札幌オリンピック冬季大会記念切手とは?高額買取のコツを紹介

- 切手コレクションの中に札幌オリンピック冬季大会記念切手があります。売ったらいくらになりますか?
- 所有枚数や保存状態により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。こちらよりお問合せ下さい。
- 祖父の遺品に札幌オリンピック記念切手などが入った切手アルバムがありました。価値はありますか?
アジア初の冬季オリンピックを記念して発行された「札幌オリンピック冬季大会記念切手」の買取をご検討中でしょうか?
切手ブームの真っ只中に発行された「札幌オリンピック冬季大会記念切手」は、多くの人が一度は手にしてた品物でもあります。
本コラムでは「札幌オリンピック冬季大会記念切手」の概要・種類・発行枚数についてお伝えし、後半ではその価値と、切手の価値を落とさずに買取に出す方法についてもご紹介します。
今回お伝えする内容を、「札幌オリンピック冬季大会記念切手」を売る際の参考にしていただければと思います。
札幌オリンピック冬季大会記念切手とは

アジア地域で初めて開催された冬季オリンピックを記念して発行された「札幌オリンピック冬季大会記念切手」は当時の切手ブームもあって、枚数が多く発行されました。
まずは「札幌オリンピック冬季大会記念切手」の概要・デザイン・種類・発行枚数についてご紹介します。
札幌オリンピック冬季大会記念切手の概要
もともと札幌オリンピックは1940年(昭和15年)2月に開催予定でしたが、日中戦争の影響によって中止になった経緯がありました。
そして、1972年(昭和47年)にアジア地域で初の冬季オリンピックとして開催された歴史があります。
国内・アジア念願といえる札幌オリンピック冬季大会を記念して発行された「札幌オリンピック冬季大会記念切手」は、1972年(昭和47年)2月3日に発行され、その枚数はすべてで1億枚以上ありました。
発行枚数が多いこともあって、そこまで切手に対して関心のない人であっても、日本のオリンピック記念ということで多くの人たちが手にしたと考えられます。
スポーツを題材にしたデザイン
札幌オリンピック冬季大会を記念して発行された切手ということもあり、冬季オリンピックらしい以下のデザインが図案として採用されました。
・スキーをする選手
・ボブスレーをする選手
・フィギュアスケートをする選手と、真駒内屋内競技場
また、上の3種類が各1枚ずつセットになった小型シートには、札幌オリンピックのシンボルロゴである「日の丸」「雪の結晶」「五輪マーク」が描かれています。
何枚発行されたのか

札幌オリンピック冬季大会記念切手は、額面では20円が2種類・50円が1種類・小型シート(50円1枚、20円2枚セット)の4種類が発行されました。
額面・発行枚数・特徴は下の図の通りとなっています。
額面(種類) | 発行枚数 | 特徴(図案) |
---|---|---|
20円 | 3500万枚 | タイトな赤いユニフォームを着たスキー選手が滑走している様子が描かれている。 |
20円 | 3500万枚 | 二人の選手がボブスレーに乗って滑走している様子を正面から捉えた図案。 |
50円 | 2000万枚 | 男女の二人がフィギュアスケートをしている様子が描かれている。 背景には札幌オリンピックでフィギュアスケート競技や閉会式の会場となった「真駒内屋内競技場」がある。 |
小型シート | 1500万枚 | 上3種類の切手が一組になった小型シート。余白に札幌オリンピックのシンボルロゴである「日の丸」「雪の結晶」「五輪マーク」がデザインされているのが特徴。 |
東京オリンピックに続き、日本およびアジア地域で初めて開催された冬季オリンピックである札幌オリンピックは多くの注目を浴びました。
そのため、「札幌オリンピック冬季大会記念切手」は、上の図の通り従来の記念切手よりも多くの枚数が発行され、20円切手だけで7000万枚あります。
どの切手の図案も当時のウィンタースポーツを代表する種目が描かれています。
また、50円切手には二人のフィギュアスケーターだけではなく、札幌オリンピックの主な競技場となった真駒内屋内競技場が背景として採用されています。
実は札幌オリンピックの記念切手は国内だけではなく、様々な国でも記念切手が発行されました。
国によってもデザインが大きく異なっていて、一目で日本の切手と見分けることができます。
オリンピックごとに記念切手を発行する国は年々増えていて、最近の大会では100ヶ国以上から、1500種類以上が発行されています。
札幌オリンピック冬季大会記念切手の価値と買取相場

