片岡球子を高価買取してもらうポイントは4つ!作品の特徴や代表作の相場も紹介
片岡球子の作品は、その独特の画風と日本画に新しい命を吹き込んだ功績で高く評価されています。
本記事では、彼女の作品がなぜ高値で取引されるのか、その理由と代表作について詳しく解説します。
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片岡球子とは
片岡球子(かたおか たまこ、1905年1月5日 - 2008年1月16日)とは、昭和から平成時代にかけて活躍した日本の画家です。
北海道札幌市出身で、日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者として知られています。
女子美術専門学校(現・女子美術大学)を卒業後、横浜市大岡尋常高等小学校(現・横浜市立大岡小学校)で教鞭をとりながら画業を続けました。
彼女の作品は、その型破りな構成と大胆な色使いで知られ、日本画の新境地を切り拓きました。
特に「面構(つらがまえ)」や「富士山」シリーズは高い評価を受けています。
生涯独身を通し、103歳で亡くなるまで現役の画家として活動を続けました。
参考:ギャラリー萌|片岡球子
片岡球子の作品の特徴
片岡球子の作品は、独創的な構図と原色を多用した鮮やかな色彩で知られています。
大胆な構図で「ゲテモノ」と呼ばれた時期もありましたが、伝統的な日本画の枠を超えた新しい表現を追求し、特に「面構(つらがまえ)」シリーズや「富士山」シリーズで高い評価を受けました。
「面構」シリーズでは戦国武将や禅僧、浮世絵師などの人物を描いた、歴史上の人物が現代に生きていたらどんな行動をするかという視点で、独自の解釈を加えて表現しています。
球子は、歴史上の人物や風景を大胆かつ斬新な視点で捉え、力強い筆遣いと色彩で描き出したことで、日本画壇に新風を送りました。
彼女の挑戦的な姿勢と作品は、今も多くの人々に影響を与え続けています。
片岡球子作品の高価買取の査定ポイントは4つ
ここからは、片岡球子の作品を高価買取してもらうためのポイントを紹介します。
主なポイントは以下の4つです。
- 富士山が描かれているか
- 保存状態が良いか
- 鑑定書がついているか
- 美術本などに掲載されているか
富士山が描かれているか
先述したように、片岡球子は「富士山」をモチーフにした作品が多いのが特徴です。
富士山を題材にした作品は、特に美術市場で高く評価される傾向にあります。
なかでも、シンプルな富士よりも周囲に花や植物などが描かれている作品のほうが高額で取引される傾向です。
保存状態が良いか
作品の保存状態は買取価格に大きく影響します。
保存状態が良いとそれだけ修復のための工程が少なく済むので、高価買取が期待できます。
具体的に、以下に該当するものは保存状態が良いと判断されるでしょう。
- シミやカビがない
- 紙が焼けていない
- 破れていない
- 絵の具が剥落していない
適切な温度と湿度の管理、紫外線からの保護、定期的なお手入れが重要です。
鑑定書がついているか
鑑定書がある場合、作品が本物であることの証明となり、買取価格が高くなる可能性があります。
また査定の際も改めて真作かどうか鑑定する工数が省けるので、スムーズに取引を進められるでしょう。
美術本などに掲載されているか
作品が美術本や図録に掲載されている場合、その作品の知名度や歴史的価値が認められている証拠となります。
特に以下に該当する作品であれば、高値での取引を期待できるでしょう。
- 美術館で行われた展覧会図録に掲載されている
- デパートで行われた展覧会図録に掲載されている
- 鑑定機関やご遺族が監修した図録に掲載されている
片岡球子の代表作
ここでは、代表作を紹介していきます。
めでたき富士
「めでたき富士」は、彼女の代表作の一つで、特に人気のある図柄です。
この作品では、赤富士や青富士が描かれており、富士山の前面には松竹梅や牡丹などがあしらわれています。
また、版画作品としても多く制作されており、片岡球子の作品の中でも特に価格が高くなる傾向です。
富士
「富士」は、彼女の作品の中でも特に有名なシリーズの一つです。
このシリーズでは、富士山を様々な角度や季節、時間帯で描いており、その力強い筆致と鮮やかな色使いが特徴です。
片岡球子は富士山に対して、「描いても描いても描ききれないのが富士。だから生涯を通じて富士を描き続けたい」という強い思いを持っており、その情熱が作品に反映されています。
花咲く富士
「花咲く富士」は、彼女の作品の中でも特に美しいと評価される作品です。
この作品は、リトグラフとシルクスクリーンの技法に加えて、純金箔やプラチナ泥を使用して制作されています。
西湖の富士
「西湖の富士」は、彼女が多く描いた富士山シリーズの一つで、力強い富士の姿を華やかな画面の中で表現しています。
この作品は、四季の花々を着物のように着せかけ、祝福したいという気持ちを込めて描かれたものです。
片岡球子の買取相場
片岡球子の買取相場について、前提として状態に左右されるため、一概に価格をお伝えすることは難しいです。
参考までにバイセルで過去に買取された片岡球子作品の買取価格から算出した買取相場の一例をご紹介いたします。
ご紹介している買取相場はバイセルで買い取りした片岡球子の平均買取価格(新品同様の商品から状態の悪い商品も含む平均価格帯)を掲載しているため、種類によっては実際の買取価格が大きく異なる場合もございますのでご注意下さい。
片岡球子作品をお持ちであれば、是非一度査定を受けて買取価格を知ってみませんか。
片岡球子の作品名 | 買取相場(買取の平均価格帯) |
---|---|
めでたき富士 | 約20万円 |
富士 | 約40万円 |
花咲く富士 | 約20万円 |
西湖の富士 | 約15万円 |
※掲載中の買取相場はバイセルでの買取平均価格帯となります。(新品同様の商品から状態の悪い商品も含む平均価格帯)
※掲載価格は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の在庫状況や市場の状況によりお買取価格が変動する場合がございます。
※実際の買取品の価格帯お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
まとめ
片岡球子の作品は、その独特の美学と技術で多くの人々を魅了し続けています。
作品の価値を正しく評価してもらい、適正価格で買取してもらうためには、良好な保存状態を維持すること、鑑定書をなくさないようにすることを意識しましょう。
また、特に富士山の描かれている作品や美術本に掲載されている作品は、高値がつきやすいです。
片岡球子をはじめ、自宅に眠っている日本画があるという方は、ぜひバイセルにご相談ください。
無料で査定を実施しているので、買取を検討している方はもちろん、どれくらいの価値があるのか気になるという方のお問い合わせもお待ちしております。
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