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エミール・ガレの買取相場は?美術作品を高額買取してもらうコツを解説!

エミール・ガレの買取相場は?美術作品を高額買取してもらうコツを解説!

エミール・ガレが制作したガラス工芸品には、世界中の人々を魅了する美しさと個性があります。そのようなエミール・ガレの作品には、日本国内の買取市場で特に高い人気があることをご存知でしょうか。

買取市場で注目される工芸品は、かなり古いものでも高値で買い取ってもらうことが可能です。遺産相続などで譲り受けて不要なエミール・ガレ作品があるなら、美術品や西洋アンティーク品の買い取りに強い、専門店の査定に出すとよいでしょう。

今回は、エミール・ガレのガラス芸術の概要とおもな作品の種類、買取相場などを解説します。記事の後半では、エミール・ガレのガラス工芸品を高額買取してもらうためのコツや、作品のおすすめ買取方法を紹介します。

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エミール・ガレのガラス芸術

 エミール・ガレのガラス芸術

まずは、エミール・ガレのガラス芸術がどういうものかを詳しく見てきましょう。

エミール・ガレとは

エミール・ガレは、フランスのガラス工芸作家です。

エミール・ガレはもともと、父のシャルルが営むガラス器・陶磁器・家具の販売製造業で働いていました。そして、1877年に父の工場の管理責任者となった頃から、アートディレクターと職人を兼ねる形で、ガラス工芸品の制作を本格化させることになります。

エミール・ガレの作品は、1900年に開催されたパリ万博への出品をきっかけに、世界的に注目されることになりました。当時のエミール・ガレは、家具・陶磁器・ガラス工芸品と幅広いジャンルの作品を出品し、「ソロモン王の壺」という作品でグランプリを獲得しています。

エミール・ガレは、数々の受賞を経て、「アール・ヌーヴォーの巨匠」と呼ばれるようになりました。アール・ヌーヴォーとは、19世紀末~20世紀頭に流行した、ヨーロッパの芸術様式のことです。

エミール・ガレ作品の特徴

エミール・ガレ作品の大きな特徴は、ジャポニズム(日本趣味)の影響を受けていることです。1880年代のエミール・ガレは、ジャポニズムに大きな関心を示し、西洋陶器には見られない唐草模様・市松模様・上絵技法などの装飾を自身の作品に施していました。

加えて、グラヴュール技法も、エミール・ガレ作品の大きな特徴です。グラヴュール技法とは、ガラス表面の研磨によって細かな文字・文様などを施すものを指します。当時は主流ではなかったこの技法を多用することで、エミール・ガレは自身のオリジナリティを確立していきました。

アール・ヌーヴォーの特徴の一つである植物をモチーフとした作品が多いことも、エミール・ガレが「アール・ヌーヴォーの巨匠」と呼ばれる理由です。

エミール・ガレ作品のおもな種類

 エミール・ガレ作品のおもな種類

エミール・ガレは家業の影響を受け、陶磁器・家具・ガラス工芸品と幅広い作品を生み出しました。なかでも特に人気が高いのは、以下2つのジャンルです。

花器

花器は、エミール・ガレの作家人生を語るうえでも欠かせないカテゴリです。

なかでも、パリ万博に出品した「鯉魚文花瓶」やその姉妹作品である「鯉文花器」は、彼のジャポニズムに対する関心の高さを象徴するものとなっています。これらは「北斎漫画」の13編から作られているものです。

その他に、アール・ヌーヴォーを象徴する草花を描いた花器も多くあります。クロッカスの花を表現した「クロッカス文花器」は、ポーラ美術館に収蔵されています。


ランプ

エミール・ガレはアール・ヌーヴォーらしい、自然をモチーフとしたランプづくりにも力を入れていました。

なかでも特に有名なのは、サントリー美術館や北澤美術館にも収蔵されている「ひとよ茸ランプ」です。この作品は、エミール・ガレの作品が「装飾と形態の一体化」から「装飾と構造の一体化」にシフトしたもので、1902年頃に生まれました。

ポーラ美術館にも、エミール・ガレの自宅に庭にあった紫陽花をモチーフとした「紫陽花文ランプ」や、建築装飾の手法を応用した「鳥文ランプ」といった作品が収蔵されています。

エミール・ガレの作品の買取相場は?

