クリストフルのシルバーカトラリーの買取相場は?高く売るコツもご紹介

贈答品や特別な機会のテーブルウェアとして人気の銀食器ですが、その銀食器における世界のトップブランドの1つに君臨しているのがクリストフルです。
クリストフルのシルバーカトラリーはデザインの美しさと品質の良さから絶大な人気を誇っており、買取市場においても高い需要があります。
クリストフルのシルバーカトラリーの種類や買取相場、クリストフル製品をより高く買取してもらうためのポイント、おすすめの買取業者の選び方などをご紹介します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
銀食器の老舗ブランド・クリストフルとは
クリストフルは、フランス・パリに本社を置く銀食器の老舗ブランドです。
クリストフルが創業した1830年当時、ほとんどの銀食器は純銀製で非常に重く、超高級品でした。
そのため、フランスのプロレタリアート階級では、手で食事をとることが一般的だったといいます。
そんな中でクリストフルは、当時の最先端技術であった銀メッキの特許を買い取り、銀メッキによる銀食器の商品化に成功します。
これにより、製造コストを抑えながら、軽くて扱いやすい銀食器を作ることができるようになりました。
庶民にまでナイフとフォークを使う食文化が浸透するようになったのは、それまでの銀食器よりも安価で扱いやすいクリストフルの銀食器の登場による影響が大きいと言われています。
このような歴史からも、クリストフルは銀食器という分野において特別なブランドなのです。
従来の銀食器よりも安価ではありながら、クリストフルの銀食器は優れた細工技術から、上流階級の人々にも愛されています。
たとえば、フランス王妃マリー・アントワネットや、フランス皇帝ナポレオン3世もクリストフルの銀食器を愛用していたことが伝えられています。
クリストフルは、現在でも銀食器の最高級ブランドとして君臨し続けているのです。
エリゼ宮(現在のフランス大統領官邸)のほか、世界の最高級ホテルや豪華客船などで使用されているクリストフルの銀食器は「卓上の芸術品」とも呼ばれています。
クリストフルのカトラリーにはどんな種類がある?
クリストフルにはカトラリー以外のラインナップもありますが、人気があるのはなんといってもカトラリーです。
特に、クリストフルのシルバーカトラリーは耐久性とデザイン性の高さから、長年にわたって人気を集めています。
ここではクリストフルのカトラリーについて、素材別・シリーズ別にどのような種類があるのかご紹介します。
素材から見るクリストフルのカトラリーの種類
素材から見た場合、クリストフルのカトラリーは、
- ステンレス
- クリストフルシルバー(シルバーコーティング)
- スターリングシルバー
という3つの種類に大別することができます。
「クリストフルシルバー」とはクリストフル独自の技術による特殊な銀メッキのことです。
一方の「スターリングシルバー」とは、含有率92.5%の銀合金のことです。
「スターリングシルバー」は銀の含有量が多いため最も価値が高いとされますが、クリストフルの代名詞とも言えるのは、やはり独自の技術による「クリストフルシルバー」ではないでしょうか。
「クリストフルシルバー」の特徴は、厚さ40ミクロンの銀メッキで製造されていることです。
これは、一般的なシルバーコーティングの約10倍にあたる厚さです。
このメッキ技術により、クリストフルのシルバーカトラリーは長い年月を経ても切れ味を損なうことなく使うことができ、「毎日使っても子の代まで使える」と言われるほど耐久性に優れたものになりました。
デザインから見るクリストフルのカトラリーの種類
クリストフルのシルバーカトラリーは高い耐久性に加え、繊細な細工技術による装飾にも定評があります。
装飾の種類も多岐にわたっており、装飾の仕方によってアルビ、パール、リュバン、マルリー、マルメゾン、フィデリオ、クリュニー、スパトゥール、アメリカ、シノン、アリア、ギュレア、BY、ジャルダン・エデン、タリスマンといった様々な商品シリーズを展開しています。
以下では、買取市場での人気が高いクリストフルのシルバーカトラリー・シリーズをご紹介しています。
アルビ
「アルビ」は、クリストフルのシルバーカトラリーの中でも定番と言えるシリーズです。
「アルビ」のデザインは、カトラリーの縁取りに二本のラインをあしらっただけの、この上無くシンプルなものです。
しかしながら、だからこそカトラリーごとの直線や曲線のフォルムを美しく引き立てています。
毎日使っても飽きのこないデザインは様々な食卓にマッチし、ホテルやレストランだけでなく、家庭でもシーンを選ばずに使いやすいシリーズだと言えるでしょう。
パール
クリストフルの「パール」は、真珠のような珠がカトラリーの輪郭を縁取るように彫りこまれているシリーズです。
派手さは無いものの、品格を感じさせるデザインが人気のシルバーカトラリー・シリーズです。
ジャルダン・エデン
クリストフルが、オランダの有名デザイナーであるマルセル・ワンダースとのコラボレーションで作り上げたカトラリー・シリーズが「ジャルダン・エデン」です。
唐草模様がカトラリー全体を包み込むように描かれている点が特徴的です。
複雑に彫りこまれた装飾でありながら、それゆえになめらかに輝く銀そのものの美しさを楽しめるという逆説的なデザインになっています。
タリスマン
「タリスマン」は、持ち手部分に漆装飾を採用したクリストフルのカトラリー・シリーズです。
東洋と西洋の美を融合させたシックでモダンなデザインが非常に印象的で、誕生日や結婚祝いなどの贈り物としても人気です。
マルリー
クリストフルの「マルリー」は、持ち手部分がふくよかで手によく馴染むフォルムをしているのが特徴のカトラリー・シリーズです。
アカンサスの植物模様が描かれた、ロココ様式の装飾が採用されています。
マルメゾン
クリストフルの「マルメゾン」は、シュロの葉と蓮の葉の左右対称の装飾が施されたエンパイア様式のカトラリー・シリーズです。
ナポレオン1世の皇妃ジョセフィーヌの居城マルメゾン城にちなんで名づけられました。
クリストフルの中でもシンプルなデザインになっている「マルメゾン」は、使い勝手の良いカトラリーとして愛されています。
(元記事ママ)カトラリーのほかにはどんなアイテムがある?
