青島軍事切手は希少価値がある?!高価買取する方法を紹介します
- 古い切手の収集が趣味で青島軍事切手を持っています。売ったらいくらになりますか?
- 保存状態により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
- 亡くなった祖父の切手コレクションに青島軍事切手がありました。価値ってありますか?
「青島(チンタオ)軍事切手」の買取でお悩みでしょうか?
戦時中に日本の軍隊が中国で発行した青島軍事切手は、数ある軍事切手の中でも非常に希少な一枚とされています。
当コラムでは青島軍事切手をはじめとした、様々な軍事切手について紹介をします。
また、軍事切手をはじめとした切手の売却方法別のメリットとデメリットについてもまとめています。
これから切手の売却を考えている人には必読の内容となっていますので、是非ともご覧ください。
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青島軍事切手とは
青島軍事切手は、1921年に発行された軍事切手の一種です。
軍事切手とは、その名の通り軍隊が使用する切手のことです。
郵便送料を支払うためではなく、差出通数を管理することを目的として使用されていました。
日本の軍事切手は日本で流通している普通切手の表面に「軍事」と刻印されているのが共通した特徴とされています。
軍事切手には様々な種類が存在しますが、中でも青島軍事切手は希少です。
どうして青島軍事切手が希少な切手なのかを、他の軍事切手と併せて紹介します。
青島軍事切手は中国で発行された日本軍のための切手
青島軍事切手は1921年、中国の山東(サントン)半島にあった青島(チンタオ)郵便局で臨時的に発行された軍事切手です。
軍事切手は通常、日本国内で発行されて日本軍に配布されるのが一般的です。
しかし、中国に駐在していた日本軍への配布が間に合わなかったために、急遽中国で発行された切手が青島軍事切手でした。
青島軍事切手は暫定的に発行されていた切手であったため、正式な軍事切手が到着したことで利用は停止されて、もちろん発行もそこで打ち切りとなりました。
そのため、青島軍事切手は他の軍事切手よりも圧倒的に現存する枚数が少なく、今では非常に貴重な切手となっています。
また、軍事切手は軍隊専用の切手だったため、一般人が手にすることは難しい切手でした。
その軍事切手ならではの性質が、より青島軍事切手の価値を上げる要因になりました。
現在では、一般的に流通している未使用の青島軍事切手はまったく見かけることはないため、もし、見つかれば歴史的な価値も非常に高い切手として評価されることでしょう。
国内外で発行されたプレミア価値をもつ軍事切手
青島軍事切手をはじめとした軍事切手には様々な種類が存在します。
種類によって発行された期間などが異なるため、発行期間が短い切手の種類は現存する枚数も少ないためより希少性が高いと言えます。
ここからは、日本国外の代表的な軍事切手を紹介します。
軍事切手加刷(Ⅰ型・Ⅱ型)
「軍事切手加刷(ぐんじきってかさつ)」は、日本で初めて発行された軍事切手です。
軍事切手加刷は発行年数でⅠ型・Ⅱ型に分類できることが特徴です。
Ⅰ型は1910年〜1914年に発行され、Ⅱ型は1924年〜1933年に発行されました。
Ⅰ型・Ⅱ型は、黒インクで印字されている「軍」と「事」の間隔の開きの違いで見分けることができます。
Ⅰ型は4ミリの開きがあり、Ⅱ型は2ミリの開きとなっています。
ちなみにⅠ型の方が切手としては古いですが、価値としてはⅠ型とⅡ型に大きな違いはありません。
菊切手加刷軍事切手
「菊切手加刷軍事切手(きくきってかさつぐんじきって)」は1910年に発行された軍事切手です。
当時日本で流通していた「菊切手」に軍事を印字して、日本軍の中で活用されていました。
ちなみに菊切手とは、1899年〜1908年の間に日本で発行された普通切手です。
図案には日本を象徴する「菊花紋章」が中央に配置されていて、日露戦争や日清戦争などの戦いで勝利を収め続けていた当時の日本の勢いを感じるデザインになっています。
