大切なカメラレンズにカビが生える原因や対処方法をわかりやすく解説!

大切なカメラレンズにカビが生える原因や対処方法をわかりやすく解説!

大切に保管していたカメラのレンズを久しぶりに使おうと思ったら、いつの間にかカビが生えていたという経験をされた方も多いのではないでしょうか。

カビは一定の条件が整うと、カメラやレンズにも発生する厄介な存在です。

今回は、カメラレンズにカビが生える原因や予防方法などを解説します。

個人でもできるカビの除去方法もお伝えしますので、最後までご覧ください。

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カビが生えたレンズは撮影に影響するのか?

カビが生えたレンズは撮影に影響するのか?

大切にしていたレンズにカビが生えてしまったら、写真がちゃんと撮れるのか気になるところでしょう。

レンズにカビが生えると撮影した写真が白っぽくぼやけるようになります。

少しくらいのカビなら撮影に問題がありませんが、カビを放置しておくと増殖してしまい、いつの間にかレンズ全体を覆ってしまいます。

黒い斑点のカビが出るようになると、影になって写真に写るようになってしまいます。

撮影に影響が出るほどのカビが繁殖した場合は自分で除去するのが難しく、業者に洗浄してもらわなくてはなりません。

カビは早期に除去するか、発生させないように防ぐことが大切です。

カメラのレンズにカビが生える原因とは?

カメラのレンズにカビが生える原因とは?

カビが生えると写真の出来栄えに影響が出やすくなります。

レンズを使っていないとカビが生えてしまう原因はなんでしょうか。

カビは胞子として空気中を浮遊し、温度・湿度・栄養の3つが整うと成長します。

湿度と気温が高い環境で、レンズに付着した皮脂や微生物の死骸に菌が繁殖すると、その部分が白っぽく変わるようになります。

最初のうちは白くて小さなカビですが、増殖すると白カビがレンズ全体を覆い、黒い斑点も出てくるようになります。

またホコリはレンズとカメラのすき間に入り、内部にまでカビが発生する場合があります。

湿度が高い環境でカメラレンズを保管したため

湿度の高い環境はカビが大好きな環境です。

湿度が60%以上で気温が20〜30度になるとカビが繁殖しやすくなります。

雨の日の撮影などでレンズが濡れたまま、カメラバッグなどの通気性の悪いところで保管しておくとカビの発生確率が上昇するでしょう。

カメラレンズにホコリや汚れが付着していたため

人間の皮脂やホコリ、ゴミなどの有機物質はカビの栄養となります。

空気中に浮遊しているカビはホコリを養分とし、湿気が高い場所で繁殖します。

換気をしないホコリまみれのクローゼットに放置していると湿度の高さも合わさって、カビが発生しやすくなります。

汚れを落とさずに保管をしているとカビが発生しやすくなるでしょう。

カメラレンズにカビを生やさない方法

カメラレンズにカビを生やさない方法

いったんレンズにカビを発生させると除去が困難なため、カビを発生させないことが大切です。

カビを発生させない方法を4点紹介します。

しっかりと乾燥させてから保管する

雨などでレンズが濡れた場合には、保管の前に乾燥させることが大切です。

先ほども説明したように、雨に濡れたままカメラバッグのなかに入れっぱなしにするとカビが発生しやすくなります。

また、ドライボックスに入れる場合でも、濡れたままだとドライボックスに負担がかかることから、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させましょう。

