花瓶・花器は高く売れる!?買取相場や高く売れる花瓶の特徴をご紹介!

花瓶・花器は高く売れる?【2025年最新】買取相場と価値ある花瓶の特徴を解説
ご自宅にある花瓶や花器。「ただのインテリアだと思っていたけれど、実は価値があるかも?」「売るならどこがいいの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
花瓶や花器は、有名ブランド品や作家物、古い時代のアンティーク品など、骨董品として高い価値を持つものが数多く存在します。
この記事では、高く売れる花瓶の特徴、気になる買取相場、そして1円でも高く、そして安心して売るための5つのポイントを詳しく解説します。売却を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
花瓶・花器の歴史と人気の背景
お手持ちの花瓶の価値を知るために、まずはその歴史的背景を見ていきましょう。
花瓶の歴史:仏具から美術品へ
日本に花瓶が広まったのは、仏教の影響が大きいとされています。香炉・燭台とともに仏様への重要なお供え物「三具足(みつぐそく)」の一つであった花瓶(花立)は、時代と共にその役割を変えていきます。室町時代には茶道文化の発展とともに、茶室を彩る「花入れ」として美術的な価値が高まり、芸術品として楽しまれるようになりました。
近年の花瓶・花器人気の高まり
近年、骨董品の花瓶や花器の価値は、国境を越えて高まっています。特に中国の富裕層が、かつて海外へ流出した自国の骨董品を買い戻す動きが活発化しており、日本にある鑑定済みの中国骨董は高い人気を誇ります。こうした背景から、骨董品市場全体が活性化し、花瓶・花器の買取価格も上昇傾向にあるのです。
高く売れる花瓶・花器とは?査定額を左右する5つの特徴
では、どのような花瓶に高い価値が付きやすいのでしょうか。査定時にチェックされる5つの重要な特徴を解説します。
1. 有名ブランドの花瓶
世界的に有名なブランドの花瓶は、安定して高い需要があります。特に、以下のようなブランドは高価買取が期待できます。
- ガラス工芸: バカラ、ティファニー など
- 陶磁器: マイセン、ウェッジウッド など
中でもマイセンの「アラビアンナイトシリーズ」などは特に人気が高いですが、偽物も多く出回っています。真贋の見極めが難しいため、専門の買取業者に査定を依頼することが重要です。
2. 有名作家が手掛けた花瓶
国内外の有名作家が手掛けた作品は、美術品として高く評価されます。
- 海外作家: エミール・ガレ、ドーム兄弟(アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家)
- 国内作家: 酒井田柿右衛門(有田焼)、金重陶陽(備前焼)、近藤悠三(染付)など、人間国宝の作品は特に価値が高い。
作家物の場合、本人のサインや印が入った共箱(きょうばこ)の有無が査定額に大きく影響します。
3. 価値のあるアンティーク品
一般的に製造から100年以上が経過した「アンティーク品」は、希少価値から高値が付きやすくなります。特に、良い状態で現存しているものは高く評価されます。
- 古い時代のマイセンの花瓶
- エミール・ガレの初期作品
- 江戸時代の日本の陶磁器
- 古い時代の中国・韓国の陶磁器
ご自身で年代がわからない場合でも、専門の査定士が判別しますのでご安心ください。
4. 保存状態が良い
当然ながら、保存状態は査定額を大きく左右します。「割れ」「ヒビ」「欠け」「傷」「変色」などがあると、価値は大きく下がってしまいます。花瓶はデリケートなものが多いため、保管には十分注意しましょう。
5. 共箱や保証書などの付属品が揃っている
購入時に付属していた共箱や保証書は、その作品が本物であることを証明する重要なアイテムです。特に作家のサインや花押(かおう)が入った共箱は、それ自体に価値があり、査定額アップに直結します。付属品は捨てずに大切に保管しておきましょう。
花瓶・花器の買取相場は?