エミール・ガレ作品の買取相場は、数万円から数十万円と非常に幅広くなっています。

以下はエミール・ガレ作品の買取相場です。なお、買取金額は、希少性や作品の状態などの諸条件によって変わってきます。

  1. エミール・ガレ 花器:約2万円~約30万円
  2. エミール・ガレ 花瓶:約2万円~約30万円
  3. エミール・ガレ ランプ:約10万円~約300万円

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。

※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。

エミール・ガレの作品を高額買取してもらうためのコツ

エミール・ガレの花器やランプを高額買取につなげるには、作品の取り扱いや売却準備で、以下の点に注意する必要があります。

無理にクリーニングは行なわない

長期保管でたくさんのホコリや汚れが付着していた場合、査定士の印象を良くするために、自分でクリーニングをしたいと感じるかもしれません。

しかし、古くてデリケートなエミール・ガレの作品に洗剤などを使うと、美しい素材が変質することがあります。それだけでなく、雑巾やほうきでホコリを落としているうちに、素材が欠けるおそれもあるでしょう。

こうした失敗を防ぐためにも、エミール・ガレの作品はクリーニングをせず、そのまま査定に出すことが大切です。

付属品や保証書もあれば忘れずに査定に出す

エミール・ガレなどの工芸品は、購入したときと同じ状態で査定に出しましょう。付属品や保証書はもちろんのこと、外箱などもあればすべて一緒に査定に出してください。

なるべく早く買い取りに出す

エミール・ガレの作品は、すべて100年以上前につくられたものです。

ガラス工芸品の場合、木工品などと比べて経年変化は生じにくい特徴があります。しかし、ガラス自体が強い素材であっても、自宅に保管していれば、地震などの自然災害の影響で作品が壊れることがあるかもしれません。

少しでも劣化や破損が生じれば、査定額は安くなります。将来的に手放す予定があるなら、一日でも早く査定に出しましょう。

一度にまとめて売る

エミール・ガレの作品を複数持っていたり、エミール・ガレの作品以外に不要なアール・ヌーヴォー時代の工芸品などを持っていたりする場合は、まとめ売りをするのがおすすめです。

まとめ売りによって買取店のコストが抑えられると、その費用分が買取額に還元される場合があります。

査定前に品物の来歴を調べておく

エミール・ガレのような人気作家の場合、贋作という偽物も存在します。そのため、買取査定をする場合は、まず「贋作ではなく本物か」の確認が必要です。

どのようにして自分の手に渡り、どのような状態だったのかなどの来歴は、真贋を確認するうえで大事な判断材料になります。わかることだけでも、査定士に伝えるようにしましょう。

エミール・ガレの作品を売る方法

エミール・ガレ作品の買取業者を選ぶときには、以下2つのポイントを大切にする必要があります。

美術品専門の買取業者に査定依頼する

エミール・ガレの作品を高額査定につなげるには、美術品の買取実績が多い専門店に査定依頼をすることが大切です。美術品専門の業者は、エミール・ガレが活躍したアール・ヌーヴォー様式の作品に詳しく、流通ルートも豊富という特徴があります。

お客様から買い取ったエミール・ガレ作品を効率良く売却できる業者なら、他店よりも高値を付けられる可能性が高いでしょう。

出張買取サービスを利用する

エミール・ガレのガラス工芸品は、壊れやすくとてもデリケートです。そのため、持ち主が自分で梱包などをする店頭買取・宅配買取よりも、査定士が自宅に来てくれる出張買取サービスの利用がおすすめです。

バイセルの出張買取は、査定料・送料・出張料などの手数料が無料です。最短で即日買取も行なえるため、早くエミール・ガレ作品を売却できるでしょう。

おわりに

エミール・ガレは「アール・ヌーヴォーの巨匠」とも呼ばれ、アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸作家です。ジャポニズムにも大きな関心を示し、市松模様や唐草模様なども取り入れていることから、日本国内の市場でも高額買取が期待できます。

エミール・ガレの代表的な作品カテゴリは、花器とランプです。これらのガラス工芸品は、とてもデリケートで壊れやすい特徴があります。そのため、エミール・ガレの作品を売却したいときには、出張買取サービスを利用するとよいでしょう。

バイセルの買取サービスを活用すれば、自宅に眠っている不要なエミール・ガレの作品を、次のコレクターに引き継ぎやすくなります。エミール・ガレ作品の売却を検討されている方は、ぜひバイセルにご相談ください。