金で儲ける!買取価格の決まり方や売るタイミングも紹介

2021年4月現在、純金は1gで7,000円前後の買取価格になっています。
それに比べて、20年前の2001年4月当時の金の価格は1gで1,078円でした。
この20年間で約7倍も上昇しているということになります。
「そうとあっては高値のタイミングで金の売却をしたい!」という方も多いかと思います。
それでは実際のところ、どのタイミングで金を売るのがベストなのでしょう。
そもそも金の価格はどうやって決まっているのでしょうか。
ひと口に金といっても、インゴットや金貨、アクセサリー、金を使用した小物など、さまざまな金製品が存在しますので、そのすべてが売却できるのかも気になるところです。
ここでは金を高値で売却する方法を詳しく解説していきます。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
金の買取価格はどう決まるの?
ドルや円の通貨価値が下がると高騰するといわれる金ですが、これは換金率が一定で、安全性の高い金に資金が流れやすくなるためです。
そのような特徴を持つ金の買取価格ですが、売却する際には以下の点が価格基準になります。
金の純度
金は純度が高いほど高価となります。
K24、K18といった言葉を耳にされたことがあるかと思いますが、これは金の純度を表しています。
不純物のない純度100%のものは純金と呼ばれ、K24(24金)と表記されます。
「K」とは「Karat=純度」を意味しており、1Kあたり約4.17%ずつ純金の配合が増減する規定になっています。
つまりK24(24金)は「4.17%×K24=100」となり、金の含有率100%という計算になります。
K18(18金)は4.17%×18K=75で、金の含有率が75%ということです。
インゴットと呼ばれる金の延べ棒は1000分率で金の純度を記載しており、純金は「999.9」と刻印してあります。
これは、完全に混じり気なしの金を製造するのは困難なため、999.9表記で純金という扱いになっています。
金の相場
相場によっても金の値段は変わります。
同じ2021年4月でも、4月1日は金1gあたり6,622円ですが、4月22日の価格は1gで6,776円となっています。
154円差ですが、1kgのインゴットに換算すると、15万4千円とかなりの差になってきます。
また、金の国際価格は米ドルで表すため、為替によっても価格が大きく変動します。
日本国内の金相場は、「円高・ドル安」は為替で金の価格が下がるため、購入に適したタイミングに、「円安・ドル高」は金の価格が上がるため、売却に適したタイミングとなるのです。
金の重さ
金の価格は「純度×金の相場×金の重量」で算出されます。
例えば純金(999.9)刻印のある1kgのインゴットを1g6,776円のタイミングで売却すると、677万6,000円という計算になります。
K18(金の含有率は75%)総量3gの指輪は3g中75%が金なので、そのうち2.25gが金ということになります。
金が6,776円のタイミングで売却する際は2.25g×6,776円で、15,246円が金の価格ということになります。
実際は手数料や溶かす工程費、他に含まれている金属といったさまざまな条件もありますので、価格はこの限りではありません。
買取可能な金製品とは

金の買い取りというと、どうしても「金の延べ棒や、金のアクセサリーじゃないと買い取ってもらえないのでは?」といったイメージをお持ちの方もいるかと思います。
ひと口に金といっても食器などに使われている金製品、装飾品に使われている金、置物などさまざまなものがあります。
これらはすべて査定・買い取りが可能です。
ここでは買い取りができるものをいくつかご紹介いたします。
インゴット、金貨
金の延べ棒と呼ばれるインゴットや金貨などは、商標や重量、番号が記載されているものが多く、高額買取が期待できます。
LBMA(ロンドン地金市場協会)で認められたブランドのインゴット、GDB(グッド・デリバリー・バー)ならさらに高額になる可能性があります。
田中貴金属工業、三菱マテリアルといった認定された企業が製造したインゴットがGDBにあたります。
また、コインなどはそれ自体にプレミアム価格がつくケースも出てきます。
アクセサリー、装飾品
アクセサリーや装飾品は、どの程度金が使われているかによって値段が変わります。
ただ、純粋な金は柔らかく、あまり装飾品やアクセサリーには使われません。
金を資産として身に付けている国ではK22、細工しやすく壊れにくい硬さとしてK18、K14などが使われるケースが多いようです。
それでも壊れたネックレスや片方だけのピアスなど、積極的に買い取ってくれる業者もあります。
なかには「GP」「GF」といった、金メッキ製品や金張りと呼ばれるコーティング製品があり、それらは金の含有率が低いものです。
その場合は買取価格がつかなかったり、低くなってしまったりすることが考えられます。
金歯、置物など
純度の高い金であればあるほど、金属アレルギーを起こしにくく、そのため歯の治療に使われることがあり、今でも詰め物や被せ物に金が使われています。
金を使用した入れ歯、金の詰め物が取れてしまったときなど、積極的に買い取ってくれる業者があります。
また、万年筆のペン軸に柔らかなK22を使用していることも多いので、家にあったらペン先を見てみましょう。
また杯や鍋、仏像といった金製品もありますので、金であるか判断に迷ったら、査定に出してみるとよいでしょう。
金で儲けたい!売るべきタイミングはいつ?

金は価格が上昇したタイミングで売るのが一番です。
それではどういったタイミングで金の価格は上昇するのでしょうか。
売却のタイミング見分けるポイントを2つご紹介します。
円安・ドル高で売る
金は米ドル建てで取引されており、ドルの変動によって金の値動きも変わります。
日本で金の売買はドルを円に換えてから取引するので、金価格は為替の動きにも左右されるのです。
為替の面で円安・ドル高になれば、金の値段が高くなっていきます。
世界情勢が不安定なタイミングで売る
世界情勢が不安定になると金の価格も変動します。
軍事問題や自然災害など、国内事情が悪い場合、国の貨幣価値は急落してしまうのです。
紙幣は無価値になる可能性がゼロではありませんが、金なら実物資産として、どの国でも安定して換金することができます。
そのため、世界情勢が不安定な場合は金の価格が上昇することが多くなっています。
まとめ
金の価格は上昇を続け、今や20年前の価格の約7倍になっています。
値段の上がったタイミングで売却し、少しでもお金にして儲けたいと考える方も多いと思います。
金は純度や重さによって価値が変わってきますが、自分ではなかなか判別がつきにくい面があります。
しっかりとした査定はプロに任せ、少しでも金で儲けたいものです。
金の売却をお考えの方は、良質な業者を選んで、一度査定してみてはいかがでしょうか。

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