カメラのピントが被写体と合わない!写真がぼやける7つの原因と対処方法

レンズ汚れや被写体との距離が適切でないと、ピントが合わない原因になります。
ピントが合わないと、きれいな写真が撮れず、最悪の場合シャッターも切れなくなるでしょう。
カメラのピントが合わない原因には、さまざまなものがあります。
今回の記事では、カメラのピントが合わない原因を7つ取り上げて、それぞれの対処法について詳しく解説します。
うまくカメラのピントが合わないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
カメラのピントが被写体と合わない7つの原因

ピントが合わない場合はさまざまな理由が考えられます。
これから紹介するものに該当していないかチェックしてください。
レンズと被写体が近すぎる
被写体とレンズの距離が短すぎるとピントが合わなくなってしまいます。
レンズの最短撮影距離よりも近い場合は、レンズと被写体との距離を離して撮るのがおすすめです。
AF機能がOFFになっている
カメラ本体のAF機能(オートフォーカス)がOFFだと、ピントがぼやけてしまいます。
AF機能は、自分でピントを調整しなくても、自動的で被写体に合うようにピント調整をしてくれる機能です。
AF機能をOFFにしていると、自動的に自分でピント調整をしなければならないMF機能(マニュアルフォーカス)になります。
このAF機能がOFFになっていることが気づかずに、なかなかピントを合わせられないといった現象が起こります。
AF補助光を指でふさいでしまっている
AF(オートフォーカス)の補助光を指でふさぐと、ピンボケにつながることがあります。
AF補助光は暗所で撮影する際に光を照射する機能で、オートフォーカスを正常に機能させるための役割を果たしています。
AF補助光を指でふさいでしまうと、オートフォーカス機能が正しく動かず、結果として、ピントが合わない現象が起きてしまいます。
レンズの汚れ
カメラレンズはデリケートです。
指紋・ほこりなどでレンズが汚れていると、ピントが合わなくなる可能性があります。
ピントが合いにくい被写体
動いている被写体などは、ピントが合いづらく、AF(オートフォーカス)だと被写体がブレてしまう可能性があります。
また、逆光をはじめ、あまりに周囲が暗い、撮影時に光が強すぎるというのも、ピントが合わなくなる原因となります。
撮影時の手ブレ
撮影時の手ブレもピントが合わなくなる原因の一つです。
撮影する際にカメラを動かしてしまうと、手ブレ防止機能やAF機能がついていたとしても、状況によってこれらの機能が発揮できず、ボケてしまうことがあります。
絞り(F値)が被写体に合っていない
背景がボケてしまう場合、F値(絞り)が被写体に対して合っていないのが原因です。
F値が大きいと広い範囲をピントに合わせられ、F値が小さいと、より背景がボケます。
カメラのピントが被写体と合わない際の対処方法
前章でカメラのピントが被写体と合わない理由を紹介しました。
ここでは、それぞれの原因への対処法について紹介します。
レンズと被写体が近すぎる場合の対処法
レンズと被写体の距離が短すぎる場合は、被写体までの最短撮影距離より離れてシャッターを切りましょう。
最短撮影距離とは、カメラのピントが合う最も短い長さであり、カメラの説明書やレンズの側面に記されています。
例えば、最短撮影距離が被写体まで0.3m(30cm)であれば、被写体に30cmまで近づくことができます。
つまり、30cm以下になるまで被写体に近づいて写真を撮ると、ピントが合わなくなります。
被写体が不明瞭になっている場合は、被写体に近づきすぎていないか確認しましょう。
また、近くで撮影する場合は、短い距離でもピントが合わせられるマクロレンズなどを選ぶようにしてください。
AF機能がOFFになっている場合の対処法
AF機能(オートフォーカス)がOFFになっている場合は、AF機能をONにしてください。
カメラにはAF(オートフォーカス)とMF(マニュアルフォーカス)の2種類があり、自由に切り替えられます。
モードを切り替えは、カメラ本体にあるフォーカスモードセレクターか、レンズにあるフォーカスモードスイッチで行なうことができます。
AF補助光を指でふさいでしまっている場合の対処法
AF補助光はシャッター付近に備えられているのが一般的ですが、AF補助光を指でふさがないようにするためには、撮影する際のカメラの持ち方に注意が必要です。
左手でカメラボディ・レンズを下から支え、右手でカメラのグリップを握るようにして持ちます。
この状態から、右手人差し指でカメラのシャッターを押すことで、AF補助光を指でふさがずに撮影することができます。
レンズの汚れでピントが合わない場合の対処法
レンズの汚れでピントが合わない場合は、乾いた布で汚れを拭き取ってください。
水分を含んでいる布を使うと、水がレンズやカメラに入り込んでしまい、故障の原因になる可能性もあるため、必ず乾いた布を使用しましょう。
レンズ清掃の仕方がわからない、自分で清掃できる自信がないときは、専門業者やメーカーサポートなどの利用も検討しましょう。
ピントが合いにくい被写体の場合の対処法
ピントが合いにくい被写体を撮影する場合は、MF(マニュアルフォーカス)で撮影することをおすすめします。
マニュアルフォーカスにすることで、狙った被写体に焦点を合わせてピント調整ができるためです。
マニュアルフォーカスのピント合わせは、レンズについているフォーカスリングを自分で操作してピント合わせを行ないます。
なお、レンズのファインダーを利用する場合には、ご自身の視力に合わせて見え方を調整する、「視度調整」を行なってから写真撮影に入ってください。
撮影時の手ブレが原因の場合の対処法
撮影時に手ブレしてしまう場合は、カメラが動かないよう、固定することが重要です。
カメラを安定して構えられるように、右手でカメラを持って左手はカメラを下から支えるようにして構えましょう。
脇を締めて、額にカメラをつけるようにすると、ブレにくくなります。
また、手ブレの改善には、シャッター速度にも注意を払う必要があります。シャッター速度が遅いとブレやすくなります。
夜景の写真を撮る場合などには、シャッター速度も遅くなるため、三脚などを利用し、カメラがブレないように工夫するのがおすすめです。
絞り(F値)が被写体に合っていない場合の対処法
絞り(F値)が被写体に合っていない場合、撮りたい写真のイメージから逆算して調整しましょう。
F値が小さくなるほど背景のボケが大きくなり、F値が大きくなるほど背景のボケが小さくなり、ピントが合う範囲が広がっていきます。
そのため、背景をぼかした写真を撮る際はF値を小さく、広い範囲にピントが合ったボケの少ない写真を撮るときは、絞りの値を大きくするのがおすすめです。
対処法でも直らない場合には修理が必要