アジア初の冬季オリンピックを記念して発行された切手は多くの切手が発行されたため、多くの人が手にしたのではないでしょうか。
札幌オリンピックが開催された1970年代は、空前の切手ブームもあり、イベントごとがあるたびに大量の切手が発行されました。
札幌オリンピック冬季大会記念切手は、切手コレクターでなくとも多くの人が買い求めたため、「プレミア切手」や「中国切手」と比べると希少性がないのが現実で、買取価格も高い期待を持つことは難しいでしょう。
「プレミア切手」とは、発行枚数が少なく今も切手コレクターの人気がある切手のことです。
代表例として、見返り美人などがあります。
「中国切手」は中国で発行された切手のことで、文化大革命時代に発行された赤猿やオオパンダ切手などの「文革切手」は、状態によっては100万円以上で取引されることもあります。
しかし、発行枚数が多い記念切手であっても買取を諦めてはいけません。
切手の買取では、額面が大きかったり、切手がシートとしてつながっていると買取率が高くなる傾向にあるためです。
「札幌オリンピック冬季大会記念切手」の50円切手を持っていたり、20円・50円のどちらでもシートとして持っていれば、買取価格を大きく下げることなく現金化ができる可能性があります。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
札幌オリンピック冬季大会記念切手を価値を下げないで買い取ってもらうためのコツ

お持ちの切手の買取を考えている場合、誰もが「少しだけでも高く買い取ってもらいたい」と考えることでしょう。
下の項目を参考して買取を行っていただくことで切手の価値を下げずに買い取ってもらえるかもしれません。
・裏糊(うらのり)が残っているか確認する
・ヒンジの跡がないか確認する
・きれいな状態か確認する
・切手買取のバイセルに査定を依頼する
なお、切手を扱っている買取業者の多くが未使用状態の切手だけを買取の対象としています。
そのため、切手の買取をする前提条件として、お持ちの切手が未使用状態である必要があります。
使用済み切手の場合、消印が押されているので一目で判別することができますので、買取をする前に一度、お持ちの切手に消印が押されていないか確認しておきましょう。
裏糊(うらのり)が残っているか確認する
裏糊とは、切手の裏面に付いている糊のことです。
切手は新品の状態に近いほど買取価格は高くなる傾向にあるため、裏糊は残っていた方が良いとされています。
「表面の図案がきれいだったら大丈夫だろう」と考えてしまうかもしれませんが、切手のコレクターなどは可能な限り新品な状態に近いものを好みます。
そのため、たとえ裏面の糊の有無によっても買取価格には十分影響してきます。
かと言って、一度剥がれてしまった裏糊を無理やり補修するのは避けましょう。
切手の査定士は簡単に補修跡を見抜くことができるためです。
ヒンジの跡がないか確認する

裏面の注意点として、ヒンジ跡の有無もあります。
ヒンジとは、切手をリーフ(切手貼込台紙)に貼る際に用いる小さなシートのことです。
片面に薄い糊が付いていて、水に濡らすことでリーフに貼ることができます。
完全に乾けば切手からヒンジを剥がすことができます。
しかし、切手の裏面にはヒンジの跡が付いてしまう可能性が高く、ヒンジの跡があると査定額に影響する可能性があります。
そのため、ヒンジは自分自身で無理に剥がさない方が無難と言えるでしょう。
きれいな状態か確認する
切手のきれいな状態とは、新品に近い状態のことを指します。
切手は一枚が非常に小さく、薄い紙の素材でできているので少し扱いを間違えてしまうと簡単に汚れが付着してしまいます。
例えば、切手の変色・シミ・キズには注意が必要です。
シミは湿気などが原因で付着し、変色は直射日光などの紫外線の影響で発生する場合があります。
切手を高温多湿の環境や日が当たる場所で保存しているようでしたら、まずは切手の状態を確認してみましょう。
変色やシミの発生を防ぐためには、直射日光や蛍光灯などの光の当たらず、湿度が低い場所で保管することをオススメします。
切手買取のバイセルに査定を依頼する

切手の買取を検討されている場合、切手を扱っているバイセルを利用する方が余分な手間もかからずに、適切な買取価格で買い取ってくれるのでしょう。
切手ブームが過ぎて久しい昨今ですが、今も多くのコレクターが日本には存在しているとされています。
そのため、個人間で物の売買ができるネットオークションやフリーマーケットサイト(アプリ)の利用を検討している人もいることでしょう。
しかし、ネットオークションなどは出品の準備から購入者とのやり取りなどをすべて自分自身で行う必要があり、不慣れな人にとっては時間や労力を必要とする作業になります。
切手買取のバイセルなら、あなたの切手の状態をしっかりと査定をして適切な価格で買い取ってくれます。
手間や買取価格などを総合的に考えても、バイセルに依頼するのが良いでしょう。
札幌オリンピック冬季大会記念切手とは?:まとめ

アジア初の札幌オリンピックを記念して発行された「札幌オリンピック冬季大会記念切手」は、当時の切手ブームもあり多くの枚数が発行されました。
「希少価値がないから買取額も期待できない」と、諦めるのは早いと思います。
今回の記事でご紹介をした買取のコツを参考にして、まずはお持ちの切手の状態から確認してみましょう。
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