ヒロ・ヤマガタ作品の買取相場はどれくらい?買取の際の注意点を解説
- ヒロ・ヤマガタの作品を持っています。売ったらいくらになりますか?
- 作品の大きさや保存状態などによって買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
- 物置を整理していたらヒロ・ヤマガタなどの絵画がありました。価値ってありますか?
- ヒロ・ヤマガタ作品の中でも価値が高い作品にはどのようなものがありますか?
- 「レイニーデイ」「ペリエ」「泥棒」「スノーキャッスル」「野外音楽会」はヒロ・ヤマガタ5大作品と言われるほどに有名で希少な作品です。また、「エアー・ショー」も5大作品に並ぶ有名作品です。
- ヒロ・ヤマガタのディズニー作品は高額買取してもらえますか?
ヒロ・ヤマガタは、写実的な風景やユニークな描写で人気を集めている現代美術家です。
鮮やかな色彩が印象的で、ディズニーをモチーフにした作品を手掛けることでも有名です。
ヒロ・ヤマガタの作品は買取市場で需要が高く、買取額が期待できるケースもあります。
ヒロ・ヤマガタ作品の買取相場や、買取に出す際の注意点、買取方法ごとのメリット・デメリットを解説します。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
現代美術家「ヒロ・ヤマガタ」とは
ヒロ・ヤマガタ(本名・山形博導 やまがたひろみち)は、アメリカで活動する現代美術家です。
70歳を超えた現在でも精力的に活動し、ホログラムやレーザーを使った最新の表現方法にも挑み続けています。
ヒロ・ヤマガタの経歴や活躍について詳しくご紹介します。
ヒロ・ヤマガタの経歴
ヒロ・ヤマガタは1948年、滋賀県坂田郡米原町(現在の滋賀県米原市)に生まれました。
幼少のころから絵が得意で、小学生より美術の特別授業を受けていたといいます。
ヒロ・ヤマガタは1964年に滋賀県立米原高等学校に入学すると、同校の美術教師だった日本画家・椙村睦親(すぎむらまさちか)に師事します。
高校在学中に才能が認められ、県展などの公募展で多数の受賞を果たしました。
高校卒業後は上京し、広告会社でデザインやイラストの仕事に就きます。
イラストの仕事の合間に、サイコロや米粒に自分の作品を描いてリフレッシュしていたというほどなので、ヒロ・ヤマガタがどれだけ絵を描くことが好きであるかが窺えます。
パリの画廊と契約してヨーロッパに活動の拠点を広げる
1972年、ヒロ・ヤマガタは恋人を追ってヨーロッパへ渡ったことをきっかけに、制作の場をパリに移します。
パリの画廊と契約後、オーストリア・イギリス・西ドイツ等のヨーロッパ各地で個展を開催するなどして活躍の場を広げていきました。
1978年には、ロサンゼルスの画廊と契約したことをきっかけに制作の場をアメリカに移します。
アメリカで開催した個展が成功し、活躍の幅を広げる
ヒロ・ヤマガタはシルクスクリーンの制作で話題となり、サンフランシスコやロサンゼルスで個展を成功させるなど高い評価を得ます。
1986年にはレーガン大統領の依頼で「自由の女神100周年記念」のための公式作品を制作するなど、現代を代表する美術家としての地位を確立します。
以降もヒロ・ヤマガタの世界規模での活躍は止まりません。
バルセロナオリンピック・アトランタオリンピック・長野オリンピックなど、複数のオリンピック大会で公式ポスターを制作しました。
バルセロナオリンピックと同じ1992年には米国ウォルト・ディズニーアートクラシックインクと契約し、ディズニーランドの風景やディズニーキャラクターを描くなど、世界中の人々の目に触れる作品を作り続けています。
ヒロ・ヤマガタの作風
ヒロ・ヤマガタといえば、孔版画の1種であるシルクスクリーンの技法を使った色鮮やかな作品が有名です。
作品によっては、100種類以上もの色が使われています。
版画であるシルクスクリーンの技法を使いながらこれだけの色を使い分け、調和のとれた美しい世界を表現してしまうところがヒロ・ヤマガタの卓越した点でしょう。
特に、深みがありながら爽やかな青色は「ヤマガタ・ブルー」と呼ばれ、ヒロ・ヤマガタの代名詞とも言える色になっています。
シルクスクリーンとは
シルクスクリーンとは、メッシュと呼ばれる向こうが透けて見えるような網目状の布を用いる孔版画のことです。
