東郷青児を高価買取してもらうためのポイント5選!人物像・代表作も解説
女性の美しさを独特なモダンスタイルで表現する画家・東郷青児。
その作品を高価買取してもらうためには、どのようなポイントがあるでしょうか?
この記事では、東郷青児の作品が高価買取されるための重要事項を5つご紹介。
東郷青児の魅力に迫りながら、作品の価値を最大限に引き出す方法を解説します。
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東郷青児とはどんな人物?作品の特徴とは
東郷青児(とうごう せいじ:1897 - 1978)は、明治から昭和にかけて活躍した洋画家です。
鹿児島県生まれですが、まもなく東京に転居。
美人画家・竹久夢二の影響を色濃く受けつつ、1915年に初個展を開きます。
1920年代にはフランス国立高等美術学校へ留学し、ピカソやラファエロなどの影響も受けつつ、オリジナルなモダンスタイルを築きました。
作品の特徴としては「青児美人」とも言われる女性美を強調して描くデフォルメ・スタイル、「東郷様式」とも呼ばれる幾何学的な構図と優美なセンスの融合、前衛さを感じさせつつあくまで親しみやすい大衆性を持っていることなどが挙げられます。
東郷青児の代表作5選
東郷青児は、様々な技法・スタイルを試しながら、進化を続けた画家でした。
そんな青児の代表作として、以下5つをご紹介します。
- 赤い尖塔
- ベニス風景
- 静
- 二つの城
- 赤い花
ここからは、それぞれの作品の詳細を見ていきます。
赤い尖塔
「赤い尖塔」は、東郷青児の代表的なモチーフで構成された作品です。
赤い屋根の塔を持つ城が2つ、さらに、優美な官能性を感じさせる女性が描かれ、幻想的でロマンティックなムードが漂います。
ベニス風景
「ベニス風景」は、青児後期の作品です。
水彩とコンテを使って、イタリア・ベネチアの様子を描いています。
配色は少ないながら、即興的な勢いが感じられる作品で、青児の風景画の中では高評価の一作となっています。
静
「静」は、伏し目がちで夢見るような雰囲気が感じられる女性が描かれた作品です。
青児の代名詞ともいえる、柔らかい色調と曲線の女性が美しく描かれ、さらに赤い2つのリボンがアクセントとして目を引きます。
女性のイノセントな可憐さが、とてもよく表現された1作と言えるでしょう。
二つの城
「二つの城」は、2つの城を背景に、女性像が描かれた作品です。
暗い背景に浮かび上がる城、そして、女性の謎めいた仕草が印象的で、ミステリアスな雰囲気を称えた一作となっています。
なお、同一作者による同名の作品も存在しており、「二つの城と女性」が青児にとって大切なモチーフであったことが伺えます。
赤い花
「赤い花」は、花と女性をモチーフとした作品です。
同じモチーフの作品は複数存在しますが、いずれも赤い花を画面に登場させることで、女性の魅力や存在感を際立たせることに成功しています。
優美さ・せつなさ・華やかさなど、同じモチーフで女性の様々な側面が表現できる点に、青児の技量の高さが伺えます。
東郷青児を高価買取してもらうための重要項目
東郷青児の作品を高価買取してもらうための重要項目は、以下の5つです。
- 人気・評価の高い作品
- 作品の保存状態
- 付属品の有無
- 鑑定書・落款(らっかん)の有無
- 依頼する買取業者の実績
ここからはそれぞれの項目について、詳細を確認します。
人気・評価の高い作品
東郷青児は年代によって様々なスタイルの作品がありますが、やはり美人画の評価が高いです。
青児の美人画は、ソフトな色調と曲線により、現実の女性を超えた理想的な美を表現しています。
さらに鑑賞者によっては、郷愁が喚起され、これも青児作品の独特な魅力となっています。
幅広い世代に人気を誇る青児の美人画は、需要の高さゆえに、高価買取につながるケースも少なくありません。
作品の保存状態
作品の価値は保存状態によって大きく左右されます。
例えば、色褪せ、汚れ、破損、日焼けなどが見られると、作品の価値が下がる恐れも考えられます。
保存状態が良いと、青児作品の繊細な描写と柔らかな色調が際立つため、 高価買取が期待できるでしょう。
付属品の有無
作品の付属品も、買取価格に影響します。
具体的な付属品としては、額縁、布製の袋(黄袋)、箱、鑑定書(保証書)などが挙げられます。
中でも、額縁は大変重要な付属品ですので、状態が悪くても一緒に査定に出すと良いでしょう。
鑑定書・落款(らっかん)の有無
鑑定書や落款の有無も重要なポイントです。
これらは、作品が本物であることを証明するものであるため、スムーズな高額買取を実現するためにも欠かせません。
依頼する買取業者の実績
実績の少ない買取業者は、 作品の価値を正確に見極められなかったり、相場に基づいた適正価格を提示できなかったりする恐れがあります。
特に、東郷青児のような人気の高い巨匠の作品は、豊富な買取実績を持つ業者に依頼すべきです。
バイセルは、3,700万点以上もの絵画買取実績を誇ります。
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東郷青児に関するよくある質問
東郷青児の買取に関するよくある質問に回答します。
東郷青児と関係のある骨董作家は誰ですか?
東郷青児と関係のある骨董作家として、有島生馬が挙げられます。
東郷は1915年頃に有島に師事し、その指導を受けました。また、東郷は二科会の重要なメンバーとなり、1961年には会長に就任しています。
東郷青児にまつわる有名なエピソードは何ですか?
東郷は制作環境に非常にこだわり、特に埃を嫌いました。
アトリエを丁寧に掃除した後、窓を閉め切って制作に臨んだといわれています。
また、使用する絵の具は5〜6色程度に限定し、これらを混ぜ合わせて独自の色彩を生み出しました。
まとめ
時期によって異なる技法・スタイルを表現した東郷青児ですが、幻想的・ロマンティックな雰囲気は一貫しています。
青児が生み出した唯一無二の世界観は今なお、多くのファンの心を捉えています。
多くの方に愛される青児作品を売却する際は、ぜひ信頼できる買取業者をお選びください。
例えば、バイセルは、長年の実績と豊富な知識で、大切な絵画を正確に評価。
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