エミール・ガレの買取相場は?美術作品を高額買取してもらうコツを解説!

エミール・ガレの買取相場は?美術作品を高額買取してもらうコツを解説!

エミール・ガレが制作したガラス工芸品は中古市場で高い人気があることをご存知でしょうか。

中古市場で注目される工芸品は、かなり古いものでも高値で買い取ってもらうことが可能です。

エミール・ガレ作品を譲り受けたけど飾らずに保管しているという方は、骨董品買取店の査定に出すと良いでしょう。

本記事ではエミール・ガレのガラス芸術の概要、作品の種類、買取相場、高額売れるコツ、作品のおすすめ買取方法を紹介します。

お問い合わせ・無料相談はこちら

電話から相談する

0120-612-773

通話料無料・24時間365日受付中

メールから相談する

お申し込みフォームへ

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

エミール・ガレのガラス芸術

エミール・ガレは、フランスのガラス工芸作家です。

エミール・ガレはもともと、父のシャルルが営むガラス器・陶磁器・家具の販売製造業で働いていました。

1877年に父の工場の管理責任者となった頃から、アートディレクターと職人を兼ねる形でガラス工芸品の制作を本格化させることになります。

エミール・ガレの作品は、1900年に開催されたパリ万博への出品をきっかけに世界的に注目されることになりました。

当時のエミール・ガレは、家具・陶磁器・ガラス工芸品と幅広いジャンルの作品を出品し、「ソロモン王の壺」という作品でグランプリを獲得しています。

エミール・ガレは数々の受賞を経て、「アール・ヌーヴォーの巨匠」と呼ばれるようになりました。

アール・ヌーヴォーとは、19世紀末〜20世紀初頭に流行した、ヨーロッパの芸術様式のことです。

エミール・ガレ作品の特徴

エミール・ガレ作品の大きな特徴は、ジャポニズム(日本趣味)の影響を受けていることです。

1880年代のエミール・ガレは、ジャポニズムに大きな関心を示し、西洋陶器には見られない唐草模様・市松模様・上絵技法などの装飾を自身の作品に施していました。

さらにグラヴュール、アプリカッション、被せガラス、マルケットリーといった技法を用いて表現をしていたことも大きな特徴です。

グラヴュールとは回転する金属の円盤に器を押し当ててガラスの表面を削り、文字などを彫る技法です。

当時は主流ではなかったグラヴュール技法を多用することで、エミール・ガレのオリジナリティを確立しました。

アプリカッションとは表面を熱して柔らかくなったガラスに、別のガラスの塊を貼り付けて立体的な装飾を作る技法です。

被せガラスは色の異なるガラスを重ねて成形し、成形したガラスに別の色を被せて溶着する技法です。

マルケットリーとは加熱したガラスに色ガラスの欠片をはめ込み、再度熱を加えて模様を作る技法です。

アール・ヌーヴォーの特徴の一つである植物をモチーフとした作品が多いことも、エミール・ガレが「アール・ヌーヴォーの巨匠」と呼ばれる理由です。

エミール・ガレ作品のおもな種類

エミール・ガレは家業の影響を受け、陶磁器・家具・ガラス工芸品と幅広い作品を生み出しました。

なかでも特に人気が高いのは、以下2つのジャンルです。

花器

花器は、エミール・ガレの作家人生を語るうえでも欠かせないカテゴリです。

なかでもパリ万博に出品した「鯉魚文花瓶」やその姉妹作品である「鯉文花器」は、彼のジャポニズムに対する関心の高さを象徴するものとなっています。

これらは「北斎漫画」の13編から作られているものです。

その他に、アール・ヌーヴォーを象徴する草花を描いた花器も多くあります。

クロッカスの花を表現した「クロッカス文花器」は、ポーラ美術館に収蔵されています。

ランプ

エミール・ガレはアール・ヌーヴォーらしい自然をモチーフとしたランプ作りにも力を入れていました。

なかでも特に有名なのはサントリー美術館や北澤美術館にも収蔵されている「ひとよ茸ランプ」です。

この作品は、エミール・ガレの作品が「装飾と形態の一体化」から「装飾と構造の一体化」にシフトしたもので、1902年頃に生まれました。

ポーラ美術館にも、エミール・ガレの自宅の庭にあった紫陽花をモチーフとした「紫陽花文ランプ」や、建築装飾の手法を応用した「鳥文ランプ」といった作品が収蔵されています。

エミール・ガレの作品の買取相場は?

