三味線の買取相場はどのくらい?高額査定のポイントを紹介
- 弾かなくなった三味線を処分したいです。買取相場はいくらですか?
- 素材や状態次第で、価格は大きく異なります。一度拝見いたしますのでお電話・メールよりお問合せ下さい。
- 祖母から譲り受けた三味線を持っています。価値はありますか?
代表的な和楽器である三味線は、日本の伝統芸能の伴奏から民謡に至るまで、幅広い演奏で使用されています。
お稽古ごととしても人気があり、馴染みのある楽器といえるでしょう。
しかし、製造数は年々減ってきており、高価な素材を使用しているため、大変貴重なものでもあります。
大切に使ってきた三味線を手放す前に、買取相場をご確認ください。
この記事では三味線の基礎知識と査定のポイントについて詳しく解説します。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
三味線の買取相場
三味線は価値が高いとわかりましたが、具体的な買取相場はどれくらいなのでしょうか。
売却を検討されている方は、おおよその目安として参考にしてください。
三味線の買取相場はどれくらい?
価値が高いといっても、三味線の買取相場はピンからキリまでさまざまです。
お稽古用の三味線は素材が安く細工も少ないため、高くても数千円に満たない程度の買取価格でも珍しくありません。
一方、演奏用の上質なものであれば、状態次第で数万円の高値で扱われる場合もあります。
買取価格は、木材の種類や細工、経年劣化、付属品やケースの有無によっても変わってきます。
買取査定の条件をどれだけ満たしているかが、高額買取のポイントです。
津軽三味線は高額買取が可能
三味線のなかで人気が高い津軽三味線は、ほかの種類に比べて高値での取引が可能です。
例えば、二本溝・丸打胴・紅木製で、経年劣化が認められず状態が良いものであれば数万円程度が見込めるでしょう。
多少の傷みがあったり、稽古用であったりというものであっても、一般的な三味線より高値で取り引きされます。
もちろん、胴の細工や部品が上質で状態が良いものなら、さらなる高額買取が期待できます。
※上記の相場は、あくまで目安です。あくまで該当ジャンルの中でもっとも市場価値の高い品の相場を記載しております。お品物の状態によってはお値段がつかない場合もございます。
バイセルでは三味線をはじめとした楽器の買取実績が豊富にございます!
査定経験豊富な査定士が、お客様がお持ちの三味線の価値を見極めます
「家にある三味線に値段が付くか聞いてみたい」「不要になった三味線を処分したい」など、ぜひお気軽にお問合せください!
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お申し込みフォームへ三味線が高く売れる理由をご紹介
三味線は日本楽器のなかでも人気であることから、買取価格は高額です。
ここでは、三味線の希少性の高さと高額な理由について解説します。
伝統工芸品としての位置づけ
三味線の制作には、熟練の技と細かい作業工程が必要です。
現在は高度な技術を持つ職人が少なく、三味線の弾き手も減っていることから、新しい三味線が作られる機会も減少しました。
また、三味線の胴と棹は、紫檀や樹齢200年以上の紅木といった貴重な材質で作られることがあり、そうなると大量生産は困難です。
特に紅木の希少価値は非常に高く、三味線は伝統工芸品として位置づけられています。
さらに、ワシントン条約により入手できなくなった材料もあることから、昔ながらの製法の三味線はより貴重になりました。
音楽業界での需要の増加
民謡や長唄など伝統芸能で演奏されてきた三味線ですが、近年は音楽業界での需要 が増加しています。
和ロックや演歌など、テレビパフォーマンスの機会が増えたことで、三味線の音色が注目されています。
三味線を趣味として習いたいという人も多くなり、さらに価値が高まっているようです。
高く売れる三味線の条件
三味線は材質や細工によってグレードが異なります。
お持ちの三味線が高く売れる条件を満たしているかどうか、チェックしてみましょう。
胴や棹の木材の種類
胴や棹は木材で作られており、種類によって買取価格が変動します。
花梨という黄土色の木材は最も安く、稽古用として使われることが多い種類です。
紫檀の三味線は、花梨との音色の違いがはっきりと分かれ、見た目の滑らかな光沢感も価値を高めています。
紅木樹齢200年以上の紅木を使用した三味線は、希少性が高いだけでなく、音色や胴模様、色味が上品かつ最高級です。
