五円札の価値は?高く売れる旧札の特徴や買取方法について解説
五円札は、硬貨コレクターの間で価値が評価されている古紙幣のひとつです。
いくつか種類があり、その種類や状態によって価値が大きく異なります。
条件がそろえば、額面以上での買取となるケースもあります。
本記事では、五円札の価値や旧紙幣を高値で売却するためのコツなどを解説します。
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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
五円札など旧札は今でも使える?現在の価値は?
日本で発行された旧札のほとんどは、現在も使うことができます。
日本銀行券(紙幣)は、一度発行されたら法的な措置が講じられない限り、永遠に有効です。
日本銀行によると、初めてお札として銀行券を発行してから現在まで56種類の銀行券が出ており、そのうち25種類は現在も有効だとしています。
「五円札(五円券)」のように、すでに発行はされていないものの、現在も有効な旧紙幣の種類は以下の表のとおりです。
現在発行されていないが有効な銀行券 | 現在発行されていないが有効な貨幣 |
---|---|
・ 一万円券 ・ 五千円券 ・ 千円券 ・ 五百円券 ・ 百円券 ・ 五十円券 ・ 十円券 ・ 五円券 ・ 一円券 |
・ 500円貨(ニッケル黄銅) ・ 500円貨(白銅) ・ 100円貨 ・ 50円貨 ・ 10円貨 ・ 5円貨 |
出典:日本銀行
今でも使える旧札は多数あります。
ただし、注意しなくてはいけないのは、旧札を支払いとして使用してしまうと額面通りになるという点です。
五円札を含む旧札は、種類によって価値が見込めるものもあります。
そのため、支払いに使用すると金額面で損をしてしまうことがあるのです。
古い紙幣は、古銭として買取に出した方が価値を加味して現金化できることがあります。
特に発行枚数が少ない五円札やエラー紙幣に該当する五円札は、希少価値が高くなる傾向です。
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五円札の種類
五円札は、明治時代初期に発行された明治通宝五円札をはじめ、旧五円券、改造五円券など非常に多くの種類が作られました。
これまでに発行された五円札の種類は以下のとおりです。
- 明治通宝5円札
- 旧国立銀行券5円札
- 新国立銀行券5円札(かじや5円札)
- 改造紙幣5円札(神功皇后5円札)
- 旧5円札(裏大黒5円札)
- 改造5円札(分銅5円札)
- 甲号券5円札(中央武内5円札)
- 乙号券5円札(透かし大黒5円札)
- 丙号券5円札(大正武内5円)
- 丁号券5円札(1次5円札)
- い号券5円札(2次5円札)
- ろ号券5円札(3次5円札)
- ろ号券5円札(4次5円札)
- A号券5円札(彩紋5円札)
五円札は昭和21年に発行されたA号券を最後に、五円硬貨へと切り替わりました。
中でも、明治通宝5円札や旧国立銀行券5円札、新国立銀行券5円札などの古い時代のものは希少性が高く、未使用であればより価値が高く評価されます。
高く売れる旧紙幣の条件
五円札などの旧紙幣の価値は、発行枚数や状態などによって価値が左右されます。
一般的には、以下に当てはまるものは高額買取が期待できるとされています。
- 発行枚数が少ないもの
- 特徴的な紙幣番号のもの
- 状態の良いもの
それではそれぞれ詳しく解説します。
発行枚数が少ないもの
旧札の中でも発行枚数・流通枚数が少ないものは、希少性が高まり、価値が高いとされています。
たとえば、1930年等の昭和初期以前に発行された旧紙幣や、製造工程におけるミスによって本来とは異なるデザイン・形状で世に出たエラー紙幣などが挙げられます。
これらは、特に希少価値が高く、高値で取引される傾向です。
エラー紙幣には、以下のような種類があります。
- 印刷ミス…製造過程の印刷ミスによって絵柄がズレていたり、通常の紙幣とは異なる絵柄になっているもの
- 記号ミス…一致すべき2箇所の記号が異なるもの
- 福耳付き…裁断ミスにより、紙幣の角に余分な紙が残っているもの
- メクレ…破けてめくれた裏面に絵柄が印刷されているもの
印刷ズレなどは1mmの微妙なズレでも「エラー」とされて希少価値が付きます。