エミール・ガレ作品の買取相場は、数万円から数十万円と非常に幅広いです。

買取相場は希少性や作品の状態などによって変わります。

未使用で希少な作品なら高く売れる可能性があるでしょう。

バイセルはエミール・ガレの作品も積極的に買い取ります!

バイセルではエミール・ガレなどの骨董品の買取実績が豊富です。

作品の状態や中古市場での価値などをしっかり考慮して査定を行います。

エミール・ガレ以外の骨董品も大歓迎です。

コレクションしている骨董品の売却をお考えなら出張買取も利用できます。

エミール・ガレなどの骨董品を売却するならバイセルへお問い合わせください。

お問い合わせ・無料相談はこちら

電話から相談する

0120-612-773

通話料無料・24時間365日受付中

メールから相談する

お申し込みフォームへ

エミール・ガレの作品を高額買取してもらうためのコツ

エミール・ガレの花器やランプを高額買取につなげるコツがいくつかありますのでご紹介します。

無理にクリーニングはしない

長期保管でたくさんのホコリや汚れが付着していた場合、査定士の印象を良くするために自分でクリーニングをしたいと感じるかもしれません。

しかし、古くてデリケートなエミール・ガレの作品に洗剤などを使うと、美しい素材が変質することがあります。

それだけでなく、雑巾やほうきでホコリを落としているうちに素材が欠けてしまう場合があります。

こうした失敗を防ぐためにもエミール・ガレの作品はクリーニングをせず、そのまま査定に出すことが大切です。

付属品や保証書もあれば忘れずに査定に出す

エミール・ガレなどの工芸品は購入したときと同じ状態で査定に出しましょう。

付属品や保証書はもちろんのこと外箱などもあればすべて一緒に査定に出してください。

なるべく早く買取に出す

エミール・ガレの作品は全て100年以上前に作られたものです。

劣化したガラス工芸品は白く濁るようになります。

この状態のガラス工芸品はもろくなっているので、ちょっとした衝撃に弱くヒビが入りやすいです。

劣化が目立つほど査定金額が下がる傾向にあります。

将来的に手放す予定があるなら、一日でも早く査定に出しましょう。

一度にまとめて売る

エミール・ガレの作品を複数持っていたり、エミール・ガレの作品以外に不要なアール・ヌーヴォー時代の工芸品などを持っていたりする場合は、まとめ売りをするのがおすすめです。

まとめ売りによって買取店のコストが抑えられると、その費用分が買取額に還元される場合があります。

査定前に品物の来歴を調べておく

エミール・ガレの作品を査定に出す際には、購入場所や年代がわかる資料を探しておきましょう。

自分の手に渡るまでの経路、購入当時の状態などを作品の来歴といい、作品の価値を判断するうえで大事な判断材料になります。

わかることだけでも査定士に伝えるようにしましょう。

エミール・ガレの作品を売る方法

エミール・ガレ作品の買取業者を選ぶときには、以下2つのポイントを大切にする必要があります。

美術品専門の買取業者に査定依頼する

エミール・ガレの作品を高く売るなら美術品の買取実績が多い買取業者に査定をしてもらいましょう。

美術品に詳しい買取業者は、エミール・ガレが活躍したアール・ヌーヴォー様式の作品に詳しく、再販の流通ルートも複数持っています。

お客様から買い取ったエミール・ガレ作品を効率良く売却できる業者なら、他店よりも高値を付けられる可能性が高いでしょう。

出張買取を利用する

エミール・ガレはガラス工芸品は壊れやすいので、買取店まで持ち運ばずに売りたいですよね。

出張買取なら自宅にいたままエミール・ガレの作品を売却できます。

バイセルの出張買取は、査定料と出張料などの手数料が無料です。

お申し込みから最短で即日で査定ができるため、早くエミール・ガレ作品を売却できるでしょう。