約までの手順の違いが分かる」「買取に関する手数料がどのくらいかかるのか」「買取金額は業者ごとにどれくらい違いがあるのか」「査定士の接客マナーは好感が持てるか」を冷静に見られます。
早く手放したいがあまりに1つの買取業者に絞ると、もっと吟味すれば良かったと後悔するかもしれません。
無料査定を行っている買取業者は多いので、気軽にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
甲州一分金の価値や損しないで買取してもらうためのコツ
甲州一分金は甲州金という貨幣制度に基づいて作られ、300年に渡って使われてきた金貨です。
甲州金は甲州一分金以外にも種類が多く、種類によって買取相場が違います。
そして、金貨は状態の良いと買取価値が上がることが期待できるため、コインアルバムに入れるなどして劣化を防ぎましょう。
また、古銭をオークションに出品する際には「本物かレプリカか分からないまま出品しかねない」「落札者とトラブルに発展する可能性がある」などリスクが伴います。
そのため、甲州一分金を売る方法としてはおすすめできないでしょう。
ですから、古銭は真贋が見極められる買取業者に査定をしてもらいましょう。
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