7つの原因に対する対処法を行なってもピントの不具合が直らない場合は、カメラやレンズの故障も考えられます。
カメラやレンズを修理してもらう方法としては、「メーカー修理」と「修理業者への依頼」の2つがあります。
メーカーに連絡して修理依頼をする
多くのメーカーで修理を受け付ける窓口が設置されており、メーカーのホームページなどでも、おもな故障内容と、その修理にかかる目安料金を確認することができます。
メーカー修理では、無償保証の修理サービスが受けられる可能性があるのがポイントです。
ただし、保証内容や保証適用条件などが各メーカーで定められているので、カメラを修理に出す際は、必ず確認しておきましょう。
代表的なカメラメーカーの修理費用の目安は以下のとおりです。
カメラの故障度合いによって費用は変わってきますので、修理を出す際には必ず問い合わせなどをして確認してください。
メーカー | 種類 | 目安の費用 |
---|---|---|
Canon | EOS R3 | 26,950~67,980円 |
Canon | EOS 7D MARK II | 18,700~27,500円 |
Nikon | D3200 | 15,463円 |
Nikon | D5 XQDモデル | 35,860円 |
Olympus | E-M10 Mark IV | 13 ,200~31,900円 |
修理業者に依頼する
もう1つの修理方法は、カメラ修理専門の修理業者に依頼をかける方法です。
修理業者の特徴としては、どのメーカーのカメラでも修理することが可能な点が挙げられます。
ただし、修理費用は業者ごとに異なるため、複数の業者に見積もりを作成してもらい、比較検討したうえで、慎重に選ぶことをおすすめします。
ピントが合わないカメラは買い取ってもらえるのか?
結論から言うと、ピントが合わないカメラを買い取ってもらうことは可能です。
また、条件がそろっているほど、高値で買い取ってくれる可能性もあります。
ここでは、ピントが合っていないカメラでも高価買取が期待できる条件について解説します。
保存状態が良いカメラ
高価買取が期待できる条件の一つとして、保存状態が良いことが挙げられます。
人気のあるカメラの場合、撮影ができなくても観賞用としての需要もあります。
外装に傷などがなく、見た目で美品と判断された場合は、高額買取される可能性があるでしょう。
カメラの付属品がそろっている
カメラを買ったときに付属している、充電器・箱などの付属品がすべてそろっている点も、高価買取につながる重要なポイントです。
カメラ本体に不具合があったとしても、付属品がきちんと整っていれば、一定額の買取価格は期待できます。
買い取りを依頼する際には、カメラ本体だけではなく、付属品も準備しておきましょう。
有名ブランドのカメラ
有名ブランドのカメラであれば、付属品がなくても高い買取価格がつくケースもあります。
具体的には、ドイツ製カメラである、二眼レフカメラのローライや、少量生産で高性能なカメラとして知られるライカなどは、コレクションとしての需要もあります。
このような人気の高い有名ブランドのカメラであれば、ピントが合わないとしても高額買取になりやすいといえるでしょう。
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おわりに
カメラのピントが合わない原因は、被写体とレンズが近すぎている、レンズが汚れている、撮影時に手ブレが発生しているなど、複数存在します。
今回紹介した7つの原因と対処法を参考にして、解決を図ってみましょう。
それでもピントが合わない場合にはカメラの故障も考えられるため、メーカーや修理業者に修理を依頼することも検討しましょう。
もし、ピントが合わないカメラを手放すのであれば、買取査定に出してみるのもおすすめです。
カメラに不具合があったとしても、外装に傷のない美品のカメラや、人気の有名ブランドのカメラであれば、高額買取も期待できます。
バイセルでは、ピントが合わないカメラであっても、熟練した査定員がカメラの価値を正確に鑑定します。
カメラの買い取りをお考えの際には、お気軽にご相談ください。

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