一般の方ではその違いに気付けないこともあるので、古銭に詳しい査定士に見極めてもらうのがおすすめです。
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特徴的な紙幣番号のもの
銀行券には、アルファベットが頭と末尾に配置され、その間に6桁のアラビア数字を並べた記番号(紙幣番号)が1枚1枚に付けられています。
紙幣番号は、紙幣が刷られた順に割り当てられ、紙幣の右下と左上に同じものが記されます。
紙幣番号が「1番・ぞろ目・キリ番・階段」と呼ばれるものは、価値が高くなりやすいです。
また、「AA券」「ZZ券」など紙幣番号の両端に印刷されているアルファベットがそろっているものも価値が見込めます。
紙幣番号について、詳しくは以下の記事でもご紹介しております。
状態の良いもの
基本的に旧札・旧紙幣とされるものは、昔の時代に発行されたものです。
そのため、状態が悪いものが多いとされています。
その中で、汚れや破損が少なく、未使用に近い状態の旧紙幣は希少性が高く、高値で取引される可能性が高いです。
シワや折り目も少ない方が価値が上がるので、もし旧紙幣を所有している場合は、折りたたんだりせずに保管するようにしましょう。
五円札の価値はどれくらい?
五円札は先述したように、お金として使うと5円の価値は変わりません。
古銭として買取に出した方が価値は上がります。
特に発行枚数が少ない五円札やエラー硬貨に該当する五円札は、希少価値が高くなる傾向です。
旧札を売る方法とその流れ
価値が高いものも紛れている旧札ですので、しっかりとその価値を活かして現金化したいですよね。
旧札を売る方法としては、おもに以下の3つが挙げられます。
- 古銭買取業者に売る
- オークションに出品する
- 金券ショップに売る
それぞれの特徴と利用する際の流れを見ていきましょう。
古銭買取業者に売る
古銭買取業者は、古銭や旧札の買取に特化しているので、希少価値のある古銭に対して適切な価格を提示してくれます。
古銭買取業者で旧札を売るときの一般的な流れは、以下のとおりです。
1.気になる古銭買取業者がいくつかある場合は、評判や買取実績を比較しておきます。
2.直接店舗に持ち込むか、オンラインで査定を申し込みます。
3.本人確認書類を用意し、買取業者の指示に従って古銭を送付または提示します。
4.査定後、提示された価格に納得がいけば売却・現金化できます。
オークションに出品する
オークションに旧札を出品する場合、市場価値に基づいた価格で売却できる可能性があり、多くの購入希望者(入札者)にアプローチできます。
ただし、出品に関する細やかな作業や、個人間での取引になるのでトラブルに巻き込まれるリスクなどがあることを留意しておきましょう。
オークションに出品する際の一般的な流れは、以下のとおりです。
1.オークションサイトに登録し、出品者情報を設定します。
2.商品の写真を撮影し、詳細な商品説明を記入します。
3.開始価格、終了日時、配送方法などを設定し、出品します。
4.落札されたら、落札者と連絡を取り、商品を発送します。
金券ショップに売る
金券ショップに旧札を売る場合は、スピーディーに現金化できる点が魅力です。
ただし、買取価格は市場価格より低めに設定されることがあります。
金券ショップを利用する場合の一般的な流れは、以下のとおりです。
1.古銭の取り扱いがある金券ショップを選び、買取価格を確認します。
2.店舗に直接訪問するか、郵送買取サービスを利用します。
3.本人確認書類を提示し、金券を売却します。
4.即座に現金を受け取ることができます。
まとめ
五円札の種類や価値、売り方について解説してきました。
五円札をはじめ、すでに発行は終了している旧紙幣であっても、現金として使うことができます。
ただし、貨幣コレクターなどを中心に旧紙幣自体の価値が上がっている場合があるので、額面通りの金額として使うよりも買取へ出す方が得をする可能性があります。
お手持ちの旧紙幣など古いお金の価値が気になる方は、ぜひ一度、バイセルへご相談ください。
無料査定を実施しているので、どのくらいの価値があるものなのか教えてもらうことができますよ。
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