HERMESのビジネスバッグ「サックアデペッシュ」の魅力!よく使われる素材も紹介
エルメスのバッグと聞くと、ケリーやバーキンなど女性向けのイメージが強いですが、実際にはユニセックスモデルや、男性にも使いやすいアイテムも発表されています。
なかでも、最高級のビジネスバッグとして多くの男性の憧れの的となっているのが、サックアデペッシュです。
本記事では、サックアデペッシュの魅力と素材、中古市場で高く売る方法について解説します。
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目次
エルメス「サックアデペッシュ」とは?
エルメスの「サックアデペッシュ」には、大きく分けて次の3種類の製品があります。
ビジネスバッグ
エレガントで飽きのこないデザインのブリーフケースです。
フランスの小学生が使う鞄から着想を得て製作されました。極上の革が贅沢に使われ、内側にパッチポケットが配置されています。
ミディアム(幅38cm)・ラージ(幅41cm)というビジネスシーンに適したサイズ展開で、機能性にも優れています。
ショルダータイプのメッセンジャーバッグ
ビジネスバッグをコンパクトにした、幅21cmのメッセンジャーバッグです。
このサイズから「サックアデペッシュ21」と呼ばれています。
スタイリッシュなデザインのショルダータイプで、留め具やマチ部分は独自の仕様になっています。
ブレスレット
サックアデペッシュにはブレスレットもあります。
エナメルとレザーの2種類で、いずれもヘアライン仕上げです。
レザーブレスレットは、中央にバッグの留め具のミニサイズ版を配置した、象徴的なデザインです。
現在、サックアデペッシュの関連商品としてエルメスの公式サイトに掲載されているのは、ブレスレットのみです。
しかし、エルメスファンの間で認知度の最も高い「サックアデペッシュ」といえば、やはりビジネスバッグではないでしょうか。
ここからは、そのビジネスバッグについて解説していきます。
HERMESビジネスバッグ「サックアデペッシュ」の特徴
製品名の「サックアデペッシュ」は、フランス語で「鞄」を意味する「サック」と、「公文書」を意味する「デペッシュ」から来ています。
名前の由来からもわかるように、書類携帯用の鞄という位置づけのアイテムです。
この革製ビジネスバッグが初めて世に出たのは、1928年のことです。
以来、世界各地で大きな注目を集め、政治家や芸術家など各界のエリートが携帯するアイテムとなります。
例えば、英国のウィンザー公、アメリカのJ・F・ケネディ元大統領、フランスの元文化相で小説家のアンドレ・マルローなども、サックアデペッシュの愛用者でした。
サックアデペッシュ誕生の逸話
サックアデペッシュには、こんな興味深い逸話もあります。
1786年12月10日、ロシアンレザーを積んでジェノヴァへ向けて航行していたメッタ・カタリナ号が消息を絶ちました。
海底に沈んだ船の残骸が発見されたのは、行方不明になってから約200年後の1970年代になってからです。
調査の結果、船体は腐食していたものの、積み荷のロシアンレザーが極めて良好な状態で残っていることが判明しました。
独自の香りと風合い、しなやかさ、耐久性から、ロシア帝国や西欧で「最高皮革」と評されていたロシアンレザーですが、沈没船発見当時はなめしの製法が失われていました。
エルメス社は船内から見つかった希少なレザーを入手し、サックアデペッシュを製作したのです。
HERMESビジネスバッグ「サックアデペッシュ」の3サイズ
サックアデペッシュのビジネスバッグには、留め金具が2つ付いたモデル(サックアデベッシュ42)や、ショルダーバッグタイプなどもあります。
しかし、これらはレアアイテムで、サックアデペッシュのビジネスバッグといえば、通常は次の3種類の製品を指します。
それぞれの寸法と特色を紹介しておきましょう。
27サイズ
約W27cm×H21cm×D6cm
3つのなかでは最も小ぶりなサイズで、セカンドバッグのような使い方もできます。
財布など小物だけを入れる場合や、書類が少ないときに重宝するでしょう。
38サイズ
約W38cm×H28cm×D10cm
A4サイズの書類をそのまま収納できる大きさです。ノートパソコンの持ち運びなど、多目的で使えます。
41サイズ
W41cm×h30cm×D10cm
3つのサイズのなかでは、最も大きなサックアデペッシュです。収納力に優れているため、多くの荷物を携帯するビジネスマン向きといえます。
エルメス「サックアデペッシュ」でよく使われる素材7選
エルメス社の製品には多種多様な素材が使用されており、革素材だけでも20種類にのぼるそうです。