クリストフルにはナイフ・フォーク・スプーンなどのカトラリー以外にも、高い銀の加工技術を生かしたアイテムがあります。食卓で使うものからそうでないものまで、カトラリー以外のクリストフルの人気アイテムには以下のようなものがあります。
ワインクーラー | ポット | アイスペール |
コースター | トレイ | ケーキスタンド |
バターケース | フォトフレーム | 燭台 |
状態が良ければ買取市場でも価値がつく場合は多いでしょう。
クリストフルのシルバーカトラリーの買取相場はどれくらい?
非常に価値の高いクリストフルのシルバーカトラリーですが、ブランド食器の買取市場における買取相場はどれくらいでしょうか。
近年の買取市場における一般的な買取相場ですが、クリストフルのシルバーカトラリーはスプーン・フォーク・ナイフなど1本あたりの場合、千円から数千円といった買取相場になるようです。
「タリスマン」や「ジャルダン・エデン」など手の込んだ装飾のもので、ゴールドがあしらわれているモデルなどであれば、1万円を超える買取価格がつくこともあります。
クリストフルのシルバーカトラリーは複数本でセットになっているものが多く、買取の際にも、セットがすべて揃っていれば買取価格が上がる可能性が高いです。
数の多いカトラリーセットがすべて揃っていた場合で、20万円を超えるような買取価格がついたケースも報告されています。
ただし、これらはカトラリーの保存状態が良かった場合の買取相場です。
傷や変色、装飾の欠けなどが発生しているなど、カトラリーの保存状態が良くないと買取価格は下がってしまうことが多いでしょう。
お持ちのクリストフルの詳しい買取価格が知りたい場合には、1度試しにブランド食器買取のバイセルをご利用ください。
バイセルでのブランド食器の買取実績は?
バイセルには、クリストフルを含むブランド食器の買取実績が数多くございます。 以下のページでは、ブランド食器のバイセルでの実際の買取例について記載してございます。 参考までにぜひご覧ください。クリストフルのシルバーカトラリーはブランド食器の買取実績豊富な業者に売ろう
クリストフルのシルバーカトラリーは、人気シリーズのものやセット完品のものなどを中心に高く買取されることも多いです。
そんな価値あるクリストフルのシルバーカトラリーを売るなら、ブランド食器の買取実績豊富な業者に依頼するのがおすすめです。
クリストフルなどのブランド食器を適正な価格で買取するためには、以下のようなポイントを正確に見定めなければなりません。
- 素材
- シリーズの種類
- 製作年代
- 保存状態
- 買取市場での需要動向
- セット内容が揃っているか
- 付属品の有無
このように、ブランド食器の価値を適正に判断するというのは、専門知識を持った買取業者でなければ非常に難しいことなのです。
買取業者選びを間違えてしまうと、せっかくの価値あるクリストフルのシルバーカトラリーも、本来の価値に見合った価格で買取してもらえない可能性があります。
その点、ブランド食器の買取実績豊富な業者なら、それだけ多くの人に選ばれており、査定経験も豊富ということになります。
安心して利用できるでしょう。
クリストフルのシルバーカトラリーを売るなら買取実績豊富なバイセルへ
クリストフルの買取をお考えなら、骨董品買取のバイセルにお任せください。
バイセルは日本全国で骨董品・食器などの買取サービスをご提供し、たくさんのお客様・リピーター様からご指名をいただいてまいりました。
バイセルの査定士は、高い専門知識と豊富な査定経験を生かして、クリストフルのシルバーカトラリー1点1点の価値をしっかりと見極め、正確に鑑定します。
バイセルの出張買取ならお電話1本、手数料完全無料で日本全国への出張買取に対応しております。
「試しに価値がどれくらいか聞いてみたい」「傷や汚れがあって売れるか不安」といった場合にも無料でご相談いただけます。
ぜひ1度お気軽にお試しください。

より詳しい情報を知りたい方はこちら
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クリストフルをより高く買取してもらうためのポイント
人気シリーズのものやセット完品のものなど、高く買取されるケースも多いクリストフルのシルバーカトラリーですが、より高く買取してもらうためにはどのような点に気をつければ良いでしょうか。
クリストフルのシルバーカトラリーを少しでも高く買取してもらうために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