菊切手の額面は5厘(0.5銭)から1円までの15種類と豊富な種類がありますが、軍事切手としては3銭だけが利用されました。
また、全ての切手に共通することですが、切手は状態が良いほど買取価格が上がる傾向にあるため、状態の良い菊切手加刷軍事切手となれば高価買取が期待できるでしょう。
参考記事:菊切手について
大正白紙軍事切手
「大正白紙軍事切手(たいしょうはくしぐんじきって)」は「田沢切手」と呼ばれる普通切手を台紙に軍事の文字を刻印した軍事切手です。
「大正白紙軍事切手」には3種類あり、印刷されている図案の縦横の長さの違いで見分けることができます。
ですが素人目での判別は難しく、プロの目でないと種類を分類するのは困難でしょう。
ちなみに田沢切手とは、1913年〜1949年の間に発行された普通切手です。
田沢切手は当時の切手としては長い時期発行されていたため、発行年数によって紙質が違っていたり、すかしが入ったりして、様々な種類が存在しているのが特徴です。
参考記事:田沢切手について
旧大正毛紙軍事切手
「旧大正毛紙軍事切手(きゅうたいしょうけがみぐんじきって)」は、1914年〜1924年に発行された、田沢切手を台紙とした軍事切手です。
Ⅰ型とⅡ型に分類され、上でご紹介した軍事切手加刷と同様に、「軍」と「事」の間隔の違いで見分けることができます。
新大正毛紙軍事切手
「新大正毛紙軍事切手(しんたいしょうぐんじきって)」は1928年〜1933年に発行された軍事切手です。
旧大正毛紙軍事切手と同様に、田沢切手を台紙にして発行された切手であるため、傍目ではその違いを見分けることは至難の技です。
矢野切手
「矢野切手」は、1942年の第二次世界大戦中に、当時の日本軍の占領下にあったビルマ(今のミャンマー)で臨時発行された切手です。
矢野切手の表面には、ビルマ郵政再建委員長だった矢野静雄氏の私印だけが押されており、非常にシンプルな見た目が特徴です。
私印が図案になった切手は世界的にも非常に珍しく、矢野氏の印が押されていることから矢野切手と呼ばれるようになりました。
矢野切手は発行する環境が整っていない中で作られていた切手です。
そのため、矢野切手の発行にはビルマに存在したラングーン郵便局の事務紙が代替えとして使われていて、サイズが揃っていないことも特徴の一つにもなっています。
矢野切手は青島軍事切手と同様に、臨時的に発行された軍事切手です。
発行枚数が少なかったために、軍事切手の中でも希少な部類に入ります。
牛耕図案切手
「牛耕図案切手(ぎゅうこうずあんきって)」は、ラングーン郵便局の切手を発行する環境が整ってから発行された切手です。
牛耕図案切手は矢野切手の後継にあたるビルマで発行された切手で、当時の日本は東南アジアを支配下に治めることで大東亜共栄圏の実現を考えていました。
占領政策の一環として郵便も日本が管理することを目的に掲げており、現地の郵便局を利用して軍事切手を発行したことが、矢野切手・牛耕図案切手が誕生した理由です。
発行が始まったのは1943年と戦争の真っ只中でした。
しかし戦争中とは思えないほどの平和的な図案が牛耕図案切手の特徴です。
図案には農夫と牛が畑を耕す様子が描かれていて、切手に「牛耕」がついた由来にもなっています。
牛耕図案切手はビルマから日本へ送る郵便に使用されていたため、未使用の切手が日本に現存していることは極めて稀であると考えられます。
そのため、切手の状態次第では高額買取が期待できるでしょう。
中国軍人切手
「中国軍人切手」は、中国の軍隊が発行していた軍事切手です。
図案の中心に描かれた星マークが印象的な中国軍人切手は、1953年に発行されました。
中国軍人切手は、世界中の駐屯地に派遣されていた中国兵が本国(中国)へ手紙などを送るために使用されていました。
中国軍人切手は陸軍・空軍・海軍の3種が存在していて、軍の種類によって図案の色が異なっているのも特徴のひとつです。
中国の軍隊が本国へ手紙などを送る際に使われていた切手のため、日本で存在している枚数は極めて少ないでしょう。
例えば未使用の中国軍人切手ともなれば十万円ほどの買取額になることもあり、今回紹介している軍事切手の中では最も価値が高いプレミア切手です。
英連邦占領軍切手
