大内青圃の仏像の買取価格は高い?代表作や高価買取のポイントを解説

大内青圃(おおうちせいほ)は、伝統的な仏像彫刻と近代的な芸術性を融合させた「近代仏像彫刻」の先駆者として知られる日本の彫刻家・仏師です。
仏像彫刻の伝統や哲学を守りながらも近代彫刻の写実的な人体解釈が取り入れられた作品は非常に高く評価されています。
美術品買取市場でも大内青圃の仏像は非常に人気が高く、高価買取されるケースも少なくありません。
本記事では、大内青圃作品の特徴や代表作・有名作品に加えて、買取市場で高く売れる理由、高く売れやすい作品の特徴、大内青圃の仏像・彫刻作品を高価買取してもらうためのポイントなどについてご紹介します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
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目次
大内青圃とは
大内青圃(1898-1981)は、大正から昭和にかけて活躍した日本の彫刻家・仏師です。
伝統的な仏像彫刻の技法と近代的な芸術性を融合させた「近代仏像彫刻」の先駆者として知られています。
大内青圃は1898年、東京に生まれました。
仏教学者の大内青巒(おおうちせいらん 1845-1918)を父に持つため、父から仏教を学ぶなど仏教文化と深く関わって育ちました。
東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科へ進むと、日本を代表する彫刻家である高村光雲(たかむらこううん 1852-1934)と、その門下生である山本瑞雲(やまもとずいうん 1867-1941)に木彫りの技術を学びました。
東京美術学校卒業後は院展を中心に活動し、日本美術院賞、日本芸術院賞など数々の受賞歴があります。
戦後には日本芸術院会員に推挙されたほか、多摩美術大学で教授を務めるなど後進の育成にも尽力しました。
そのような功績もあり、1969年には勲三等瑞宝章を受章しています。
大内青圃の作風
大内青圃がそのキャリアを通して多く制作したのは、木彫りの仏像です。
木彫りの技術は繊細で、洗練された優美な彫り口が特徴となっています。
大内青圃は仏教学者の父を持つ影響もあり、仏像の歴史や形式にも精通していました。
「仏像は拝まれるものでなければならない」という宗教的哲学を持ちながら、芸術家としての創造性をどう表現するかという葛藤が、そのまま大内青圃の作風になっていったと言えるでしょう。
つまり、伝統的な仏像彫刻の古典的な荘厳さと、フォルムの美しさなど近代的な芸術性を融合させた点に、大内青圃の作家性があります。
大内青圃の作品は、伝統的な仏像の形式を守りながらも、近代彫刻の写実的な人体解釈が取り入れられています。
大内青圃の彫刻作品の買取価格は高い?高く売れやすいポイントとは
近代芸術としての仏像彫刻の先駆者であり、日本芸術院会員、勲三等瑞宝章受章者でもある大内青圃の作品は、美術品買取市場でも高い人気があります。
各地の寺に収められているものや美術館所蔵の作品も多くありますが、比較的小型の作品などでは買取市場での取引例も見られます。
大内青圃作品の中でも美術品買取市場で高く買取されやすいのは、やはり代名詞とも言える木彫りの仏像です。
特に、観音菩薩像、日光菩薩像と月光菩薩像がセットになっているものなど、定番モチーフの仏像は買取市場でも需要が高くなりやすいでしょう。
また、木彫りに淡く上品な彩色が施された「彩色木彫」の仏像はコレクター人気もあり、高く買取されるケースが多いようです。
大内青圃だけでなく、彫刻作品の買取では有名作家の作品ほど買取相場が高くなりやすい傾向があります。
以下の各ページでは、有名作家の作品を中心とした彫刻作品の買取相場や、仏像を高く売るためのポイントといった買取情報について記載してございます。
参考までにぜひご参照ください。
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以下の各ページでは、仏像のバイセルでの実際の買取例や、高く売れやすい彫刻作品の特徴などについて記載してございます。
参考までにぜひご覧ください。
大内青圃の代表作
伝統的な仏像彫刻の荘厳さに近代的な芸術性を融合させた大内青圃の彫刻作品は、美術品買取市場でも多くのファンを魅了しています。
ここでは、大内青圃の彫刻作品の中でも特に人気の高い、代表作と言うべき作品についてご紹介します。
麻布大観音(十一面観音像)
『麻布大観音(十一面観音像)』は、大内青圃がその全霊を注ぎ、10年以上の歳月をかけて完成させた生涯最大の作品です。
東京都の長谷寺に鎮座しています。
『麻布大観音(十一面観音像)』の最大の特徴は、1本の木材から仏像を継ぎ目なく彫り出す「一木彫(いちぼくづくり)」の技法が使われている点です。
大内青圃はこの仏像を作る際、「木の中に宿る仏を掘り出す」ために1本の丸太から彫り出すことにこだわったといいます。
材料として樹齢1000年を超えるクスノキの巨木が使用され、その結果高さ約10メートルという、一木彫による仏像としては世界最大級の大きさになりました。
