2000円札(二千円札)に価値はある?高く売れる4つの特徴

2000円札(二千円札)の価値は、基本的には額面通りの2,000円です。
しかし条件次第では、2000円札は破格の買取価格になるチャンスがあります。
本記事では2000円札の概要をはじめ、価値が高くなる2000円札の4つの特徴、価値を活かす方法を解説していきます。
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ミレニアムに発行された紙幣「2000円札」について
沖縄を象徴する守礼門と、源氏物語の絵図が描かれた2000円札は、著名人の肖像が入っていない珍しい紙幣でもあります。
まずは、そんな2000円札の概要や現在の流通事情を解説していきます。
「西暦2000年」と「沖縄サミット」が発案のきっかけ
本州では滅多に見かけない2000円札ですが、現在でも1000円札や5000円札と同じように通常使用できる日本銀行券の紙幣です。
発行に至ったきっかけは「西暦2000年」、そしてその年に開催された「沖縄サミット」です。
沖縄サミットとは第26回主要国首脳会談の通称で、日本初の地方開催、そして20世紀最後の首脳会談ということで注目されました。
そのため2000円札の図案には、沖縄を代表する観光名所の「守礼門」が表面に描かれています。
また裏面には、紫式部の絵と「源氏物語絵巻」に出てくる「鈴虫」というワンシーンの絵に詞書(ことばがき)が添えられています。
源氏物語は日本が世界に誇る文学作品であるため、図案に採用されました。
また紫式部が生きた平安時代中期は、今から千年ほど前であったため、「ミレニアム」という共通点も採用の理由にあったのかも知れません。
沖縄では今も数多く流通している
発行当時はもてはやされた2000円札ですが、数年後にはすっかり姿を消し、話題にも上がらなくなってしまいました。
ただ沖縄では今でも流通しており、最近では沖縄県観光振興課が主導で、流通促進のための活動を積極的に行っています。
例えば、2000円札が利用できるATMを設置したり、支払いで利用することで特典が受けられたりと、様々な試みが検討されています。
そのため、沖縄に足を運べば2000円札は容易に手にすることができ、決して珍しい紙幣とは言い切れません。
また製造自体は2003年で終了していますが、発行は続いているため、本州でも銀行の窓口で両替してくれます。
ちなみに日本では、紙幣の製造を国立印刷局が行い、日本銀行が製造した紙幣を「日本銀行券」として発行することで、初めて「お金」としての価値が生まれます。
発行枚数はほかの普通紙幣よりも圧倒的に少ないですが、欲しいと思えば簡単に手にできるのが、現在の2000円札の立ち位置です。
2000円札に額面以上の価値があるのか

紙幣の価値は「希少性」の度合いによって大きく変わってきます。
上のトピックでもご紹介しましたが、あまり見かけない2000円札であっても、沖縄では流通しており、本州でも銀行で入手が可能になっています。
そのため、2000円札の買取相場は「額面と同額」が一般的な数字です。
ただ、中には額面の倍を優に超える高額買取を期待できる種類も、僅かながら紛れています。
以下では、高額買取が狙える2000円札の特徴について詳しくご紹介していきます。
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高額買取が狙える2000円札の4つの特徴

希少性が見込めない2000円札の中にも、稀に価値の高くなる特徴を持ったものもあります。
高額買取になる2000円札の4つの特徴は以下のとおりです。
- JL券(左上がJ〇〇〇〇〇〇Zで右下がL〇〇〇〇〇〇Zなど)
- エラー印刷(ズレなど)
- 番号がゾロ目・トップ番号・サンドイッチ番号(111111・000001・133331など)
- 記番号の最初と最後が「A」
それぞれ詳しく解説しますので、参考に所有している2000円札に該当しているかどうかをチェックしてみましょう。
JL券
2000円札の中でも「JL券」と呼ばれる、印刷ミスによって生まれた種類は価値が高いとされています。
「JL券」とは、左上の記番号は「J〇〇〇〇〇〇Z」で、右下の記番号が「L〇〇〇〇〇〇Z」などになっている2000円札を指します。
通常お札の記番号は上と下で一致していなくてはならず、これは製造時の印刷ミスで作られたものになります。
折れや破れのない、良好な状態であれば10万円を超える場合もあるほどの希少性をもつ2000円札です。
エラー印刷
多数の偽造防止技術が採用されている2000円札ですが、もし印刷ズレなどが見られる「エラー印刷紙幣」であれば、高い希少価値が見込めます。
エラー印刷は2000円札だけではなく、ほかの紙幣でも見られる特徴で、破格の買取価格になることも少なくありません。
以下の記事ではエラー印刷の詳細について触れていますので、併せて参考にしてください。
番号がゾロ目・トップ番号・サンドイッチ番号
記番号がレアな2000円札も希少価値が見込めます。
「111111」や「222222」など「ゾロ目」で揃っているものは、額面の数十倍を超える買取価格が期待できる1枚です。
日本で発行されている紙幣の記番号は、「A000001A」から「ZZ900000Z」まで使うと、インクの色を変えて再びA000001Aから順次発行されます。
すべての数字が揃った2000円札はごく稀で、また見栄えも良いため、コレクターの間でも特に人気があります。
また、「000001」といったトップ番号、「155551」などのように最初と最後の数字が同じで間の数字がぞろ目のサンドイッチ番号も価値が高いと言われています。
以下の記事では、紙幣のゾロ目について詳しく解説していますので、ご興味のある方はぜひご一読ください。
記番号の最初と最後が「A」
2000円札は2000年7月に発行開始されましたが、初期に製造された紙幣も価値が高くなる傾向にあります。
初期に造られたことを意味する「A」が最初と最後に記載された記番号の紙幣は「AA券」と呼ばれ、高額買取が期待できます。
エラー印刷やゾロ目と比べれば現存する枚数も多いため、ひょっとしたら所有している2000円札がAA券かもしれません。
状態が良ければ4000円ほどに達することもありますので、条件に該当しているようでしたら、ぜひ査定をお受けください。
こちらに該当する二千円札をお持ちの方は、高い価値が見込めますので、ぜひ古銭買取実績豊富なバイセルに査定をお任せください。
バイセルには紙幣の価値に詳しい査定士がおりますので、お持ちの二千円札の価値をしっかりと見極めて、買取価格に反映いたします。
「持っている二千円札は価値が見込めるものかわからない」といった場合でも、お気軽にご相談ください。

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2000円札の価値を活かす方法
上述した「高額買取が狙える2000円札の4つの特徴」に当てはまる2000円札の場合、買取市場で価値をもつ可能性があります。
そのような2000円札の価値を買取時に活かすには、保存状態をきれいに保つことが大切です。
お持ちの2000円札は、査定に出すまで大切に保管しておきましょう。
具体的な保管方法としては、変色・カビの発生を防ぐために直射日光が当たらない、かつ湿度の高くない場所に置くのが得策です。
今現在きれいな状態であるならば、今以上に状態が悪化しないようになるべく早めに査定にお出しください。