- 保存状態を良く保っておく
- 箱や鑑定書などの付属品も一緒に査定に出す
- セット内容はすべて揃えて買取に出す
保存状態を良く保っておく
クリストフルのシルバーカトラリーは美しいデザインが人気です。
それゆえに、傷や装飾の欠け、黒ずみといった、デザインを損ねるダメージがある場合には買取価格は下がってしまう可能性が高いでしょう。
クリストフルのシルバーカトラリーは、銀メッキが厚いために耐久性は高いですが、保管の際には箱に収めておくなど、傷が付かないように丁寧に扱いましょう。
また、指紋などの皮脂汚れを放置していると変色の原因となる場合がありますので、付着したらすぐに拭き取るようにしてください。
なお、保存状態の観点から、最も高く評価されるのは新品未開封のものです。
もし未開封のクリストフルをお持ちなら、開封せずにそのまま査定に出しましょう。
箱や鑑定書などの付属品も一緒に査定に出す
クリストフル製品を新品で購入すると、箱がついてくる場合が多いです。
セット商品の場合には、そのセットを収めるための特別な化粧箱が付けられていることもあります。
これらの箱は買取価格アップの要因になることがありますので、捨てることなく保管しておき、買取時にはカトラリーと一緒に査定に出すようにしましょう。
また、クリストフルの代表者と工房長の署名が入った鑑定書や、カトラリー本体に刻印されたクリストフルのマークやシリアル番号などは、そのカトラリーが本物のクリストフルであることを証明する助けとなります。
こちらも、査定の際には忘れずに提示するようにしましょう。
セット内容はすべて揃えて買取に出す
複数本のセットとして販売されているクリストフルのカトラリーは、買取市場においてもセット内容がすべて揃っている方が需要は高いです。
コレクションとして考えたときに、セットのケースに空白があるとやはり寂しいですよね。
そのためセット商品は、セットの内容がすべて揃っている方が買取価格も高くなりやすいでしょう。
セットで購入したクリストフルのカトラリーを買取に出す際には、セット内容が揃っているかどうか確認しておくのがおすすめです。
こんな状態でも査定してもらえる?クリストフル買取のQ&A
クリストフルを含めた食器は口に入るものであるため、買取に出す際には「こんな状態でも見てもらえるのか」と不安に思う方も多いようです。
ここでは「こんな状態でも査定してもらえる?」という観点からクリストフルの買取でよくある質問を挙げ、それについて解説していきます。
使用したクリストフルのカトラリーは見てもらえる?
ノーブランドの食器では、使用済みのものは衛生上の観点から多くの場合に買取不可となってしまいます。
しかし、かつてのフランス王室御用達ブランドであるクリストフルにはコレクターも多く、使用済みのものでも買取市場における需要はあります。
状態にもよりますが、使用済みでも買取価格がつくケースはあると言えるでしょう。
お持ちのカトラリーに実際に価値がつくかどうかは、バイセルの無料査定で確かめてみてください。
複数のカトラリーセットが混ざってしまっていても見てもらえる?
クリストフルを含む食器の買取では、セット内容と箱などの付属品が揃っている状態が理想でした。
しかしカトラリーを使用している場合には、箱から出して保管していたり、別のセットのカトラリーと混ざってしまっていたりして、セット内容が揃っているのかどうかも分からないというケースもあるでしょう。
そんな場合でも、専門知識を持ったブランド食器買取のバイセルであればカトラリー1点1点がどういう品物であるかを見極め、適正な価値を判断いたします。
複数のセットが混ざってしまっているカトラリーでも、まずはお気軽にお問合せください。
汚れや傷がついていても見てもらえる?
クリストフルを含むシルバーカトラリーには、経年による若干の変色や、使用による多少の汚れや小傷などはつきものと言えます。
また、シルバーは使用しているうちに汗や皮脂に含まれる硫黄分と反応して変色してしまうこともあります。
もちろん新品同様の状態である場合により高い買取価格がつきやすいのですが、高品質で需要の高いクリストフルなら汚れ・傷・変色の程度によっては買取価格がつく場合もあります。
ただし、汚れ・傷・変色などをご自身で修繕をしようとすると、かえって傷をつけてしまったり、ダメージを進行させてしまったりする可能性もあります。
汚れ・傷・変色などがあるクリストフルも、まずはそのままの状態でお問合せください。

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