「英連邦占領軍切手」は、1937年に発行された英連邦占領軍が自国に手紙などを送る際に使った軍事切手です。
英連邦占領軍はイギリス軍・オーストラリア軍・ニュージーランド軍・イギリス領インド軍で構成されていて、軍の一部は第二次世界大戦後の日本に1946年〜1952年の間駐留をしていました。
英連邦占領軍が日本に駐留している時期は、広島で英連邦占領軍切手が発行されました。
日本で発行された切手の図案には、英連邦占領軍のイニシャルである「B.C.O.F」と「JAPAN」と印字されています。
日本で発行されていたこともあって、価値としては中国軍人切手よりは見劣りしますが、全7種類をセットで売りに出せば相当な額が見込まれるでしょう。
トルコ軍事切手
「トルコ軍事切手」は1898年に発行された世界最古の軍事切手です。
当時のトルコ共和国は「オスマン帝国」という名前で、地中海周辺からアラブ諸地域を支配下においていた大国です。
トルコ軍事切手も他の軍事切手で同様に、戦時中に軍隊が自国へ向けて郵便を送る際に使われていました。
トルコ軍事切手は、今の切手とは大きく異なる八角形をしているのが特徴です。
歴史的に古い切手ですが、現存する枚数が多いためか買取価格は数千円程度です。
他の軍事切手と比べると、価値が高い切手として扱われることは少ないとされています。
その他の軍事切手について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
参考記事:軍事買取について
切手の売却方法別のメリットとデメリット
青島軍事切手などの軍事切手は特殊な切手のため、普通切手よりも数に限りがあり非常に希少な切手です。
切手の売却方法も多岐にあるため、「どの売り方が最も損をしないのか」あるいは「手間をかけずに現金に変えることができるのか」具体的な売却方法で悩んでいることかと思います。
ここからは現代で代表される売却方法の以下4つのメリットとデメリットを紹介します。
- 切手買取のバイセル
- 金券ショップ
- ネットオークション
- フリーマーケットサイト(アプリ)
切手買取のバイセル
切手買取のバイセルを利用するメリットは、今回紹介した軍事切手などの古い切手・希少な切手でもその価値を見落とさずに価格をお付けできることです。
バイセルの査定士は、日々の業務で切手の査定を行っているため、切手に対して十分な知識と査定技術を持っています。
例えば、大正白紙軍事切手や旧大正毛紙軍事切手などの見分けることが困難とされる切手でも、違いを識別して買取価格を提示致します。
また、「出張買取」「宅配買取」「持ち込み買取」といった複数の買取サービスを行っています。
「出張買取」とは、査定士が自宅まで出向いてその場で切手の査定から買取までを行ってくれる買取サービスです。
「切手をたくさん持っていて持ち運ぶのが面倒」「切手の買取をしてくれるお店が遠い」といった悩みを持った人におすすめのサービスです。
「宅配買取」は、段ボールなどに買い取ってほしい切手を詰めて買取業者に送るだけで査定と買取を行なう買取サービスです。
「日中ほとんど自宅にいない」など、忙しくて切手を売ることが出来ないと悩んでいる人におすすめのサービスです。
「持ち込み買取」とは、買取業者の会社や店舗に直接切手を持ち込んで、その場で査定から買取を行なうサービスです。
買取業者の会社の雰囲気を直接知ることができるので、「どのような会社なのか」「どんな人が働いているのか」と気になっている人に、一度試してもらいたい買取サービスです。
このように、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に買取方法を選べることも、バイセルのメリットです。
買取業者の中には無料で査定を行ってくれる買取業者も多く存在するので、「なるべく損をしないで切手を現金化したい」と考えている人は無料査定をしてくれる買取業者を選ぶことを心がけましょう。
より詳しい情報を知りたい方はこちら
切手買取をもっと見る
金券ショップ
金券ショップでは現行の切手を額面よりも安い価格で購入することができるため、中には利用したことのある人もいるのではないでしょうか?