湿度の高い場所で保管しない

乾燥させてから保管した場合でも、保管場所の湿度が高ければ意味がありません。

カメラバッグのほか、押入れや引き出しなども密閉空間で湿った空気がこもりやすく、保管には適していない場所です。

ただし、湿度が低すぎる場合もレンズのゴムパーツなどが劣化するため、保管に適した湿度である40~50%を保つ必要があります。

保管には、風通しの良い場所やドライボックスを利用するとよいでしょう。

ドライボックスは自動で湿度を調節してくれる本格的なものから、除湿剤を入れるだけの簡易タイプのものもあります。

簡易タイプのドライボックスであれば、価格もリーズナブルです。

ズームリングなどを動かし定期的に内部の空気を入れ替える

頻繁に使用しているレンズはカビが生えにくく、カビが生えやすいのは普段あまり使っていないレンズです。

その理由としては、使用によりレンズ内の空気が入れ替わっていることが考えられます。

そのため、普段使わないレンズも、定期的にズームリングやピントリングなどを動かして、内部の空気を入れ替える習慣をつければカビが生えにくくなるでしょう。

定期的にレンズ磨きやブロアーなどでホコリを落とす

湿度だけはなく、カビの栄養分をレンズに残さないことも大切です。

カメラやレンズを使ったあとは、ブロアーやブラシでホコリやゴミを落としてやるとよいでしょう。

そのあとで、クリーニングクロスを使って皮脂などの油分を拭き取ります。

カメラレンズにカビが生えてしまった場合の対処法

カメラレンズにカビが生えてしまった場合の対処法

レンズにカビが生えてしまった場合の除去方法について説明します。

ただしこの方法が通用するのは、カビの発生範囲がレンズ表面だけの場合です。

カビの除去に必要な道具

まず、除去に必要な道具を用意しましょう。

  1. ブロアー
  2. ブラシ
  3. クリーニングクロス
  4. シルボン紙
  5. クリーニングスティック
  6. ハンドラップ
  7. アルコール(無水エタノール)

シルボン紙とは、光学機器の清掃に適した表面がやわらかいクリーニングペーパーで、クリーニングスティックに巻き付けて使います。

ハンドラップはアルコールを入れておくための容器です。

皿を押し下げるだけでアルコールが出てくるため作業効率が上がります。

カメラレンズのカビを除去する手順

レンズからカビを除去する手順を説明します。

1、ブロアーでレンズ表面のホコリやゴミを飛ばす

ゴミなどを飛ばさずにレンズを拭くと、レンズを傷つけるおそれがあります。

2、シルボン紙をスティックに巻き付ける

シルボン紙はザラザラしていないほうが表です。スティックの先端から5mm程度シルボンがはみ出るように巻き付けるとよいでしょう。

3、ハンドラップでアルコールを浸す

アルコールを付けすぎると拭きムラになるため、あまりアルコールを付けないようにしましょう。

4、シルボン紙でレンズを拭く

拭き方は中心から外側に向かって円を描くように拭きます。力を入れず撫でるように行なうのがポイントです。その後、乾いたペーパーで同様に拭きあげて水気をとりましょう。

5、再度ブロアーを使用し仕上げ

ブロアーにて表面の繊維を飛ばします。その後レンジキャップを付けて完了です。

6、レンズ後面も同様にクリーニング

レンズの裏ブタを外して、レンズ後面も上記と同じ手順でクリーニングします。

カビが広がったレンズは業者に除去してもらおう

上記で紹介したカビの除去方法は表面のカビのみに有効です。

レンズ内部に発生しているとレンズの分解や交換が必要になるので、自力でやるのは難しいでしょう。

無理に除去しようとするとレンズを傷つけたり、元に戻せなくなったりすることがあります。

レンズ表面以外にもカビが発生した場合は、早めに業者に除去を依頼しましょう。

使わなくなったレンズの買取はバイセルにお任せください

レンズを使わずに長期的に保管するとカビが生えてしまうかもしれません。

自宅に眠っているレンズをカビが生えて価値が下がる前にバイセルへ売却してはいかがでしょうか。

バイセルでは出張買取、宅配買取、持ち込み買取をご用意しており、利用者の負担を最小限にした査定を行なっています。

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出張買取は、バイセルの査定士がご自宅に伺って査定をします。

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離島以外であれば日本全国どこでも対応しており、最短で即日訪問も可能です。

もちろん出張手数料などは必要ありません。

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お客さまに不要になったレンズを宅配キットへ梱包していただき、バイセルに送付すれば査定が行なわれます。

こちらも送料などの手数料は不要です。

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