空前のレコードブームの背景とは?人気のレコードや売却時のポイントを解説!

空前のレコードブームの背景とは?人気のレコードや売却時のポイントを解説!

社会情勢から自宅での時間を楽しむ人が増えたことにより、レコードがまた流行るようになりました。

現在活躍するアーティストもレコードで楽曲をリリースするほどです。

ブームに火が付いた背景はなんでしょうか。

本記事では、レコードブームの要因、中古市場で需要が見込まれるアーティストのレコード、売却する際のポイントを紹介します。

特に製造年代が古いレコードは希少価値が見込まれやすいので、興味のある人は参考にしてみてください。

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アナログレコードブームが起こっている背景

デジタル音楽が主流の昨今、アナログレコードブームが起こっている理由を4点に分けて解説します。

若い人にはレコードの音が新鮮に聴こえる

サブスクなどを利用してデジタルで音楽を聴く人が増える一方で、アナログなレコードの人気が高まっています。

デジタルの音に慣れた若者には、特にレコードの音が新鮮に聴こえるかもしれません。

レコードには主にSP盤(10インチ)、EP盤(7インチ)、LP盤(12インチ)の3種類があり、若い人には収録曲が多いLP番が人気です。

レコードがおしゃれアイテムになっている

若い人を中心にレコードがおしゃれアイテムという認識になっており、レコードブームの要因になっています。

単に聴くだけではなく、センスの良いパッケージを所有したいという需要があります。

レコードプレーヤーを持っていなくても、レコードだけを買ってインテリアとして飾りたい人にも需要があるようです。

人気アーティストもレコードをリリースしている

レコードは星野源、あいみょん、キズナアイ、RADWINPSなど、現在活躍しているアーティストがCDと同時にレコードもリリースしていることも、レコードブームを後押ししているといえるでしょう。

また、HMV&BOOKS onlineの売れ筋ランキングレコード(週間)では、くるり、竹内まりや、チェッカーズ、フジファブリック、広瀬香美、宇多田ヒカルなど幅広い層がランクインしていました。(2022年9月現在)

レコードはCDよりも定価が1,000円〜2,000円と高くなりますが、数量限定で販売している場合があるのでファンは持っておきたいところでしょう。

人気アーティストがレコードをリリースする流れは今後も続くでしょう。

コロナ禍で自宅での時間を充実させたい

コロナ禍により、家にいる時間を充実させる傾向が強まりました。

外ではデジタルで気軽に音楽を聴いて、家ではレコードに針を落として手間をかけて音楽を聴くのが楽しいという若者もいるようです。

レコードプレーヤーが1万円ほどで手に入るため、若い人にも手が届きやすくなっています。

海外でも人気が再燃しているアナログレコード

海外でも人気が再燃しているアナログレコード

レコードブームは海外でも起きており、日本よりもブームが顕著なようです。

海外ではアナログレコードがどれほど人気なのでしょうか。

日本では前年比174%伸びている

まず、日本では2021年のアナログレコードの生産枚数が191万枚(前年比174%)、売上額も39億円(前年比184%)と大幅に伸びました。

アナログレコードが30億円超えたのは1999年以来です。

レコードの新譜タイトルも900タイトル(前年比285%)と大幅に増えています。

CD・レコード・カセットテープなどの音声メディア全体では、生産枚数1億599万枚・巻(前年比100%)、売上額は1,280億円(前年比99%)と前年と変わっていません。

しかし、レコードの伸び率は他の音声メディアと比べて好調なことがわかります。

海外でもアナログレコードの人気は急上昇している

アメリカでは2021年のアナログレコードの売上が、1987年以来初めてCDの売上を超えました。

前年と比較して161%、金額にして約10億ドル(約1,180億円)と1986年以来最大の売上高を叩き出しています。

中古市場で買取の需要に期待できるアナログレコード

レコードブームが来ている今、手持ちのレコードは中古市場で需要が見込まれます。

アナログレコードで中古市場で需要が期待できる種類を紹介します。

ビートルズ

ビートルズは1962年にレコードデビューし、1970年に事実上の解散をするまで12作のアルバムを制作しました。

全世界でのレコード、カセット、CD、ダウンロード、ストリーミングなどを総合した売上総数は10億を超えています。


中古市場で需要があるビートルズの主なレコードは以下の通りです。

・ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

・ビートルズ’65

・ビートルズNO.5

・レット・イット・ビー

・イエスタデイ・アンド・トゥデイ(Yesterday and Today)

・プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)

・ザ・ビートルズ(The White Album)

ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」は、ビートルズの3作目のアルバムです。

ビートルズが主演した映画「A Hard Day’s Night」のサウンドトラックとなっています。

日本で公開されたこの映画のタイトルはアルバム名だったため、サウンドトラックとなるこのアルバムにも同じ題名が付けられました。

ビートルズ’65

「ビートルズ’65」は日本で4番目にリリースされたアルバムです。

それまで日本で発売されてきたビートルズのアルバムは、イギリスのオリジナル盤と写真や曲目が異なっていましたが、ビートルズ’65ではオリジナル盤と写真や曲目が同一になりました。

イエスタデイ・アンド・トゥデイ(Yesterday and Today)

イエスタデイ・アンド・トゥデイは1966年にアメリカ向けに発売されたアルバムです。

ビートルズのメンバーが白衣を着て、切断された人形や生肉を持っているジャケットの写真が物議を醸してしまい差し替えられました。

オリジナルのカバーは流通量が少ないので入手が難しく、中古市場では高い需要を維持しています。

プリーズ・プリーズ・ミー

「プリーズ・プリーズ・ミー」はビートルズのデビューアルバムです。

黒字に金文字のラベルが用いられた「ゴールド・パーロフォン・ラベル」は初期プレスなので、コレクター需要が高いとされています。

ザ・ビートルズ

「ザ・ビートルズ」はレコードのジャケットが白一色のアルバムです。

初回プレスにはシリアルナンバーが書かれており、こちらもコレクター需要が見込まれます。

BLUE NOTEがリリースするレコード(ジャズレコード)

BLUE NOTE(ブルーノート)はブルース好きのドイツ系移民のアルフレッド・ライオンが、アメリカで設立したレコード会社です。


ブルーノートから発売されたレコードは、以下の点から多くのジャズファンに人気があり、価格がつきやすい傾向にあります。

・レコードジャケットのデザインが秀逸

・有名なレコーディングエンジニアを採用したこだわりの音

・スターミュージシャンの原石を多数発掘


有名なレコーディングエンジニアが担当した作品には、レコード内部に「RVG」や「VAN GERDER」の刻印があります。

BLUE NOTEのレコードには、アメリカ製(オリジナル盤)と日本製があり、どちらも人気です。

中古市場で人気の高いブルーノートのレコード

中古市場で需要が見込まれるブルーノートのレコード以下の通りです。

・John Coltrane(ジョン・コルトレーン)「Blue Train」

・Kenny Dorham(ケニー・ドーハム)「Afro-Cuban」

・Sonny Clark(ソニー・クラーク)「Cool Struttin’」

・Horace Silver(ホレス・シルヴァー)「And The Jazz Messengersb」

シティポップ

シティポップは欧米の楽曲に影響を受けた洗練されたメロディや歌詞が特徴です。

日本では1960年~1980年代がフォークソングが流行っていましたが、都会的で洗練されたサウンドが作られるようになり、シティポップは1970年代後半から1980年代にかけて日本で大流行しました。