花瓶・花器の買取相場は、ブランド、作家、年代、希少性、そして作品の状態によって大きく変動するため一概には言えません。 しかし、一般的にエミール・ガレやドーム兄弟、酒井田柿右衛門、金重陶陽といった有名作家の作品は、数十万円から、作品によっては数百万円以上の価値が付くことも珍しくありません。バカラやマイセンなどのブランド品も、シリーズやデザインによって高額査定が期待できます。
以下の花瓶買取ページでは、バイセルの実際の買取実績・買取相場をご紹介しております。
お持ちの花瓶の買取価格の目安になるかもしれませんので、ぜひ参考にご覧ください。
一方で、作家やブランドが不明な場合でも、デザインや素材、年代によっては価値が付く可能性があります。
「どうせ売れないだろう」と決めつけず、まずは一度バイセルの無料査定を依頼ください。
骨董買取のバイセルなら、花瓶に詳しいプロがお持ちの花瓶の現在の価値をしっかりと見極めて買取価格に反映いたします。
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お申し込みフォームへ花瓶・花器の価値をブランド・作家別に解説
ご自宅の花瓶・花器の底や側面に、銘やサインはありますか? ある場合は、ブランドもの、あるいは作家ものの可能性があります。人気のブランドもの・作家ものの花瓶は高い価値をもつケースがあります。ここでは、高価買取の対象となる花瓶の代表的なブランドや作家を「日本の陶磁器」「海外の陶磁器」「ガラス工芸」に分けてご紹介します。
日本の陶磁器(九谷焼・有田焼・備前焼など)
日本の陶磁器は、その土地ならではの土や釉薬、そして伝統的な技法によって作られる、世界でも高く評価されています。特に人間国宝や著名な陶芸家の作品であれば、高額査定が期待できます。代表的な日本の産地の陶磁器を3つ解説します。
- 九谷焼…加賀百万石の文化に育まれ、「九谷五彩」と呼ばれる華やかな色絵が特徴です。古九谷様式などの古い作品はもちろん、徳田八十吉や吉田美統といった現代の人間国宝作家の作品も高値で取引されます。
- 有田焼…日本で初めて磁器が焼かれた産地です。透明感のある白磁に、繊細で美しい絵付けが施されています。国の重要無形文化財に指定されている「濁手」を生み出した酒井田柿右衛門や、色鍋島の技術を受け継ぐ今泉今右衛門などの名作家ものは、骨董的価値が高いです。
- 備前焼…釉薬を使わず、土の性質と焼成の炎によって生まれる「窯変(ようへん)」の素朴で力強い美しさが特徴です。金重陶陽などの人気作家の作品は、買取相場も高くなる傾向があります。
海外の陶磁器(マイセンなど)
西洋の陶磁器は、その技術の高さと装飾の豪華さから、日本の花器とは異なる魅力があります。特にヨーロッパの王室御用達であったブランドの作品は、アンティークや骨董品として高い需要があります。代表的な海外の陶磁器ブランドを3つ解説します。
- マイセン(Meissen)… ヨーロッパで初めて硬質磁器を生み出したドイツの名窯です。「青い双剣マーク」が有名で、繊細な手描き絵付けが施された花瓶や壺は、世界中のコレクターから需要があります。「ブルーオニオン」「アラビアンナイト」「ミッドサマー・ナイトドリーム」などの人気シリーズや状態の良いものは、非常に高価な買取価格となることがあります。
- ウェッジウッド(Wedgwood)… イギリスのブランドで、特に「ジャスパーウェア」と呼ばれる、マットな素地にレリーフ装飾を施した花器などが知られています。アンティークの古い作品も人気です。
- ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen)…デンマークのブランドで、「ブルーフルーテッド」などのシリーズが有名です。毎年デザインを変えて販売されるイヤープレートが有名ですが、花瓶や壺も美術品として頻繁に取引されています。
ガラス工芸(バカラ・ガレ・カメイガラスなど)
ガラスの花器は、陶磁器とは一線を画す透明感と光の反射による美しさが特徴です。特にアール・ヌーヴォー期に活躍した作家の作品や、高品質なクリスタルガラスのブランド作品は、高い価値を持ちます。代表的なガラス工芸のブランド・作家を3つ解説します。