金券ショップで切手を売却するメリットは、売却に出す切手の枚数が多いほど額面を基準にした買取率が上がり、それに比例して買取価格が上がることです。
そのため、処分に困っている大量の現行切手をなるべく損をしないで現金に換えたいと考えている際は、金券ショップで売却するといいでしょう。
しかし、今回紹介した青島軍事切手のような切手1枚1枚に額面以上の価値がある軍事切手の売却では、金券ショップは向いていません。
金券ショップが扱っている切手は、今でも郵便切手として利用することができる切手が大半で、金券ショップのスタッフのほとんどが軍事切手などの昔の切手に対する知識を持っていません。
金券ショップの買取システムを考えると、額面以上の価値が見込める青島軍事切手などの希少な切手の買取には向いていないと言えるでしょう。
ネットオークション
ネットオークションとは、インターネット上で個人が所有している様々なモノを競売形式で出品、あるいは落札できるサービスです。
青島軍事切手をはじめとした軍事切手の大半は非常に希少性がある切手です。
そのため、不特定多数の人が閲覧するネットオークションなら、高額であなたの切手を落札してくれる人が現れる可能性があります。
しかし、ネットオークションの種類によっては「商品先送りシステム」があり、このシステムを利用した落札者側による「未払い詐欺」に遭うリスクがあります。
商品先送りシステムとは、落札者が出品者の口座にお金を振り込む前に落札品を送ってもらえるシステムのことです。
未払い詐欺はこのシステムを悪用して、お金を出品者に支払わずに落札品だけを手にする悪質な手口です。
「安全で確実に切手を現金に換えたい」と思っている人は、ネットオークションの利用は避けた方が無難でしょう。
フリーマーケットサイト(アプリ)
フリーマーケットサイト(アプリ)は、スマートフォンひとつで自分の所有品を販売できるサービスです。
手軽に切手を販売できるうえに、高額設定をした切手でも購入してくれる人が現れる可能性があります。
しかしフリーマーケットサイト(アプリ)で品物を販売するには、品物の写真を撮ったり、説明を記載したりする必要があるため、不慣れな人にとっては手間に感じることでしょう。
また、持っている切手の価値を把握していないと、適切な価格を設定できないかもしれません。
設定額が安すぎるとあなたが損をしてしまいますし、逆に高額だといつまで待っても購入者が現れないかもしれません。
フリーマーケットサイト(アプリ)の利用に慣れていなかったり、切手の価値を正確に判断するのが難しい場合はおすすめできない切手の売却方法です。
切手買取で気を付けるべきこと
軍事切手の中でも希少な青島軍事切手でも売却で気を付けるべきことがあります。
ここからは切手を売りに出す際に気を付けてほしい、以下の2つを紹介します。
- 消印付きは買取不可の可能性が高い
- 状態の良い切手の方が高く売れる
消印付きは買取不可の可能性が高い
切手専門の買取業者によっては、消印が付いている切手の買取を行っていない可能性があります。
例えば、買取業者に買取依頼をした後に、持っている切手が消印付きだという理由で買取不可になってしまうのは非常に悲しいことです。
実際に買取依頼をする際は、電話やメールで「買取に出す切手の種類」と「消印の有無」を受付の人に伝えておきましょう。
もしも消印付きの切手が買取出来ない場合は、その旨を伝えてくれるはずです。
*バイセルでは消印付きの切手の買取は原則行っておりません。
状態の良い切手の方が高く売れる
切手コレクターは状態の良い切手を好みます。
そのため、切手買取のバイセル・ネットオークション・フリーマーケットサイト(アプリ)でも、状態の良い切手の方が高い値段で売れる傾向にあります。
状態の良い切手とは「表面に傷や汚れがない」「裏糊が剥がれていない」など、発行当時に近い状態の切手のことです。
かといって、もしも持っている切手に気になる傷や汚れがあっても、自力で補修はしないようにしましょう。
無理に補修してしまったことで切手の状態が悪化してしまう可能性がありますし、うまく補修できたとしても査定士は簡単に見抜いてしまうからです。
青島軍事切手の買取価格に関するまとめ
青島軍事切手は日本軍宛に送るはずの切手が予定よりも到着が遅れ、急遽中国の青島郵便局から臨時で発行された切手です。
保存状態によって買取価格が変動するので、保存には注意が必要です。
買い取ってもらう場所によって、買取価格が違うので、しっかりと比較したうえで売りに出すのがおすすめです。