オールドノリタケの裏印一覧|年代の見分け方や偽物の特徴、骨董価値について解説

オールドノリタケの裏印一覧|年代の見分け方や偽物の特徴、骨董価値について解説

「オールドノリタケの裏印一覧を知りたい」

「オールドノリタケの年代の見分け方は?」

このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。

オールドノリタケは日本を代表する陶磁器ブランド「ノリタケ」が、明治時代~大正時代に海外輸出を行った陶器製品を指します。

製造された年代によってデザインやカラーが異なるため、裏印は見分ける際の重要なポイントです。

そこで本記事では、オールドノリタケの代表的な裏印を21種類紹介します。

また年代や本物、偽物の見分け方も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

本記事の一覧をチェックすれば、お手持ちのオールドノリタケと素早く照会ができるため、スムーズに調べられます。

お問い合わせ・無料相談はこちら

電話から相談する

0120-612-773

通話料無料・24時間365日受付中

メールから相談する

お申し込みフォームへ

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

オールドノリタケとは

 オールドノリタケとは

オールドノリタケとは、名古屋市にある日本を代表する陶磁器ブランド「ノリタケ」が、明治時代~大正時代に海外輸出をしていた陶器製品のことです。

ノリタケの歴史は1876年の江戸時代まで遡ります。

江戸の馬具商であった六代森村市左衛門が福沢諭吉からアドバイスを受け、輸出貿易を主とした「森村組」を設立。

 

掛け軸や屏風(びょうぶ)などさまざまな商品を輸出するなかで、アメリカでは陶磁器が人気だとわかり、自分たちで製造・販売を行うようになったのが始まりです。

オールドノリタケは上品なデザインが人気で、現代でも世界中のコレクターを魅了し続けています。

また長い歴史の中で誕生したさまざまな裏印(バックスタンプ)が使用されている点も、大きな特徴です。

ノリタケについての詳細は、以下の記事をぜひご覧ください。

ノリタケとは?食器ブランドとしての魅力や歴史について解説

オールドノリタケの裏印一覧

 オールドノリタケの裏印一覧

オールドノリタケの裏印は、約30種類も存在します。

ここでは代表的な裏印を一覧で紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

名称 年代 特徴(色、印の由来など)
メイプルリーフ印 1891年〜1915年頃 グリーン/ブルー
マルキ印 1900〜1910年頃 グリーン/ブルー
ノリタケ マルキ印 1908年〜1930年頃 グリーン/ブルー
困難を乗り越え、物事が円満に収まるように漢字の「困」の部首である「くにがまえ」を◯にしている
RC印 1910年〜 グリーン/ブルー/グリーン/ピンク
RCは「Royal Crockery(高級磁器)」という意味
M-NIPPON印 1910年〜1921年頃 グリーン/ブルー/ピンク/ゴールド
ノリタケ ニッポン印 1911年〜1921年頃 ブルー/グリーン/レッド
ライジングサン印 1912年〜1921年頃 ブルー
ヤジロベー印 1912年〜1940年頃 グリーン/マロン/ピンク/藍色
ノリタケホウオウ印 1916年〜1941年頃 藍色
月桂樹 RC印 1920年〜1950年頃 グリーン/マロン/レッド/ブルー
サクラ印 1924年〜1941年頃 レッド/グリーン/マロン/ブルー
チカラマチ印 1928年頃 グリーン/マロン
主税町(ちからまち)の絵付工場の製品
ノリタケ チャイナ印 1931年〜1941年頃 グリーン/イエロー/ピンク
日陶印 1932年〜1943年頃 朱色/藍色
月桂樹 M印 1933年〜1953年 多色/ゴールド
星 RC印 1934年〜1950年頃 グリーン
月桂樹 日陶印 1935年〜1943年頃 レッド/グリーン/マロン/藍色
陶日印 1938年〜1943年頃 朱色/藍色
ボーンチャイナ RC印 1935年〜1945年 レッド
ボーンチャイナ マルキ印 1940年〜1945年頃 マロン/ピンク/ブラック/ゴールド
ボーンチャイナ トナカイ印 1940年〜1952年 レッド/ブラウン

オールドノリタケの年代の見分け方

オールドノリタケの年代を見分ける主なポイントは、裏印の種類です。

「オールドノリタケの裏印一覧」で紹介しているとおり、裏印は約30種類あり、年代によってデザインや色が異なります。

表を参考にしていただき、お手持ちのオールドノリタケと照らし合わせてみてください。

また質感と重さも年代によって違いがあります。

オールドノリタケには、アールヌーボー調で「Nippon」と書かれた「ニッポンもの」と、アールデコ調で「Noritake」と記された「ノリタケもの」の2つが存在します。

ぜひ、文字にも注目して見分けてみてください。

オールドノリタケの本物と偽物を見分けるポイント

オールドノリタケは人気の高い陶磁器のため、残念ながら偽物も多く出回っています。

本物と偽物を見分けるポイントは、やはり「裏印」です。

本物と偽物では、裏印のデザインやサイズに違いが見られます。

例えば「M-NIPPON」や「メープルリーフ」の偽物は、裏印のサイズが一回り大きい・小さい可能性が高いです。

裏印全体のバランスが崩れている場合もあります。

また本物と偽物は、ゴールドの色合いに違いが表れやすいです。

本物は発色が良く艶があり、色合いも均一です。

一方偽物はゴールドがくすんでギラギラしていたり、色や光沢にムラがあったりします。

しかし、オールドノリタケの裏印は30種類と非常に多いため、素人が本物か偽物かを判断するのは難しいです。

本物か偽物かを確実に見分けるには、プロに査定してもらうのがおすすめです。

バイセルでは食器の査定に詳しい査定士が、オールドノリタケの価値をきちんと見極めます。

お手持ちのオールドノリタケを査定したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

オールドノリタケの骨董価値

 

オールドノリタケは上品なデザインが魅力で、現代でも多くのコレクターから愛されています。

そのため骨董品としての価値が高く、種類や状態によっては高価買取が期待できます。

バイセルでは、ノリタケのティーカップや洋食器などの買取実績が豊富です。

買取価格は年代や状態によって異なるため、ぜひ一度査定にお持ち込みください。

まとめ

オールドノリタケは明治時代〜大正時代に海外輸出されていた陶磁器で、上品なデザインが人気のブランドです。

約30種類存在する裏印が特徴で、年代ごとにデザインやカラーが異なります。

本記事で解説した裏印一覧を参考に、お手持ちのオールドノリタケの年代をチェックしてみてはいかがでしょうか。

オールドノリタケは骨董品としての価値が高いため「少しでも高く買取ってほしい」「まずは査定して価値を知りたい」と言う方は、ぜひバイセルにお問い合わせください。

出張料・査定料・キャンセル料などの各種手数料は無料なため「試しに査定だけ」というご利用も可能です。

ぜひ下記からお気軽にお問い合わせください。