かつては絹の布が用いられたためにシルクスクリーンと呼ばれます。
現代では、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維や、金属製のメッシュが用いられることもあります。
シルクスクリーンの中にも様々な方法があるのですが、共通しているのは「原画をもとに、色をのせたい部分以外のメッシュの目を詰めて防染する」ということです。
キャンバスの上に防染したメッシュを設置し、インクを刷り込むことでメッシュの目が空いている部分だけが印刷されます。
使用する色ごとにメッシュを作成することで、多色刷りを行うこともできます。
ヒロ・ヤマガタ作品のように多くの色を用いる場合には大量のメッシュを用意しなければなりませんが、1度メッシュを作ってしまえば何度も使用することができます。
他の版画技法にはないシルクスクリーンの特徴として、図像が反転しないという点が挙げられます。
原画を鏡像にしてから版を作成する必要はありません。
また、柔軟性のあるメッシュを版として使用するので、曲面であっても印刷することができます。
これらは木版画や銅版画にはない特徴です。
ヒロ・ヤマガタの代表作
ヒロ・ヤマガタには代表作と言うべき優れた作品がいくつもあります。
ヒロ・ヤマガタの有名な作品は以下の通りです。
レイニーデイ | 自由の女神 |
ペリエ | 泥棒 |
スノーキャッスル | 野外音楽会 |
メリーゴーランド | そり遊び |
イブニング・パーティ | 子供達の音楽会 |
ウエスタン・フィルム | ライト兄弟 |
展覧会 | アクアリウム |
この表内の作品は、ヒロ・ヤマガタの有名作品のうちのほんの一部です。
ヒロ・ヤマガタ作品には、限定数のみしか作成されていない希少価値の高い作品もあるため、お持ちの場合は一度査定に出して価値を知っておくことをおすすめします。
この中から3つの作品について特徴をご紹介します。
レイニーデイ
ヒロ・ヤマガタの代表作の1つに、雨で煙るパリを描いた『レイニーデイ』(1986)があります。
ヒロ・ヤマガタの中では使われている色が少ない作品ではありますが、叙情的な表現の中にも雨に降られた人々をコミカルに描くなど、見どころの多い作品となっています。
自由の女神
ヒロ・ヤマガタ作品にはニューヨークを描いたものがいくつかありますが、その中でも自由の女神100周年記念として制作された『自由の女神』(1986)は代表作と言える作品です。
飾り付けられた自由の女神と、奥に見える夜のニューヨークの街並み、夜空に映える花火と、これでもかと色彩を盛り込むことでニューヨークの賑やかな様子が表現されています。
遠くに見えるビルの屋上にキングコングがいるなど、遊び心も忘れていません。
ペリエ
ヒロ・ヤマガタ作品の中でも最高の代表作と言われるのが、パリの空を飛ぶ飛行船を描いた『ペリエ』です。
1982年にフランスの建国記念として制作されました。
色鮮やかなパリの街に、飛行船の飛ぶ青空がとても美しい作品です。
「ヤマガタ・ブルー」が評価されるきっかけとなった作品でもあります。
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お申し込みフォームへヒロ・ヤマガタ作品の買取相場
ヒロ・ヤマガタのシルクスクリーン作品は、保存状態が良いもので1万円〜数万円の買取相場になることが多いでしょう。
ヒロ・ヤマガタのネームバリューからすると安く感じるかもしれませんが、複製可能なシルクスクリーン作品としては非常に高い価値があると言えるでしょう。
ヒロ・ヤマガタだけでなく、シルクスクリーン作品全体に言えることではありますが、複製された数が少ない作品は希少価値があり、買取価格も高くなりやすいです。
人物をモチーフにしたブロンズ像は高値の傾向が
ヒロ・ヤマガタ作品には、シルクスクリーン以外にブロンズ像もあります。
特に人物をモチーフにしたブロンズ像作品は評価が高く、保存状態が良ければ数十万円というような買取価格がつく可能性があるものも存在します。
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ヒロ・ヤマガタ作品を高く買取してもらうポイント
