永楽善五郎の買取価格は?高く売れる作品や高額査定ポイントを解説
京焼の家元・永楽善五郎は、千家十職の一つとして、土風炉や茶碗などを制作しています。
初代は室町時代から活躍しており、長い歴史を持つ家元です。
永楽善五郎の作品は中古市場でも需要があり、買取対象品になります。
本記事では、永楽善五郎の買取価格、高く売れる作品、高額査定ポイントを解説します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
永楽善五郎とは
「善五郎」は、室町時代、初代・西村宗禅から始まる京焼の家元です。
奈良の西京西村で土風炉を製造し、「土風炉師・善五郎」と名乗っていました。
天明の大火で危機を迎えるも三千家に支えられ、10代・了全が再興し、12代・保全より「永樂」の姓を名乗るようになりました。
永楽善五郎は、2021年3月に18代目の陽一に襲名され。
2024年現在も活躍しています。
茶の湯の世界に欠かせない千家十職で「土風炉・焼物師」として、染め付けや金襴手などの技を磨いてきました。
現在では、土風炉の技術を活かして茶道具も制作しており、数々の名作を残しています。
永楽善五郎の買取価格は?
永楽善五郎の買取価格は、作品の種類や保存状態に左右されます。
一概にいくらとは言えませんが、参考に永楽善五郎の買取価格をご紹介します。
永楽善五郎作品をお持ちの方は、ぜひ一度骨董品買取のバイセルにお任せください。
茶道具をはじめとする査定経験が豊富な査定士が、お持ちの作品の価値を見逃すことなく価格に反映いたします。
お見積りだけでも歓迎ですので、まずはお気軽にご相談ください。
永楽善五郎の高く売れる作品
永楽善五郎の作品は名作が多く、基本的には買取対象となることが多いでしょう。
中でも人気の作品であれば、状態次第で高額買取が期待できます。
特に高額買取対象となりやすい作品についてご紹介します。
仁清写 なでし古 平茶碗
永楽善五郎は、おもに伝世品の写しを行っていました。
「仁清写 なでし古 平茶碗」もそのうちの一つで、野々村仁清作品の写しです。
艶やかななでしこと涼やかな波の模様が描かれた、清涼感のある美しい逸品です。
扇面水指
「扇面水指」は、その名のとおり扇が絵付けされた水指です。
扇面の文様は繁栄や開運などを意味し、昔から縁起の良い柄として知られています。
永楽善五郎は、水指以外に茶碗にも多く扇面を柄として用いています。
黄瀬戸写 銅鑼鉢
「黄瀬戸写 銅鑼鉢」は、美濃の窯で焼かれた淡黄色の陶器である黄瀬戸を写した作品です。
銅鑼鉢とは、平らな底面の周りに縁がある浅い鉢です。
打楽器の銅鑼のような見た目であることから銅鑼鉢と呼ばれています。
土風炉仕立て灰器
土風炉仕立て灰器は、土風炉師を勤める永楽家ならではの作品です。
土風炉の技術を活かして作られた、黒くて艶のある美しい灰器です。
永楽善五郎の高額査定ポイント
永楽善五郎作品は条件次第では高値で買取されることもあります。
買取において、特にどのようなポイントで高額査定になるのか、大きく分けて3つご紹介します。
- 古い作品
- 保存状態が良いもの
- 付属品がそろっているもの
それではそれぞれ詳しく解説します。
古い作品
永楽善五郎は、2024年現在、18代まで続く土風炉師です。
長きにわたり多くの作品を残してきましたが、特に江戸時代以前の作品や西村性を名乗っていた頃の作品は歴史的な価値が見込めます。
古い作品ほど、希少性が高いので、高値になりやすいのです。
保存状態がきれいなもの
永楽善五郎作品に限らず、骨董品の買取においては保存状態が良いものが好まれます。
ひび割れや欠けがなく、未使用品であれば、査定評価が高くなります。
ただし、状態が悪い場合でも自分で修復しようとせずに、そのままの状態で査定に出しましょう。
作家以外の第三者が作品に手を加えると、査定に悪影響になる可能性があります。
付属品がそろっているもの
永楽善五郎作品を買取に出す際には、共箱や鑑定書などの付属品も一緒に提出しましょう。
永楽善五郎作品を収める共箱には、作者の直筆で箱書きされているものもあります。
箱書きがあれば、作品名や作成時期などがスムーズにわかり、査定評価が高くなるでしょう。
バイセルでは、永楽善五郎作品を積極的にお買い取りしております。
状態が悪いもの、共箱がないものでも、丁寧に査定しますので、お気軽にお問い合わせください。
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