姿は奈良県の長谷寺の「十一面観音」の様式を継承しつつ、優雅で穏やかな顔立ちにはどこか近代的な気品が漂うという、大内青圃らしい伝統と芸術性の融合が見られます。
観音様の背後にある光背の表現も非常に緻密で、空間全体を圧倒する荘厳さを持っています。
吉祥天女面
『吉祥天女面』は、大内青圃の出世作と言える活動中期の代表作です。
東京国立近代美術館に所蔵されています。
『吉祥天女面』はその名の通り、吉祥天(幸福・美・富・豊穣を司る仏教の守護神)の顔を表したお面です。
奈良県の薬師寺に伝わる「吉祥天画像」などの古典的な吉祥天のイメージをベースにしながら、大内青圃らしい現代的な美意識が投影されています。
豊満ながらも引き締まった頬のライン、穏やかに結ばれた口元、そして半眼の慈愛に満ちた眼差しは、見る者に静寂と安らぎを与えます。
大内青圃といえば木彫りが有名ですが、この作品はブロンズで制作されている点も特徴と言えます。
金属でありながら柔らかさや温かみを感じさせるところに、木彫りだけでない造形技術の高さが感じられます。
金剛力士二尊
『金剛力士二尊』は、大内青圃の代表的な公共彫刻作品の1つです。
北海道・成田山眞久寺の仁王門に安置されています。
『金剛力士二尊』は「那羅延(ならえん)金剛力士像」(阿形)と「密迹(みっしゃく)金剛力士像」』(吽形)の一対の像から成る仁王像です。
仁王様の持つ力強さが、大内青圃の動的な造形力によって見事に表現されています。
鎌倉時代の運慶(うんけい 生年不詳-1224)・快慶(かいけい 生没年不詳)の流れを汲む写実的な筋肉表現を取り入れつつ、近代的なスマートさを併せ持つ洗練された姿になっているのが特徴です。
大内青圃独自の芸術的なセンスが光る、「現代の仁王像」として親しまれています。
ここに紹介したもののほかにも、大内青圃には「薬師瑠璃光如来及十二神将」「多羅菩薩」「龍女献珠」「風神雷神」「木華開耶姫」「羽衣」など数多くの有名作品があります。
また、大内青圃作品ならここに挙げたような有名作品でなくとも、保存状態などの条件によって高く買取してもらえる可能性があります。
お持ちの大内青圃作品の具体的な価値については、ぜひ1度バイセルの無料査定でお確かめください。
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お申し込みフォームへ大内青圃の彫刻作品を高価買取してもらうためのポイント
伝統的な仏像彫刻の古典的な荘厳さと、フォルムの美しさなど近代的な芸術性を融合させた大内青圃の仏像は、美術品買取市場でも高く評価されています。
では、そんな大内青圃の彫刻作品を少しでも高く売るためには、どのようなポイントに気をつければ良いでしょうか。
大内青圃を含む仏像・彫刻の買取において、より高く買取してもらうために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
- 綺麗な状態で保存しておく
- 鑑定書などの付属品を揃えておく
- 入手経路などの来歴を明確にしておく
綺麗な状態で保存しておく
大内青圃を含む彫刻作品の買取では、保存状態が良好である(制作当時の状態をなるべく保っている)ほど高く買取されやすい傾向があります。
反対に、傷や欠け・割れがある、カビや虫食いが見られるなどなど保存状態が良くないと、その分だけ買取価格は下がってしまうでしょう。
彫刻作品の傷や欠けを防ぐためには、保管時には箱に入れるなどして保護してあげましょう。
また、木彫り彫刻は自然の素材で作られているため、湿気が多い場所で保管しているとカビや虫食いの原因になります。
定期的に風を通すなどのお手入れをしてあげてください。
鑑定書などの付属品を揃えておく
大内青圃のような有名作家のブロンズ像をより高く売るためには、作者のサインや鑑定書・保証書といった、作品の価値を示す付属品の有無が重要な役割を果たします。
大内青圃作品では、台座や足の裏などに「青圃」とノミで刻まれているのが一般的です。
また共箱には作品名とともに、「青圃」という署名と朱色の印章が入っている場合が多いです。
作者のサインや箱書きは作品の品質と信頼性を示す重要な証拠になるため、買取市場における信頼性が増すことで多くの需要を集められます。
鑑定書も同様で、付いていることで作品の価値を証明でき、買取市場における信頼性が増します。
これらがあることで、より高い価格での買取につながる可能性があります。
鑑定書・保証書などの付属品がある場合には、作品本体と併せて大切に保管しておきましょう。
入手経路などの来歴を明確にしておく
大内青圃などの美術品の査定では、買取市場における作品の信頼性のために「どこで手に入れたか」「いつ購入したか」「誰から譲り受けたか」など購入に至るまでの背景が確認されます。
例えば「業界で信頼されている専門店で購入した」「著名な好事家が所有していた」などの来歴は、作品の価値を判断するうえでも重要な情報になります。
そして、その来歴を証明する書類等があればさらに信憑性が増し、買取市場における信用度が増すことでより高く売れるかもしれません。
入手した経路や時期、過去の所有者といった記録がある場合には、処分せずに大切に保管しておきましょう。
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