シティポップのアーティストは現在でも活躍しており、海外でも作品が聴かれています。


中古市場で需要がある主なレコードは以下の通りです。

・山下達郎…「SPACY」「FOR YOU」「Joy」

・大滝詠一…「ペパーミント・ブルー」「ブルーヴァレンタインデイ」

・杏里…「思い切りアメリカン~I Love Popping World, Anri~」

・荒井由実…「ひこうき雲」

・大貫妙子…「Sunshower」

不要なレコードを納得のいく査定金額で売るポイント

不要なレコードを納得のいく査定金額で売るポイント

お持ちのレコードのポイントを知っておくとより満足いく価格がつくことがあります。

ここからは、レコードを査定に出す際に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

製造年が古い、流通枚数が少ないレコードは需要が高くなりやすい

査定では製造年代が古く、流通枚数が少ないレコードは高値がつきやすいです。

例えば、ビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」の初期プレス盤は、発売当時しか製造されていないため現在では高い需要が期待できるでしょう。

きれいな保存状態を維持する

数十年前に購入した日本のレコードは良い状態で残っている場合が多く、海外のコレクターに需要が見込まれます。

レコードの状態が良いと査定金額が高くなりやすいです。


これらに当てはまっているレコードほど納得のいく査定金額で売れるでしょう。

・未開封

・ジャケットが日焼けしていない

・ジャケットの角が丸くなっていない

・カビや皮脂汚れが付いていない

・盤に反りがない、傷がない、塩ビ焼けがない


査定でレコードは傷や汚れの程度によってランク付けがされます。

音が聴けても、盤に傷のあるレコードは査定金額が下がる傾向にあります。

レコードは湿気やホコリに弱く、通気性の良い場所で保管するようにしましょう。

査定前に指紋の跡を拭き取り、ホコリを取り除いておいてください。

付属品と一緒に売る

レコードについてきた帯や歌詞カードなどの付属品の有無で、査定金額に差が出る場合があります。

特に帯は日本特有のもので、状態の良い帯付きのレコードは高値になりやすいです。

帯には当時つけられたアーティストのキャッチコピーや流行っていた言葉が並べられており、日本の文化を知る手がかりになるようです。

査定に出すときは購入時に付属品を一緒に査定に出すようにしましょう。

なるべく早く売る

レコードはきちんと保管していても経年劣化しやすいものです。

保存状態が悪ければ、さらに劣化が早まります。

置いておくだけでは価値が下がるだけですから、価値を知りたいと思ったタイミングで査定に出すことをおすすめします。

レコードの買取ならバイセルにお任せください

レコードを査定に出すなら、買取実績の豊富なバイセルにお任せください。

ここでは、不要なレコードをバイセルに売るメリットを簡単にご紹介します。

利用する際の手数料がすべて無料

バイセルはどの買取方法を選んでも、査定料、出張料、梱包キットと送付時の料金は全て無料で利用できます。

売却をしようか迷っている方は査定のみの利用もできます。

買取実績が豊富

バイセルには、レコードを含む累計3,700万点以上(2015~2023年の合計買取数)の豊富な買取実績がございます。

レコードはもちろん、着物・切手・ブランド品・時計・金・プラチナ・宝石・お酒・骨董品・金券・カメラ・楽器・家電など幅広い品物の買取に対応しているため、多くの品物をまとめて査定に出すことも可能です。

多数の買取実績を持つ査定士が、お持ちのレコードの価値を判断いたします。

安心してお任せください。

お申し込みから査定完了までのサポートが万全

お申し込みから査定完了までのサポートが万全 バイセルは利用者の安心と安全を第一に、コンプライアンスを遵守したサービスを徹底しています。

査定士が提示する金額や説明に納得するのが難しい場合は、無理に売却しなくてもかまいません。

また、出張買取を利用した方には査定終了後にオペレーターからフォローコールをします。

査定士が利用者の自宅から退出したら、バイセルのコンプライアンス専門部署より電話で査定の感想について簡単にお聞きします。

査定時に気になったことがありましたらオペレーターに感想をお伝えください。

さらなる改善に活用いたします。

豊富な買取方法がある

バイセルでは以下の買取方法を利用者の都合に合わせて選べます。


・出張買取:売りたいレコードの枚数が多いときに自宅で査定ができる

・宅配買取:梱包キットにレコードを入れて送付する。集荷に来るので自宅でできる

・持ち込み買取:バイセルの店舗に立ち寄って利用できる。全店舗に個室を完備