- バカラ(Baccarat)…フランスのクリスタルガラスメーカーで、その透明度とカット技術の高さは世界最高峰です。花瓶も定番商品として人気が高く、限定品や古いモデル、大型の作品は高額査定の対象です。
- ガレ(Émile Gallé)…アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸作家です。自然をモチーフとした幻想的なデザインと、多色被せガラスやエッチングなどの高度な技法を用いた花器は、美術品として非常に高額で買取されます。底に刻まれたサインが価値を大きく左右します。
- カメイガラス(Kamei Glass)…かつて存在した日本のガラスメーカーです。昭和レトロなデザインの花器が有名で、リサイクルショップなどでも見かけますが、そのデザイン性から一部に根強いファンがいます。状態が良く、希少性のあるものは買取が可能です。
花瓶・花器を1円でも高く売るための5つのポイント
大切な花瓶を少しでも高く売るために、査定前に知っておきたい5つのポイントをご紹介します。簡単な注意点で査定額が変わることもありますので、ぜひ実践してください。
1. 自分で修理・修復はしない
状態が良くないからといって、ご自身で接着剤などを使って修理するのは絶対にやめましょう。素人による修復は、かえって作品の価値を大きく損ねてしまいます。傷や欠けがあっても、そのままの状態で査定に出すのが鉄則です。
2. なるべく早く売る
花瓶は保管しているだけでも、湿気によるカビや、予期せぬ事故による破損など、経年劣化のリスクが常に伴います。また、ブランド品の価値は流行にも左右されます。売却を決めたら、状態が良いうちに、なるべく早く査定に出すのが高価買取のコツです。
3. 付属品を揃えて査定に出す
共箱や保証書は、作品の価値を証明し、高めるための重要なアイテムです。査定に出す際は、必ず花瓶本体と一緒に提出しましょう。付属品があるかないかで、査定額が大きく変わるケースも多々あります。
4. 骨董品の価値がわかる専門業者に売る
花瓶の価値を正しく判断するには、作家、ブランド、年代、技法、市場の動向など、幅広い専門知識が必要です。リサイクルショップではこれらの価値を見極められず、安く買い叩かれてしまう恐れがあります。骨董品を専門に扱う買取業者に依頼しましょう。
5. 「出張買取」を利用して破損リスクを避ける
花瓶は割れやすく、店舗まで持ち運ぶのは大変です。運搬中に傷つけば価値が下がってしまいます。査定士が自宅まで来てくれる「出張買取」を利用すれば、手間や破損のリスクなく、安全に売却できます。特に大きく重い花瓶や、複数点を売りたい場合に最適です。
花瓶・花器の買取はどこがいい?後悔しない業者選びの3つのコツ
信頼できる買取業者を選ぶために、以下の3つのポイントを確認しましょう。
1. 骨董品の買取実績が豊富か
公式サイトなどで買取実績を確認しましょう。多くの買取実績がある業者は、それだけ多くの利用者から信頼されている証です。また、査定経験が豊富な査定士が在籍している可能性が高く、適正な価格での買取が期待できます。
2. 各種手数料が無料か
査定料、出張料、キャンセル料などが無料の業者を選びましょう。手数料がかかると、せっかく高く売れても手取りが減ってしまいます。「試しに査定だけ」という場合でも、無料で対応してくれる業者なら安心して依頼できます。
3. 査定対象の品目が多いか
花瓶だけでなく、食器、茶道具、掛け軸など、幅広い骨董品を取り扱っている業者は、多角的な視点から価値を判断できます。「有名な食器ブランドのシリーズ品」「茶道具の有名作家の作品」など、関連分野の知識があることで、より正確な査定が可能になります。
これらのポイントを満たすバイセルなら、お客様の大切な花瓶を安心してご売却いただけます。まずはお気軽にご相談ください。
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