さらに、棹にトチという木材の文様がきれいにみられると、高価格での買取が期待できます。
トチの見映えにおいては墨付けと呼ばれる難しい作業が重要で、職人の技術が影響します。
素材だけでなく、技術が付加価値を付けるのです。
胴の彫刻細工
胴には、2種類の加工の仕方があります。丸打胴は内側を丸く加工したもので、練習用の要素が強く、価値が付きにくいとされています。
対して綾杉胴は、内部に「綾杉彫」「子持ち綾杉彫」と呼ばれる繊細な職人の細工が施されており、高価格が期待できます。
バチ(撥)やコマ(駒)・糸巻
三味線は、弦を弾くバチ(撥)や糸を調節するコマ(駒)、糸巻の材質によっても買取価格が変わります。
現在では数が減りましたが、象牙やべっ甲で作られたものは高額での買い取りが可能です。
さらに、部品や付属品が過不足なくそろっていると高値が付けられやすくなります。
金細(金ホゾ)
棹は、変形を防止して持ち運びやすくするために、3つのパーツに分解できるようになっています。
高級品であれば、部品の接続部に金細(金ホゾ)と呼ばれる金を埋め込んだ細工がなされています。
三味線で高額査定を得るには
材質や職人の卓越した技術はもちろん、保存状態が三味線の買取価格を左右します。
少しでも高額査定をえるために、以下の点に注意しましょう。
保存状態に注意する
三味線は湿気や熱気に弱いため、保存状態が悪いと接着のゆるみや皮の剥がれ、カビが発生します。
保存状態は買取価格に大きく影響するため、管理に注意してください。
なお、「高く買い取ってもらおう」と、壊れた部分を自分で修復するのは逆効果です。
素材に応じたメンテナンス方法があるため、自分では触れずにそのまま手放すことをおすすめします。
できるだけ早く手放す
三味線は繊細な楽器であり、経年劣化とともに品質が落ちてしまいます。
いくら上質な素材の三味線であっても、経年劣化していると買取価格に響くため、もう使用しないのであれば1日でも早く手放しましょう。
新品であればあるほど、高値が付きやすい傾向があります。
バイセルで売却
三味線は、買取実績の豊富なバイセルで売却しましょう。
楽器買取のバイセルでは、品物に見合った高価買取が可能です。
「リサイクルショップで売却できないか」とも考えるかもしれませんが、和楽器に対応しているリサイクルショップは限られているため、はじめから和楽器買取に詳しいバイセルをぜひご利用ください。
三味線とは?
三味線は日本の伝統的な楽器の一つで、比較的身近に感じる人が多いでしょう。
はじめに、三味線とはどのような楽器なのか、歴史や種類について説明します。
三味線の歴史
三味線はもともと中国の「三弦」に由来し、琉球を経て、16世紀頃に現在の大阪府堺市に伝わりました。
約半世紀かけて庶民の間で普及し、日本の音楽に合わせて改良・発展を重ね、今の三味線になったとされています。
三味線の種類と用途
日本で発展した三味線は、棹・胴・3本の弦で構成されており、いちょう型のバチ(撥)を使って演奏します。
棹の太さが3種類あり、それぞれ音色や用途が異なります。
太棹
棹の太さが30mm以上あり、3種類のうち最も大ぶりな太棹。低く唸るような音色が魅力の太棹は、弦楽器と打楽器の要素を併せ持つ、知名度の高い種類です。
津軽三味線や人形浄瑠璃の義太夫の伴奏などに使われ、鑑賞芸術として親しまれています。
中棹
中棹は、棹の太さが27~28mm前後と太棹よりも小ぶりで、高音域も奏でられます。
日本各地のお祭りで流れる民謡に使われる、人気の種類です。
心中を題材とした浄瑠璃では哀愁を漂わせる音色で表現したり、箏曲では生田流の地唄などに使用されたりと、幅広いジャンルで好まれています。
細棹
弦を弾くと甲高くカンカンと響く細棹は、お座敷を艶っぽく演出できます。
棹の太さはおよそ25mmで最も小ぶりながら、劇場や舞台では迫力のある印象を与えるため、二面性のある種類といえるでしょう。
おもに長唄での演奏に適しており、「杵屋」という看板の教室で習えます。箏曲では山田流で使用されています。
おわりに
和楽器のなかでも多くの人に愛される三味線には、さまざまな大きさや素材、細工、用途があります。
特に、紅木を使用したものや津軽三味線は高額に買い取ることが可能で、保存状態が良ければさらに査定は上がるでしょう。
和楽器や骨董品に詳しいバイセルを利用し、納得の価格帯で三味線の売却をご検討ください。
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