市場でもヒロ・ヤマガタ作品を少しでも高く買取してもらいたいと考えるなら、どのような点に注意すれば良いでしょうか。
「この条件を満たしていれば高く買取してもらえる可能性が高くなる」というポイントを、3つに分けてご紹介します。
- 出来る限り綺麗な状態で保存しておく
- サインやシリアルナンバーが重要な査定ポイント
- 美術品の専門知識を持った買取業者に査定してもらう
- 出張買取サービスを利用する
それでは、それぞれ詳しく解説します。
出来る限り綺麗な状態で保存しておく
ヒロ・ヤマガタ作品をはじめとする美術品の買取において、保存状態の良さが厳しく査定されます。
作品に傷やシミがある、カビが発生している、ホコリがついているなどの場合には買取価格が下がる原因になってしまうことがあります。
とはいえ、絵画本体に傷やシミがある場合、個人での修復は反対に悪化させてしまう恐れがあるため難しいでしょう。
そのため、ホコリや額縁の汚れなどを、柔らかい布で優しく拭っておく程度に留めておきましょう。
また保管の際には、額縁に入れて傷がつかないようにする、ヤケの原因となる直射日光が当たらないようにする、カビの原因となる湿気は極力避けるなどの工夫をしておくのが有効です。
サインやシリアルナンバーが重要な査定ポイント
ヒロ・ヤマガタのシルクスクリーンを含む現代の版画作品においては、右下に作者のサイン、左下にシリアルナンバー(エディション)を入れるのが通例となっています。
作品に作者のサインが入っていることで、その作品が本物であることを証明してくれます。
特にヒロ・ヤマガタのような人気作家の場合なら、本人が制作した本物の作品であることを証明できれば、高評価につながります。
またエディションは、通常「△△/〇〇」という分数の形で版画作品の左下に書かれていることが多いです。
分母はその版画作品が刷られた数量、分子はその1枚の通し番号を表します。
通し番号は、「同じ番号のものが2枚あるのはおかしい」というように、その作品の真贋を見極めるヒントになります。
また、シリアルナンバーの分母の数字が小さいものは、それだけ希少性が高いということになります。
分母の数字が小さいものほど、希少価値が付加されることが期待できるでしょう。
サインやシリアルナンバーが入っていない作品もある
版画作品の中には、作者のサインやシリアルナンバーが元々入っていないものもあります。
「作者のサインやエディションが無ければ買取価格が下がる」というわけではありません。
サインやシリアルナンバーが入っていない作品をお持ちの場合は、価値を正しく見極めてもらうためにも、美術品に特化した骨董買取業者に相談してみましょう。
美術品の専門知識を持った買取業者に査定してもらう
ヒロ・ヤマガタ作品のように価値の高い美術品を買取に出す場合は、「買取価格が本来の価値に見合っているかどうか」が重要です。
そのため、美術品に関する専門知識を持っていて、ヒロ・ヤマガタ作品の正しい価値を見極められる買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。
ネットオークションやフリマアプリを利用して売却する場合にも、事前に作品の正しい価値を把握しておくことは重要です。
正しい価値を知ったうえで出品価格を設定できれば、「本来の価値より安い価格で売却してしまった」「高すぎる設定価格で出品したために買い手がつかなかった」といったトラブルを防ぐことができます。
どのような方法で売却するにしろ、まずは美術品に特化した買取業者に査定を依頼し、持っているヒロ・ヤマガタ作品の正しい価値を把握しておきましょう。
出張買取サービスを利用する
美術品の買取方法には、業者によって持ち込みや宅配などさまざまですが、なかでもおすすめは出張買取です。
持ち込みや宅配の買取方法は、利用時に査定に出したい作品を持ち運んだり発送しなくてはなりません。
作品が移動時に傷が付いたり破損したりすると、査定の評価が下がり、減額されてしまうこともあるでしょう。
出張買取を利用すれば、査定士が自宅まで来てくれるため、現在の価値より下げることなく査定が受けられます。
近くに買取店が無い場合などにも気軽に利用できるので、気になる買取業者があれば、出張買取の対応エリアを確認してみましょう。
ヒロ・ヤマガタ作品を買取してもらうにはどんな方法がある?