ここでは、エルメス社製品の代表的な7種類の素材を取り上げます。
トゴ
正式には「ヴォークリスペトゴ」といいます。
表面に繊細なシワ模様があり、ほどよい張りと、しなやかな質感が特徴の雄仔牛の革です。
キズに強く、型崩れもしにくいことから、1997年の登場から人気を集め、今ではエルメスレザーの定番素材となりました。
サックアデペッシュはもちろん、ケリーやバーキンなどのバッグ類や、時計のベルトや財布などの小物類によく用いられています。
トリヨンクレマンス
雄牛の革を使った素材で、質感はトゴと比べてやわらかく、手で触れるとしっとり馴みます。
女性からの評価が高い素材で、ケリーやバーキンなどのバッグや小物類に広く使われています。
ボックスカーフ
生後3ヵ月から半年の雄仔牛の革で、表面にガラス加工が施されています。
細やかなキメと、美しく艶のある光沢が特徴です。
クシュベル
雄仔牛由来の革素材で、「ヴォーグレネ クシュベル」が正式名称です。
目の細かな型押しが特徴的で人気を集めていましたが、残念ながら廃盤となりました。
現在は、後継素材としてヴォーエプソンが登場しています。
ヴォーエプソン
雄仔牛の革にプレス加工を施した素材です。
クシュベルと違い、ガラス加工は施されていません。
軽量で発色が良く、硬さがあって型崩れがしにくいことから、人気素材となりました。
2003年の登場以降、小物やバッグなど、数多くのアイテムで使用されています。
シェーブルコロマンデル
細かな革目とほどよいやわらかさ、繊細な光沢感、上品な風合いが印象的な山羊のレザーです。
発色性に優れ、鮮やかな色彩を表現できます。
山羊は大きな個体の数が限られているため、その革の希少価値は高く、高級素材とされています。
オーストリッチ
南アフリカやオーストラリアを原産地とするダチョウの革です。
「クイルマーク」という水玉のような模様をしていて、これは羽毛を抜いた痕跡です。
ダチョウから採取できる革はごくわずかなため、世界的にも希少な高級素材となっています。
不要なエルメス「サックアデペッシュ」を高く売るコツ
現在、エルメスの公式サイトではブレスレットを除き、サックアデペッシュの販売は行なわれていません。
ビジネスバッグを手に入れるには、中古市場を探すしかないでしょう。
手もとに不要な製品がある場合、世界中の愛好家たちの関心の的となっているサックアデペッシュだけに、有利な条件で売却できると予想されます。
しかし、実際の査定額には、保存状態などさまざまな要件がかかわるのが実情です。
そこで、より高い価格で買い取ってもらうためのポイントをまとめました。
日頃からお手入れをしておく
人気の高級ブランド品でも、保存状態が悪いと、査定価格に影響が出る恐れがあります。
いずれ売却するつもりなら、汚れやタバコ・カビなどのニオイが付着しないよう、日頃から丁寧に扱うことが大切です。
汚れた場合は、早めに落としておきましょう。
革製品の汚れは、色落ちを避けるため、乾いた布で軽く拭き取るのがポイントです。
使用後は、風通しの良い場所に陰干ししてニオイを取り、防臭剤や防カビ剤と一緒に保管してください。
査定に出す前には、ホコリや汚れが残っていないか、確かめましょう。
不要なら早く査定に出す
ブランド物の買取相場は日々変動しており、売却したくなった時点では価格が下落していることもあり得ます。
また、市場では「同じ中古品でも、より新しい製品を手に入れたい」といったニーズが根強いのも事実です。
売却を考えている不要品がある場合は、家に眠らせておかず、早めに査定に出しましょう。
査定額を知ることで、有利な取引に結び付く可能性が高くなります。
エルメス買取実績の多い買取店に相談する
同じエルメス社の製品でも、デザインやモデルなどの要素により、買取価格が大きく異なります。
また、高級ブランド品の取り扱い経験の少ない業者に相談すると、適正とはいえない査定結果を出される恐れがあります。
納得のいく条件で取引したいなら、買取実績の豊富なバイセルにご相談ください。
バイセルはエルメスをはじめ、数々のブランド品を扱ってきた買取店です。
熟練の査定士が品物の価値を見極め、適正な価格を提示します。
おわりに
最高品質の素材と卓越した技術で生み出されたエルメスの製品は、一生モノとして愛用できるだけの耐久性やデザイン性を有しています。
とはいえ、有効に活用できないなら宝の持ち腐れです。
サックアデペッシュのビジネスバッグを定価で買うと100万円は下らないこともあるため、中古品の買取市場でも根強いニーズがあります。
もし不要なサックアデペッシュがあるのなら、ぜひバイセルにご連絡ください。
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