シャンパンの賞味期限はどのくらい?保存方法や劣化を見分けるポイントを解説
「シャンパンの賞味期限はいつ?」
「シャンパンの保存方法を知りたい」
お酒をコレクションするのが趣味だったり、景品などでお酒を頂く機会が多かったりする人の中には、このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。
結論、シャンパンには明確な賞味期限はありません。
ただし保存方法を守らなければ長持ちしないため、味や香りが楽しめなくなります。
本記事では、シャンパンの保存方法や劣化してしまった場合の見分け方を解説します。
シャンパンを長持ちさせる保存方法がわかるため、ぜひ最後までお読みください。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
シャンパンに明確な賞味期限はない
シャンパン(アルコール飲料)は腐りにくいため、明確な賞味期限はありません。
アルコール度数が高いほど腐りにくい傾向にあります。
多くのシャンパンのアルコール度数は、11%〜12.5%となっています。
一般的には10%以上が強いお酒とされていますが、シャンパンは傷みやすいアルコール飲料です。
保存場所や温度などに左右されやすく、基本的に長期保存には向いていません。
保存状態が悪いと、1年足らずで飲めなくなってしまう可能性があります。
そのため、購入したらなるべく早く飲み切るようにしましょう。
シャンパンの飲み頃はグレードによって異なる
シャンパンを美味しく飲める期間は、カーヴ(ワインの貯蔵庫)での熟成期間によって異なります。
一般的には以下の3つのグレードに分かれているため、飲み頃の参考にしてみてください。
ノンヴィンテージ | 出荷後1〜2年 |
---|---|
ヴィンテージ | 出荷後3〜5年 |
プレステージ | 出荷後7〜10年 |
出荷後の年数は熟成年数と同様です。したがってシャンパンは熟成年数が長いほど、長期保存ができます。
【ケース別】シャンパンの保存方法
シャンパンの保存方法は、未開封か開封済みかで異なります。
それぞれの保存方法を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
未開封の場合
未開封のシャンパンはワインセラーでの保存が推奨されています。
しかし自宅にワインセラーがない方もいるでしょう。
ワインセラーがない場合は、ボトルを新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保存してください。
なおコルクが乾燥すると中身が酸化するため、ボトルを横にして保存しましょう。
シャンパンは痛みやすいため高温多湿、極端な低温は避けるのが無難です。
12℃前後の環境で保存すると、より長期間保存できます。
また振動や匂いが強いものと一緒にしてしまうと劣化が進むため、注意が必要です。
シャンパンは安定した場所に置き、他のものと話して保存するのがポイントです。
開封済みの場合
開封後のシャンパンは基本的に保存できないため、できるだけ当日に飲み切ってください。
どうしても飲みきれなかった場合は、シャンパンストッパーやシャンパンセーバーなどできちんと栓をしましょう。
ただしきちんと栓をしても2日〜3日程度が限界です。なおボトル残量が多いほど、炭酸は抜けにくいです。
シャンパンの劣化を見分けるポイント
シャンパンの劣化を見分けるポイントは、以下の5つです。
- キャップシールや金具に汚れやサビがある
- 量が減っている
- 高温で保存している
- 色が変わっている
- 異臭がする
キャップシールや金具に汚れやサビがある
キャップシールや金具に汚れやサビがある場合は、液漏れを疑いましょう。
シャンパンはコルクに加えて金具があるため、液が漏れる可能性は低いです。
ただし、保存状態などによっては漏れている場合があります。
実際に漏れているかどうかは開封してみないとわかりませんが、劣化の可能性を疑って対処しましょう。
量が減っている
未開封なのにもかかわらず量が減っている場合、液漏れや蒸発などが起こっている可能性があります。
液漏れや蒸発は、シャンパンを高温下で保存しているのが原因です。
高温で長期保存していると、ボトル内の空気が膨張し、コルクが変形してしまいます。
液漏れや蒸発が起こっている場合は、中身も空気に触れているため、味が劣化している可能性が高いです。
高温で保存している
高温での自宅保存も劣化の原因の1つです。高温保存はボトル内の空気が膨張してコルクが変形し、味が劣化します。
一般的に、シャンパンの適正保存温度は12℃前後です。
ワインセラーでの保存がベストですが、ない場合はボトルを新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
色が変わっている
液体の色が通常よりも濃い場合は、劣化している可能性があります。
年代物のシャンパンは熟成の過程で色が濃くなるケースがあるため、多少の変化は問題ありません。
ただし、1〜2年ほどしか経っていないにもかかわらず、茶色っぽく変化している場合は危険です。
未開封かつ保存期間が短いシャンパンが変色しているのであれば、酸化が進んでいると考えられます。
異臭がする
シャンパンが劣化すると、開封した際にツンとした臭いがするケースがあります。
以下の臭いを感じた場合は飲むのを避けましょう。
- カビっぽい臭い
- 獣臭
- 湿った段ボールのような臭い
- 酸っぱい臭い
無理に飲むとお腹を壊す可能性があるため、注意が必要です。
シャンパンの賞味期限に関してよくある質問
ここからは、シャンパンの賞味期限に関するよくある質問に回答します。
シャンパンの開封後の消費期限は?
シャンパン開封後は、当日中に飲み切るのが基本です。
ただし、どうしても飲みきれずに残す場合は、シャンパンストッパーやシャンパンセーバーなどできちんと栓をしてください。
シャンパンは何年前のものまで飲めますか?
未開封のシャンパンには「腐る」という概念がないため、正しい方法で保存していれば20年前のものでも飲めます。
なお製造から20年以上経っているボトルでも、市場に流通しています。
シャンパンで一番古いのは何ですか?
1729年に誕生した「ルイナール」が、最も古いシャンパンです。
「ルイナール」は世界初のシャンパーニュ・メゾンで「シャンパーニュの宝石」と言われています。
伝統的な製法と、長い熟成から生み出されるエレガントな味わいが魅力です。
まとめ
シャンパン(アルコール飲料)は基本的に腐らないため、明確な賞味期限はありません。
しかし適切な方法で保存しないと、早く劣化する可能性があります。
本記事で紹介した保存方法を実践して、美味しいシャンパンを楽しみましょう。
なお「シャンパンを保管しているけれど、飲む機会がないから売りたい」とお考えの方は、ぜひバイセルの買い取り査定をご検討ください。
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