ヒロ・ヤマガタ作品をはじめとした美術品を売却する代表的な3つの方法は以下の通りです。
- 質屋を利用する
- ネットオークションやフリマアプリを利用する
- 美術品を熟知した買取業者を利用する
それぞれ、概要やメリット・デメリットを解説しますので、損をしない買取方法を見つけてみてくださいね。
質屋を利用する
「買取」とは少し異なりますが、質屋ではヒロ・ヤマガタ作品などの美術品を現金化することができます。
作品を店頭に持ち込めばその場で査定してもらえて、現金化することができます。
また、期限までに元金と利息を返済すれば作品が返ってくるという点も、質屋の大きな特徴でしょう。
質屋で美術品の鑑定をすると低い金額を提示されるかも
質屋は美術品のほかにもブランドのバッグや財布、腕時計やジュエリーなどの貴金属、カメラやパソコンなどの家電、着物や毛皮と取り扱い商品が幅広いです。
美術品の専門知識を持った査定士が店舗に常駐していることが稀であるため、ヒロ・ヤマガタ作品の価値を見誤られるなどして低い金額を提示される可能性があります。
ヒロ・ヤマガタ作品のように価値が高い美術品の場合には、質屋の利用は、リスクが高いかもしれません。
ネットオークションやフリマアプリを利用する
ネットオークションやフリマアプリでも、ヒロ・ヤマガタ作品をはじめとした美術品を売却することができます。
インターネットさえ利用できる環境であれば、時間も場所も選ばずに出品することが可能です。
質屋を利用するときのように業者の営業時間に合わせる必要がなく、便利で手軽な方法です。
個人間のやり取りでトラブルが発生する恐れも
美術品の価値の見極めは、それだけで専門の職業が成立するぐらい難しいものです。
ネットオークションやフリマアプリのように不特定多数の買い手を相手にする方法では、美術品の専門知識を持った買い手に出会えるとは限りません。
場合によっては、値下げ交渉などで安い価格で売却してしまって、思わぬ損をする可能性があります。
また、個人間の取り引きなので、トラブルが発生したら自ら対応しなければならないなど面倒が発生する可能性のある方法でもあります。
美術品を熟知した買取業者を利用する
ヒロ・ヤマガタ作品をはじめとした美術品を売却するには、美術品を熟知している業者を利用する方法もあります。
美術品に詳しい買取業者であれば、美術品の価値を正しく見極められるような専門知識を持った査定士が在籍しています。
そのため、質屋やネットオークションなどのように、価値がわからずに低い金額で取引される場合も少ないでしょう。
ヒロ・ヤマガタ作品の価値を活かして価格を付けてほしいと考える方は、買取価格の信頼性と妥当性が高い美術品の買取業者の利用がおすすめです。
ヒロ・ヤマガタを売るならバイセルにお任せ!
バイセルは美術作品の買取実績が多数あります。
もちろんヒロ・ヤマガタの作品もバイセルも買取対象です。
美術品に詳しい査定士がそろっていますので、「バブルの頃に買った作品って売れるかな…」「長い間、押し入れに保管していて汚れているけど売れるかな」とご不安な方でも気軽に査定に出してください。
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