香炉の買取相場は?仏具や茶道具など、自宅で眠っている香炉は一度査定に!
- 香炉は買取可能ですか?
- 拝見してからの判断となりますが、極端に状態が悪くなければ価格がつく場合はあります。是非一度お電話・メールよりご相談ください。
- 自宅に使用していない香炉があります。価値はつきますか?
お香やお線香をたくための器として、かつては多くの家庭にあった香炉。仏壇のない家が増えている現代では、香炉を使っていない家庭も多いことでしょう。
もし古い香炉が自宅に眠っているなら、一度査定してみる価値があります。美しい装飾が施された香炉には、芸術品として高い価値をもつものがあり、古美術市場で人気があるためです。
それでは、どのような香炉が高い価格で取引されているのでしょうか。この記事では、高額買取される香炉の特徴や買取相場、香炉の売却方法を紹介します。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
実用品から芸術品まである香炉
香炉は元来仏具の一つですが、日本では茶道や香道・床の間の飾りなどにも用いられてきました。
香炉にはお香をたく実用的なものから、観賞用の芸術品として高い価値のあるものまでさまざまな種類があります。ここでは香炉の基礎について解説するので、自宅にある香炉のタイプを確認してみてください。
香炉とは
香炉は仏教とともに、インドから中国を経て日本に伝来しました。香炉でたくお香やお線香の香りには、空間を浄化して人の心と体を清める意味があるとされています。
仏具だった香炉は、室町時代に茶の湯の席で茶室を清めるためにも用いられるようになりました。茶の湯では床の間に飾る香炉が美術品として重要視され、その後に広まった茶道や香道でも、香炉は大切な道具として重宝されるようになったのです。
仏具としての香炉と、茶道・香道で使われる香炉とでは、形や彩色が違います。仏具として使用される香炉でも、仏壇用と焼香用で形や使用法が異なり、宗派によっても形状や使い方が変わります。
種類はさまざまですが、お香をたくための器を総称して「香炉」と呼ぶのが一般的です。
香炉の種類
置き場所や使い方により、香炉は大きく4つに分類されます。それぞれ、どういったものかを解説します。
【置香炉】
置香炉は、床の間や卓上に置いて使用するタイプです。仏具の場合は、仏壇に熱を伝えないよう足がついており「三具足」や「五具足」があります。外置き用の大きな香炉も、仏具として使用されています。
【吊香炉(釣香炉)】
吊香炉は、紐や鎖で吊り下げて使用する香炉です。球状の香炉を玄関や床の間に吊るすのが一般的ですが、置物として飾れるように作られた小さいタイプもあります。
【柄香炉】
柄香炉は、柄が付いているタイプで、法要や儀式のときに柄を持って振りながら使用します。多くは真鍮製で、美しい細工が施されているのが特徴です。柄を取り外して使えるものもあります。
【袖香炉】
袖香炉は、着物の袖に入れて衣服に香りを染みこませるために使う香炉で、球形となっているものが主流です。鞠のような鮮やかな絵付けが施されているものは、香鞠と呼ばれます。
高額買取される香炉の特徴
香炉のような仏具や茶道具が高額買取されるか否かは、素材・製作年代・製作者・鑑定書の有無などで決まります。高い値段がつく香炉の特徴はどのようなものなのか、具体的に解説します。
高価な素材で作られている
高価な素材で作られている香炉は、高額買取の可能性が高まります。金や銀などの希少金属、ヒスイやサンゴ、象牙などの素材で作られた香炉は高く評価されるでしょう。保存状態に問題がなく、香炉としての芸術性や完成度が高ければ、より高額買取につながりやすくなります。
作られた年代が古い
歴史が浅いものに比べ、年代の古い香炉は評価が高くなります。香炉や箱に元号や製作年が記されていないか確かめてください。
製作年が不明でも、買取業者は鑑定士が外観・意匠などを観察しながら、総合的に作られた年代を判断します。鑑定の結果「骨董価値がある」と判断されれば、より買取金額は高くなるでしょう。
銘があるもの
銘がある香炉も、高額買取の対象となる可能性があります。銘とは、すぐれた器物などに残された製作者の名前のことで「印銘・陶印」とも呼ばれます。
印銘・陶印や箱の銘書きは、その製作者を確かめられる重要な目印。高名な作家の作品であれば、高値がつく可能性があります。
鑑定書があるもの
鑑定書が発行されている香炉は、高値で取引されやすい傾向があります。鑑定書とは、専門の鑑定人や鑑定機関が発行した、真作であることの証明書です。専門家が真作であると認めたものは信頼度が高く、買い取りの査定額も上がるでしょう。
香炉の買取相場
香炉の買取相場は素材、状態、作家名、付属品の有無、中古市場での需要の有無などに左右されます。
これらの査定基準を満たしている香炉は数万円以上の値段がつきやすいです。
有名作家の代表作や状態がきれいな作品は高く売れる傾向があります。
香道具の作家は酒井田柿右衛門、今泉今右衛門、吉田美統、諏訪蘇山などが有名です。
香炉などの香道具を作る作家は多数います。以下の表にまとめました。
徳田八十吉 | 井上萬二 | 金城次郎 | 藤原雄 |
島岡達三 | 河井寛次郎 | 北大路魯山人 | 青木木米 |
中里太郎右衛門 | 吉田美統 | 諏訪蘇山 | 米川常伯 |
風早実種 | 一色梨郷 | 山本霞月 | 板谷波山 |
真清水蔵六 | 小針雅生 | 中川衛 | 角谷一圭 |
水谷喜太郎 | 平田就久 | 島田文雄 | 伊藤赤水 |
藤原啓 | 荒川豊蔵 | 山田常山 | 大坂弘道 |
上記に記載した作家は、骨董品買取業者が積極的に買い取っています。
無名作家の作品は有名作家の作品よりも査定金額が下がりやすくなりますが、状態がきれいであれば査定金額はつく場合が多いです。
香炉を売る方法
香炉を売るには、買取業者に依頼する方法とオークションやフリマサイトで売却する方法があります。それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
買取業者
香炉を買取業者に売却するメリットは、安心して取引できることです。古物商の許可証を取得したプロが査定を行なうため、適正な価格で買い取ってもらえます。
一方でデメリットは、希望する売却価格に届かないケースがあることです。その際は、査定金額が低い理由を納得いくまで説明してもらいましょう。無料査定の結果、あまりに希望額とかけ離れていた場合はキャンセルも可能です。
オークションやフリマサイト
オークションやフリマサイトを利用するメリットは、その手軽さです。思い立ったらスマートフォンで出品が可能で、価格も自由に設定できます。
ただし、自分で値付けをしても売れるかどうかはわかりません。本当は高価な香炉であるにもかかわらず、安価で出品して損をしてしまうケースもあるでしょう。
適正な価格での迅速な買い取りを期待するなら、買取業者に査定を依頼することをおすすめします。
おわりに
美術的価値や骨董価値の高い香炉は、買取市場でも特に人気が高いものの一つです。ご家庭に古い香炉が眠っているなら、買取業者に一度査定してもらってはいかがでしょうか。
骨董品のような仏具や茶道具の価値は、豊富な知識と高い目利き力をもった専門家でないとわかりません。バイセルでは「出張・宅配・店頭買取」で、お客様の品物にどのような背景や価値があるのかをプロの査定士が無料で査定いたします。香炉の売却をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
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